飛んでいるとホッとする
シルビアシジミZizina otis riukuensis
シジミチョウ科
奄美大島,沖縄島,伊平屋島,伊是名島,宮古島,石垣島,竹富島,
小浜島,黒島,西表島,鳩間島,波照間島,与那国島,北大東島,
南大島、台湾等に分布する。
沖縄では最も小さな蝶に入る。棲んでいるのは荒れ地や芝地で、森や草
丈が高いところにはいない。生息地の減少が続いている蝶の一つでもある。
日本では生息地の減少で、レッドデータニに入れている県もあるほどだ。
園では芝地に棲んでいる。発生を支えているのはヤハズソウというマメ
科植物の存在で、芝地に数多く生えている。ヤハズソウが消えるとシルビ
アシジミも消えることになる。
夏休みイベントで標本にして子供達に見せたら、「へえー、これも蝶な
の蛾だと思った、こんなに小さいのもいるんだ」と感心していた。となり
にオオゴマダラの標本も並べていたので、大きさの違いは歴然としていた
と思うし、大人も同じことを言っていた。
11月現在何匹も飛んでいたので、まだまだ発生は続きそう。時々見に行
くが、飛んでいるとホッとしてしまう。
比嘉正一

sebg | 2005年11月 9日 08:42
Comment
ikkyu : 2005年11月10日 01:08
いつも、、、
読んでいるだけでホッとさせて頂いてます。
比嘉先生の心眼は、普段見過ごしてしまいそうな小さな生き物や、ススキの様な
単なる雑草を通してでも、懐かしい遥かな昔や、行った事のない未知の世界に
私たちを誘(いざな)ってくれます。
飛んでいるだけでホッとする蝶、何時かこの目で確かめてみたいと思っています。
Comment
比嘉正一 : 2005年11月12日 23:40
小さい頃にいた昆虫や植物や他の生き物たち。大人になった今、一変しないまでも、ずいぶんかわった。どうして、いまの生き物たちが周りに棲んでいるのか、少しでも知りたいと思う。大学生の頃、モンシロチョウの写真をいろいろな大人たちに見せて、子供の頃みたことありますか、との質問をしたことがある。あると答えたのです。そんな馬鹿な、と思いました。モンシロチョウが沖縄入ってきたのは1950-60年代、質問した方々の時代にはいなかった。
学生の私か質問したのでこの答えが返ってきたのであろう。しかし、このことがきっかけで記録は大事だと思い、今でも蝶のメモをしている。

