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比嘉 正一
(ひが・まさかず)
琉球大学農学部卒
専門分野:昆虫・植物

小嶋 麻沙代
(こじま・まさよ)
琉球大学大学院農学研究科卒


沖縄の観光地は東南植物楽園

住所:沖縄県沖縄市字知花2146
TEL:098-939-2555
MAIL:info@sebg.co.jp
http://www.sebg.co.jp/

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カーテンを作る

リュウキュウミスジNeptis hylas luculenta
タテハチョウ科
 奄美大島,沖縄島,久米島,渡名喜島,粟国島,宮古島,伊良部島,
下地島,来間島,石垣島,竹富島,小浜島,黒島,西表島,波照間島,
与那国島、台湾に分布する

 沖縄がどんなに暖かいといっても、この前のように8度Cまで下がるの
でさすがに虫たちも、動きが鈍い。ところが、ちょっと暖かくなるとフラ
リとやってくるのがリュウキュウミスジだ。
 とにかく日溜まりが好き、他の蝶も好きなのは多いが、この蝶は特別
なくらいだ。だいたい、このへんにいそうだなという所にいるのだ。数
も多い。幼虫が食べるのはマメ科植物の葉。良く見つかるのはタイワン
クズで園の周辺でも多いので、時々観察することにしている。
 幼虫は独特で鳥の糞そっくり、葉を噛みきってカーテンをつくる。蛹
になる前は大きいので人の目には探しやすい。蛹は葉の裏にぶら下がり
鈍い金色で、オオゴマダラよりは目立たない。
 実家にシカクマメが植えてあって、食べるために鞘を採取していたら
この独特のカーテンを発見、しばらく見入ってしまったことがある。
比嘉正一
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sebg | 2005年12月31日 08:04 | Comment (0) | Trackback (0)

大好きな花

コンゲア・トメントーサ Congea tomentosa
英名 Shower Orchid,Lavender Wreath
クマツヅラ科 中国南部、インド、ベトナム、ミャンマー原産

 大好きな花が色づき始めた。例年だと1月中旬頃から見頃を迎えるのだ
が、待ち遠しくて、数日に1回は見に行く。今回は大きな台風で枝・葉が
飛ばされず充実しているので、花数は多いと思う。
 シャワーオーキッドの見事花が露地栽培で見られるのは、たぶん日本で
も当園だけ。美しい蘭の花が降り注ぐ様から、の英名が付けらた。パープ
ルピンク色の花に見えるのは実は苞葉と呼ばれるもの。1月から本格的に
色づきはじめめ、4月まで美しい光景が観賞できる。
 花好き、写真好きの皆さん、ぜひ見に来てください。
比嘉正一
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sebg | 2005年12月30日 09:04 | Comment (0) | Trackback (0)

素朴な質問

リュウキュウコスミレ Viola yedoensis var. pseudo-japonica
方言名 スミレ、スミリ
スミレ科 沖縄各島に分布

 スミレって雑草? 素朴な質問があった。
 花が可愛いので愛好家も多く、花色の小さな変化にも微妙に反応し、ど
こそこでこんな色や形があったと聞くと、休日の全ての時間を使って探し
に出かける人もいる。
 園では芝生、鉢植え、花壇等どこにでも生えてしまうたくましい植物な
のか、花がないとガーデンキーパー(掃除をしているねーねーたちこと)に抜
かれてしまう。
 このいずれも植物にとっては迷惑なのかもしれない。
 さて、貴方は雑草、草花、どっちにしますか。
比嘉正一
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sebg | 2005年12月29日 09:01 | Comment (0) | Trackback (0)

モンシロチョウの話

モンシロチョウArtogeia rapae crucivora
シロチョウ科 
 琉球列島では奄美大島,沖縄島,久米島,宮古島,多良間島,
 石垣島,竹富島,小浜島,黒島,西表島,鳩間島,西表島,
 与那国島,北大東島,南大東島に分布する。

 気温の低下とともにアブラナ科野菜の大敵、モンシロチョウが増えて
きた。卵から成虫まで3週間ほどしかかからないので、昆虫の特徴の一つ
変態を学習するのに最適と言われている。しかし、沖縄にはもともと棲
んでいなかった。今年の夏休みイベントのテキストに書いた文を紹介する。

モンシロチョウの話
 チョウの代名詞と名高いモンシロチョウは、もともと沖縄にはい
なかった。
 沖縄で最初に見つかったのは1950年代後半、国頭村だった。モン
シロチョウが見つかったニュースは新聞紙上で大きく取り上げられ、
キャベツ栽培を始めとする葉野菜栽培への影響が心配された。なぜ、
見つかったのが沖縄島の国頭村だったのか。関係者は侵入経路に
疑問をもった。
 まもなく謎が解けた。その頃、沖縄は夏になると葉野菜が極端に少
なくなり、高値だった。今のような流通経路で、安価で多量の野菜が
運ばれてくることはなかったのだ。高値で売れるとなれば、九州な
どから冷蔵コンテナなどで運べばいいのだが、当時沖縄は琉球政府、
日本からみればパスポート必要の外国並の扱いだった。
 そこで、鹿児島から奄美、沖永良部、与論の各島々へと経由する
海上ルートを使用しての密輸入だったらしい。それで、与論から近い
国頭村でモンシロチョウが見つかったのが真相らしい。
比嘉正一
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sebg | 2005年12月27日 08:50 | Comment (0) | Trackback (0)

質問「小さくて白い花の名前は?」

ルソバ Polygonum chinense
タデ科 沖縄各島に分布
方言名 シーベー、シーベーウージャー(酸っぱいサトウキビ)

 受付の前を歩いていると、I嬢が「小さくて白い花の名前は何ですか?、
かわいいですよ」と質問してきた。これだけのヒントでは分からないの
で、咲いている場所を聞いて探した。すぐに分かった。ツルソバだった。
 黒い小さな実は食べられるし、新芽に近い茎も皮をむいて食べたら酸
っぱくて、美味しいと答えた。名前が分かって喜んでくれたが、確かめ
るために食べたかどうかは分からない。
 このように、職員から質問があったら、なるべく早く答える事にして
いる。子供の宿題、果樹の苗はどこで手にはいるのか、お客さんからこ
んな質問があった、どこにどんな花が咲いているの、やんばるのどこそ
こへいくのにはどうすればいい等あらゆるジャンルになるので、仲間の
職員からも情報を仕入れて答えている。
 ツルソバの黒い実を食べたら懐かしい味がした。職員のみなさん小生
に質問を下さい。
比嘉正一
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sebg | 2005年12月26日 09:41 | Comment (0) | Trackback (0)

星の形

キバナサラカSaraca thaipingensis
英名 Yellow Saraca
マメ科 マレー、タイ原産

 ちょっと変わった黄色い花が咲き始めた。枝や幹から湧いてくるように
蕾ができて、星の形をした萼(がく)がひしめき合っている。
 高さ10m位になる高木。葉は羽状複葉で長さ45?50cm、新芽がでて展
開する前の葉が赤茶色に染まり、とてもきれい。花は直径30cm位の集散
花序で、幹や枝に直接咲かせる。花びらはなく、がくが鮮やかな濃黄色に
色づき、花びらのようになる。雄べは3?8本で長くとびだす。果実は長
さ約30cm程の長さになる。時々、種子が入っているときがあり、蒔いて
みたら発芽したこともある。
 沖縄では、園以外でほとんど見ることができないので、ほんの一握りだ
が開花を毎年心待ちにしている人もいる。植えている場所が、メインの通
りから一歩入ったところなので、じっくり愛でるのに適している。
比嘉正一
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sebg | 2005年12月25日 08:38 | Comment (0) | Trackback (0)

クリスマスイベント衣装

スタッフのクリスマスイベント衣装

 園のクリスマスイベントの衣装は凝っている。今ではあっちこっちで
売っているが、初めの頃は衣装探しが大変だったと聞いている。
 カタログを見てアメリカの業者に注文するのだが、かなり前からでない
と間に合わない。開催テーマにあった衣装をそろえるのにも、苦労があっ
たのであろう。毎年のように衣装を買うわけだが、管理もたいへん。一年
に数日しか使用しないので、イベントが終わると同時に担当者はクリーニ
ングした後、衣装ケースにしまい込む。
 イベントはたくさんのスタッフで支えられている。活躍する衣装の中から、
少しだけ紹介してみよう。
比嘉正一
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sebg | 2005年12月24日 13:27 | Comment (0) | Trackback (0)

A warm heart Christmas

メインイベント

 クリスマスパラダイス2005のメインイベントは今回も豪華で華やかだ。
始まりに拍手、終わりに拍手。
 レーザーを導入してのアトラクションを開始したのは、第4回の1993年
だった。導入するにあたって、高額な設備費、一般に受け入れられるのか
等々、賛否両論があった。
 この年の見所は「フルーツタワー」、イルミの「ナイヤガラ」、「水中
ロープライト」、「巨大恐竜」、「サンタマイム」、「シャボン玉ショー
、「アコースティックMコンサート」等であった。
 さて、今回の見所は、これは見てのお楽しみ。
比嘉正一
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sebg | 2005年12月23日 09:39 | Comment (2) | Trackback (0)

クリスマスイルミネーション2

初登場の数々

 雨が降っている、寒い。気温は日中15度あったが、夜には11度まで
下がった。
 それでも、一番込み合ってないこの日を選んで楽しみにしていたイル
ミネーションを見に来てくれた。感謝。
 今回初登場で見応えのある、記念撮影に最適と思う場所のイルミネー
ションを紹介してみよう。
 テレビ、新聞のマスコミを始め、ブログの取材もあった。ブログは
早めにアップするといっていたので、もう見ることができるかも知れな
い。
 今朝の園の最低気温は8.6度だった。冷え込みは続きそうなので、イ
ベントに来園の際には、ぜひ防寒をして下さい。
比嘉正一
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sebg | 2005年12月22日 09:44 | Comment (0) | Trackback (0)

クリスマスイルミネーション

クリスマスイルミネーション

 今日から始まるクリスマスイベントのイルミネーションを事前に撮影
したので紹介しよう。
 1990年に第一回のクリスマスイベントが始まって、今回で15回目。
その間休んだのは2000年の1回、自宅でクリスマスケーキを25日に食べ
たのは1回だけということだ。
 当初のイルミネーションは白だけの単色で、暗闇に光る無数の光はそ
れはそれでものすごくきれいだった。このことがきっかけかどうか知ら
ないが、今では沖縄中で流行っている。毎回このイベントを楽しみにし
ている通の中には、昔を懐かしむ声もある。しかし、クリスマスシーズ
ンにイルミネーションをつけ、時代の先端を走ることが義務とされてい
るので、今回も凝っている。
 言葉よりも実物を見ることが一番。
比嘉正一
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sebg | 2005年12月21日 09:06 | Comment (0) | Trackback (0)

プラントハンティング

キヌラン Zeuxine stceteumatica
ラン科  日本、台湾、フィリピン原産

 園内でキヌランを見つけた。前回は豊作だったので、今回も期待が大
きい。
 高さ5?10cm程の草丈。葉は緑色ではなく白っぽい茶色で、らせん状
で不思議な形をしている。花は釣り鐘をほんとうに小さくした感じで、
ランだからと言って、決してきれいではない。カワイイと言いたい。
 一時期、ラン科のプラントハンティングに凝ったことがある。図鑑や
資料で調べた野生ランを探し回り、見つけたら草姿を観察し、写真を撮
ったり、花が咲いてないときは持ち帰り栽培もした。もちろん一人では
なく仲間達と一緒なので、目的地までの往復の車中での話題はかなりマ
ニアックだった。どこそこの山の大きな木の根元、岩や沢など、それこ
そ、「ほんとに知っているの」という感じだった。
 だから、野生ランを1株見つけるとワクワクしてしまって、あっちこ
っちと探し回ってしまうのだ。
比嘉正一
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sebg | 2005年12月20日 09:08 | Comment (0) | Trackback (0)

果実が赤くなるヤシ

ニューカレドニアフィジーノヤシ Veitchia arecina
ヤシ科 ニューカレドニア原産

 ヤシの果実が赤く色付き始めた。ヤシの実と言うとココヤシとか、大き
なイメージがあるが、たいていは小さい。このノヤシは直径1.5?2cm、
長さ3?5cm程のラグビーボール型だ。
 赤く熟した実の一部は採取され、皮などが取り除かれた後、春先に蒔
かれる。発芽の状態、鉢に植え替えされた状態ともよく、少し大きくな
ると露地に植えられる。育苗されてある程度大きくなったら、園へのデ
ビューになる。
 成長すると高さ15m程に達し、まっすぐに伸びる幹とヤシ特有の長い葉
が垂れ下がる様は実にきれいだ。
 見分けのつきにくいヤシが多いので、果実が赤くなるこの時期がすぐに
見つけることができる。たぶん、沖縄で数多くこのヤシを見ることのでき
る場所は園だけだと思う。
比嘉正一
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sebg | 2005年12月19日 08:50 | Comment (0) | Trackback (0)

ロマン

ユウレイセセリ Borbo cinnara
セセリチョウ科

沖永部島,沖縄島,古宇利島,渡嘉敷島,阿嘉島,久米島,宮古島,
石垣島,竹富島,小浜島,黒島,西表島,鳩間島,波照間島,
オストラリア区に分布する。

 これから冬を越すであろう蝶を見つけた。夏の間、園内で何度も成虫や
幼虫を見ているが、カメラに納めることは巡ってこなかった。
 名前からして怪しいこの蝶との出会いは1972年にさかのぼる。初めての
西表、石垣島で採集し標本を作った。学校や手持ちの図鑑をひっくり返し
たり、恩師の先生の教示をもらったりと悪銭苦闘して名前を調べたことが
ある。
 ロマンは翌年にやってきた。1973年6月23日、国頭村辺野喜で1♂、
1976年6月24日、国頭村比地で1♀を採集してしまった。当時、ユウレイ
セセリの沖縄本島からの記録はない。新発見だ!と、虫の世界に引きずり
込んだS君と一緒に大喜びしたことは忘れられない。恩師の先生は「幼虫
の食べる植物を調べなさい」と言ってくれた。これまた植物の世界に足
を踏み入れた要因の一つになった。もちろん、数年かけて島中を駆け回り
調べた。結果は虫の記録を集めた会誌に報告してあるが、当時の文を読み
返すと赤面と同時に、いろいろ教えてくれて人々の顔が浮かんできた。
 年が明けたら、もう少し虫に夢中になるか!
比嘉正一
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sebg | 2005年12月16日 08:32 | Comment (0) | Trackback (0)

ホンコンオーキッドトリー

オオバナソシンカ Bauhinia blankeana
別名 ホンコンオーキッドトリー、アカバナハカマノキ
英名 Hong Kong Orchid Tree 中国名 洋柴荊
マメ科 香港原産

 出勤そうそう甘い香りに包まれた。朝はだいぶ涼しいので、甘くてほの
かな香りは鼻にいっそう感じるようだ。
 高さ4?6メートルに達する中高木。葉の形が羊の蹄にも似ているので
“羊蹄木”とも呼ばれている。英名のホンコンオーキッドトリー
Hong Kong Orchid Treeは香港の蘭の様な花の咲く木と言う意味。この
仲間では最も美しい花を咲かせ、また朝夕には蘭と同じように甘い香りを
漂わせる。
 沖縄では公園、庭園、街路樹として植えられているが、花がきれい、香
りもするのに、この大きな利点を上手く活用できてないような気がする。
新しい枝の先に花がよく咲く性質がある。園では咲く時期に合わせて、剪
定や施肥をしている。
 見頃は1?3月にかけて。駐車場脇にも植えてあるので入園しなくても
見ることができる。ドライブの途中にいかがですか。
比嘉正一
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sebg | 2005年12月15日 08:40 | Comment (0) | Trackback (0)

レッドパウダーパフ

オオベニゴウカン Calliandra haematocephala
英名 Red powder puff
マメ科 ボリビア原産

 赤いパフが咲き始めた。まだポツリポツリだが、存在感は大きく職員
に「あの赤い花なに」と聞いてくるとのことだ。
 球形の花を形作っているのは、線状の長い雄しべが数多く集まってで
きている。12月から咲き始めた花は翌年の4月まで咲き続けて、暑い期
間は咲かない。
 熱帯の花なのに気温の低い時期に咲く。中南米原産の花木はこの傾向
が強いようだ。園に咲くいろいろな花は、気温の低い期間が観賞に向い
ている。気温の低い日々が続いた後のぽかっとした日に、園を散策しな
がらの花の撮影は実に楽しい。
 あれもこれもと開花が始まり、花芽もでてきた。
比嘉正一
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sebg | 2005年12月14日 08:51 | Comment (0) | Trackback (0)

ハイビスカスエリア通い

アラン・スー Hibiscus cv. 'Alan Sue'
アオイ科 ハワイアン系の園芸品種

 大型で豪華なハイビスカスの開花競演が始まっている。普通、夏の花
との思いが強いが、ハワイアン系のハイビスカスはこれから4月までが
開花シーズンとなる。
 ハワイアン系の品種は2002年3月に米国から導入、しばらくハウスで
養生された後、露地に植えられた。当初はハウス育ち、相次ぐ台風、強
い日差し、虫の害などでヨレヨレだったが、職員の努力で回復。今回の
開花は素晴らしいものになった。
 アラン・スーは花の直径14-17cmとそれほど大きくないが、赤、灰色
、橙色と変化するグラデーションが魅力で、何度みても飽きが来ない。
しばらく、ハイビスカスエリア通いが続きそうだ。
比嘉正一
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sebg | 2005年12月13日 08:32 | Comment (0) | Trackback (0)

がちまやーだなー

ツワブキ Farfugium japonicum
方言名 チーパッパー、チパパ、チパパー、チパンプー
英名 Wax-leaf Plant,Japanese plant 中国名 大呉風草
キク科 日本、台湾、沖縄各島々に分布 

 鮮やかな黄色がまぶしい。決まったように咲いてくれた花には、様々な
昆虫たちが蜜を求めてやってくる。花も虫も見られる一石二鳥と言うこと
だ。もちろん、大好きな蝶もやってくる。
 沖縄では海岸から山野、公園、庭園などに普通に見ることのできる多
年草。園芸植物として古くから使われていて、薬用植物としても有名。
 山菜として初めて食べたのは、植物調査でヤンバルの山にキャンプを
してのことだ。シーズンはハブの出没やアブ、ヌカカの少ない冬だった。
食べ方は次の通り。ツワブキはアクが強いので採取した葉柄は、流れのあ
る小川に一昼夜沈めておく。たき火の灰を入れた鍋の水に、沈めておいた
ツワブキの葉柄の皮をむいてを入れてゆでる。ゆであがったら水洗いし、
鍋に砂糖醤油を入れ、適宜に切りそろえたツワブキ葉柄を弱火で炒め味が
しみたら出来上がり。
 正直に話すと出来上がりはバラバラで、美味しいときと不味いときがあ
った。原因は定かでないが、キャンプは楽しいので誰も文句はいわなかっ
た。
 ツワブキの花を見たら久しぶりに食べたくなった。がちまやーだなー。
比嘉正一
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sebg | 2005年12月12日 08:55 | Comment (0) | Trackback (0)

賑やかになりそうな気配

セイロンマンリョウ Ardisia elliptica
別名 コウトウタチバナ
ヤブコウジ科 台、マレーシア、フィリピン原産

 セイロンマンリョウの小さな果実が黒く熟している。口に含むと少し
だけ甘いが渋みもあり、口の中は黒紫になった。仲間のモクタチバナの
の果実がまだいいようだ。
 高さ3?4メートルほどに成長し、葉は少し厚めがあり楕円形で形がよ
く、樹形もいいので庭園樹や垣根に向いている。夏に開花、秋から冬に
かけて直5径ミリほどの緑色が赤くなり次第に黒く熟する。
 園にはいつ頃導入されたか不明。見学コースから外れた農場の垣根に
使われていたが、いつの間にか園内のあっちこっちに生えている。犯人
は野鳥やコウモリなのであろう、食べた果実を散布しているのだ。
 気温の低下と供に野鳥たちもやってくる。今年はセイロンマンリョウ
の果実も豊富だ、賑やかになりそうな気配がする。
比嘉正一
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sebg | 2005年12月11日 09:35 | Comment (0) | Trackback (0)

蝶のシーズンの終わり?

ナガサキアゲハ Papilio memnon thunbergii
アゲハチョウ科 
奄美大島,沖縄島,久米島,粟国島,宮古島,石垣島,竹富島,西表島,
波照間島,与那国島、本州,四国,九州,対島,種子島,屋久島

 12月に入ると蝶の数が減ってきた。ナガサキアゲハもその一つで、大き
くてよく目立つ姿がポツリポツリになってきた。翅も所々破れていて、蝶
のシーズンの終わり?を告げているようだ。
 雄は黒い地色に少し青い鱗粉があが、見た目は黒。雌は白い鱗粉の割合
が多いせいか、飛んでいるときにはオオゴマダラに見える。
 幼虫はミカン科のシィクワシャー(ヒラミレモン)の葉を食べる。幸い園
内には割と生えていて、夏の長い期間に渡って幼虫が観察できる。成虫が
大きいので幼虫も大きい、小さなシィクワシャーだと丸坊主になるときが
ある。近くを探すと蛹が見つかるときもある。
 次ぎに成虫が見られるのは3月上旬だと思うが、最初に見たときはやっぱ
り感動するのだろうなー。
比嘉正一
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sebg | 2005年12月 9日 10:50 | Comment (0) | Trackback (0)

花好きは必見です

キダチロカイAloe arborescens
ユリ科 南アフリカ
方言名 ルグワイ
英名 candelabra aloe ,Tree aloe 中国名 木立芦薈

 赤橙色のキダチロカイが咲き始めた。台風の影響が受けにくい植物と
思っていたが、今回は蕾が多いので、少しはあったのだろう。12月の下
旬頃には例年にない満開を予想する。
 薬効成分豊富なアロエとして有名で、各家の庭や鉢に植えてある言っ
ていいほど普及している。性質は強く、相当にほったらかしても生きて
ている。なんでも胃潰瘍、二日酔い、やけど、すり傷、切り傷に使用す
る、と本には書いてある。実際、家の庭に植えてあって使っていた記憶
があるが、頻繁ではなかった。ある日焼き肉パーティーに参加したとき、
野菜と一緒にキダチロカイの細切りが入っていたことがあるので、使っ
ている料理人も多いのかも知れない。
 花見観賞期間は12月中旬から下旬頃。花が多いのは園の錦ヶ池の東側
職員の通称「バンカー」と呼んでいるところで、受付に聞くとすぐ分か
る。晴れた日にアロエの群れ咲きは感動もの。花好きは必見です。
比嘉正一
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sebg | 2005年12月 8日 08:55 | Comment (0) | Trackback (0)

植物の使い方に注目

フイリウスバリュウゼツラン Agave angustifolia Haw.cv.marginata
リュウゼツラン科  メキシコ原産

 リュウゼツランの仲間は草姿から独特な景観作りに役立つ。フイリウス
バリュウゼツランもその一つで、白い斑入り特徴。
 草丈は50?100センチで、緑の細長い葉の縦に沿って、白斑が入る。株
が成熟すると、高さ2?3メートルの花軸が伸びて花を咲かせる。咲いた後
に種子もできるが、子株もつけるので、これを繁殖に使う。繁殖には大株
のとなりに生えている子株から増やす方法もある。
 園はきれいな花がさいているだけではなく、こうした独特な形と色を持
つ植物の活躍の場でもある。園を楽しむために、植物の使い方に注目して
ほしい。
比嘉正一
fuiriusuba.jpg

sebg | 2005年12月 6日 08:23 | Comment (0) | Trackback (0)

庭にンジャナと供に植えたい

ボタンボウフウPeucedanum japonicum
セリ科 沖縄各島々の海岸
方言名 サクナ

 サクナが順調に育っている。風楽風遊の森のハーブガーデンの一角に
1999年4月に初代が植えられていたが、開花とともにしばらく消えていた。
職員の一人が思いだして、子苗を植えたのだ。
 サクナは葉を魚・肉・山羊料理に使用する。臭いと悪けしとして使用
される重要な野草で、冷蔵庫やその他の保存方法がない時代に食あたり
ないようにと重宝されたきた。解熱剤、鎮痛剤の効果もあるそうだ。
 私が初めて食べたと記憶しているのは学生時代のキャンプ。海岸にテン
トを設営し、そのへんに生えて食べられる植物を採取しての結果だ。その
前にもヒージャー汁や肉汁と供に食べているかもしれない。野菜みたい
なものが入っていることは覚えているが、サクナだったという確信はない。
 庭に植物を植えるときには、なによりも先にンジャナと供にサクナも植
たいと思う。
比嘉正一
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sebg | 2005年12月 4日 09:28 | Comment (3) | Trackback (0)

潮風にもまれたのが最高と、通は言う

ホソバワダン Crepidiastrum lanceolatum
方言名 ンジャナ
キク科 沖縄の各島々に分布

 ンジャナの季節がやってきた。旬は沖縄の一番寒い時期の1?2月で、
潮風にもまれたのが最高と、通は言う。
 沖縄では古くからあく消しとして魚汁、肉汁に葉を入れたり、生の
葉を細かく刻んでツナ、トウフであえたものを食べてきた。民間薬と
しても解熱、腹痛等に使われている。
 沖縄の人々皆が好きというわけではない。園の職員の大半が食べ方を
知らない。かくいう私の家では、肉入りの汁物にごくたまに入れていた
だけで、和え物を食べるようになったのは最近だ。
 仲間内の食べ方披露。採取した葉は水洗いし輪ゴムで束ねる。包丁は
切れ味鋭いのがよく、輪ゴムで束ねた葉を糸のように細く刻む。細くが
肝心で、幅が広いと食感が悪く、苦みも長く残る。刻んだ葉はアクと汚
れを水洗いする。水洗いは1回にするか2回にするかは後の苦みに影響す
るので、好みでコントロールする。水洗いしたら両手で水気を絞る。水
気が残ると和え物が水浸しになるので注意。醤油、豆腐、ツナがスタン
ダードなのだが、タコ、イカ、サンマなどの水産物を入れたら美味い。
醤油のかわりにゆず醤油を使うと子供でも食べられる。隠し味に泡盛に
浸けたシマトウガラシ汁を数滴入れると絶品になる。
 失敗談がある。私の細君はみじん切りにしてしまったことがある。味
はよくても、お箸でつまみにくい。あれ以来、ンジャナがでてこない。
比嘉正一
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sebg | 2005年12月 2日 09:19 | Comment (0) | Trackback (0)

ちょっとだけ心躍ってしまった

ムラサキシジミ Narathura japonica
シジミチョウ科
 トカラ中,奄美大島,徳之島,沖縄島,久米島,宮古島,石垣島,
 西表島、本州,隠,四国,九州,対島,壱岐,五島,甑島,種子島,
 屋久島、朝鮮半島等に分布する。

 花を撮影するため、園内を散策中にムラサキシジミに出会った。動き
が早く、なかなかシャッターチャンスに恵まれない。ようやく撮れたの
がこの一枚。
 ミーニシが吹いてしばらくすると、蝶の数もだいぶ減ってくる。沖縄
の短い冬を蛹・成虫・卵で越し、翌年に羽化や産卵のために供えるため
だ。成虫で冬を越すのにムラサキシジミがいる。近くに知花城跡がある
森があって、本種の幼虫が食べるアマミアラカシが結構生えている。新
芽・新葉の終わる初夏には沢山の成虫を観察したこともある。
 おそらく、知花城跡の森からやってきたに違いないが、滅多に来園し
ないので、ちょっとだけ心躍ってしまった。
比嘉正一
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sebg | 2005年12月 1日 08:48 | Comment (0) | Trackback (0)