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珊瑚花
サンゴバナ (珊瑚花) Justicia carnea
英名 Brazilian-plume,plume flwer,plume plant
キツネノマゴ科 ブラジル、コロンビア等の南米原産
珊瑚花が今年も美しい花を咲かせている。風楽風遊の森の一角に植えら
れていて、目立つ場所ではないので、観賞する人がすくないかもしれない。
花は淡紅?濃赤色がって、園のは淡紅色。花弁は湾曲し、美しい花序を
見せてくれる。茎は角張っていて、溝がある。葉は葉脈がはっきりする。
花は咲いたらきれいなのだが、咲かない期間は緑の葉で目立たない。
数が少ないので増やしたい気持ちがある割に、すぐ忘れてしまう。
比嘉正一


sebg | 2006年6月29日 08:53
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星の形の花
サクララン Hoya carnosa
方言名 チークワーサ、ウツヌタカンダ、カミサシバナ、
オーヌジマイヌグイム、
英名 common wax plant,hony plant,wax flower,wax plant
中国名 球蘭
ガガイモ科 日本、中国、オーストラリア原産
面白い花が咲いた。白色の星の形でろう質のものが、規則正しく多数つ
いている。
サクラランは蔓性で気根を出して樹木、岩石などに付着する。葉は長さ
10?12cm、幅が4?5cm、長楕円形で扁平の多肉質。花は白色で中心部が
淡紅色、芳香がある。花序は半球状になる。
方言のウツヌタカンダは牛の舌葛の意味。カミサシバナは花が琉球王朝
時代の男子用カミサシに似ているから。オーヌジマイヌグイムはリュウキ
ュウアオヘビの尻を拭く物という意味。チークワーサは乳首を挟む物のこ
とで、子供がサクラランの厚ぼったい葉を折っていたずらする遊びに由来
するとのこと。
沖縄の山々を散策するとサクラランに出会うことが多い。しかし、開花
に接するチャンスはそうそうなかった。久しぶりに見た花はなかなかきれ
いだ。
比嘉正一


sebg | 2006年6月27日 14:05
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満開の期待
ピンクテコマ Tabebuia rosea
別名 キダチベニノウゼン、ピンクプイ
英名 Pink poui,Rosy trumpet tree,Pink-tecoma
ノウゼンカズラ科 メキシコ?南米
園のピンクテコマは年に数回咲く。咲くたびに、満開になった樹形を撮
影したいと思っているが、出会ったことがない。今回も少なかった。
高さ20mに達する高木。常緑だが時々落葉する。子葉は普通5個で少ない
ときもある。花は5?10cmのラッパ状で、ピンク、白、藤色をしている。
公園、街路樹、庭園などに幅広く植えられていて、ときに葉を全て落葉さ
せて満開になった姿を見たことがある。実に素晴らしく、見応えがあった。
園には数本あって、どの木も年に数回咲いている。十数年観察を続けて
いるが、まだ葉を落とした満開を見たことがない。今年は木も大きくなり
枝・葉も充実している、満開の期待が大きい。
比嘉正一


sebg | 2006年6月26日 08:18
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池の景観作りに役立って欲しい
シャペウ・デ・コウロEchinodorus glandiflorus
オモダカ科 ブラジル原産
1999年3月、シャペウ・デ・コウロという名前の一風かわった植物を植
木市で見つけ購入した。池の中に植えたら、いい感じになるに違いないと
思ったからだ。2000年ポリネシアンレイクに植えられた。
販売していた説明チラシには「血液の浄火作用が強く、尿毒症、リュウ
マチ、しゃげざい、肝炎、利尿に効果。」と書かれていた。実際にはどう
使うかは訪ねなかったが、どうやら薬草らしい。購入した名前で、手元に
ある書物を調べてみたが、どれにも載っていない。インターネットで調べ
てみても分からない。そこで、薬科大学のG先生に調べてもらったら、よ
うやく素性が少し分かった。
性質は強健なのだが、群落を作るまでには至ってない。葉の形が面白い
ので、どうにか池の景観作りに役立って欲しいと願っている。
比嘉正一


sebg | 2006年6月25日 11:19
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花の色にも負けないカラフルな葉の世界
ナカフヒロハオリヅルランChlorophytum comosum 'Picturatum'
英名 ribbon plant 中国名 吊蘭
ユリ科 南アフリカ原産
梅雨が明けて、ナカフヒロハオリヅルランの葉が眩しく見える。園で長
く親しまれ、よく使われてきた観葉植物だ。性質は強健で、良く繁茂し、
繁殖も簡単、大きな株、縁取りにと用途は多様で使い勝手が良いなどが
植えられてきた理由だ。
基本種の葉は緑色で細長く20?30cm、先端は尖る。根は多肉質で群生
する。葉間からランナーを出し、その節に気根を伸ばした子株が付いてい
る。気根をだした姿からオリヅルランの名前が付けられた。ナカフヒロハ
オリズルランは葉の中央に白斑が走り、全体的に白っぽく見え、葉も広い。
植物は緑色の葉と言うイメージがある。園に来るとクロトン、アカファ、
センネンボク、ナカフヒロハオリヅルラン等、花の色にも負けないカラフ
ルな世界が待ち受けている。園ならではの景観かもしれない。
比嘉正一


sebg | 2006年6月23日 08:49
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細長い円柱形樹形になるのが楽しみ
マストツリーPolyalthia longifolia cv. pendula
英名 Indian willow tree
バンレイシ科 インド、スリランカ原産
園には、湿潤な熱帯地域に育つ植物が、沖縄でも育つのか試されている
のもある。マストツリーもその一つで2000年8月に導入され、しばらく苗
の状態で養生されたのち、現在地に植えられた。当初、高さ1.5mほどだっ
たものが、現在では3mを越すまでになり、本種の特徴の樹形になりつつ
ある。
熱帯アジアでは街路樹、緑陰樹として植えられている。常緑の高木で高
さ15mほどに達する。葉は薄い革質が特徴的で長さ15cm内外、幅が3cm
内外、葉の縁が波打つ。インドではヒンドゥー語で「デーオダール」(神の
木)と呼び、ヒンドゥー教徒が尊ぶ木のひとつ。枝垂れる性質のものをペン
ドゥラpendula と呼ぶ。枝がたれて、樹形が細長い円柱形になる。
生長を楽しみにしていた植物で、台風の被害がなければ今年は4?5m
くらいにはなるだろうと予想している。
比嘉正一


sebg | 2006年6月21日 08:33
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香りは良いが美味しくない
ヤマトゲバンレイシAnnona montana
英名 Mountain soursop 中国名 山刺蕃茘枝
バンレイシ科 西インド諸島原産
緑色の軟式野球ボールに短いまばらな刺をつけたような果実が目立って
きた。と言っても、目の高さに実っているのではなく、約2.5m付近で、注
意しないと見逃してしまう。
熟すと果肉は綿状、黄色で汁液に富み、やや酸味があって香気が高く、
仲間のトゲバンレイシに似ている。和名は、果実の表面にトゲのあることか
ら付けられた。初夏から盛夏にかけて、クリーム色の多肉質の独特な花弁を
もつ花が幹や大枝に咲く。果実は、ソフトボール大までなり、熟すとたいん
良い香りがする、食味はあまりよくない。何度か食べてみたが、やっぱり美
味しいものではない。しかし、熟した香りは素晴らしい。
熟すると、オオコウモリに食べられてしまうと思うが、運よく残ってい
ればまた食べてみたいと思う。
比嘉正一


sebg | 2006年6月20日 08:17
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美味しそうな真っ赤なヤシの実
マニラヤシ Veitchia merrilli
別名 メリルヤシ
英名 Christmas palm,Manila palm
ヤシ科 フィリピン原産
美味しそうな真っ赤なヤシの実が、目立っている。大きさはレイシぐら
いで、細長い楕円形。
高さ4?6mの中高木、花は4?6月頃に咲き、その後果実は赤く熟する。
病害虫は少ない。葉は湾曲し、それほど大きくならない。樹形のよさ、性
質も強健なことから、室内の観葉植物から街路樹まで、熱帯各地で観賞
用として利用されている。
赤熟した果実は花材として使っていると、知人が言っていた。沖縄では
広く普及していて、公園・庭園でもよく見かける。病害虫に強い、という
のは最大の利点。園でも積極的に、植えられている。
比嘉正一


sebg | 2006年6月19日 13:06
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懸命に咲き続ける睡蓮
熱帯スイレン
パトリシア 'Patricia '
梅雨で日照時間も短いのに、懸命に咲き続けている美しい花がある。
毎日のように足を運んでいるが、よほど大雨で暗いか、夕方にならない
限り咲いている。気に入ってしまった。
花は、やや赤紫がかる濃いピンクの品種。品種の名前は作出したW.G.オ
ブライエンの妻「パトリシア」に因んで付けられた。耐寒性がある。葉の
中央にムカゴができ、これで繁殖することができる。
梅雨があけたら、さらに花が大きくなり数も増えるに違いない。今後
有望の睡蓮だ。この品種は、蓮祭り会場に展示されている。
比嘉正一

sebg | 2006年6月17日 08:41
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熟した果実を食べたい
バンリュウガンPometia pinnata
別名 タイトウリュウガン、シマリュウガン
英名 Fiji longon 中国名 審龍眼、苗仔龍眼(台湾)
ムクロジ科 マレーシア、フィリピン、台湾原産
バンリュウガンの花が咲き、小さな果実が実り始めている。今年こそ、
熟した果実を食べたい、少しだけ期待している。
高さ15mに達する常緑の高木。果実はリュウガンに似ていて球形だが、
一回り大きく径2.5cm、ときに4?5cmにも達する。果皮はもろく、種子
を包む半透明の白い果肉がレイシに似ていて甘く美味。種子は焼いてクリ
のように食べられる。欠点は熟した果実が、室内に2?3日置いておくと
発酵してしまうこと。こうした欠点を克服すると将来有望かもしれない。
果実何度か食べたことがある。まだ完全に熟してなかったせいか、甘み
はほとんどなく、種子がやたら大きいと思った。熟す前に一気に大きくな
るのだろう。熟す前に待てない理由があった。以前にも何度か触れたがフ
ルーツバットがいて、少し甘くなると、片っ端から食べてしまうからだ。
比嘉正一


sebg | 2006年6月16日 08:42
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少なくなった害草
ホテイアオイEichhornia crasssipes
別名 スイギョク、ホテイソウ
方言名 ウキクサ、ウチグサ、トゥリン
英名 Water hyacinth 中国名 鳳眼蓮
ミズアオイ科 熱帯アメリカ原産
バックヤードの水鉢で、ディスプレイ用に栽培しているホテイアオイに
淡青紫色のきれいな花が咲いた。花には蜜を求めて、蜜蜂が数匹訪れてい
た。
水生の多年草。葉柄がふくれて浮き袋状のものを、布袋様の腹に見たて
て「布袋葵」の名前がつけられた。水槽や、池、沼などで観賞用に栽培さ
れる。性質は強健で、光、温度があればどんどん成長し、増える。土に根
が降りたら葉柄のふくらみは細くなる。余りにも増えるので、水路の害草
として扱われたが、最近では水質の浄化に、家畜の飼料になどに有効とい
われいる。文献の中には食べられるとも書いてある。
沖縄では池、沼、河川の淵などがなくなり、自然に生育する姿を見る機
会も少なくなった。害草ということで取り除かれたことも、見られなくな
った要因の一つ。姿が見られなくなったら、恋しくなるのが普通なのであ
ろう。園芸店、ガーデンセンターで苗が売られている。
比嘉正一


sebg | 2006年6月15日 08:38
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生け垣、寺院の庭園に植える香木
オマツリライトノキ Wrightia religiosa
キョウチクトウ科 タイ原産
木に近づくと、急に鮮烈な甘い香りが鼻に飛び込んできた。オマツリラ
イトノキの花が咲いていたのだ。
2000年12月に導入、何本か風楽風遊の森のアジアンハーブガーデンに
植えられていて、木の生長につれて花数も増えてきた。
高さ4mに達する中高木。小枝は細く、全体的に樹形は柔らかい感じが
する。花は垂れ下がって咲くので、葉に邪魔されて見えにくい。生け垣、
寺院の庭園に使われているという。
ジャスミン、ギョクラン、クチナシ等と違う甘い香りなので、興味の
ある方はぜひ嗅いでいただきたい。
比嘉正一

sebg | 2006年6月13日 09:44
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熱帯スイレンの原種
コロラータNymphaea colorata
スイレン科 タンザニア原産
熱帯スイレンの原種が咲き出した。交配種のような大型で、鮮やかさは
ないが原種特有の質素な感じは、花好きにとってはたまらい。
コロラータは熱帯スイレンの原種。花は薄青紫色。花の大きさは小型で
6?10cmくらい。葉も直径16cm前後で大きくない。熱帯スイレンの中で
は小型で耐寒性も強く性質も強健なので、日本でもよく栽培されている。
「蓮祭り」は蓮の品種だけでなく、睡蓮も同時に導入した。長引く梅雨
で蓮の花の咲き具合が良くない。手助けをしてくれているのが睡蓮たち。
やはり日照不足なのか花数は少なく、通常だと1株から数本の花が咲くの
だが1本だけが殆ど。
今週には雨もあがり、太陽がのぞきそうだ。週末は沢山の花を期待し
ている。
比嘉正一


sebg | 2006年6月12日 10:53
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日除けだなの花
ノウゼンカズラ Campsis grandiflora
英名 Chinese tranpet creeper 中国名 凌霄花
ノウゼンカズラ科 中国中南部原産
沖縄で普通に見ることができるが、園内には植えられてないか少ない
のもある。ノウゼンカズラは長い間園内にはなく、数年前に日除け棚に
這わされた。他の蔓性植物との混合なので、単独で目立つことはないが
花の時期になると、なかなかきれいだ。
性質は強健で、沖縄での生育はすこぶる良好。耐寒性があり、関東地方
でも露地で育つという。伸びた枝の先にラッパ状の橙色の花を咲かせる。
だいたい1個の花序には10?20個の花がつく。花期は5月?7月。日除け棚、
垣根、スタンダード仕立て、フェンス、鉢植えに使われる。
今年の梅雨は本格的で、なかなか晴れ間がない。そのためか花数も少な
く、色も心なしか薄く感じる。来週には晴れ間も出る天予報なので、期待
することにしよう。
比嘉正一

sebg | 2006年6月10日 08:39
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蓮の見事な花に大感激
小椋の瑞光(おぐらのずいこう)
ハス科
蓮の見事な花に大感激。なんせ、初めての本格栽培なので毎日2回ほど展
示会場に通って、花の表情を見ている。蕾に紅が濃かったのに、開花した
ら変身、淡い桃色。9時頃見頃だったのに、15時頃には閉じているなど。
「へえー」、と言うばかり。
「小椋の瑞光」は、3月3日に京都から到着。一番早く植え付けられた品
種で、成長も順調。花は画像を見てのとおり、花・葉のバランスもよい。
次の開花も期待している。
5月27日開始した「蓮祭りが」始まって2週間目。長引く梅雨で、太陽
大好きの蓮には蕾がなかなかでてこない。6月中旬の満開を予想していた
が、下旬頃にずれそうだ。睡蓮は小振りだが、順調に開花、花芽も多いの
で、晴れたら一気に開花が多くなりそうだ。
比嘉正一


sebg | 2006年6月 9日 08:38
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ホートゥグワー
キジバトStreptoperia orientalis
方言名 ホートゥ、ホートゥグワー
英名 Oriental Turtle Dove、Eastern Turtle Dove
ハト科 旧北区、東洋区、インド、東南アジアに分布
巣立って間もない幼鳥と思われる、ホートゥグワーを見つけた。園内
での巣作りも多く、周辺の林でも繁殖をしているのであろう、数は多い。
鳥のすぐ近くによっても逃げ出さないので、人に慣れすぎの感がある。
沖縄では留鳥。鳥は詳しくないので、調べてみたら次のことが書いてあ
った。黒地に赤褐色模様の翼が特徴のハトで、首すじに青い縞模様がある。
日本全国で繁殖する。低地から山地の明るい林に生息し、林床、草地、
農耕地などの地面を歩きながら草の種や木の実を食べる。
植えた覚えのない植物が、園内のあっちこっちに生えてくるのはこれら
鳥たちの仕業なのであろう。ホートゥグワーを見ていたら子供の頃、一度
だけ飼育を試みて、直ぐに逃げられたことを思い出した。
比嘉正一


sebg | 2006年6月 8日 08:38
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Japanese cherry
ナンヨウザクラMuntingia calabura
別名 ニホンミザクラ
英名 Calabura,Jamfruit,West Indian cherry
シナノキ科 熱帯アメリカ原産
待望の白い一番花が咲いた。花はバラのようで、径3cmぐらい。まだ
数は少ないが、成長するにつれて多くなるはず。
2003年9月に職員が導入、風楽風遊の森のハーブガーデンに植えられた。
小さかった苗は。順調に育ち、現在高さ2mを越えて枝の数も増えた。
ナンヨウザクラは桜を思わさせる栽培樹木で、東南アジアでは被陰樹と
して植えられている。桜と言えば日本を連想するためかJapanese cherry
の名前もある。高さ10mに達する常緑の高木で、枝を水平に伸ばし、樹形
がピラミッドのように三角になる特徴がある。花は白色でバラに似ている。
果実はサクランボの大きさくらいになり、赤色に熟し、食べられる。甘酸っ
ぱく、種子が無数に詰まっているが気にはならない。熟した果実は生食もで
きるが、ジャムや果実パイに利用される。
園内に実った果実は鳥、コウモリ、昆虫などあらゆる生物から狙われて
いる。熟した果実は一番に食したいと思っているが、たぶん負けるだろうな。
比嘉正一


sebg | 2006年6月 7日 08:54
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チールーハナグワー、チュラサッサー
ヘリコニア・カリバエア Heliconia 'Caribaea'(Cream)
バショウ科 西インド諸島原産
またひとつ、2002年5月にハワイから導入された植物が咲いた。ヘリコ
ニア・カリバエアの園芸品種で、苞は基本種が赤に対して爽やかなクリー
ムイエロー。
基本種は草丈が2?3mに達し、花序は直立し苞が2列に並んでいる。
これに対し、これから大きくなるのだろうが、草丈は1.5mほど。高さ
1mのところに花序が付いているので、観賞者には見やすい。アルピニア
・ジャイアント・ホワイト・シェルとは隣同士なので、花好きにはたま
らないスポットのようで、「ウレー、サンニンカイ、ニーチョシガ、ウ
フィナーヌハナヤー」、「ウマーヌーヤガ、ウヌ、チールーハナグワー、
チュラサッサー」と騒いでいた。訳すと、「これは、ゲットウに、似てい
るが、大きい花だなー」、「これはなに、この黄色い花はきれいだ!」
となる。
このときとばかりに、なるべく方言で解説するようにしている。
比嘉正一


sebg | 2006年6月 6日 08:53
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チンシチュウ
ビヨウヤナギHypericum monogynum
方言名 チンシチュウ 中国名 金糸桃
オトギリソウ科 中国原産
鮮やかな黄色の花が咲き出した。名前はビヨウヤナギ。「未央柳」「美
容柳」の意味でつけられた。花が美しいこと、葉が柳に似ているから。方
言のチンシチュウは金糸桃に由来する名前とのこと。
中国の河北省、南は広東省までほぼ全土に分布。半常緑低木で高さ1m
ほどに成長し、枝は丸く、よく分枝しブッシュ状になる。花は枝の先に咲
き、3?7個ほどついている。大きさは径5cmぐらいで、美しい黄色。
日本には徳川時代に中国から渡来し、主に庭園、花壇などに植えられてき
た。沖縄へ導入された時期は手持ちの文献調べてみたが、分からなかった。
リュウマチ、咳止め、腰痛、毒蛇に咬まれたとき、漆かぶれ、蜂さされ
等、花・実・葉・根の全草が薬草として紹介されている。このことから、
沖縄には中国から薬草として、入った可能性がある。
園内の植物は熱帯・亜熱帯のものが多いが、温帯出身も栽培されている。
植物が強いのか、沖縄の気候風土が植物にとっていいのかは、植えてみな
いと分からない。このように、いろいろな出身の植物が多いのも植物園の
特徴だ。
比嘉正一


sebg | 2006年6月 5日 08:22
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幼葉と花序を食用
ガジュツ Curcuma zdoaria
英語 zedary 中国名 我術
ショウガ科 インド原産
「ウッチンの仲間の花が咲いているよ」とハーブガーデンで撮影してい
ると、職員の一人が声をかけてくれた。探すと、葉陰の中に赤みを帯びた
ピンク色の苞が見えた。毎年のように見逃していたので、少し嬉しい。
薬用植物。ウコンに似ているが葉の中央に紫紅色の斑紋がでる。花は淡
い黄色で、花序は赤みを帯びたピンク色。根茎を切ると、断面は淡青色、
デンプンを含み、芳香がある。幼葉と花序を食用にし、根茎を健胃剤にする。
梅雨真っ最中、ひとときの晴れ間の見たガジュツはきれいだった。しば
らくは開花が続くと思うので、薬用植物の好きな方はぜひ見ていただきたい。
比嘉正一


sebg | 2006年6月 4日 08:59
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イクソラ・ピルグリミー
イクソラ・ピルグリミーIxora pilgrimii
アカネ科
園内にはアカネ科のサンダンカの仲間が、何種か栽培されている。その
中に小型で、花弁が真っ赤、幅広のものが咲いていた。
職員の誰に聞いても素性が分からず、長い間そのままにしていた。手持
ちの書籍を調べても、よく分からない。1冊だけそれらしいのが見つかった
のが紹介する名前だ。
葉は長さ3?5cm、楕円形で、先端は丸みをもち、革質。花は赤色で、花
びらは丸みを持つ。一つの花序につく花数は、他のサンダンカに比べて少
ない感じがする。
最近は植物園より、愛好家の方々が珍しくて、きれいな花を咲かせてい
る傾向にある。インターネットで調べることがよくあるが、毎回感心させ
られる事ばかりだ。誰かが、この名前をひろってコメントしてくれたら、
うれしく思う。
比嘉正一


sebg | 2006年6月 3日 09:09
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蜜が豊富にあるヤシの花
シンノウヤシPhoenix roebelenii
別名 フェニックス・ロベレニー
英名 Dwarf date palm,Pigmy date palm
ヤシ科 タイ、インドシナ原産
園内のシンノウヤシが、一斉に花を咲かせ始めた。蜜が豊富にあるのだ
ろうか、たくさんの蜜蜂が群がっている。近づくと甘い香りが漂ってきた。
幹は単独で直立し、高さ2?3mぐらいに成長する。葉は羽状複葉で長さ
1.5mほど。小葉は対生で30cmぐらい。葉柄には鋭い刺がある。花はクリ
ーム色で、沢山付き芳香がある。果実は黒く熟し、長さ1cmほど。道路の
緑化樹、公園、庭園、鉢物観葉植物、生葉は生け花の材料。
かつてヤシの生長点に入り、枯らしてしまうタイワンカブトムシや新葉
を食害するキムネクロナガハムシの影響でシンノウヤシを含むフェックス
類は壊滅的な打撃を受けたことがある。この仲間では沖縄からほとんど姿
を消したのもあった。
園内のシンノウヤシも被害を受け、ひどいのでは枯れたのもあった。さ
わやかな葉を四方に広げる姿はなく、かなりいびつな樹形だったが、いま
ではすっかり立ち直り、本来の姿を見せてくれている。ここでも、被害を
最小限に食い止め、樹勢を回復させた職員の努力が実を結んでいる。
比嘉正一

sebg | 2006年6月 1日 08:48
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