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幻想的な蝶の一つ
ウスイロコノマチョウ Melanitis leda
ジャノメチョウ科
奄美大島,沖縄島,久米島,宮古島,石垣島,竹富島,小浜島,西表島,
波照間島,仲神島,与那国島,北大東島,南大東島、北海道,本州,
四国,九州,東洋区に広く分布する。
ウスイロコノマチョウは幻想的な蝶の一つだ。
翅の裏が枯葉模様をしているので、よくコノハチョウに間違えられる。
特に気温の低くなるこの時期から、きれいな模様になり一層目立つように
なる。羽化して数日経つと翅が破れてくるので、標本を作るのには新鮮な
のが理想だ。何度捕虫網に入れても翅が破れていることが多いので、根気
も必要だ。さらに翅の模様は1個体づつ違うので、気に入ったものになかな
か巡り会えないことが多い。
成虫はやや日陰を好み、果実が熟したり、樹液が発酵したらやってくる。
1箇所に複数集まることもある。日中より、朝早くか夕方に飛び回っている。
これからが翅のきれいなシーズン、どんな幻想的な場面をみせてくれるの
か楽しみだ。
比嘉正一

sebg | 2005年10月31日 08:33
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「かわいいよ」とうったえる花
ケブカルイラソウ Ruellia squarrosa
キツネノマゴ科 熱帯米原産
最初にこの花を見たときは、とてもきれいだと思った。慣れは怖いもの
で、今見てもさほど気にもとめなくなった。
気にもとめなくなった理由は、性質の強さにある。とにかく強い、一度
植えた場所には根強く残り、伸びた茎から根を出し、勢力を伸ばしていく。
さらに種子もよくできるので、あちらこちらからと生えてくる。今では
路傍や公園、学校周辺に野生化もしている。
こうした性質の強さから吊り鉢に向いていて、きれいな仕上がりになる。
また、早く緑にしたい裸地に植えるときも有効で、手入れもいらない。
久しぶりに、カメラのファインダーから覗いた花は「かわいいよ」
とうったえていたので撮影した。
比嘉正一


sebg | 2005年10月30日 10:28
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純ウチナー出身
モクビャクコウ Crossostephium chinense
方言名 イシギク
キク科 台湾、中国、沖縄各島々の海岸岩場に生育
パルミエールギャラリーの前にクロトンの植え込みがあり、脇に本種
が植えられていて、小さいながらもひときわ目立っている。
沖縄は薬草の宝庫と言う人がいる。イシギクも薬草の一つで風邪、打撲
等に使われてきた。庭や公園などにも観賞用として植えられていて、全体
が灰白色のビロード状の毛に覆われているので木白香の名がつけられた。
園は様々な国から導入された観賞用植物に覆われているが、純ウチナー
出身の植物が第一線で活用されているのを見ると、つい嬉しくなる。
植えられている場初は、長時間に渡り太陽が容赦なく照りつけるところ
で、アスファルトの反射熱もすごい。こうした条件の厳しい、イシギクの
良さを最大限に生かした植え込みに、植えた職員のひらめきに感謝するこ
としきりである。
比嘉正一


sebg | 2005年10月27日 08:59
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ソライロアサガオ
ソライロアサガオ Ipomoea tricolor
英名 Morning Glory, Blue Morning Glory
ヒルガオ科 熱帯アメリカ原産
駐車場から園内に入るメンテナンス専用の通路口に植えられていた空色
の花は、たくさんの人々の目を楽しませてくれている。朝から夕方まで花
は開いていて、それに花数も多い。
ソライロアサガオ は入口付近が殺風景なので、蔓で花の咲く植物を探し
て職員が植えてくれた。苗が植えられてから水、肥料は丁寧に施され、順
調に生育し、最初の花が咲いたときには、ほんとうに空色の花で感激した。
冬が間近を告げる強い北西の風が吹き始めた。いつまで咲き続けるのだろう
と思うが、しばらくは咲き続けることを期待している。
比嘉正一

sebg | 2005年10月26日 08:58
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熱帯の花、名古屋の冬を越す
ベンガルヤハズカズラThunbergia grandiflora
英名 clock vine,Blue trunpet vine,bengal clock vine、sky vine
キツネノマゴ科 インド、インドシナ原産
熱帯の植物は寒さに弱いと思っていた。霜や雪などが降り、零下になる
枯れてしまうというのが常識だからだ。
ところが、園のことを常々気遣ってくれている名古屋の花の先生はチャ
レンジ精神旺盛でこの植物を露地植えした。もちろん雪が降り零下になる
ので冬越しには万全の防寒対策をしたそうだ。地上の植物体は枯れる。
しかし、根塊は生き残り初夏の陽気とともに蔓は伸び、夏にはりっぱな空
色の花を毎年咲かせるのだ。
沖縄では日除けの棚、ブロックの塀、建物の壁、フェンスに這わして緑
だけでなく花を観賞するつる性の植物。さわやかな空色の花房は、藤のよ
うに長く垂れ下がり、次々と開花する。沖縄では1年中開花し、特に春と秋
に満開となり、それは見事。
名古屋の先生のチャレンジ精神を見習い、常識にとらわれず、自分の目
で見たことを、植物を語るときに生かしていきたいとこの花を見て思った。
比嘉正一


sebg | 2005年10月25日 08:31
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クモの巣
ナガマルコガネグモArgiope aemula
方言名 英語クーバー
コガネグモ科 南西諸島に分布
園内にはクモの仲間は多い。特に目立つのがオオジョロウグモと本種。
クモの巣にアルファベットのような文字があるので方言の名前がついた。
このくも巣を見ていると懐かしい思い出が浮かんできた。竹の先を割
って、割ったさきに20?30センチのつっかい棒をし、三角形の形を作り、
クモの巣を絡め取っていく。クモの巣は身近なもので十分。しっかり絡
めとったら、セミ採り、トンボ採りに使い、大胆になるとキノボリトカ
ゲも採ってしまった。子供はこの遊びを一人でやるのはつまらないので
複数でやった。もちろん競争するのが目的で、お互いに採った獲物は自
慢しあうのである。
こうした遊びは年長の子が小さい子に教えていた。自分の息子を見て
いると、年令幅のある遊びはほとんどない。知識や情報はものすごく豊
かになったが、自然にどっぷりと使う時間がない。子供が大人になる頃
自然感はどうなるのだろうと不安になった。
10月25日から沖縄市郷土博物館で「クモ展」が沖縄で初めて開催され
る。興味のある方はぜひ見に行ってください。
比嘉正一

sebg | 2005年10月24日 14:18
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スノーフレーク
スノーフレーク Hibiscus rosa-cinensis cv.Snowflake
遠くから見ると白い花のように見える植物がある。緑の多い中で白が
幻想的にさえ見える。
スノーフレークはハイビスカスの品種の一つで、原色の鮮やかな花が
多い中で葉の美しさが魅力だ。1年中白なのだが、最も美しくなるのが
秋と春先で、赤い花が咲かない限りハイビスカスと気づくことはない。
オオシマゼミの鳴き声が最盛期を迎え、沖縄の夏もいよいよ終わりに
近づいた。気温がさがり始めると、熱帯の花々ではなくクロトン、セン
ネンボクなどの葉に色がついた観賞用植物達の出番だ。原色の花々に負
けない色を出してくれる。
こうした葉に"芸"を持つ植物の多いのも園の魅力の一つでもある。涼
しくなった園は散策に最適、葉芸を見に来てはいかがですか。
比嘉正一

sebg | 2005年10月23日 09:06
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スイレンの繁殖
スイレン Nymphaea cv.
英名 Water Lily,Pond Lily
スイレン科 熱帯・亜熱帯原産
ポリネシアンレイクの水面を覆っていたネッタイスイレンの花や葉が少
なくなって久しい。かつての華やかな面影はない。
原因は泥の堆積と水質の悪化、睡蓮の塊茎、新芽、茎を加害すると考え
られている様々な生物の繁殖が上げられる。原因を取り除くのには大きな
資金が必要だと思われる。
スイレンの消えた池には何度か苗が植えられ、復活が試みられた。現在
生えていて育ちの良い品種もある。これらの品種に近く、しかも丈夫で
様々な生物の攻撃にも耐える株が必要なのだろう。
職員の一人は、ささやかではあるが苗づくりを行っている。小さな苗
だったので、失敗。次には大きな苗を植える準備を進めている。来年に
はポリネシアンレイクに新しいネッタイスイレンの花が咲くことだろう。
比嘉正一



sebg | 2005年10月21日 08:48
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サシグサの思いで
シロノセンダングサ Bidens pilosak var. radiata
別 名 アワユキセンダングサ
方言名 サシグサ
キク科 戦後帰化、北米原産
奄美大島、徳 徳之島、沖縄本島、 宮古島、 石垣島に分布する。
「サシグサの新芽はほんとうに食べられるの」、という質問が職員
からあった。食べられるよ、と返答すると。食べ方を聞くので、天ぷら
、ジューシーと野菜の代わりに使っていると説明したが、たくさん食べ
た経験があるわけではない。
センダングサの仲間は分類が複雑で分かりにくい。コセンダングサ、
アメリカセンダングサ、ハイアワユキセンダングサ、タチアワユキセン
ダングサ等と、一括して呼ぶ方言のサシグサが一番良いかもしれない。
センダングサの仲間の分類は、私の所属していた生物倶楽部の先輩達
が染色体を使って調べていた。顕微鏡の操作、様々の薬品類。すべてが
目新しく輝いて見えた。テッポウユリの花粉母細胞、ユスリカの細胞等
の染色体観察の下積みをつんで、センダングサに入るわけだが、出来の
悪い後輩は虫採りに夢中になり、やめてしまった。
畑や路傍の雑草として最強のサシグサだが、花を訪れる蝶を見ている
と昔を思い出してしまった。
比嘉正一


sebg | 2005年10月20日 09:23
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ナイクチョー
ギンネム Leucaena leucocephala
方言名 ナイクチョー
別 名 ギンゴウカン
英 名 White Popinac
マメ科 南米原産
園の近くにナイクチョーの鞘がたくさん付いていた。そろそろ涼しい
北風の吹く、沖縄の冬が近いのかなと思った。林の上を見上げると、ピ
ューイ、ピューイと鳴くサシバが数匹飛んでいた。
ギンネムは肥料になる植物として導入されたらしい。そのため、葉・茎
を刈り取っては他の植物の葉・枝と供に畑にすき込んだ。で一番使ってい
たのは山羊の餌で、2番目はゴーヤーの蔓、その他蔓野菜の支柱に使ってい
た。こんな話しを昼休み時間に職員に言うと、おまえ「戦前の人か」と冗
談まじりによく言われる。また、山羊にギンネムの葉を食べさせると毛が
ぬけるだろうとも言われた。毛が抜けていたかは覚えていない。
とても性質の強い植物で、ひとたびギンネム林ができあがると他の植物
の侵入は難しいらしい。他の植物の種子が発芽しにくい物質があるとのこ
とだ。
マテイボー(子供の遊びで40センチぐらいの棒で10センチほどの円錐形
に削った子棒を飛ばして遊ぶ、ああ表現が難しい)の材料として最適だった。
だいたい外での遊びで、北風の吹く今頃がシーズンだった。
こうした遊びを息子に伝授しようと試みたが、他の遊びが面白いらしく
相手にされなかった。
比嘉正一


sebg | 2005年10月19日 09:02
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ベトナムからきたチョウ
バナナセセリ Erionota torus
セセリチョウ科
与論島,沖縄島,古宇利島,浜比嘉で見つかっているが最近久米島、与
那国島でも記録された。国外では中国南部,マレ-半島,インドシナ,イン
ド北部などに分布する。
沖縄本島で最初に見つかったのは北谷の謝刈(ジャーガル)だったことか
ら、ジャーガルバナナセセリと名前が付けられた。1970年代のことで、
まだアメリカがベトナムで戦争をしていた。成虫は夜明け前、日没後の
暗いときに活発に飛び回ることから、ベトナムに空爆に行った飛行機に
よって運ばれてきたと騒がれた。事実、ベトナムは分布地で米軍の基地
のあるグアムやハワイで見つかっていたのだ。
1980年代に入って、侵入した蝶がどのような分布拡大をするのか恩師
の先生と調べてみた。幼虫はバナナの葉をクルッと巻いているのですぐ
確認できる。沖縄本島の地図を片手に車、バス、徒歩でくまなく探し回
った。数年後には本島全域で分布の確認ができた。
バナナの葉が、クルッと巻かれているのを見るたびに当時を思い出して
しまう。
比嘉正一


sebg | 2005年10月18日 08:32
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フウリンブッソウゲ
フウリンブッソウゲ Hibiscus schizopetalus
方言名 アカバナー
英 名 Japanesee lantern,Coral hiviscus
アオイ科 インド洋のザンシバル島原産
フウリンブッソウゲは少しだけ注目を集めている。沖縄各地の垣根から
消えたことでの希少価値と、ハイビスカスを交配して新しい品種を生み出
すための親としての利用からだ。
英名のコーラル・ハイビスカスは花色が珊瑚に似ていることからつけら
れた。和名の風鈴の名は、花びらの深い切れ込みと、長い芯柱を持つ花が
長い柄で垂れ下がる様が似ているからだ。他のハイビスカスの原種にはな
い独特の花の形と色が魅力だ。
沖縄では、ブッソウゲと共に生垣の代表的な植物として利用されてきた
が、ロック塀の普及にともない急速に減ってきた。今では観賞用として趣
味家の庭先や公園などに使われている。
ブッソウゲ、フウリンブッソウゲは沖縄の風景を醸す大事な花だと思う
ので、ぜひ庭先に植えてください。
比嘉正一

sebg | 2005年10月17日 08:18
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スーティーチャー
ソテツ Cycas revoluta
方言名 スーティーチャー
英名 Japanise Sago Palm,Japanese fernp
ソテツ科 沖縄、日本、東南アジアに分布する
今日の新聞にソテツの味噌の記事が出ていた。ソテツの実を混ぜた
味噌が島の特産品になって、作った人が表彰されていた。
ソテツは救荒植物と呼ばれている。沖縄は台風等の自然災害に備えて
食料になるソテツを畑や屋敷の周囲に植えた。幹、種子に澱粉を含んで
いるので、これを利用する。しかし、ソテツ全体に人を死亡させる毒、
フォルモアルデヒドを含んでいるので、充分な水洗いが必要だ。
ソテツは畑のまわりに植えてあるので、葉で虫かごを作り、実で笛を
作って遊んだ。また、葉は野菜の苗の日陰にも利用した。懐かしい思い
出がいっぱいの植物でもある。ずいぶん前に名護博物館でソテツに展が
あり、澱粉でつくった料理を食べた。最近、沖縄市郷土博物館でソテツ
展を行い、澱粉料理を作ったところ好評だったと聞いている。
ソテツは観賞用として優れていて、公園や庭園に植えられ、盆栽にと
多くの人々に好まれている。園のソテツが職員に大事にされているのも
うなずける。
比嘉正一

sebg | 2005年10月14日 09:05
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どこにでもいるチョウ
ヤマトシジミ Pseudozizeeria maha okinawana
シジミチョウ科
奄美大島,沖縄島,宮古島,伊良部,下地島,池間島,多良間,石垣島,
竹富島,小浜島,黒島,新城島,西表島,波照間島,与那国島,北大東島,
南大東島,尖閣に分布する。
朝、園内を散策中小さなチョウが日光浴をしていた。翅を開いたまま
ではなく、開いたり閉じたりと忙しい。近づきすぎたのか飛んでいって
しまった。
ヤマトシジミは日本中のシジミ(小さなチョウの仲間)で最も普通にみる
こができる。沖縄でも小さな島々にまで分布する。発生を支えているのは
カタバミ科カタバミで、これまた畑、路傍、庭、公園、鉢植え等どこにで
も生えている。どちらかというと人が生活する地域に多いので、チョウも
同じようにいるわけだ。
え、ほんとうにいるのと思った方、足下にチラチラ飛んでいるのがそれ
ですよ。
比嘉正一


sebg | 2005年10月13日 08:45
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新芽・新葉が燃える
セイロンニッケイCinnamonam cassia
英名 cinnamon 中国名 錫蘭肉桂
クスノキ科 セイロン原産
セイロンニッケイの新芽・新葉はいつも楽しみにしている。燃えるよう
に色づくので、とても綺麗だからだ。
2000年12月12日に導入、翌年の4月にハーブガーデンに植えられた。植
えた当初は、他のものに比べて成長が遅く、心配だった。加えて春先と秋
に出る新芽・新葉は、アゲハチョウ科のアオスジアゲハの幼虫が小さな幼
木にたくさんつき、食べられてしまった。気づいたときに取り除くように
したが、油断したときには成葉も食べられているときがあった。いろいろ
な障害にもめげず、少しづづだが確実に成長している。
樹皮は薬用、調理用(シナモン)として利用される重要な植物でセイロン、
東南アジアで栽培されている。
日中はまだ暑いが、夜の気温が下がったのでしょう。待望の新芽が色付
いている。見たいかたは園に足を運んでください。
比嘉正一


sebg | 2005年10月12日 08:55
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食べなくなった家庭の植物
アキノワスレグサ Hemerocallis fulva
方言名 クワンソー 別名 シナカンゾウ 中国名 萓草
英名 orange day lily,fulvous day lily,tawny day lily
ユリ科 日本、台湾、中国原産
橙色のクワンソーの花が咲いている。
この花の見ていると、10年ほど前に亡くなった叔母を思いだした。
料理が得意で、クワンソーの花の時期になると、炒めて食べさせてく
れた。ちょっと甘い歯ごたえのある花びらの食感だけを覚えている。
最近食べたことはない。
風楽風遊の森の「ハーブガーデン」の奥まったところに植えられて
いて、花はいま真っ盛り。見頃は今週から来週にかけてと予想してい
る。
ちょい昔はどの家庭にも植えられていたが、めっきり少なくなった。
豊富な野菜の普及で食べなくなったせいなのだろう。なんかもったい
ないような気がする。
比嘉正一


sebg | 2005年10月11日 08:31
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スクランブルエッグ
コバノセンナ Cassia coluteoides
英名 Scrambled eggs
マメ科 熱帯アメリカ原産
スクランブルエッグが咲き始めた。花弁は正に卵焼きの色そのもので
そっくり。朝、ただの卵焼きを食べているときにこの花を思いだしてし
まった。
高さ1?2mほどに生長する低木で、よく繁茂しブッシュ状になる。
葉は4?5対の偶数羽状複葉。花は10?12月にかけて咲くが、特に
最盛期は葉も隠れるぐらいに黄色に染まるので圧巻。
一時期、道路の緑地帯や公園に盛んに使われていたが、最近少なく
なってきた。ミーニシの吹き初めと供に沢山咲くので、季節感のある花
としてもっと植えて欲しいと思う。
昨日の最高気温32度、今日も30度を越えそう、いつになったら秋に
なるの。
比嘉正一

sebg | 2005年10月 9日 09:23
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かなり脇役、でもブームになるかも
オオバナカリッサ Carissa grandiflora
別名 ナタールプラム
英名 Natal Plum,Red Num-num 中国名 大花仮虎刺
キョウチクトウ科 南アフリカ原産
果樹として植えられたが、果実を利用したことはない。観賞用として
の利用が主で、数も少ない。かなり脇役だ。
果実は鮮やかな紅色、スモモの形に似ていて大きさも卵ぐらい。甘く
酸味があるというのだが、食べてみたら口の中にえぐみがのこったので、
それ以来手を付けていない。実の付きもいいわけではなく、ポツポツと
いった感じ。葉は楕円形で多肉質、小枝には鋭い刺が付いている。大き
く育たずコンパクトな樹形をしているので、生け垣には向いている。
果実は見た目にはかなり美味そうに見える。実の付きの良い、美味しい
品種がでればブームになるかもしれない。
比嘉正一


sebg | 2005年10月 8日 08:51
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がちまやーが試食したい果実
タイワンレンギョウ Duranta repens
英 名 Golden Dewdrop,Skyflower,Pigeon Berry
中国名 仮連翹
クマツヅラ科 フロリダ?ブラジル原産
園にはなくてはならない花木は数多いがタイワンレンギョウもその一つ。
垣根、大きな植物の根の周り、通路沿いなどに大活躍している。
魅力は刈り込みの効く樹形、性質の強さ、きれいな花が咲き、花期も長
い、黄色くなる丸い果実も観賞価値がある、な等々。
日本には明治中頃に渡来し、葉に白斑、葉全体が黄緑色、白花などの品
種がある。別名ハリマツリともいい、枝に小さな刺があり、枝・葉を刈り込んだ後に片づけようと素手でつかむと、刺さるときがあるので注意する。
果実は熟すと食べられるらしいので、がちまやーの私は試食してみるこ
とにしている。
比嘉正一


sebg | 2005年10月 7日 16:43
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野生化した観賞用植物
ミスミトケイソウ Passiflora suberosa
トケイソウ科 南米原産
観賞用で栽培されていたのが野生化した植物は多い。ミスミトケイソウ
もその一つで、園の周辺に普通に生えている。
花はパッションフルーツをほんとうに小さくした大きさで、直径1.5?
2cmほど。この仲間では最も小さいと言われている。果実は球形で黒く熟し、
直径1cmぐらい。蔓は長く伸びる。
黒く熟した果実を口にいれてみたが美味しくない。口の中が紫に染まった
だけだった。
花・果実とも観賞用に十分耐えるので、フエンスなどの緑化等に利用価値
はあると思う。
比嘉正一


sebg | 2005年10月 5日 09:17
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マミハンジャ
タイワンクズ Pueraria montana
マメ科 奄大島、徳之島 、沖永部島 沖縄群島、先島群島に分布
方言名 マーミヌク(豆澱粉)、マミハンジャ・マミヤカジャ(豆かずら)
朝夕が過ごしやすくなると、野生の植物も動く。園の周辺に生えている
タイワンクズが咲き出した。花色が薄紫で形もいい、さらに甘い香りを放
つので、花を摘んできては職員に香りを嗅いでもらっている。評判はいい。
タイワンクズは蔓性の植物で頑丈で生育良く、森のすそ野や原野でよく
見かける。余りにも育ちが良く、周辺の植物の樹冠を覆うので、植林をし
ている場所では害草になる。しかし、裸地の緑化には成長が早いので向いて
いる。
タイワンクズに感心をもったのは30年ほど前にもなる。友人等と那覇市
末吉公園に蝶の観察しに行ったことがきっかけ。迷蝶といわれているルリ
ウラナミシジミ、ウスアオオナガウラナミシジミの成虫がたくさんいて、
発生する植物を探していたのだ。ちょうど10月のことで、目星をつけてい
たタイワンクズの花穂から卵、幼虫を見つけたのである。
この花が咲き出すと習慣なのか、花穂に卵や幼虫がついてないか見てし
まう。
比嘉正一


sebg | 2005年10月 4日 09:11
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沖繩三大名花
オオゴチョウCaesalpinia pulcherrima
英名 Barbadospride,pride-of-barbados,Flower-fence
中国名 金鳳花
マメ科 西インド諸島原産
沖繩三大名花の一つが美しく咲いている。群れ咲く様はまさに蝶が舞う如くで、華やかだ。
夏の長い期間、蝶型の美しい花を咲かせる低木。沖繩では、古くから栽培されていて、庭園・公園などに植えられている。中米カリブ海に浮かぶ小国バルバドスの国花でもある。
高さ2?3mに生長し、分枝は少なく、幹にはかたいトゲがある。葉は二回羽状複葉でやわらかい感じがする。花色は赤橙色が普通で、鮮黄色の花を咲かせるキバナノオオゴチョウもある。
幹に鋭い刺があると言う理由で、最近栽培が減ってきた。「美しい花には刺がある」だっけ、注意して管理すれば刺は大丈夫なので、もっともっと沖縄三大名花を観光客に見せてほしい。
比嘉正一

sebg | 2005年10月 3日 08:22
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秋を告げる使者
イチモンジセセリ Parnara guttata
セセリチョウ科
奄美大島,沖縄島,伊平屋島,伊江島,久米島,宮古島,石垣島
竹富島,小浜島,西表島,本州,四国,九州,種子島,
屋久島から記録があり、国外では台湾,中国,朝鮮半島に分布
北風とともに秋を告げる使者がやってきた。9月にはいると時々北
風が吹き大陸や本州から生き物がやってくる。鳥は有名だが昆虫も多い。
北からやってくる代表的な蝶はアサギマダラで全国で移動の調査が
行われている。春から初夏にかけては南から、秋には北からと沖縄の
島々は中継地点として重要な役割をはたしているようだ。
イチモンジセセリもマーキング調査が行われているが、成果のほど
は明らかにされていない。アサギマダラがネットの公開で成功したよ
うに、近い内にこの蝶も分かるに違いない。
因みに画像は9月25日に撮影した。仲間に聞くと9月上旬にはイチモ
ンジセセリを見たという。「オイ、オマエドコカラキタ」と心で聞いて
みたが・・・・
比嘉正一

sebg | 2005年10月 1日 09:14
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