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比嘉 正一
(ひが・まさかず)
琉球大学農学部卒
専門分野:昆虫・植物

小嶋 麻沙代
(こじま・まさよ)
琉球大学大学院農学研究科卒


沖縄の観光地は東南植物楽園

住所:沖縄県沖縄市字知花2146
TEL:098-939-2555
MAIL:info@sebg.co.jp
http://www.sebg.co.jp/

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チカチの呼び名の由来はCutehカッチ

オキナワシャリンバイ Rhaphiolepis indica
別名 インドシャリンバイ、モクコクモドキ
方言名 ティカチ、チカチ、ツカツギー、

 園のオキナワシャリンバイがやっと咲いた。蕾が枝先に付いていたので
咲くのが待ち遠しく思っていたのに、咲き出したとたん、数日続いた強風
で白い花弁の先が茶色に変色してしまった。それでも、まだまだ蕾がつい
ているので、しばらくは可憐な白い花が楽しめそうだ。
 常緑の樹木で高さ3?5mぐらい。白い花は3?4月にかけて咲く。果実は
黒く熟し、食べられる。数個食べている内に口の中は黒紫に染まり、食べ
ている数人の仲間は、指さしながら笑いあうのである。樹皮にはタンニン
が豊富で染料に使われる。
 インド原産のアセンヤクAcacia catechu の心材、マングローブの樹皮を
染料の素材に使用するのをCutehカッチ という。方言のチカチ、ツカツギ
ーはこの呼び名からきたと思われると、文献には書かれている。
比嘉正一
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sebg | 2006年3月30日 08:47 | Comment (0) | Trackback (0)

餌がいっぱいあるなー

ノアサガオ Pharbitis congesta
方言名 ヤマカンダ、アミフィカンダ、カンダバーグサ
英名 Blue dawn flower,morning -glory
ヒルガオ科 熱帯アジア原産

 ここ数日、ノアサガオの花が急に増え始めたように見える。通勤の途中
や住んでいる地域、園の周辺でしか見てないが、気温が上昇するにつれて
増えているようだ。
 日本では伊豆七島、紀伊半島以南の暖かい地域に自生し、琉球列島でも
各島々で帰化植物として野生化している。花は青紫色、直径約10cm。種子
はあまりできないとされていて、実際種子を探し回ったが見つけることが
出来なかった。多年生、茎から発根し、すさまじい強さでよく繁茂する。
 子供の頃、すぐ近くにヤマカンダはたくさん生えていたので、山羊やウ
サギの餌に刈り取って与えていた。とにかく、刈り取っても次から次へと
育つので、なくならない便利な餌としか思ってなかった。だから、そこら
じゅうに生えているのを見ると、ついつい「餌がいっぱいあるなー」と思
ってしまう。
比嘉正一
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sebg | 2006年3月29日 08:45 | Comment (0) | Trackback (0)

蘭のような淡紅色の花

フイリソシンカ Bauhinia variegata
英名 Orchid Tree,Mautain Ebony 中国名 羊蹄甲
マメ科 インド、ビルマ、中国原産

 気温が少しずつ上昇するにつれて、園内はほのかな甘い香りつつまれだ
した。フイリソシンカの開花が本格的にはじまったのだ。
 高さ3?5mほどの中高木で、蘭のような淡紅色の花を春と秋に咲かせる。
特に春は花数が多く開花の期間も長い。木よって様々だが、葉をすっかり
落として満開になると、桜のように見える。
 沖縄では街路樹、公園などに利用されていて、良く開花しているのを見
かける。人気は高いようで、保育園や幼稚園の庭、民家の庭でも栽培され
ている。
 園では今でも花が多いが、これから開花の本番を迎える。
比嘉正一
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sebg | 2006年3月28日 08:50 | Comment (0) | Trackback (0)

通って見てしまう

メキシコヒメノボタン Heterocentron macrostachyum
別名 メキシコノボタン
英名 Pearl Flower
ノボタン科 メキシコ原産
 
 いつ見てもメキシコヒメノボタンの花はきれいだと思う。毎年、開花の
時期になると生えている場所に何度か通ってしまう。一度見ると、何度も
見たくなるのだ。
 高さ1mほどの低木状で、毎年新しい角張った茎が伸びてきて数年経過
するとブッシュになる。小枝が増えると開花の数も多くなる。秋?春にか
けて咲くが、園では春に花数が多い。
 1998年4月導入されてから、何度か移動して植えられていた。ここしば
らくは移動してないせいか、株が大きくなってきた。沖縄では栽培が少な
いと思っていたが、今年はあっちこっちで開花を見ているので、ブームに
なるかも知れない。
比嘉正一
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sebg | 2006年3月27日 09:16 | Comment (0) | Trackback (0)

マヤーフィグ

ヒカゲヘゴ Cyathea lepifera
別名 モリヘゴ
方言名 ヒグ、ヒィグ、マヤーフィグ、ミーヒィグ
英名 Tree fern
ヘゴ科 沖縄、台湾、フィリピンに分布する

 美味しそうな新芽がたくさんでてきた。これから展開するゼンマイ状の
小葉や、すでに開いている黄緑色の葉はとてもまぶしく見える。
 高さ10mにも達する日本でも最大の木性シダ植物。葉は2回羽状複葉で
長さ3?4mになる。沖繩では観賞用に庭や公園に植えられ、幹にはオオタ
ニワタリ、シダ類、ラン類を着生させ楽しむ。ランを着生させるヘゴ材は、
ほとんどがこのヒカゲヘゴから作られている。ゼイマイ状の芽はアクをぬ
いたら食べられる。ちょうど今の時期がアクが少なく柔らかくて美味しい。
食べた方々の意見を聞くと、味のない固い大根を食べているようでそれほ
どでもなかったという。たぶん、調理方法が悪かったかも知れない。
 マヤーフィグは猫ヘゴのこと、銀白褐色の鱗片に隠れた新芽が猫に似て
いるから、ミーヒィグ雌猫の意味。
比嘉正一
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sebg | 2006年3月23日 11:40 | Comment (2) | Trackback (0)

満天星

ハクチョウゲ Serissa foetida
別名 ハクチョウボク、満天星、蛍花、コクチョウゲ
方言名 バンティーシ
アカネ科 台湾、中国原産

 白い小さな花に似合わないほどの大きなモンシロチョウが、盛んに口吻
を伸ばして蜜を吸っていた。花に留まる時間は、ほんとうに短いのだが花
は無数に咲いているので、次から次へと訪問していく。近づくとほんのり
と甘い香りがした。白い花はこれから満開を迎える。
 高さ1mくらいの低木で、数多くの枝を密生する。葉は1?2cmぐらいの
長さで、楕円形をしている。花は白色または淡い紅色、葉の縁に斑が入る
のもある。民家の庭園に好んで植えられる低木で垣根、根締、境界などに
使う。細かい枝葉は、刈り込みにも耐えるので形良く仕上がる。
 バンティーシは満天星という意味で、小さな葉の群れに白い花が点々咲
いていることつけられた。ここ十数年の間に、あれほどあったこの植物も
沖縄の民家の庭から少なくなってきているように見える。性質が良く、上
品さもあるのでなもっと活用してほしいと思う。
比嘉正一
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sebg | 2006年3月22日 08:57 | Comment (0) | Trackback (0)

旅立ちの前にまず食事

アサギマダラParantica sita
マダラチョウ科 奄美大島,沖縄島,久米島,宮古島,石垣島,竹富島,
 黒島,西表島,鳩間島,波照間島,与那国島,北大東島,南大東島,
 北海道,本州等に分布する。

 スイゼンジナの花にアサギマダラが朝食にやってきた。朝食だけだと思
っていたら、昼、夕方までいた。どうやら、お気に入りの花のようだ。
 アサギマダラは長距離を旅することが最近分かったきた。アメリカで
オオカバマダラが南北を行き来するように、本種も南北を行き来している。
初夏から夏は発生を繰り返し、北上を続け北海道まで達する。夏遅くから
秋にかけては沖縄、台湾、なんとフィリピンまで南下するという。
 アサギマダラの移動調査は、翅に油性のマジックでマーキングする方法
で行われている。翅にいつ、どこで、だれがマークしたか略字で書かれ、
ネットに公開される。いつ、どこでマークしたらよいか各地域でほぼ明ら
かになってきたので、成果も着実にあがってきている。
こうした調査は十数年前から行われているが、マスコミに紹介されたり、
地域の子どもたちの学習にと取り上げられたりしたので、調査員とマーク
数は飛躍的に増大し現在は、さらに台湾、フィリピンの研究者まで参加し
大規模な調査が行われている。
 沖縄は初夏をむかえつつある。南東からの強い風に乗って北上するチャ
ンスはもうすぐだ。
比嘉正一
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sebg | 2006年3月21日 09:07 | Comment (0) | Trackback (1)

実力、人気を兼ねた花

クササンダンカPentas lanceolata
英名 starcluster、Egyptian 、star-cluster、starcluster
アカネ科 アフリカ原産

 クササンダンカは職員の一部に根強い人気の花の一つだ。人気の理由
は、花の期間が長い、かわいらしい、性質が強い、ものすごく暑い夏も
花がある等だ。
 ペンタスの名前で多くの交配種が栽培されている。花は長い筒を持ち
サンダンカと同じように星の形に似ている。花色は紅、白、ラベンダー
がある。主に鉢花として販売されているが、実力を発揮するのは花壇や
庭の植え込みで、ほぼ1年中花が見られる。
 蝶の好きな方、蝶ももよく訪問するので、植えてみてはいかがですか。
比嘉正一
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sebg | 2006年3月20日 08:59 | Comment (0) | Trackback (0)

白い乳液に注意

ハナキリンEuphorbia milii var.imperatae
英名 Crown-of-thorns,Christ plant,christ thorn
中国名 麒麟花
トウダイグサ科 マダガスカル

 最盛期の多少はあれ、一年中真っ赤な可愛い花を咲かせている。園では
割に多く使われていたが、最近他の植物が多くなるに従い、すくなくなっ
てきた。同じように県内でも栽培しているのは少ないようだ。
 従来はスプレンデンスの名で栽培されてきた。近年鉢花として生産され
ていて、多肉食物との組み合わせのデイスプレイなどによく使われている。
高さ2mにも生長する。花序(枝や茎につく花の並び方)は初め1個、つ
いで2個,4,8個と倍増し希に32個にもなる。杯状花序には2枚の明
赤色から黄色の苞葉がある。茎には托葉の変化した棘があり、長さ2cm、
基部の幅4?5mmほど。
 茎・葉の切り口からは白い乳液が出る。この乳液は人によってかぶれる
ことがあるので、取扱いには注意が必要。私もかぶれたことがある。
比嘉正一
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sebg | 2006年3月18日 08:33 | Comment (0) | Trackback (0)

仏壇、墓に供えるクロトン

クロトン・アカマキ赤巻 Codiaeum variegatum cv.'Corkscrew'
別名 ヘンヨウボク  方言名 クロトン
英名 Croton
トウダイグサ科 マレイ原産

 気温が低い時期は観葉植物が一段ときれいに見える。クロトンの仲間も
そうで赤巻が一段と赤くなっているので、撮影してみた。
 クロトンの赤巻は、ものごころついた頃にはすでに庭に植えられていて
、ごく普通の庭木だった。もちろんその頃は名前などは知らず、ただ赤い
葉で渦を巻いている面白い木としか思ってなかったし、仏壇に供え、墓に
持っていくために植えているのだと思った。残り物が、墓の周囲にそのま
ま土にさしたのが生えたりもしていた。
 クロトンの来歴などを調べていたら次のことが紹介されていた。
 クロトンは17世紀にヨーロッパに紹介され、ハワイには1804年にイギリ
スから導入された。日本には1773年に初めて導入された。台湾には1900年
に導入され、沖縄には1910年頃にシンガポールから導入されてブームにな
った。1939年に沖縄の尚男爵が小石川植物園に50種近い品種を送った。
1970?71年頃にハワイからたくさんの品種が導入され空前のクロトンブー
ムになった。
 沖縄ではいま少しだけブームで、植木市などでは鉢植えにされた最新の
品種が出回っている。園には多数の古い品種が栽培されているので興味の
あるかたは探してみてください。
比嘉正一
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sebg | 2006年3月17日 09:06 | Comment (2) | Trackback (0)

沖縄を緑化し涼しくする救世主

アマミヅタParthenocissus heterophylla
方言名 キレルカズラ(奄美)
英名 Boston ivy,Virginia creeper
ブドウ科 台湾、中国、インドシナ、奄美、徳之島、沖縄に分布する

 新緑の眩しい季節になった。園ではいち早くアマミヅタが赤茶色の新芽
と新葉がでて、瞬く間に緑色の葉へと変わっていった。
 木性の蔓植物。茎の先端に吸盤がついていて、樹木や岩、壁などにへば
りついて成長する。葉は3出の複葉で倒卵型。12月?1月にかけて気温が低
下するにつれて紅葉し、落葉する。紅葉する数少ない植物。新芽は2月下旬
頃よりでてくる。
 ツタの仲間は壁面緑化に欠かせない。特に沖縄にも原産し、丈夫で手に
入りやすいアマミヅタは貴重な存在だ。コンクリート、ブロック壁にも平
気で這うので、暑くて長い沖縄を緑化し涼しくする救世主かもしれない。
 ここ数年、島全体がヒートアイランドになっているので、そろそろアマ
ミヅタを植えてみてはいかがでしょうか。
比嘉正一
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sebg | 2006年3月16日 10:37 | Comment (2) | Trackback (0)

チョコレートムース

チョコレートムースHibiscus cv. 'Chocolate Mousse'
アオイ科 ハワイアン系の園芸品種

 枯れてしまったと思いこんでいたら、花が咲いていた。たぶん、導入し
た当時、親株が枯れたら品種が途絶えるものだと危惧されて、接ぎ木がさ
れて生き残ったのだろう。当時の担当者に感謝だ。
 チョコレートムースは2002年3月に6株導入され、親株は毎年のように枯
れたしまった。沖縄の気候にに品種がなじまないものだと思った。花は名
前の通りチョコレート色で、普通の鮮やかな品種たちに比べて質素だ。開
花を最初に見たのは2002年だから、なんと4年ぶりに見たことになる。
 園内には植えられてなく、バックヤードのハウスの中で育てられている
が、生育が順調なら近い内に園内への移植もあるかもしれない。
比嘉正一
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sebg | 2006年3月15日 14:31 | Comment (0) | Trackback (0)

イペー・アマレーロ

タベブイア・ウンベラータTabebuia umbellata
ノウゼンカズラ科 ブラジル原産

 コガネノウゼンの花が満開中で、園が黄色くひときわにぎわっている。
その中にちょっとだけ小さく、花色が濃いのだが、ほとんどの方々が気が
付かない。それほど似ているのがタベブイア・ウンベラータだ。
 高さ10?15mに達する高木で、花は小枝の先に咲き、長さ5?7cmほど。
原産地のブラジルではイペー・アマレーロIpe-amareloと呼ばれている。
園への導入経路は不明で、おそらくコガネノウゼンを導入するときに紛れ
込んだのだろう。数は少なく数本しかない。
 熱帯花木の好きな方、ちょうど今がチャンスですよ。コガネノウゼンと
じっくり違いを確かめてください。
比嘉正一
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sebg | 2006年3月13日 08:14 | Comment (3) | Trackback (1)

酸っぱさが口中にひろがる

カタバミ Oxalis corniculata
方言名 ソーミナフサ、ソーミナーフサ、マーソマーフサ、ミーハジチヤ
英名 Creeping oxalis
カタバミ科 沖縄各島、日本に分布する。

 黄色い小さなカタバミの花が咲いていて、美味しそうな小さな実もつい
ていたので、ついついつまんで食べた。酸っぱさが口中にひろがり、子供
の頃よく食べた懐かしさがよみがえってきた。
 路傍、畑地、庭園などに生える多年生草本で、茎が地上をはいどどん広
がっていく。性質はたいへん強く、庭の1鉢に生えたらまたたくまに他の鉢
にも広がり除草するのに手間がかかってしまう。
 和名の傍食は葉の片方が欠けていることからつけられた。方言のソーミ
ナフサはソーミナー(メジロ)、フサは草の意味。マーソマーフサは塩っぽ
い。ミーハジチヤは目をはじく問い言う意味、果実を触るとはじけて種子
が飛び散る際に目に当たることから付けられた。私の所はミーハンジャー
と言っていた。
比嘉正一
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sebg | 2006年3月12日 08:58 | Comment (2) | Trackback (0)

沖縄になじんだツツジ

ヒラドツツジRhododendron ×pulchrum
英名 Snow azalea
ツツジ科 日本原産

 紫、白のヒラドツツジが今年咲いている。大規模の剪定で今年はだいぶ
こじんまりとした咲き方だ。それでも沖縄の初夏の始まりを告げているよ
で季節感の花であることは間違いない。
 ヒラドツツジについて、文献には以下の記述があるので紹介する。
 長崎県平戸市は江戸時代に貿易港として栄え、外国のさまざまな植物が
導入されていた。沖縄のケラマツツジR.scabrum、中国産のタイワンヤマ
ツツジR.simsiiが武家屋敷に栽培されていて、日本産のモチツツジ
R.macrosepalum、キシツツジR.ripenseとの間で自然雑交がおこり、
多くの変異個体がでてきた。1951年以降に選抜されたのがヒラドツツジ
Hirado Azalea hybridsで、300近い品種があると言われている。品種の
母胎はケラマツツジなので性質はこれに近い。世界中のツヅの仲間で最も
大型になる。
 ヒラドツツジはケラマツツジの性質を受け継いでいるので、沖縄の土地
にによくなじんでいる。ちょうど今頃の公園、街路、庭園、学校等に咲い
ているのは殆どがこのツツツジだと重う。
比嘉正一
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sebg | 2006年3月11日 13:02 | Comment (0) | Trackback (0)

チビカタマヤーガサ

オオバギ Macaranga tanarius
方言名 チビカタマヤーガサ、マイクーバー、マイクンジヤ、クンチュ
ーユーナ、ウコバーギ
トウダイグサ科 沖縄各島、台湾、南中国、マレーシア等に分布する

 裸地にするといち早く生えてくる植物達がある。オオバギはその一つで
樹木の中ではピカ一に早い。大きな葉を持っているので遠くからでもよく
目立つ。園の周辺を整備したときにもやはりオオバギが早かった。
 常緑の広葉樹で雌雄異株、高さ4?10mに達する。葉は大型で卵の形をし
ていて長さ20cm余りになる。樹形は傘型で、大きくなるとかなりの日陰を
作るので公園や学校の校庭、街路などにも植えて欲しいと思うのだが、最
近は見たことがない。子供の頃、校庭に生えていて遊んだ記憶はある。
 チビカタマヤーガサ、マイクーバー、マイクンジヤは尻の穴をふさぐと
言う意味で、葉の粘液がお尻についてふさぐことに由来するらしい。クン
チューユーナはオオハマボウに似ている、ウコバーギは葉が大きいという
意味。
 そう言えばヒージャー(ヤギ)にも食べさせた記憶がある。強くて良く育ち
木陰は人々に涼しさを提供し、ヤギの餌にもなる、有用な植物と思うのは
私だけかなー。
比嘉正一
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sebg | 2006年3月10日 08:48 | Comment (0) | Trackback (0)

セイシカファンの方々へ

セイシカRhododendron latoucheae
方言名 メーキ、ミキ、ミーキ
ツツジ科 沖縄、台湾、中国に分布

 セイシカ聖紫花の花が咲いていた。いまかいまかと、時々見に行ってい
たが、数日間油断していたら、小さな蕾から一気に開花してしまった。
 高さ7mくらいの割と高木になり、幹の直径も20cmあまりに達する。
花は枝先に3?5個つき、直径6?7cmくらい、白から淡い桃色になる。数
が少ないことから「幻の花」と言われたことがあったが、増殖されて、ち
ょうど今の花の時期に、植木市やガーデンセンターなどで販売されている。
 1994年4月に導入され、園には1株しかないので、大切にされている。
新しい枝がでたら、今年は挿し木をして増殖をしてみたいと重う。本格的
な開花はこれからなので、セイシカファンの方々、お見逃しなく!!
比嘉正一
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sebg | 2006年3月 8日 08:55 | Comment (0) | Trackback (0)

ハサーギ

タブノキ Machilus thunbergii
方言名 トゥムル、トゥムヌ、コウーギ、ハサーギ
別名 タブ、カショウダモ、タマグス
クスノキ科  日本、沖縄、台湾、中国に分布する

 新芽が赤茶色できれいだ。毎年見る光景でも、毎年感動して見入ってし
まう。
 タブノキは常緑の広葉樹で高さ30mにも達する高木。園の周囲に普通に
見ることができる。花は淡い黄色で小さく、果実は黒く熟する。緑化木と
しては大変優れていて、街路樹、公園、庭園に使われている。他には用材、
線香材料、染料に使われタンニンもとれる。
 方言のハサーギはクワガタムシの木と言う意味で、夏の期間この木の樹
液にクワガタムシが集まるからだ。園の周辺もタブノキが多く、10年ほど
前には森も多かったが、開発で減り採取できるクワガタムシも減り、個体
は小さくなった。
比嘉正一
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sebg | 2006年3月 6日 08:52 | Comment (0) | Trackback (0)

独特の香りと辛み

カラシナ Brassica juncea
英名 Brown Mustard,Indian Mustard,Leaf Mustard
中国名 芥菜
アブラナ科 中央アジア、中国原産

 とうとうカラシナに黄色い花が咲いてしまった。こうなったにら葉は固
くて食べられない。なんでも、種をとるために咲かせているらしい。
 1?2年草で、葉には特有な香りと辛みがある。通常9月頃より種をまき
11月頃より収穫を開始し、3月に入ると黄色い花を咲かせる。葉は炒め物、
煮物、漬け物に、とう立ちした蕾の頃に塩漬けすると美味しい。
 カラシナは沖縄だけに栽培されていると勘違いしている人が多い。実は
中国から古くに入った野菜で、寒さにも強いことから日本全国で栽培され
ている。しかし、独特の香りと辛みのせいか、沖縄の栽培が多いようだ。
 性質は強健で、誰でもどこでも簡単に栽培でき、独特の香りと辛みが、
やみつきになるらしくファンはほんとうに多い。「カラシナ弁当」がある
ように単独の野菜で主役になるのは珍しい。
 実は小生も大ファンです。
比嘉正一
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sebg | 2006年3月 5日 10:41 | Comment (2) | Trackback (0)

コリウスは強い味方

コリウス Coleus blumei
別名 キンランジソ、ニシキジソ
英名 Painted nettle
シソ科 ジャワ原産

 コリウスは園にはなくてはならない植物だ。葉の色、形が様々に変化し
性質は強健で、育てやすい。ずいぶん前からいろいろな場所で植えられて
活用されてきた。
 草丈20?80cm、通常一年草だが沖縄では多年草。葉の大きさから大葉
系、小葉系、細葉、キク葉、フリジン葉などに分けられている。なんと
100品種もあると言われているせいか、毎年のように新しい品種を見てい
るような気がする。
 よく使う理由は台風にも関係する。真夏は草花は育たない、熱帯花木の
花は強い風でダメになり、台風通過後の園は彩りを回復するのにしばらく
かかる。コリウスは草丈が短いのでネットで覆えば強い風から守られる。
少々痛めつけられても回復が早い、植えたい場所にじかに挿しても育つ。
品種が豊富で単調にならない。などなどコリウスは強い味方なのだ。
比嘉正一
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sebg | 2006年3月 3日 08:52 | Comment (0) | Trackback (0)

芝の園での位置はたいへん重要

イヌシバ Stenotaphrum secundatum
英名 Augustine grass,Buffalo grass
イネ科 カリフォルニア原産

 園内の芝はイヌシバ、コウライシバを使用している。10数年ほど前には
ほとんど後者だったが、最近は前者が多い。
 芝の園での位置はたいへん重要である。1年中青々としていること、出入
りは自由なのですぐに座れること、芝の高さがほぼ一定のことなどだ。
 コウライシバは毎年目土が必要なこと、数年に一度全面の張り替えが必
要なこと、葉先がとがり人が座ったときに、座り心地が悪いとの理由でイ
ヌシバが使われるようになった。性質は強健で適度な土があると、瞬く間
に覆ってしまう。覆いたい場所にじかに挿してしまえばよい。葉は真夏の
時期でも柔らかく、座り心地もよい。難点は芝刈りの回数が多くなること
、葉が柔らかいので人の出入りが多いとすり切れてしまい裸地になること
を除けば、管理のしやすい芝ということだ。
比嘉正一
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sebg | 2006年3月 2日 09:18 | Comment (0) | Trackback (0)

クロタチ

ア・クリプトポーダ Aloe cryptopoda
別名 黒太刀(クロタチ)
ユリ科 ザンビア、ジンバブエ原産

 今年はいろいろな花が早く咲き出している。アロエの仲間も同じで本種
は通常3月中旬頃が満開時期を迎えるが、早くも最盛期の様相だ。
 黒太刀とは良くつけた名前で、葉が濃い緑色で細長く湾曲し形の良いの
が特徴だ。花は橙色できれい。性質は強いようで、土壌の違ういろいろな
場所に移動してもよく育ち、花を咲かせてくれる。
 この花が終わる頃、初夏になるのが通常のパターン。昨日はひさびさに
晴れて、気温は25度Cまで上昇した。本日は雨、明日は気温が下がる予想
だが、確実に夏は近づいている。
比嘉正一
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sebg | 2006年3月 1日 09:00 | Comment (0) | Trackback (0)