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害草、でも漢方として効用
ヤブガラシ Cayratia japonica
別名 ビンボウカズラ
方言名 イチハグサ、ムシクサ
ブドウ科 日本全土、朝鮮、中国、東南アジアからインド、
沖縄各島々に分布する
園にとってやっかいな植物もある。ちょっと油断していると花木にから
みついたり、鉢植えも生えてくる。これからが、こうした植物との戦いが
が始まる。
蔓性、茎は角張っている。葉は長さ4?8cmの5個の小葉がついていて、
見た目には鳥の足に似ている。性質は大変強く、林木にまきつき、樹木冠
まで覆い被さるので、害草として知られている。和名のヤブガラシは藪枯
しで、藪が枯れれば主が貧乏するのでビンボウカズラの名前もある。
中国では根や茎葉に解毒、利尿、鎮痛、消炎などの効用があるとされ漢
方として扱われる。若芽はゆでて和え物にする。
花は白で小さいのだがオオゴマダラ、アオスジアゲハ、ナミエシロチョ
ウ等の蝶たちや色々な虫が蜜を求めて訪問する。これからが開花の時期を
迎えるので、虫たちの観察もヤブガラシの花を見つけると成果が上がる。
比嘉正一


sebg | 2006年4月30日 09:58
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スパイスの花
オールスパイス Pimenta officinalis
英名 Allspice,Pimento
フトモモ科 西インド諸島、中米原産
心待ちにしていた花が咲いた。小さな白い花で、きれい、良い香りがあ
るなどの特徴があるわけではない。花後の結実が楽しみと言ったところだ。
オールスパイスは2本の苗が2000年11月に導入され、ハーブガーデンに
植えられた。当初は弱々しく、はたして上手く成長してくれるのかと心配
されたが、台風の強風にも耐えて去年あたりから結実が増えてきた。今年
はさらに成長し無数の花を咲かせている。
常緑の高木。花は白色で小枝の先に多数集まって咲く。実は直径約1cm
くらいで、1?2個の種子が入っている。調べてみると、果実は未熟の内に
収穫し、天日乾燥し赤みを帯びた暗褐色で完成のを出荷する。チョウジ、
ニッケイ、ニクズクらの味を全てあわせもったようであるためオールスパ
イスの名前が付けられているとのこと。主産地はジャマイカの他南アメリ
カ各地、半野生状態で生育している。葉はゲッケイジュに似ていて
West Indian Bayと呼び、ラム酒で浸す出した香料を整髪用に使う。
去年、試しに種子をつぶし香りを嗅いだら、何とも言えない香りがした。
今一度、あの香りに浸りたい。
比嘉正一

sebg | 2006年4月29日 08:35
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時々葉をかじっている
ニッケイ Cinnamomum sieboldii
方言名 カラキ、カラケ、ハラギ
英名 cinnamon
クスノキ科 徳之島、沖縄島、久米島、石垣島に分布する
ニッケイの白い小さな花が無数に咲いている。近づかないと甘い香りは
しないが、蜜があるのだろうミツバチがさかんに飛び回っている。
園内には2本あり、高さ4mほどに育っている。職員の一人がヤンバル
から小さな苗を10年ほど前に調達してきたもので、今年は2本とも一番の
開花になった。
日本名ニッケイ「肉桂」とあるが、この種類を特定するのでなく根に近
い皮の厚い部分をさすとのこと。方言のカラキ、カラケ、ハラギは「辛い
木」の意味。
ニッケイの樹皮・幹・根を乾燥したものを肉桂皮と称し、桂皮アルデヒ
ド(C9H8O)を主成分とする揮発油による特有の芳香と甘み及び辛味がある。
ニッケイ、ニッキの名でお馴染みのハーブ。樹皮をパウダーにしたものを
お菓子に、スティックは飲み物に、オイルは殺菌作用等の利用がある。
覚えているのは、ピンクの四角い紙にカルキ、カラキと呼んでいてマチ
ヤグワーに売っていた。今のようにお菓子が豊富でないので、子供達の
(大人もかな?)たいへん重要なお菓子だった。いつの間にかなくなったが
懐かしい味だった。また食べたいと思い、時々ニッケイの葉をかじってい
る。ツンとした辛味と独特の爽やかな香りはまだやめられない。
比嘉正一

sebg | 2006年4月28日 13:24
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大型水生植物
ミズカンナ Thalia dealbata
クズウコン科 北米
ポリネシアンレイクの一角に大型の水生植物が植えられている。これま
で大型の台風が何度もあったが、乗り越えてきた。とっても丈夫な植物の
一つに数えられる。花はいつでも咲いているように見え、特に雨の多いこ
れからの時期が多く咲く。
耐寒性もあるとされているので、日本での栽培は多いと思うが、沖縄で
は珍しい。水生植物ということで、庭に池を持ち栽培する人が少ないから
なのであろう。これから庭に池を作り、いろいろな生物が棲むようにと考
えている、ビオトープには最適だと思う。
花は紫色。特にとてもきれいといわけではない。ただ、野趣好みにはい
いいのではと、おすすめの植物だ。
比嘉正一


sebg | 2006年4月26日 08:52
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シィクワシャーの害虫
オオシマゴマダラカミキリ Anoplophora oshimana
カミキリムシ科 奄美、沖縄諸島に分布
園のシィクワシャー(ヒラミレモン)の大半を枯らした張本人オオシマゴマ
ダラカミキリを見つけた。ちょうどシィクワシャーにやってきたところだ
った。カミキリにとっては運が悪い、しかし木はこれで助かる可能性があ
る。数年後には香りの良い果実をつける大きさまで成長しているので、こ
れから何匹かの攻撃を受けるかも知れないが、生き残って欲しいと思う。
栽培ミカン類を枯らす害虫として有名で、他にモクマオウ、クスノハカ
エデの生木を幼虫が食べる。幼虫が好きな場所は木部と形成層の中間あた
りで、栄養豊富なのだろう。しかし木にとっては命綱で、木の周囲を食べ
られたら枯れるしかない。
家の周囲にクスノハカエデが生えていて、2枚の羽根のある独特な種子
が面白く、毎年楽しみにしていた。どういうわけか、だんだんと勢いが
なくなりとうとう枯れてしまった。原因はカミキリの食害だったのだが
当時、どうして枯れたのか分からずじまいだった。
今からオオシマゴマダラカミキリの発生が続く、みなさんの大事なシィ
クワシャーを守るために数日に1回の点検をおすすめします。
比嘉正一


sebg | 2006年4月24日 09:04
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めったに手づかみが出来ない
オキナワキノボリトカゲ Japarula polygonata polygonata
方言名 キーナカジュー
アガマ科 琉球列島の固有の亜種
じっと、こっちの動きを見定めようと微動だにしない。少しだけ私が
瞬きしたのか、素早く動き出した。手をかざした瞬間、視界から消えて
しまった。夏の始まりを告げるキーナカジューを見つけたのだ。
夏休みの遊び相手、生き物部門の一二位を競うほど大人気オキナワキノ
ボリトカゲはかつて緑がいっぱいあったときは、そこら中にいた。家の屋
敷はガジュマルなどの防風林があったので、そこにもいた。雄はマーチャ
ー、雌はテンブーと言って区別し、捕獲した雄同士を対決させるため雌は
逃がした。雄は対決させる前に、フーチバーを入れた箱に入れておくと強
くなる、いやシークワサーの葉がいいとか言って工夫もした。結果は大き
い方が強かった。
園や周囲にはキーナカジューが多い。子供の頃のような素早い動きがで
きないので、見つける数が多い割にめったに手づかみが出来ないでいる。
比嘉正一


sebg | 2006年4月23日 09:23
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欧州では観賞用
シュンギク Chrysanthemum coronarium
方言名 シュンチク、シュンチンシュンヂク
別名 コウライギク、オキナワギク、ローマギク
英名 Garland Chrysanthemum
中国名 春菊
キク科 地中海沿岸原産
見慣れない可愛い花が咲いているので近づいてみたら、シュンギクだっ
た。なぜここに生えているのだろうと疑問に思っていたら。すぐに分かっ
た。職員の一人が、家にあった種子をばらまいたことが判明したのだ。
草花としても使える。調べてみたら面白いことが書いてあった。
日本へは17世紀頃の伝来で、欧州では観賞用に栽培されている。健胃、
整腸作用があり、便通をよくする作用がある。アスパラギン酸などの有効
成分を含んでいるので、体に良い。
春の若芽を食べるので春菊の名前がある。食用になる前の原種はハナゾ
ノシュンギクで小型。リュウキュウシャンギクは葉のノコギリ状のへこみ
が少なくへらの形で厚ぼったい、別名オタフクトともいう。葉が薄く細か
いのがセリバシュンギクと呼ぶ。シュンギクを食べるのは日本、中国、東
南アジア。
家では汁の実、炒め物、天ぷら、鍋物に実に多様に使う。昨日も食べた。
「少し固いなー」と言ったら、「歯が弱ってない、この方が体にいい」と
言われた。花が咲く時期なので、食べるのには固いと思うのだが。
比嘉正一


sebg | 2006年4月21日 09:24
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最近流行の鉢植え観葉植物
ルリゴクラクチョウカStrelizia nicolai
バショウ科 南アフリカ原産
ゴクラクチョウカの花を白く巨大にしたルリゴクラクチョウカが咲いて
いる。時々、「白いゴクラクチョウカを探している」と訪ねられる機会が
あるごとに、この花を見せている。どうやら生け花に使いたいらしい。
高さ5m程に達し、株立ちする。がくは白、花冠はきれいな青紫色で矢じ
り状。葉はバナナ状で大きい。沖縄では観賞用に広く栽培されていて、公
園、庭園などで普通に見ることができる。最近、流行なのが鉢植えでホテル
、公共施設、企業のロビー、庭園に置かれ他の植物との組み合わせでデ
ィスプレイにも使われている。園にも時々注文がはいるようだ。
園では良く結実し種子が手にはいるので、苗が作られている。ここでも
地道な職員の努力が実を結んでいる。
比嘉正一


sebg | 2006年4月20日 08:45
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写真好きな方には腕の見せ所の花
アメリカデイゴ Erythrina crista-galli
別名 マルバデイゴ、カイコウズ
英名 Cookspur coral-tree,Common coral-tree
マメ科 南米
サイハイデイゴの花が終わったら、アメリカデイゴ が咲き始めた。5月
の連休ぐらいにデイゴが咲きそうなので、約半年間はデイゴの仲間の花が
園内で楽しめるわけだ。
高さ2?5mほどの樹木で、葉は互生し、三出複葉。花は4月中旬頃?
10月まで咲くと言われているが、園内はその期間中に3回ほどのピーク
があり少ないときもある。花色は深紅で、蝶型。
沖縄では公園や並木、学校の庭園、民家の庭園に使われている。性質は
丈夫で、繁殖もやさしいことから企業の敷地内にもよく使われようになっ
た。鹿児島県の県木。
まだ咲き始めなので花数は多くない。見頃は4月下旬を予想している。
デジタルカメラも最近はいいので、深紅色をうまく表現できる素材として
写真好きな方には腕の見せ所の花だと思う。
比嘉正一


sebg | 2006年4月17日 09:56
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灯台もと暗し
アメリカンブルーEvolvulus pilosus
英名 Blue daze
ヒルガオ科 北アメリカ原産
園内の片隅で小さな青紫の花を見つけた。はて、こんなのあったっけ、
と近づいてみたらアサガオのミニチュア。早速調べたところ、アメリカ
ンブルーの園芸名であることが判明した。
高さ20cmぐらい、匍匐性で絹糸状の毛がある。葉は1cmと小さい、直
径1?2cm薄青紫色の花。ビロード状の白い毛の葉を持つ、と書かれてい
る。花壇や吊り鉢に人気があるらしい。
そう言えば、ベランダに下がっている吊り鉢の小さな花を思い出した。
灯台もと暗しとはこのこと、家にもあった。
比嘉正一


sebg | 2006年4月16日 09:27
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アロエの仲間だった
ハナアロエ Bulbine frutescens
英名 Snake flower, Cat's tail
ユリ科 南アフリカのケープ地方からモザンビーク
数年前から、園の片隅に今まで馴染みのない植物が花を咲かせている。
職員が植えたらしくて、しばらくしたら消えるのだろう、と思っていたら
かなり元気で、株も増えている。草花の仲間は苦手でそのままにしていた
ら、とうとう「あのかわわい花、なんて名前」という、問い合わせがきた。
調べてみると、ハナアロエだった。次の説明が書かれている。
アロエに近縁の多肉植物で、株立ちして、高さは60cmほどになる。春か
ら夏の終わりごろ、花茎を伸ばして小さな淡黄色の花を咲かせる。花は一
日花。
一つの花茎にいくつもの蕾が準備されているので、花は毎日見ることで
きるし、丈夫そうだ。もうちょっと、環境の厳しい場所でも育ちそうなの
で、種子ができたら蒔いてみようと思う。
比嘉正一


sebg | 2006年4月15日 08:50
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ダンダンバナ
グラジオラス Gladiolus ×gandavensis
別名 トウショウブ
方言名 トッピン、ナバルバナ、ダンダンバナ
英名Sword ily,Corn flag
アヤメ科 南アフリカ
いつのまにかダンダンバナが咲いていた。それも思わぬ所だ。どうやっ
て種がそこに落ちて、育ったのかちょっと不思議。種子が風で飛んできた
のだと推察する。
沖縄で帰化したグラジオラスはG.psittacinus とG.cardinalisの雑種で、
日本には明治に渡来したと言われている。方言のトッピンは唐ニンニク、
ナバルバナは南蛮花、ダンダンバナは花の1個が段になって咲くことから付
けられた。方言の名前から、沖縄には日本よりも中国から渡来したのかも
しれない。
繁殖力旺盛で強健、一度畑に侵入すると駆除が難しい雑草になってしまう。
畑の手伝いをしながら、他の雑草とともに抜いたことはしばしばあっ
た。しかし、きれいな赤い花はちょうどシーミーの時期と重なるので、墓
やトートーメーに供えるのに重宝したものだ。去年、放置された畑に雑草
とともにたくましく育ちたくさん咲いていたので、愚妻が「ダンダンバナ
とってー、家に持っていくから」と言うので、数本切り取り家の中に飾っ
たらけっこう長持ちした。
比嘉正一


sebg | 2006年4月13日 08:52
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人気はいまいち
キンホウボク Sanchezia parvibracteata
キツネノマゴ科 グアテマラ、エルサルバトル、コロンビア原産
面白い花が咲き始めた。花は筒状で黄色、咲いている様は花火が割れた
瞬間に似ている。
葉は長楕円形で先は尖る。葉柄と主脈の下面は赤色を帯びていて、葉表
の脈は鮮やかな黄色の斑になる。熱帯では、葉を楽しむ観賞用の植物とし
て親しまれている。強健で、栽培は比較的簡単。園内でも良く育ち、毎年
開花している。沖縄での普及はいまいちで栽培の少ない熱帯植物に入り、
職員の人気も高くないが私は好きだ。
雨が降り、蒸し暑くなるこれからが開花の本番を迎える。
比嘉正一


sebg | 2006年4月12日 08:13
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不思議な色ねー
ヒスイカズラ Strongylodon macrobotrys
英名 Jade Vine
マメ科 ルソン島原産
今年は翡翠色の花が沢山咲いている。蜜を求めてメジロが盛んに、花と
花を行き来しているのを眺めていたら、花を見ての声を聞くことが出来た。
「うわーすごい、これってほんもの」、「不思議な色ねー、何という名前
なの、あったあったヒスイカズラって言うんだって」等々。カメラつき携
帯電話、デジタルカメラ、ビデオカメラ、そして普通のカメラで、花を見
て感嘆の声をあげた方々は何枚ものシャーッターを押した。
園内には4箇所にヒスイカズラが植えられていて、3箇所は見学できるコ
ースで、それぞれに見応えがある。1箇所だけはコースから外れているが、
ここは私のお気に入りの所だ。一昨年は台風被害で、去年の花つきは悪か
った。しかし、今年はすごい。大木に這わした数々の蔓の幹から垂れ下が
っている様は、ジャングルにこうして咲いているんだろうかと想像してし
まうほどだ。とっても贅沢な気分になった。
まだ蕾が多数残っているので、しばらくは開花が続くと思う。まで、見
てないという花好きな方、お早めに。
比嘉正一


sebg | 2006年4月11日 08:08
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紫の雲海
サンデリアーナ Bougainvillea glabra 'Sanderiana'
英名 Paper flower
オシロイバナ科 熱帯米原産
園のブーゲンビレアフィールドが紫色の花で埋まってきた。サンデリア
ーナと呼ばれている品種で、数十本の大株が一斉に開花したのだ。
沖縄では最も普通に栽培されているブーゲンビレアで、垣根、庭木、盆
栽と使い方は多種多様。鉢植えに仕立てると、通常支柱に誘引して仕立て
るが、これがいらない。剪定だけで樹形を整えることができる。最大の特
徴は丈夫で良く育ち、年に4回ほど花が咲くこと。そのため1年中咲いてい
るように見える。
これからが開花の本番、紫の雲海のように咲く様を予想している。
比嘉正一

sebg | 2006年4月 8日 11:19
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サーターギーの名前の伝承
ネズミモチ Ligustrum japonicum
方言名 サーターギー、サターマガチ、サータンギー
英名 Japanese privet,wax-leaf privet
モクセイ科 日本、朝鮮、沖縄各島に分布する
真っ白い花の塊からは、甘い香りがした。ネズミモチの花が咲いている
のだ。園内や周囲には多くはないが、野生の木が生えていて、白い花の開
花の時期に気づくことが多い。
常緑の小高木。葉は対生、長さ3?7cmくらいの楕円形で革質。花は晩春
に咲き、果実は黒紫色に熟する。
ネズミモチの名前は果実がネズミの糞に似ているのでつけられた。方言
のサーターギーは砂糖の木で、葉を揉めば甘い香りを発することから。
サターマガチは砂糖の香りのする生け垣のこと。
小さい頃、年上の子供から「これは葉を噛めば甘い、だからサーターギ
ーと言う」と説明するので、実際咬んでみても甘くはないが、ずっと信じ
ていた。散歩の最中に、子息にネズミモチの葉を噛んでみせて、「これは
甘い葉だから咬むんだ、サーターギーと言う」と伝承している。でも、知
恵が付いてきたので信じてないだろうなー。
比嘉正一


sebg | 2006年4月 7日 08:34
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「クロキ」の呼び名
ナカハラクロキ Symplocos lucida var.nakaharai
方言名 クルボー、クルカジヤー、カジクルボー
ハイノキ科 奄美大島、徳之島、沖縄諸島、石垣島、西表島に分布
ナカハラクロキに新芽がでていた。名前の通り樹皮は黒い。
園の周辺はヤンバルとほぼ同じ酸性の赤土である。ちょうど沖縄市知花
付近は沖縄島の南部と北部を二分する境界線上にあり、そのため、ヤンバ
ルの山々にある様々な生物が園の周囲で見られる。ナカハラクロキはその
一つで、園の周辺には多い。ちょっと南にいくともうポツポツとしか自生
は見られない。
常緑の小高木。小枝は黄緑色で角張っている特徴がある。樹皮が黒いの
ので単なるクロキと呼ばれている。庭木や街路樹として利用されているが
、同じ呼び名で通称クロキと言うリュウキュウコクタンと混同される場合
が多い。
最近の「クロキ」の呼び名の割合はリュウキュウコクタンが優勢になっ
てきた。たぶん、人気の度合いによるものなのだろう。
比嘉正一

sebg | 2006年4月 4日 09:34
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どっちのキチョウ?
キチョウEurema hecabe
シロチョウ科
奄美大島,沖縄島,伊是名島,宮古島,水納島,石垣島,
竹富島,小浜島,黒島,新城島,西表島,鳩間島,
与那国島,北大東島,南大東島、本州,東洋熱帯に広く分布
黄色いキチョウが園内を飛び始め、いろいろな花に蜜を求めている。白
いチョウの代表がモンシロチョウ、黄色いチョウの代表がキチョウという
ぐらいごく普通に見ることができる。
このごく普通のチョウだか、最新のDNA研究で、日本には2種類のキチ
ョウがいることが分かった。本州付近に中心があるのをキタキチョウ、沖
縄を中心とするのがミナミキチョウと。別の名前の付け方に従来の名前を
そのまま残し、本州付近のものをキチョウ、沖縄付近のものをミナミキチ
ョウとしようとのことだ。ただ、沖縄では2種類が混在していて、外見だけ
では種の判別が困難と言うことだ。文献の説明では、形態が微妙に違うこ
とが記載されているが、私はまだ区別できないでいる。
園内を飛んでいるのはどっちのキチョウ?
比嘉正一

sebg | 2006年4月 3日 08:39
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