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ジャイアント・ホワイト・シェル
アルピニア・ジャイアント・ホワイト・シェル Alpinia 'Giant White Shell'
ショウガ科 原産地不明
とても大きなゲットウの花が咲き、職員の話題になっている。もちろん
訪れた人々も、巨大で美しい花に感嘆の声を上げている。
アルピニア・ジャイアント・ホワイト・シェルは2002年5月、ハワイの
「アロハトロピカ」より導入。導入当初は、かなり衰弱していて、大丈夫
なのか危ぶまれた。温室担当者の努力で、なんとか生き延びて、育苗ハウ
スで育てられた後、風楽風遊の森に植えられた。露地に移されてからの生
育は順調で、後は開花を待つだけになっていた。現在、高さ2.5mほどの
巨大なゲットウに成長している。
しばらくは咲き続けると思うので、花の愛好家は是非見て欲しい。
比嘉正一


sebg | 2006年5月31日 08:35
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甘みを消すギムネマ
ギムネマGymnema sylvestre
ガガイモ科 インド、マレーシア、アフリカ、中国南部原産
ガガイモ科特有の細長い果実を付けている蔓植物を見つけた。育っていた
場所はメインから離れていたので、大事なものではないと思っていた。
職員に聞いてみると、誰が植えたか分からない。しばらくたってから植え
ていた本人もすっかり忘れていたらしい。やっと名前が判明した。私がギ
ムネマ・シルベスタらしい植物をここの場所に植えた人探しをしなければ
ずっと忘れた存在だったのであろう。
文献には次のことが書かれていた。ギムネマはインド伝統医学で皮膚病
、泌尿器疾患、黄疸などの他、肥満や糖尿病などに用いられてきた。この
植物の葉を噛んでから砂糖を口にすると不思議に甘さを感じない。インド
名のグル・マールは甘くないと言う意味。この作用に注目したイギリス植
民地時代の将校が本国に持ち帰り、19世紀末に活性物質が分離され、ギ
ムネマ酸と付けられた。ギムネマ酸は舌の乳頭にある甘みを感じる受容体
に結合し、後から砂糖が入ってきても結合できないため、甘みを感じられ
なくなる。同様の原理で腸管内ではブドウ糖と結合して吸収輸送するタン
パク質と結合し、ブドウ糖の吸収を妨げる。こうした作用で肥満、糖尿病
に効果をあらわすものと考えられている。
私を含めて職員の数名が実際に、葉を口の中で噛んだ後に黒砂糖を食べ
たら「甘みが余り感じられない、ちょっと苦くて少しだけ甘い、全然甘く
ない」等の体験の話を聞くことができた。
比嘉正一


sebg | 2006年5月30日 10:07
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口から「醤油」が出た
オキナワモリバッタTraulia ornata okinawaensis
バッタ目 イナゴ科
園内のオキナワモリバッタの数が目立ってきた。クワズイモの葉、ホウ
ライカガミ等の葉によく静止している。
オキナワモリバッタは沖縄島、奄美大島、久米島などの森林内にすみ、
ゲットウ、クワズイモなどの植物を食べる。活動の鈍い冬場は、数が少な
く感じるが、ぼぼ1年を通し見ることができる。雄で3cm前後、雌で4cm
ほどになる。森の中の植物の葉に静止したり、下草の上にいるのを見かけ
る。分布する島々で、少しずつ色が違うのが面白い。
他のバッタに比べて素早くなく、素手で簡単に捕まえられる。中には指
でつついても、動かないやつまでいる。捕まえていたずらすると口から黒
っぽい液体をだすので、子供のころは「醤油」が出たと喜んだ。
比嘉正一

sebg | 2006年5月29日 10:36
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昔を思い出すヘメロカリス
ヘメロカリス Hemerocallis cv.
ユリ科 東アジア原産
ヘメロカリスの花が咲き出した。花は、子供のころ食べさせられたクワ
ンソーに似ているので、昔を思い出してしまう。
ヘメロカリス(ワスレグサ)属は、アジア東部に15種が分布する多年生草
本。花がきれいなのでアメリカで育種が行われ黄、桃、橙、紫紅などの品
種が作られた。
沖縄ではこの仲間をクワンソー(ヤブカンゾウ、アキノワスレグサ)と呼ん
でいて、花・茎を食べる。各家庭にはだいたい植えられていて、多めに植え
ているところは、花・茎を野菜市場に出荷していた。
比嘉正一


sebg | 2006年5月28日 17:21
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竜舌蘭
リュウゼツラン Agave americana cv.Marginata
リュウゼツラン科 メキシコ原産
園には観賞目的にたくさんの園芸品種が植えられている。中でも葉に
白、黄色などの斑紋の入ったいわゆる「斑入り植物」と呼ばれているも
のがある。リュウゼツランも斑入り植物で、基本種のアオノリュウゼツ
ランよりも名前が知られている。
リュウゼツラン(竜舌蘭)は、アオノリュウゼツラン(青の竜舌蘭)の葉縁
に黄白から黄色の斑の入ったフクリンリュウゼツラン(覆輪竜舌蘭)のこと
を言う。その他にも様々な斑入り品種がある。
斑入り植物は愛好家が多い。きれいで数が少なく、珍しいのは高値で取
引されている。私も初めてとか、珍しい斑入り植物は、ドキドキして見入
ってしまう部類に入る。
比嘉正一

sebg | 2006年5月26日 09:25
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Dragon tree竜血樹
リュウケツジュ Dracaena draco
英名 Dragon tree 中国名 竜血樹
リュウゼツラン科 カナリア諸島
リュウケツジュが小さな白い蕾を無数に付けている。気温の上昇ととも
に間もなく開花するはずだ。
名前は幹に傷を付けると紅色の樹脂がでることから付けられた。カナリ
ア諸島特産の植物で、幹の周囲15m、高さ20mに成長。樹齢7000年余りと
言われていて、植物では世界で一番の長生きだ。自生地では推定樹齢6000
年余りになるものもあると言われている。幹と葉から暗赤色の樹液が出る。
この樹液は、写真製版、塗料、薬などに使われるという。
リュウケツジュは園の奥深い場所に数本植えられていて、太い幹、枝か
ら直接長い葉がでている。周囲の植物も乾燥地帯を中心育つものばかりな
ので、一種独特の景観だ。
比嘉正一


sebg | 2006年5月24日 09:06
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待望の開花一番目
ショウマイヒ小舞妃 Nelumbo nucifera cv.
方言名 ハス、ディン、ハチス、リン、リンヌハナ
英名 Water Lily,Lotus,East Indian Lotus
ハス科 中国、インド、日本
「蓮祭り」のため、いくつかな植物園と栽培家から蓮と睡蓮の品種を
導入した。待望の開花一番目は、蓮の「小舞妃」だった。
品種の解説では、中国蓮系、爪紅-一重咲き、株は小型(高さ70cm)-、
花は12?18cm-、葉は35cm前後小型の一重咲き。開花初期には花弁が反
り、大きく開くので大変「立体的な」花型。また、花弁元にわずかに黄色
が入り、花弁先には紅が、かすれるように入る。中国名の音は「シャオウ
ーフェイ」と、紹介されている。
3月にレンコンを植え付けてから、開花まで、担当者は土作り、鉢の手配
など、かなり苦労していた。はたして咲いてくれるのか、多量の鉢栽培は
初めてなので試行錯誤の繰り返しだった。
蓮はかなりの数の蕾がでてきた。5月27日からの祭りには何とか間に合い
そうだ。祭りは7月9日まで行われる。開催期間中、様々な催し物が企画さ
れている。きれいな蓮の観賞も良いが、レストランの食、また関係グッズ
類も用意されている。友人、知人、家族連れで、ぜひ来ていただきたい。
比嘉正一


sebg | 2006年5月23日 08:38
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雄は成熟すると腹部が鮮やかな赤色
オオハラビロトンボ Lyriothemis elegantissima
トンボ科 九州から沖縄諸島にかけて分布
オオハラビロトンボの未成熟個体が多く見られるようになった。真夏に
近づくにつれ、園内のカ(ガジャン)も多い。カを食べるトンボの増加は歓
迎すべきであろう。
いわゆるムギワラ型で、雄は成熟すると腹部が鮮やかな赤色になる。体
長25mmほどで、中型のトンボ。林や竹などが茂る、やや暗い池や湿地に
生息している。最近、生息地の埋め立てや水質汚濁などで減少してきてい
る。園は個体数が多いことから、沖縄島中部での最大の発生地と考えられ
ている。
やや薄暗いところに止まることが多いので、観察するとなると、とにか
くガジャンにやられる覚悟がいる。この写真を撮影している最中は、数え
切れないガジャンに囲まれていた。
比嘉正一


sebg | 2006年5月22日 13:28
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真に役立つ根
コミノクロツグ Arenga tremura
方言名 マーニ、クルチグ、マニ、マネ
ヤシ科 フィリピン、台湾、沖縄原産
ヤシ葉陰の中に、鮮やかな薄橙色の蕾が目立って見える。コミノクロツグ
の開花が間近に迫ってきたのだ。
コミノクロツグは樹林内に生える低木。幹は直立し、葉梢が腐れてでき
た黒色の粗い繊維のシュロ毛で密に被われている。葉は羽状複葉で長さ3m
くらい、長さ30?50cmほどの線形をした小葉がついている。果実は球形で
橙黄色に熟す。黒色の毛はロープ、たわし等を作る。
方言のマニ、マネは真に役立つ根と言う意味。和名のクロツグは繊維の
黒いシュロの意味。
風楽風遊の森の中に数株が生えていて、それぞれに蕾がたくさん付いて
いる。森の中は、あの独特の強烈な甘酸っぱい香りにやがて包まれる。
比嘉正一


sebg | 2006年5月20日 13:33
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儀式に使う聖なる木
キンコウボク(金厚朴、金厚木) Michelia champaca
英 名 Chapaca ,Orange Chapaca
中国名 黄玉蘭,黄蘭
モクレン科 ヒマラヤ原産
アジアン・ハーブガーデンで上等な線香にも似た甘い香りの花が咲き始
めた。東南アジアの代表的な香木というのもうなずける。
キンコウボクは1999年に導入、ハーブガーデンに植えられた。植えられ
た当初は苗で、花付きもよくなかったが、現在は高さ4mほどに成長し枝も
充実、今までにない多くの花が咲いている。
花は黄色から橙色、夜に香りが強い。儀式に使う聖なる木、家内繁栄を
約束すると言われている。香水の原料。四季咲き性とされているが、沖縄
の冬の期間は咲くのが少ない。熱帯アジアでは重要な香木。昔話に良くで
てくる聖なる木で、人間の化身され、家内繁盛を約束すると伝えられている。
梅雨入りしてからまとまった雨はまだ降らないが、歩くと汗ばみ空気が
暑い。キンコウボクの香りで熱帯アジアを感じてみてはどうだろう。
比嘉正一


sebg | 2006年5月18日 10:11
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裸の木に花火が上がったようにみえる
アカバナボンバックス Pseudobombax ellipticum
英名 Shaving-brush tree
パンヤ科 メキシコ、中米原産
少し見つけにくいが面白い花が咲いている。名前はアカバナボンバック
ス。幹の直径50cm、高さ5mほどの枝先に咲いている。
花は4?5月に、葉が展開する前に枝の先端に咲いている。葉がついて
ないので、花が咲いているのは分かるが木が高いので花の全体像はわかり
にくい。花びらはくるくると反ってまき、8?10cmのピンク色の長い
雄しべを無数に放射状にひろげ、あたかも裸の木にあっちこっちでポッ、
ポッと花火が上がっているかのようで、一種独特の景観を見せてくれる。
去年、大きな台風がこなかったので枝が充実、今年は花数が多い。花
を見たい方は双眼鏡の持参をすすめる。
比嘉正一

sebg | 2006年5月16日 08:54
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ベーベーギー
オオシマコバンノキBreynia officinalis
方言名 ヒザーメー、ヒーザベーベ、ベーベーギー、メンメンギー、
ガラサヌパズギー、マミグワーギー
トウダイグサ科 奄美から沖縄各島々に分布する
たしか10月にも実が付いていたのに、5月の今も実がついている。年に
何回か開花し、実を付けるかもしれない。と、自分なりの発見に少しだけ
喜んでいる。
主な生育地は石灰岩地帯だが、それ以外でもみかける低木。幹は直立し
高さ1.5?4mになる。葉は小枝に2列に並んで付き卵形の楕円形。花は緑
色で目立たない。果実は球形、淡紅色に熟す。
方言が面白い。ヒザーメー、ヒーザベーベ、ベーベーギー、メンメンギ
ーはヒージャー(山羊)の餌のこと。ガラサヌパズギーは鳥の足の木、マミ
グワーギーは小さな豆の果実が付く意味。こうした方言名は利用の形から、
木の特徴から付けられた典型的な例。
竹鉄砲の弾にゴモジュの果実、ギンネムの丸い蕾を使った。オオシマコ
バンノキの果実も使ったが、よくなかったことを思い出した。
比嘉正一

sebg | 2006年5月15日 09:07
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ホウライカガミを食べるチンナン
オキナワウスカワマイマイAcusta despeta despeta
方言名 チンナン
オナジマイマイ科 沖縄各島々に分布
オオゴマダラの幼虫が食べるホウライカガミを育てている。古い葉が
落ちて、新芽・新葉が出始めるときにオキナワウスカワマイマイに食べら
ることが多い。マイマイの数が多く被害は甚大。回りが植物だらけで、食
べるのはたくさんあるのに、わざわざホウライカガミだけを食べているふ
しがある。特に小さな苗が丸坊主になることが多い。
マイマイ殻の大きさは最大で径23mmくらい、全体に丸く、殻は薄い。
殻口の周辺は厚くならない。県内各地の畑地から海岸林まで広い範囲にす
み、普通に目にする。殻を押しつけあって遊ぶ「ちんなんおーらせー」と
いう子供の遊び道具にもなっている。
息が4?5歳の頃、庭で見つけた小さなチンナンを家の中で飼うとい言
い張って、小さなプラケースに入れて持ち帰った。毎日何時間も飽きずに
眺めていたのに3?4日もすると、外に逃がすという。それから何回も同じ
事を繰り返した。知人に話をすると、この頃の子供は男女問わずチンナン
が好きなようだと言うことだった。
比嘉正一

sebg | 2006年5月12日 08:31
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「珍しい花が咲いた沖縄ではこれ一つしかない」
ツンベルギア・エレクタ・アルバ Thunbergia erecta 'Alba'
キツネノマゴ科 熱帯西アフリカ原産
真っ白なラッパ状の花が目立って見える。ちょうど、梅雨の頃に満開
の時期で、濃青紫のコダチヤハズカズラとのコントラストが面白い。
白花の性質はコダチヤハズカズラと同じで強く、枝をよく分岐して花も
よく咲く。
20数年前に、知り合いが「珍しい花が咲いた沖縄ではこれ一つしかない」
と言って、見せてくれたのがこの白花のコダチヤハズカズラだった。私は
まだ見たことがなかったので「ほんと、珍しい、すごいですね」と感激して
写真を撮影したことがある。
この白花は沖縄で少ないと思う。花はこれからが本番、花好きな方々、
ぜひ見に来てください。
比嘉正一


sebg | 2006年5月10日 08:17
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白い樹液から、かつてゴムを採取
マダガスカルシソケイ Cryptostegia grandiflora
別名 オオバナアサガオ
英名 Rubber Vine,Purple Allamada
キョウチクトウ科 熱帯アフリカ原産
バックヤードにきれいな花が咲いている。デビュー待ちで数年になるが
まだ植え込み場所が決まってない。当初小さかった苗は今ではだいぶ伸び
てしまった。
調べてみるとこの仲間はアフリカ、マダガスカル、インドに2種が知られ
ていて、いずれもつる植物。傷をつけてでた白い樹液から、かつてゴムを
採取したのでラバーバインRubber Vineと呼ばれる。ラッパ状の淡紅色の花
は早朝に開いて昼過ぎ頃閉じはじめ、夕方にはしぼむことから、和名でアサ
ガオの名前がついる。枝先に5?7cm、4?5個集まって咲かせる。使い方は
公園等に観賞用としてフェンスに這わす。
ちょうど今頃が植える時期なので、逃すとまた来年になってしまう。きれ
いな花はたくさんの人に見て欲しいと思う。
比嘉正一

sebg | 2006年5月 9日 16:18
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単刺団扇
タンシウチワ単刺団扇 Opuntia vulgaris
英名 barbary fig,Irish-mittens,prickly pear
サボテン科 ブラジル、ウルグアイ、アルゼンチンに分布
サボテンが爽やかな黄色の花を咲かせている。毎回見ているのだが、飽
きが来ない。各花には蜜蜂が盛んに訪れて、花粉が足に小さな塊でついて
いた。
日本では古くから伊豆半島、四国、九州、沖縄で公園や庭園で栽培され
てきたとのこと。高さ2?4m、幹が15cmほどになり、よく分枝する。葉は
長さ2?3mm。花は黄色ないし、赤色。紫赤色に熟した果実は食べられる。
開花の期間は長くなかったと記憶しているので、あと2週間くらいで終わ
ると予想している。果実は食べたことがないので、熟したら味見してみたい
と思う。
比嘉正一


sebg | 2006年5月 8日 09:09
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ハート・オブ・フレイム
ブロメリア・バランサエ Bromelia balasae
英名 Heart-of-flame
パイナップル科 パラグアイ、アルゼンチン原産
サボテン山で真っ赤なパイナップル葉を見つけた。ものすごくきれいな
ので、しばし眺めてしまった。
調べてみたら、英名がハート・オブ・フレイム(炎の中心)というのに納得
した。ブラジル、パラグアイ、アルゼンチンの湿った疎林や藪の中に生えて
いて、縁に鋭い刺がある。実際に触れてみたら釣り針のように鋭い。長さ
0.6-1.5mの葉を50枚つけてロゼット状になる。花茎は高さ1.2mになり花
を取り巻く鮮やかな赤い苞が、花の美しさを引き立たせる。橙赤色に熟す
果実からは酸味のある飲物や調味料が作られる。
数年か前、果実をかじったことがあったが刺激的な酸味があるだけで甘
みがなかった。今度は充分に熟した果実を食べてみようと思う。
比嘉正一

sebg | 2006年5月 6日 09:41
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虫取撫子
ムシトリナデシコ(虫取撫子)Silene armeria
別名 コマチソウ(小町草)、 ハエトリナデシコ(蠅取撫子)
英名 garden catchfly,none-so-pretty,sweet William catchfly
ナデシコ科 欧州中南部 原産
紅色の可愛い花が満開し、人気を博している。沖縄では馴染みのない草
花なのか来園客、職員の評判も良い。
高さ50cmほどに成長する1年生草本。葉や茎の付き方は草花のセキチク
に似ている。茎の上と節のし下でネバネバの粘液をだし、これに虫がつく
ことからハエトリナデシコ(蠅取撫子)の別名もある。実際に触れてみた
ら、さほどネバネバは強くない感じがした。花は径1cmくらい。花色は通
常紅色、淡紅色、白、玉咲きもあるとのこと。
園では積極的に草花を植えてこなかったが、季節の彩りをするのと来園
客が喜ぶので、今後も取り組む予定だ。
比嘉正一


sebg | 2006年5月 5日 09:53
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太い幹になってほしい
ボトルツリーBrachychiton rupestris
別名 ツボノキ、カエデゴウシュウアオギリ
英名 Queensland Bottle Tree,Narrow Leaf Bottle Tree
アオギリ科 クイーンズランド原産
幹が少し太ってボトルツリーらしくなってきた。乾燥地の植物が、雨の
多い沖縄で、はたして幹が太って生き延びてくれるのか。植えた当初の数
年は、成長が悪く心配されたが、幹がやや膨らんできたので大丈夫のよう
だ。10数年後には原産地のような太い幹になってほしいと思う。
高さ10?15mになる高木。幹は大きなものでは直径2mに達する。原産
地のオーストラリア・クイーンズランド州は乾燥地なので水分を貯蔵する
のに役立っている。葉は若い木で葉幅の狭い掌上、成木では細長い単葉に
なる。幹は大きなトックリ状に膨れる。この膨れた幹が面白いので観賞用
に栽培される。
このようにして、植物園は苗から育てられるのは珍しくなく、成木にな
るまで長い年月がかかる。気の長い話である。
比嘉正一


sebg | 2006年5月 4日 10:55
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相思樹は有用木
ソウシジュ Acacia confusa
別名 タイワンアカシア、タイワンゴウカン
方言名 ソーシギ、ショーシギー
英名 Taiwan Acacia 中国名 台湾相思
マメ科 台湾、フィリピン原産
ソウシジュの真っ黄色の花が咲き始めた。園内には数本あって、どれも
が大きく育っている。
園を造成する前にあったのを、そのままにするもの、都合の悪い場所のは
移動させられたとのこと。
沖縄には1906年(昭和39年)台湾から導入され、国頭農学校で栽培された。
製炭材にすぐれ、台湾の良質の炭はソウシジュから作られている。植えて
8?12年生を用い、株から再び芽を出させて、これを利用する。かなりの有
用木で耕地防風林、緑肥、薪炭材、公園の緑陰樹、並木に利用されている。
常緑の高木、高さ6?8m。花の花弁はなく雄しべが球形になり群れて咲く。
私の通った高校の正門から校舎に至る坂道の土手に、大きなソウジュが育
っていて、ちょうど入学した1ヶ月くらいの時期に満開だったので強烈な印象
が残っている。ただ、数日間続いた多量の花粉には、鼻がムズムズして閉口
した。
比嘉正一


sebg | 2006年5月 3日 17:05
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テッポウユリの花粉母細胞
テッポウユリ Lilium longiflorum
方言名 ユイ、フイ、ユリ、ユン、ユーガバナ
英名 Easter lily,trumpet lily,white trumpet lily
ユリ科 南西諸島原産
今、沖縄中が白いテッポウユリの花の甘い香りで包まれている感じがす
る。民家の庭、公園、道路沿い、学校の花壇、野山にとありとあらゆると
ころで満開だ。
沖縄から世界の花になったのがテッポウユリ。日本では冠婚葬祭、欧米
ではキリスト教と結びつきイースターになくてはならない花だ。沖縄では
球根の出荷、切り花用にと栽培が行われている。
「テッポウユリの花粉母細胞の染色体は大きくて観察しやすいから、こ
れからだ」と、うろ覚えだが先輩に言われた。高校生になり部活を生物部
に選んだら、いきなり????の世界に入ってしまった。花粉母細胞、染色体
、減数分裂、聞くもの全てが謎だらけ。テッポウユリが開花する前の蕾か
ら細胞を採取するわけで、材料探しに、近くの野山に連れまわされたのが
今頃の季節だった。採取した材料をメスやピンセットで小さくし、プレパ
ラートにのせる。それを酢酸カーミンで赤く染め、顕微鏡で覗くわけだ。
上手くいくと、染色体が分裂する前、途中、分裂したあとなどか分かる。
もちろん最初から出来るわけはなく何度も挑戦した。最後には、プレパ
ラート標本を作るまでになった。
このこともきっかけだったのだろう、生物の世界に今ものめり込んでい
る。
比嘉正一


sebg | 2006年5月 1日 09:27
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