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鬼の金棒
アルオーディア・プロケラ Alluaudia procera
カナボウノキ科 マダガスカル原産
サボテン山に将来期待されている、ちょっとかわった植物が植えられて
いる。
成長すると高さ10m、幹の直径25cmになると書かれているので、林立
する姿を想像するだけでも愉快だ。原産地のマダガスカルでは家の建築用材、
生け垣に使われるとのことなので、重要な植物資源なのであろう。幹
には刺が螺旋状に配列していて「鬼の金棒」を思わせる。マダガスカル島
南部の乾燥地帯に刺の森を形成する。
沖縄の湿潤気候でもよく育つかどうか心配だが、今のところ順調。育ち
具合は時々見ることにしよう。
比嘉正一


sebg | 2006年1月31日 09:01
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家庭の常備薬に負けてしまった
シャボンロカイ Aloe saponaria
方言名 ルグワイ
英名 soap aloe
ユリ科 ケープ州東部、トランスバール原産
シャボンロカイの花が咲き出した。この花が咲き出すと春真っ盛りとい
う感じがする。花が終わる頃には、南風が吹く季節を迎える。
属名のアロエAloeはアラビア語で“苦味”のある意味で、葉に苦い汁液
があるため。種名のサポナリアsaponariaは“石鹸”という意味。
沖縄県内では、普通に栽培されている多年生草本。葉は多肉質で長い三
角形またはくさび形、縁には疎らに棘状のきょ歯があり、先は次第に狭まり、
尾状に尖り、表面には淡緑色で白い斑があり、地に張り付くように開
出。葉の表面には白色の斑紋があり、縁には赤色の棘がある。1株につき
15?20枚の葉がついている。葉の長さは20?30cm幅が5?10cmぐらい。
花茎は,50?60cmの長さで花は長さ4cmほど。花の色は赤黄色で、外面は
緑色。葉にはサポニンを含み薬用になるという。
ちょっと前にはほんとうにどの家庭でも植えられていた。庭がなくても
鉢、プランター等、丈夫で育てやすく、薬用にもなるためであろう。キダ
チロカイとともに、お腹が痛い、すりむいた、熱がある、日焼けした等、
ありとあらゆる場面に活躍していた。今は家庭の常備薬に負けてしまった
ので、消えてしまう運命なのかも知れないが、花を楽しむために1鉢はあっ
てもいいと思う。
比嘉正一


sebg | 2006年1月30日 08:45
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コーラーを作る葉
ノカラムシ Boehmeria nivea var. nipononivea f. viridula
方言名 マーウー、マウー、ブー、ボー
イラクサ科 沖縄各島に分布
植物の名前は特徴やエピソードから入った方が覚えやすい。
自然観察会などで、葉を1枚とって胸につけると「葉のワッ
ペン」と言うと、小さい子供は大喜びする。大人は、葉を洗面
器の中に入れて揉むと茶黒い液体になるので、この液体をコーラ
の瓶に入れて、いたずらしたら面白かった、と話をするとのって
くる。中にはコーラ瓶の中に入れた液体はコーラと同じような泡
立ち具合だった、と自慢げに話す方もでてくるほどだ。
マオの仲間は繊維を採取する植物で、ラミーは大事な栽培品種。
今でも沖縄では栽培されているようだ。基本種はマオ、方言のマー
ウーは本当の「苧」でブー、ボーはウーの転訛。
民家の石垣、路傍、石灰岩の日当たりの良い場所に多い低木で高
さ1.5?2mほど。葉は広い卵型で表は緑色、裏は銀灰色で、毛が多
数ついている。和名のノカラムシは野茎蒸と書き、茎を蒸してから
皮をはぎとるからつけられたようだ。
比嘉正一

sebg | 2006年1月28日 08:16
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東洋のガラパゴスの実感
リュウキュウヒメジャノメ奄美沖縄亜種Mycalesis madjicosa amamiana
ジャノメチョウ科 奄美大島,加計間島,請島,徳之島,沖永部島,
沖縄島,伊平屋島,古宇利島,伊計島,久高島,渡嘉敷島,座間島,
阿嘉島,慶留間島,屋嘉島,久場島,安室島,久米島に分布する
琉球の島々に分布する動植物は多種多様で、東洋のガラパゴスと言われ
ている。このいわれを実感する出来事が、20年ほど前にいつも観察してい
る身近な蝶を題材に行われた。
本州から琉球列島に分布しているヒメジャノメは、琉球列島のものが形
態的に変わっている程度と考えられていたが、静岡県のT氏は交配するこ
とで種のレベルまで分化していることを確かめたのである。研究の題材に
取り上げてから途中経過、成果までリアルタイムで知ることが出来たので
幸運だった。
1976?79年にかけて数回、西表、石垣島に蝶を求めて旅に出た。目的は
八重山に棲む蝶の成虫を採集し標本を作ること、生態観察、特に幼虫が食
べる植物に興味があったので、幼虫を採集し飼育したいことだった。固有
種のヤエヤマウラナミジャノメ、マサキウラナミジャノメは野外で幼虫が
あまり見つかってなかったので、これも見つけたいと思った。事前に幼虫
の食べる植物、イネ科ササクサにターゲットを絞った。西表島浦内川軍艦
岩からピナイサーラまで、散策路に生えている全てと言っていいほどのサ
サクサに目を通した。さらに西表横断、石垣島オモト岳登山路等各地での
調査の結果、ササクサだけでなく数種から幼虫をゲット、飼育したら両種
以外にヒメジャノメが羽化したのだ。
沖縄島産の幼虫を飼育していたので、違う幼虫からヒメジャノメ羽化し
たことを恩師に告げると、亜種であること、飼育実験が行われていること
を教えてもらった。
ヒメジャノメを見ると、当時を思い出してしまった。もちろん幼虫探し
は続いている。
比嘉正一

sebg | 2006年1月27日 09:58
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大きな金杯
ウコンラッパバナ Solandra maxima
別名 ゴールデンカップ
英名 Goldencup,Cup-of-gold 中国名 鬱金喇叭花
ナス科 メキシコ原産
大きな金杯が咲き始め、観光客が大喜びしている。園を周遊するトラム
ツアーがあって、その途中下車する場所に咲いている。
大型のツル性の植物で、生長が早く、茎の節から気根を出してからみつ
いて枝葉を広げていく。花は直径15cmくらいのラッパ状で、花びらは5
つに裂けて反転し、黄色地に紫褐色のスジが入っている。
和名のウコンラッパバナは、カレーの原料になるウコン(黄色の色素を
含む)の色をしたラッパ状の花という意味。園での花期は12?4月で低温
期に開花する。
これからが開花の本番、たくさんの金杯はまぶしい。
比嘉正一


sebg | 2006年1月26日 08:05
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白が正当
オオシロゴウカン Calliandra haematocephala var.alva
英名 White powder puff
マメ科 ボリビア原産
白い花は目立たないのが多いが、これは違う。緑色した葉の多い中に
白く輝いて咲いている。
2005.12.14のグロブで紹介したオオベニゴウカンの白花だ。レッド・
パウダー・パフに対してホワイト・パウダー・パフ、パフはもともと白い
ので正当はオオシロゴウカンかもしれない。赤の花が終わってもなかなか
豆鞘が出来ないのに対し、白はよく鞘ができる。このことからも正当はや
っぱり白花。
しかし、オオベニゴウカンが沖縄の公園や庭で時々見かけるのに、白い
オオシロゴウカンはほとんどない。庭に植えたいけど、苗が手に入らない
のが見かけない真相だ。ぜひとも花が見たい人はぜひ来園を。今が花の最
盛期だ。
比嘉正一

sebg | 2006年1月25日 08:07
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さてどっち
シュロガヤツリ Cyperus alternifolius
方言名 ヤブレガサ
英名 Umbrella plant,Umbrella Palm
カヤツリグサ科 マダガスカル原産
「なかなかいいねー、かわっているね」の声。フラワーツアーでお客さ
に植物を説明している最中のことだ。話しをしている途中に、疑問や興味
のある事を質問されることは、実に嬉しい。脱線してしまうのだ。
草丈1.5?2mにも達する大型のカヤツリグサ蚊屋吊草で、帰化植物。
たぶん観賞用で導入されたのが、繁殖力が強いので、そのまま野生化した
のであろう。小さい頃の記憶によれば、花材として売っていたし、使って
いた。今でも使っていると思う。一時期、植木市で小さな仕立物、小物盆
栽風にして売られていたこともある。などと言った。
何故ココにこの植物が生えているのだろう、職員の誰かが私のために植
えた、かってに生えた、さてどっち。
比嘉正一


sebg | 2006年1月24日 08:50
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火炎葛
カエンカズラPyrostegia venusta
英名 Flame Flower,Flame Vine,Flaming Trumpet
中国名 砲伏藤
ノウゼンカズラ科 ブラジル南部、パラグァ原産
カエンカズラの花が燃えるように咲き出した。トラムステーション、休
憩小屋の屋根など這わしてあるので、とても目立つ。
南米原産のノウゼンカズラ科の花木。和名は「火炎葛」と言う意味で、
花の群れ咲く様が炎のように見えることからつけられた。沖縄には戦後導
入され、園内には十数年前に植えられた。沖縄ではブロック壁やちょっと
した日除け棚等に這わして使われている。夏の長い期間の緑は、花の見事
さだけでなく、暑さをしのぐの緑化コンテストの植物の一つとしてよく登
場する。
咲き具合を見に行ったところ、蕾がそれこそ無数についていた。2月初
旬頃の満開が楽しみになってきた。
比嘉正一


sebg | 2006年1月23日 09:26
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小さな提灯がつき始めた
セイロンベンケイ Bryophyllum pinnatum
方言名 チヨチングワー、ソーシチグサ、
テインドウールグワー、ジッチヤハマチ
英名 Air plant,Life plant,Floppers,Mexican Love,Good-luck leaf
中国名 落地生根、干不死
ベンケイソウ科 熱帯アジア、アフリカ原産
名前が面白い。方言名のチヨチングワーは花の咲く様子が提灯に似てい
るから、ソーシチグサは葬式草の意味で葬式の時に野辺送りに用いる道具
に似ていることから、テインドウールグワーは灯籠の意味、ジッチヤハマ
チは乳の花の意味。その他たくさんの方言名がある。英名、中国名ともに
植物の特徴をよく表していると思う。
多肉多年草で高さ100cmほどに達する。葉は単葉から羽状複葉。花は
円錐花序で下垂性、がくは褐色から紫、花冠は緑白色から淡紅色、がく
からでた部分は赤色を帯びる。
とにかく生活力旺盛で岩上、屋根、石垣などの乾燥地帯でも平気で育つ。
そのため、環境の厳しいところでも育つインテリア植物として人気を集め
ている。家の壁やカーテン、柱などの好きなところに押しピンで葉をとめ
ておけば、10日から14日ほどで可愛い芽と根が出てくる。その芽を一つ
づつ鉢に植えて育てることもできる。
園内のいたるに小さな提灯がつき始めた。今年も花数は多そうだ。
比嘉正一


sebg | 2006年1月21日 09:14
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子供達の歓声が聞こえてきた
アコウ Ficus superba var. japonica
方言名 ウスク、ウシク、アホーギー、アコー
英名 sea fig
クワ科 沖縄、台湾、中国、日本に分布
ここ数日初夏を思わせる陽気が続いている。テレビでは4月上旬頃の
天候だと報じていた。その頃は保育園、幼稚園の遠足が多く、アコウの
木陰は大いに利用されている。
アコウはガジュマルと同じように気根をだし、大木に成長、高さ約
20m、直径2?3m程に達する。常緑で傘型の枝・葉を広げるので公園
や集落の広場などに植えられてきた。年に数回落葉することも知られて
いて、一斉に新芽・新葉のでる様は実に美しい。
人々に愛されている傍ら、生命力たくましい側面もある。鳥などに
運ばれた小さな種子は岩・樹木の窪みなどでも発芽する。このため、
樹木の窪みに育ったアコウは徐々に成長し、樹木をのっとるのである。
画像は園内に育つ樹木にアコウの苗が育っている例だ。管理する職員に
見つかって、近く取り除かれると思うが、しばらくは観察することにし
よう。
アコウの木の育つ広場に行ったら、子供達の歓声が聞こえてきた。
比嘉正一


sebg | 2006年1月20日 09:56
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サクラの美人度
ヒカンザクラPrunus campanulata
別名 カンヒザクラ 方言名 サクラ
英名 Taiwan cherry 中国名 鐘花桜
バラ科 台湾、中国原産
この所の暖かさで、風楽風遊の森に植えられたヒカンザクラがほぼ満開
になってきた。来園する方々の評判は上々だ。
沖縄の桜祭りが全国に知られるようになり、園への問い合わせが多くな
ってきた。そのため、園内にはヒカンザクラが数本しかないので、導入が
検討された。並木等として植える場所の確保が難しいので、来園するお客
様の要望に合わせて展示できるようにと、移動式の大型コンテナに植えら
れていた。樹木の成長、風楽風遊の森の改修などがあって花見ができるよ
うにと現在地に植えられた。
和名の緋寒桜は花色が緋色に染まることからつけらた。この名前が彼岸
桜と紛らわしいので、寒緋桜ともいう。沖縄では普通に「サクラ」と呼び、
学校・公園・並木などに使われている。本部町や名護市で毎年1月中旬から
始まる全国一早い「桜祭り」は、有名になった。
植えられた木は若いので、花数としては本場と比べて少ない。しかし、
花の一つ一つの美人度は抜群だと私は思う。確かめに来てはいかが。
比嘉正一


sebg | 2006年1月19日 08:41
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采配に因む
サイハイデイゴErythrina speciosa
別名 ブラジルデイゴ
マメ科 ブラジル南部原産
真っ赤な細長い筒状の花が目立ち始めた。名前はサイハイデイゴ。昔大
将が、兵を指揮するために持っていた采配に花が似てることから付けられ
た。采配に因むのは他にサイハイランなどがある。
幹や枝に大形のトゲを持ち、ペンシル形の美しい花を沢山付けるが、花
びらは開かない。授粉は、たぶん鳥や昆虫たちが花びらをこじ開けて行う
と思う。しかし、沖縄ではまだ見たことはない。
これから本格的な開花になる。県花デイゴには迫力的に劣るが、群れ咲
きは実にきれい。蕾を見る限り今回は花が多そうだ。
比嘉正一


sebg | 2006年1月18日 08:52
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サプライズ!

先週、1週間ほど実家に帰省したのですが、その際に神戸にある布引ハーブ園に行ってきました。
ロープウェーでてっぺんに到着したら、ハーブ園に到着。
ハーブを鑑賞しつつ、神戸の景色を眺めたりと、とても贅沢な時間を過ごしました。
スタッフの方ともお話をする機会があり、
「もし沖縄に来たら 東南植物楽園に遊びにきてくださいねー。」
なんて言っていたんです。
沖縄に帰ってきて数日後。
ショップスタッフから、「お客様がお会いしたいってー。」
と呼ばれて、いってみると・・。
布引ハーブ園の松下様が、私に会いに来てくれたんです!
松下様は家族旅行で沖縄に来る前に、私が布引ハーブ園にいったのを知って、
是非会いたいと思ってきてくれたんだそうです。
嬉しくて、お互いの園の植物について話が盛り上がりました。
この日はあいにくの曇り空でしたが、本土では温室の中で育てている植物たちが
沖縄の空の下で元気に育っているのを見て、とても感動していました。
まさか沖縄に帰ってすぐにこんな出会いがあるなんて思っていなかったので、
とてもびっくりして嬉しかったです。
松下様、どうもありがとうございました☆

写真左が私、右が松下様です。
小嶋麻沙代
sebg | 2006年1月17日 10:57
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秘密にしておこう
リュウキュウバライチゴ Rubus rosaefolius
方言名 ヒーイッチビ、シシクイイッチビ
英名 Mauritius raspberry 中国名 重弁空心泡
バラ科 沖縄各島、本州、朝鮮、台湾、東南アジアに分布する
昨日の気温は24度C、信じられないような暑さになった。一昨日の大雨
と強風は嘘のようになくなり、南風が気温を上昇させたようだ。おかげ
で園内を散策する方々も薄着だし、Tシャツ姿もチラホラいた。
園の花の状態はどうなのだろうと見に行ったら、片隅に咲いていたのが
リュウキュウバライチゴの白い花だった。よく見ると蕾も割とあるので、
これから次々と咲いてくるに違いない。撮影しながら考えたことは、実が
熟するのは何時頃なーだった。
刺のある低木で、沖縄本島では沖縄市から北部にかけての低地から山地
に多い。葉は複葉で3?6個ぐらいの小葉がついている。花は白で春先に咲
き、山が高くなるほど遅いようだ。果実は春の終わり頃に紅紫色に熟し、
甘みがあって実に美味しい。
この場所は秘密にしておこう。熟すのが楽しみだ。
比嘉正一


sebg | 2006年1月14日 09:51
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あなたの所はいいねー
ビカクシダPlatycerium bifurcatum
英名 Common Staghorn Fern
ウラボシ科 豪州、ニューギニア原産
植物園関係者を案内していたら「あなたの所はいいねー」と、ビカク
シダを指さして言った。大型着生シダで、ふだん温室の中で大事に大事
にしているのが、野外であっちこっちに自然のように育っているのがう
らやましいらしい。
大型の観賞用シダ植物で、太い樹木や大きな岩に着生する。熱帯的景
観づくりには、大いに活躍する。葉が鹿の角のように枝分かれするのが
特徴。園ではガジュマル、トックリヤシ、マンゴ、ホルトノキ等様々な
樹木に着生している。
こんなシダが自分の庭木に育っていたら、と考えたことありませんか。
興味のある方ぜひ見に来てください。
比嘉正一



sebg | 2006年1月13日 09:30
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大きな葉が美しい弧を描くヤシ
サンカクヤシ Neodypsis decaryi
別名 ミエミツヤヤシ
ヤシ科 マダガスカル原産
サンカクヤシがいつになくきれいだ。去年、大きな台風がなかったこと、
手入れが良かったこと等の理由なのであろう。
幹は単幹で直立し高さ3?6mほどになる。葉は長さ3?4.5m、羽状の
複葉で小葉が長さ30cmあまりに達する。特徴は葉が三方に重なって出て
三角漏斗状になることだ。
長くて大きな葉が美しい弧を描く様は、眺めていてあきがこない。園内
にはいろんな種類のヤシの仲間が栽培されいて、それぞれに特徴があり良
いのだが、単幹で見る限りピカ一だと思う。
比嘉正一


sebg | 2006年1月12日 09:02
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上品な紫色
クリスタル Hibiscus cv.'Crystal'
アオイ科 園芸品種
上品な紫色が実に良い。あでやかさはないが、落ち着いた雰囲気が漂
う。この花をじっと見つめていると、「冬なのにこんなにきれいなハイ
ビスカスが咲いていいでいね」と声をかけられた。
2001年8月に導入され、はやくも10月には開花した強者だ。暑がる品
種が多い中での開花で、露地植えされても台風や干ばつにも耐えて今春
一番の開花の多さを迎えている。
花の直径は17?20cm。花色はベースが薄紫で中心にかけて白っぽくな
り、中央が真っ赤。花つきよく、花期も長い。
比嘉正一


sebg | 2006年1月11日 08:31
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方言名の由来
イヌビワ Ficus erecta
方言名 アンマーチーチー、ミミクンジャギー
クワ科 日本、中国、沖縄、インドなどに分布する
イヌビワの果実が目立っている。理由は葉が落ちたり、少なくなった
小枝の先にいくつもの果実がついているからだ。
方言の名前の由来が面白いので紹介してみよう。まず「アンマーチーチ
ー」はお母さんの乳房の意味で、果実の形が似ていることから。さらに先
輩たちが「果実を傷つけると白い乳液がでる、これが母乳に似ているから
だ」と言った。なるほどと思うので信じている。「ミミクンジャギー」は、
耳が遠い木の意味、果実が熟したときに割れる場所が不完全で、穴が不十
分であることらしい。
イヌビワ「犬枇杷」は通常落葉性の低木で、暖地に多く生育している。
果実はイチジク状で黒紫に熟し、食べられる。充分に熟さないととろみと
甘みがない。
イヌとつけられた植物の名前はイヌビエ、イヌビュ、イヌバンレイシ、
イヌノフグリなど多数ある。戌年に因んイヌのつく名前を探してみた。
貴方の身近にイヌとつく植物はどのくらいありますか。
比嘉正一


sebg | 2006年1月 9日 08:56
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南からやってきた蝶の冬越し
ツマムラサキマダラ Euploea mulciber barsine
マダラチョウ科
沖縄島,石垣島,西表島,波照間島,与那国島、東南アジア
に分布する。
南からやってきて、最近棲みつき始めた蝶は、冬をどのように過ごして
いるか気になる。
去年8月13日に紹介した本種もその一つで、ぽかっと暖かくなった日に
スイゼンジナの花に蜜を求めて雌がやってきた。別の暖かい日にオオイタ
ビの新芽に産卵をしていたので、今年も大丈夫なような気がする。ただ、
これから最低気温10度Cを下回ることもあると思うので、孵化した幼虫が
元気かどうか観察したいと思っている。
昨日は「ムーチービーサ」でたいへん寒かった。今日は晴れて暖かく
なりそうなので、気温が高くなる昼頃幼虫がいるかどうか見る予定だ。
比嘉正一


sebg | 2006年1月 8日 08:36
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ハワイアン系ハイビスカスの見頃
ロザリンド Hibiscus cv.'Rosalind'
アオイ科 園芸品種
鮮やかなオレンジ色、いかにもアメリカ人が好きそうな色に見え、実は
私も大好きだ。
2001年10月に導入。前日紹介したニュー・アイディアと同じように育苗
ハウスで養生した後、露地に植えられた。
花弁はオレンジ?黄色。一重、八重咲きで、花つきよく株全体を覆い尽
くすほど咲き、一輪づつ咲く品種に比べて、華やかだ。花の直径を計った
ら13cm?17cmだった。大輪ではなく中輪で花つきの良い品種だ。
1、2月と沖縄で一番寒い時期だが、園は花いっぱい。ハワイアン系ハイ
ビスカスの見頃となる。
比嘉正一


sebg | 2006年1月 7日 08:37
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光沢のある深赤色の八重咲き
ニュー・アイディアHibiscus cv.'New Idea'
アオイ科 園芸品種
豪華でとてもきれいなハイビスカスが咲いている。例年にない咲きっ
ぷりで、お客の人気も高い。蕾も多くあり今後も開花が続きそうだ。
ニュー・アイディアは2001年10月に米国から導入、当初育苗のため
ハウスの中で育てていたが、2003年に露地植えした。相次ぐ台風に傷め
られ、干ばつにやられ、成長はよくなかった。しかし、2004年に入って
新しい土を入れ、丁寧な除草と施肥で樹勢を回復、今の開花に繋がった。
手入れした方々の思いが伝わってるような開花は、花の見事さもさるこ
とながら、来園する方々に見てもらい喜んでいる姿が実に良い。
この花の特徴は、光沢のある深赤色の八重咲き。咲いている様子はバラ
のようである。花付きよく次から次へと開花し、丈夫で様々な環境に良く
適応する。花の直径を測ったら17?19cmあった。
大きくて色鮮やかなハイビスカスの本格的な開花はこれから、ぜひ
カメラ持参で見に来てください。
比嘉正一

sebg | 2006年1月 6日 10:55
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園の新春を飾花
ピンクボールDombeya wallichii
英名 Scarlet Dombeya
アオギリ科 マダガスカル、アフリカ東部原産
ピンクボールが咲き始めた。毎年咲くこの時期を楽しみにしている。
花もきれいなこともさることながら、蜜を求めて蜜蜂や蝶がやってくる
からだ。
ぶらぶら吊り下がるように咲く半球体状の花序を持ち、熱帯を彩る最
も魅力ある植物の一つ。花序の形態からハイドランギアHydrangiaアジ
サイ属)に似ているが、系統的にはカカオと近縁。
普通小さな木だが、しばしば高さ6?8mにも生長する。沖縄の民家
でも高さ4mあまりに成長した木を見たことがある。植木市なのでも苗が
売られているので、少しづつだが普及しているのだろう。
直径20?25cmの広い葉をもち、軟らかい毛があって、葉先がとがり、
どちらかといえばおおきなレモンの葉に似ている。心臓の形をした葉の
縁を重ねると耳たぶに似ている。大きな苞葉は葉と同じ心臓形で、先端
が尖り、ぴったりと毛が向かい合い、少し角ばった花軸は若いうち緑色
をしている。
ピンクの華やかな花は、園の新春を飾るのに相応しい花になった。
比嘉正一



sebg | 2006年1月 5日 08:54
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2006年のヒット植物の夢
オオイタビFicus pumila
クワ科 日本、中国、沖縄、台湾に分布する
方言名 チタ、イシマキカンダ、イシマチ
英名 Climbing Fig,creeping fig,creeping rubber plant
青緑色でピンポン玉くらいの果実が風楽風遊の森のヤシの幹などに実っ
ている。この、ちょっと変わった果実について、問い合わせてくる方は少
ないが、ときどき質問してくるのはたいてい詳しい。
オオイタビは、沖縄独特の珊瑚石灰岩を積み上げた石垣に這わすことが
多い。石垣だけだと殺風景なこと、積み上げた石がくずれないようにだと
推察しているが、ヒハツモドキなど各地で這わす植物の種類が違うようだ。
フィカス・プミラの名で観葉植物としてかなり出回っていたが、ブーム
が過ぎたのか、少なくなった気がする。蔓性の木本、性質はかなり丈夫で
乾燥にもよく耐え、肥培管理で葉を小さくしたり、大きくしたりすること
もでき、盆栽にも使われている。
果実は熟すと黒紫になり、食べると少しだけ甘い。子供の頃はかなり食
べたが、主に使ったのは果実なげ合戦。果実を多量に採取し、二組に分か
れて相手にぶつけ合う単純な遊びだが、面白かった。最近、沖縄中がコン
クリートだらけになり、子供が家の中でしか遊ばないようになったと思う。
石壁、コンクリート、植物の幹等々あらゆる場所に這っていくので、緑化
に適し、果実投げ合戦もできる、さらに中華料理デザートのアイギョクシ
と同様果実の種子を水の中で揉むと寒天状に固まる物質がある。利用しない
手はない。
2006年のヒット植物の夢を見てしまった。
比嘉正一


sebg | 2006年1月 3日 11:30
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沖縄では栽培が少ない思う
定期アクセスしている皆様、たまに見る皆様、
そして初めてのアクセスの方
新年、あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。
セイタカベンケイ Kalanchoe tsarananensis
ベンケイソウ科 マダガスカル原産
ひときわ目立つベンケイソウの仲間が咲いていた。
名前のとおり茎が直立し、高さ1.2?1.5mぐらいに成長する。ひときわ
大きくて、花も豪華で目立つ。釣り鐘型の花は下垂し、苞が鮮やかなオレ
ンジ色で、黄色い花弁が下向きにのぞくように突き出ている。
園へ何時頃導入されたか不明。1983年にひめゆりパークが開園したと
きには、パークに植えられていたので、このときには園内にもあったのだ
ろう。一時期、かなりの数があってこの時期咲いていたが最近少なくなっ
た。乾燥に強い植物とともに、花が咲いてなくても十分観賞価値があるし
沖縄では栽培が少ない思うので、今一度増殖したい。
園の長い歴史の中で、導入されたり、消えたりの繰り返しがある。しか
し、なるだけ消える植物がないようにしたいと思う。
比嘉正一


sebg | 2006年1月 1日 09:43
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