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真っ赤な仮種皮に包まれた種子
トベラPittosporum tobira
別名 トベラノキ、トビラギ、オキナワトベラ
方言名 トベラ、トゥベラギ、トバイラー、ウヤヌカザギ
英名 Japannese pittosporum
トベラ科 日本、朝鮮、台湾、南中国、沖縄各島に分布
園の周囲に生えているトベラの果実が割れ初めて、赤い種子
が目立ってきた。林には、渡り鳥たちが増えている気配がする
ので食料になるのであろう。季節は確実に冬に向かっている。
沖縄の野山、特に海岸に多い低木。葉を揉むと独特の臭いが
する。花は白色で芳香がある。果実は球形で熟すと割れて、粘
着性の真っ赤な仮種皮に包まれた種子が現れる。
トベラの名前は除夜に木の枝を扉に挟んで疫鬼をふせいだと
ころから付けられた。方言のウヤヌカザギは父親の体臭のする
木という意味。潮風に強く、条件の厳しい場所にも良く育つの
で、道路の緑化樹として利用されている。
トベラで思い出すのは、幹にセミのクロイワニイニイが止ま
り良く鳴いていたことだ。木が低いので、幹にいるセミは小さ
い子供でも簡単につかまえることができた。
比嘉正一


sebg | 2006年11月30日 16:45
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「財を成す」
ネンジュモ Nostoc flagelliforme
中国名 髪菜
ネンジュモ科
園内外の砂地や明るい草地でネンジュモが目立ってきた。花の撮影中
に、「これ、なにかねー、たべられるってよー」との職員の質問もあり、
素性がよく分からなかったので調べてみた。
中華料理の食材にされるネンジュモ属の藍藻の一種らしい。日本にも分
布している。思い出した、ずいぶん前の話だが、キャンプをしているとき
に砂地に転がっているネンジュモを指さして「食べられる」というので採
取し、砂やゴミを取り除き、フライパンに油をしいていためて食べたのだ。
味はというとよく覚えていない。
詳しく書かれているのを紹介する。
中華人民共和国青海省、陝西省、内モンゴル自治区等の乾燥地の草原の地
表に生育し、毛髪状の群体を形成する。この群体は寒天質の基質からなり、
この中に細胞が1列に連なり異型細胞を交える数珠状の細胞糸が埋もれて
いる。ネンジュモ(念珠藻)の名称はこの細胞糸の形態に由来する。
髪菜(ファーツァイ)の中国語の発音は「財を成す」事を意味する中国語
の「發財」の発音と近い事から慶事の食財とされた。中華料理では乾燥品
を水で戻し、蒸す、煮るなどして調理される。有名なものでは、干した牡
蠣と共に煮て、「財を成す良い市場」と語呂を合わせた「發財」という広
東料理がある。
どうやら縁起のよい食べ物らしい。物好きな知り合いがいるので、この
ことを伝えることにする。以前食べたのは効果がないようなので、改めて
食べてみたいと思う。
比嘉正一


sebg | 2006年11月28日 11:15
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刺無し
トゲナシタコノキPandanus baptistii cv. Inermis
タコノキ科 ニューブリテン島原産
ポリネシアンレイクの脇にトゲナシタコノキが元気に育っている姿を見
つけた。バックヤードで育てられていたのを去年植え込まれたものだ。
沖縄の海岸に生えているアダンの仲間なのだが、葉の縁に刺がない。葉
は細長くしなやかで脈に沿って黄斑が入っている。気根は少なく、子吹き
が少ないのではと心配されたが、植えられたのを見る限り心配ないようだ。
刺のないアダン、育つ姿が特異な格好をしているので室内用の観葉植物
として向いていると思っていたら、すでにたくさん売られていた。
比嘉正一


sebg | 2006年11月23日 10:34
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寄生率
オキナワビロウドセセリHasora chromus
セセリチョウ科 奄美大島,沖縄島,古宇利島,伊江島,渡嘉敷島,
阿嘉島,粟国島,伊良部島,多良間島,石垣島,
西表島,波照島,与那国島、東南アジアに分布
小さな蝶のルリウラナミシジミが、再びツルソバの花に蜜を吸いに訪問
してないか見に行ったら、茶色の蝶が来ていた。花の蜜を吸っている時間
が短いのか、直ぐに次の花に行くのでゆっくりとは撮影できなかった。
やっと撮影したのが紹介する1枚。
沖縄にいるセセリチョウの仲間では大型の部類で、一見蛾に見える。翅
の表面はビロード状、羽化したてはとてもきれいだが、飛んでいるうちに
すれてくる。
幼虫の食べる植物の葉はマメ科のクロヨナ。この植物は沖縄の島々の海
岸林に普通に生えていて、特に石灰岩地帯に多い。クロヨナの新芽、新葉
のでる時期に幼虫が見つかる。成虫は年中見られるのに比べて、幼虫の観
察は新芽、新葉のでる時期に限定されている。
だいぶ前の事だが、知念村の国道沿いに生えているクロヨナの葉を綴っ
て、たくさんの蛹がついているのを見つけた。なんどか蛹を採取し、羽化
させたことがあったが、蛹に寄生するハチの寄生率を調べたことはなかっ
た。幸い今度は数が多いので調べてみることにした。驚いたことに寄生率
は80%を越えていたのだ。このことは、蝶が卵から羽化に至る過程で寄生
が多いということを調べるよいきっかけになった。
比嘉正一

sebg | 2006年11月22日 14:04
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自分のが一番
押し花体験教室
11月19日、14:30?15:30 地域子ども体験教室に東松本子ども会の
親子9名が参加して行われた。
はじめに、電子レンジを使っての簡単な押し花材料の作り方を説明した。
参加した人の中には押し花作り体験者もいて、花色を残すための乾燥の仕
方や、向いている花の質問があった。今日の押し花でのハガキづくりのた
めに、講師がブーケンビレアやサンダンカの花、シダの葉を乾燥させて準
備したのですよと説明した。
講師からは押し花作りの手順、道具の使い方などの説明があり、それぞ
れに作品作りにとりかかった。材料をいろいろ並べる子、早くも材料にボ
ンドをつける子、軽いので鼻息で飛ばす子があわてて集めるなど、それぞ
れにとりかかった。講師が材料はハガキから飛び出さないようにと言うと、
手直しする子がいたり、ボンドのつけすぎでベタベタがあったりした。
シールをはって完成。個性的な押し花ハガキができあがった。お互いに
自分のが一番と見せあっていた。
比嘉正一
講師の説明を聞く
これをココに置いてと
一番はどっちですか
sebg | 2006年11月20日 17:12
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草木染め
地域子ども体験教室
本日、午前10時より沖縄の草木染め教室の2回目、実際に染め体験を行
った。体験に参加したのは知花子ども会の大人・小人あわせて19人。
知花花織作業所の島袋領子さんの草木染め説明の後、実際に染める手順
を園の職員が行った。最初、ハンカチに絞り模様を入れるために輪ゴム
で止めていくのだが、手順が分からずとまどうこともあったが、すぐなれ
次々輪ゴムを縛っていった。終わると、いよいよ染めに入る。緊張したよう
に次々とハイビスカス、ベニイモ染めの入った鍋に入れていった。約10分
ほどで取り出し脱水、色止めに入った。鍋が熱いのと、染めたハンカチ
が熱いので注意しながらの作業だった。
さめてきたらいよいよ輪ゴムはずし。期待がふくらむのだが、輪ゴムが
きついのかなかなかはずれない。やっとはずしてみんなにお披露目。きれ
いな模様に、周りから歓声の声が上がった。
比嘉正一
輪ゴムでとめました
染めています
輪ゴムはずし
自分で染めました
sebg | 2006年11月19日 15:28
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ロマンあふれる発見話
ルリウラナミシジミJamides bochus
シジミチョウ科 東南アジア、八重山諸島に分布
思いがけない蝶に出会った。ツルソバの花の蜜を求めてルリウラナミシ
ジミが目の前に止まったのだ。こんにちは「カチャ」と写真を撮った。
前翅長が13?15mmほどの小さな蝶で、北限は八重山諸島。それ以北は
迷蝶として扱われる。生息地は林縁部で、雄は樹冠で占有行動をとる。他
の雄が近づいたら追い払うのだが、複数飛び回ると金属光沢のある鮮やか
な青色がキラキラと光る。数がたくさんになると本当にきれいだ。
毎年のように沖縄島にやってきては、小さな美しい姿を見せてくれる。
幼虫の食べるタイワンクズ、クロヨナが咲き始める9月になると、虫仲間
に「もう見たのか」と訪ねるほど好きで、今年はやや遅めだった。那覇市
末吉公園、浦添市浦添城跡では飛び回るのをみたが数は少ない。
この蝶は不思議な習性がある。蕾に卵を産み付けるのだが、泡と一緒に
複数産む。この発見を恩師の先生から聞いたときは、ビックリしたと同時
に本土の研究者達は自らの目で確認しないかぎり、信じなかったというのだ。
ロマンあふれる発見話は、いくつもあり今でも忘れられない。ルリウラ
ナミシジミのいろいな話は蝶の観察に夢中になったきっかけでもある。
比嘉正一


sebg | 2006年11月16日 17:26
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ラッキョウのいろいろ
ラッキョウAllium chinense
別名 オオニラ、サトニラ
方言名 ダッチョウ、ラッチヤウ、ダッキョー、ダッコー
英名 rakkyo
中国名 蕎頭
咲いているラッキョウの花を久しぶりに見たような気する。収穫の時期
になるとよく食べているのに花は見てなかった。群れ咲くときれいだ。
花を見た機会にいろいろ調べたので紹介する。
ラッキョウの語源は「しんらつ(辛辣)な味を持つニラ」という意味。中
国原産でインドにも自生、日本には明治時代薬用として渡来した。
多年性草本、鱗茎は白色で紫を帯びる事もある。一般に栽培されている
のは3?4倍体で開花しても結実しないので、鱗茎で繁殖する。日本での栽
培品種は多く、主なのは「ラクダ」、他に「玉ラッキョウ」、「九頭竜」
、「サンド・パール」がある。沖縄で栽培されているのは通称「シマラッ
キョウ」と呼んでいる。
鱗茎はネギ特有の臭いがする。成分はアイリンで分解してアリシンとピ
ルビン酸が発生し臭いの元。アリシンはビタミンB1を活性化する働きがあ
り殺菌効果がある。利尿の効果があり漬け物の汁を飲むと良い。妊婦は生
のラッキョウの塩漬け、漬け物を食べると保健になり安産になる。
夏に休眠する性質があり、地上部が枯れる。そため、栽培は次の通りに
する。分球は植え付けする8?9月と肥大前の春の2回行う。植え付け時期が
遅れると分球が少なくなる。収穫は鱗茎が最大になる5月だが、若採りして
食べるのが普通。日の当たる排水の良い土壌が良いとされ砂地、島尻マージ
が適地。植え付ける前の整地に木灰、堆肥などを入れておく。性質は強いの
で植え付け後の管理はやさしい。ただ、生長を妨げる除草は欠かさず行う。
小さい頃の記憶だが、畑一面にラッキョウが栽培され収穫作業に難儀し
た記憶がある。収穫したラッキョウは束ねて那覇の市場に売りに行った。
あまりにも多くて何日も収穫が続いたせいか、その後は広い畑での栽培は
しなくなった。その時はきらいだったが、今は毎日食べても飽きないほど
好きだ。
比嘉正一


sebg | 2006年11月15日 09:51
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数が減った原因
タテハモドキJunonia almana
タテハチョウ科 奄美大島,沖縄島,久米島,宮古島,石垣島,竹富島,
小浜島,黒島,新城島,西表島,鳩間島,外離島,
波照間島,与那国島,南大東、東南アジアに分布する
タテハチョウ科のタテハモドキが気になっている。最近数が減ってきて
いるからだ。20年ほど前には、家の周辺や公園、畑の周囲にとごく普通に
にいて、数も1回の観察で二桁の数字もあった。しかし、ここ十年の間に
1回の観察で1桁、あるいは0になった。
前翅長が3cmくらいの中型のチョウ。沖縄ではほぼ1年中見られる。季
節変異があって、夏の個体は特徴の目玉模様が翅の表裏にはっきりと出る
のにに対し、ちょうど今頃の秋から冬にかけては翅が角張、翅の裏が枯葉
模様になる。幼虫の食べる食草はクマツヅラ科のイワダレソウ、ゴマノハ
グサ科のスズメノトウガラシなどで、民家周辺、路傍、畑の周辺に普通に
生えていた。いわゆる人との係わりが深い里山的なチョウの一つというこ
とだ。
数減った原因は食草の減少があげられる。特に主食のイワダレソウが減
っているのだ。詳しい調査はしてないが、知人等に聞くと同じ答えが帰っ
てきた。都市化、除草剤の多用による植物の減少は著しく、人の住む周辺
から自生植物が消えて、帰化植物だらけになってしまった。タテハモドキ
が棲む環境は厳しくなったが、目玉模様の大好きなチョウ、生き続けて欲
しいと願っている。
比嘉正一

sebg | 2006年11月13日 09:19
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1株1000ドル
ビヨウタコノキ Pandanus utilis
英名 Common screw pine
タコノキ科 マダガスカル原産
白いしっぽの様な雄花穂が咲き終わりに近づいたら、パイナップルを小
型にした雌花が次から次へと枝先からでてきた。
タコノキの仲間は育つ姿が変わった形をしていて、きれいなので公園や
庭園、街路樹として熱帯・亜熱帯ではよく使われている。なかでも、ビヨ
ウタコノキはタコノキの中でも最も美しいといわれている。導入当時、日
本ではまだ珍しかったらしく、1株1000ドルもしたと園長は言った。
葉はらせん状につくのでねじれて見える。葉の表面は光沢があって赤く
縁取られ、鋭いトゲがついている。長さは50?90cm、幅は5?7.5cm、
枝は太く、数は多くない。気根は太く、幹から出る様が“タコの足”に似
ており、和名はこれに由来する。果実は集合果で、茎頂から垂れ下がり直
径15?20cmぐらい、雌雄異種。当園では一年中果実が見られ、観光客の
目を楽しませている。果実はパイナップルに似ているが、残念ながら食べ
られない。
ずいぶん前の話だが、「どうして私の庭にあるタコノキに種子のできる
果実がつかない」との電話があった。珍しくて、苗が高く売れるから植え
たとのことだが、大きくなるまで雌雄異種ということを知らなかったよう
だ。
比嘉正一
若い雌果実
最盛期の雄花
咲き終わった雄花
sebg | 2006年11月12日 08:35
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葉ニンニクの代用にともくろむ
ルリフタモジ Tulbaghia violacea
英名 Society garlic
ユリ科 南アフリカ原産
レストラン「ボタニカ」の脇に星の形をした薄紫の花が咲いている。
一見、野菜のニラに見えるが葉の長さが短い。
多年生宿根植物。葉は野菜のニラそっくりで、手で揉むとニンニクの臭
いがする。性質は強く、病害虫にも強い。陽当たりの良い場所だと花つき
よく、植え替えなしで長年栽培できる。この強い性質を利用して学校、公
園などでは縁どりに活用されている。ただ、一般の庭園では病害虫に強い
にも関わらず、葉のニンニク臭のせいか人気は今ひとつだ。
いつか、葉ニンニクの代用にともくろんでいるが、数が少ないのでチャ
レンジしていない。増えたら使う予定だ。
比嘉正一


sebg | 2006年11月10日 09:24
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ヘビイチゴ
ヘビイチゴ Duchesnea chrysanta Miq.
バラ科 朝鮮から中国、日本、マレーシア、インドに分布
レストラン「ボタニカ」の脇にハーブ各種が植えられたキッチンガーデ
ンがある。その中にヘビイチゴが植えられていて、小さいが真っ赤で美味
しそうな果実がいくつもついている。
路傍、原野、荒れ地に生える多年生の草。茎は長く地上を這い、節から
新しい苗をだして増える。葉はイチゴにそっくりで、果実は食べても美味
しくなく、蛇の食べるものであろうとのことで、ヘビイチゴの名前がつい
た。観賞用に鉢植え、庭に植えてもよく生育する。薬草の一つで、赤痢、
腸熱は果実や根を使い、腫れ物・火傷は生の果実を使う。また、打撲にも
使えるとある。
子供の頃は畑のまわり、路傍にいくらでも生えていたが、最近少ない感
じがする。ホウロクイチゴ、ナワシロイチゴと食べていたので、ヘビイチ
ゴは名前を知らなくても大きな子たちから教えられて食べないことは知っ
ていた。今は親や大きな子から小さい子へのあらゆる知識の伝承が乏しくな
ってきていると、久しぶりのヘビイチゴの赤い実を見て思った。
比嘉正一


sebg | 2006年11月 8日 16:40
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薄暗い足下にきれいなピンク色
ケショウボクDalechampia roezliana
トウダイグサ科 メキシコ原産
風楽風遊の森のヒカゲヘゴ林の林床にピンク色がかすかに見えた。近づ
くと、ケショウボクだった。養生ハウスににあった鉢植えを園内に植えて
のだろう、気むずかしいのかと思ったが結構元気に育っている。
高さ30cm余りに生長する常緑の小低木。葉は細長く長さ10?20cmくら
い長楕円形。花序は花の集合体で、不稔性花群、雌花、雄花があり、目立
つピンク色の総苞は長さ5?6cm、香りがある。
半日陰の薄暗い足下にきれいなピンク色なので、目立つ。株が増えて林
床一面に増えてくれれば嬉しい。
比嘉正一


sebg | 2006年11月 6日 09:38
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沖縄の染め植物
地域子ども教室「沖縄の染め植物」に18人が参加
10月は地域行事が多く教室が出来なかったのですが、今日は18人の参加と
久々の盛況でした。
講師は知花花織作業所の指導員・島袋領子さん。最初に見せたのが藍染めの
布で、藍を作る原料植物リュウキュウアイ。刈り取ったリュウキュウアイは発
酵させて泥状にし、原料を作る。実際に染めるには、容器に藍を入れて、それ
に蜂蜜や黒砂糖を加えるのだそうだ。液体状になった藍をみんなに見せた。蜂
蜜と聞いて、臭いを嗅いでいた。沖縄島では本部町の伊豆見で栽培されていて、
藍の原料が作られている唯一の箇所。八重山ではマメ科のナンバンコマツナギ
を使います。続いて黄色・橙系のフクギ、ヤマモモ、ウコン、クチナシ、ナカ
ハラクロキが紹介された。フクギは実際に使う乾燥した樹皮、ウコンは粒状が
各テーブルに置かれ、さらに実際に染められた糸の見本があり手で触って感触
を確かめた。「フクギの黄色い果実も使いますか」の質問に、果実は使いません、
使うのは少なくクチナシなどがあると回答していた。ウコンはお茶として普及し
ているので、知っている人が多く。染色植物は薬効成分が多いのかも知れないと
の意見もあった。続いて赤色系のオキナワサルトリイバラ、ホルトノキ、タブノ
キ、オキナワ シャリンバイ、ヤエヤマアオキが紹介された。ここで参加者から、
植物の種類が多いとの声。園のスタッフがマジックと名札を準備したので喜ばれ
た。灰色・黒色にオオハマボウ(ユウナ)、イタジイ。その他の染料としてベニノ
キ、バンジロウ、ゲットウが紹介された。最後にサボテンにつくコチニールカイ
ガラムシが紹介された。
染め植物という難しい体験教室にも関わらず、子供達は熱心に聞き入っていた。
講師の島袋領子さん、ありがとう御座いました。
比嘉正一



sebg | 2006年11月 5日 16:21
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ディスプレイされた
ブーゲンビレアBougainvillea cv.
英名 Paper flower
オシロイバナ科 熱帯米原産
鉢植えブーゲンビレアが満開の時期を迎えたので、風楽風遊の森各所に
ディスプレイされた。特に美ら花温室は赤、ピンク色に染まり人気を博し
ている。
園内のブーゲンビレア栽培ハウスには70品種、2千鉢余りが栽培されて
いる。品種の保存と園内展示、販売を目的としている。注目されるのは年
間を通しての展示する開花鉢の供給で、花がすくなくる4月から9月にかけ
ても安定的に開花鉢がある。鉢数の多いのは十数品種で、年間2?4回は開
花させている。挿し木から開花まで、栽培技術には感心させられることが
多い。
これから3月までデイスプレイが行われる予定。期間中様々な開花品種が
苗木のコーナーで販売される。ブーゲンビレアの好きな方々、お目当ての
花色を探すチャンス。
比嘉正一



sebg | 2006年11月 3日 09:14
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ピンク色した果皮
タイワンモクゲンジ Koelreuteria elegans
英名 Flame Golden-rain Tree,Chinese-rain Tree
ムクロジ科 台湾、ジャワ島
「あのピンクの花きれいだね」と来園した方々の声。実は花ではなく中
に種が入っているんですよ、と話をすると、驚いた顔をした。
黄色い花火のように花はあっという間に咲き終わり、ピンク色した紙質
の果皮がシャンデリアのように付いているので、遠くから見ると花のよう
に見えるというわけだ。果皮の中には、直径5mm程で真っ黒の種子が2、
3個入っていて、固い。この種子の固い性質を利用して、数珠やネックレス
が作られるとある。
沖縄に入ってきた当時は数が少なかったせいか、大事にされていたが、
種子で簡単に増えることが分かると、誰も種をまかなくなった。新しもの
好きの愛好家にとっては、簡単に増えるのは面白くないらしい。
比嘉正一

sebg | 2006年11月 2日 08:48
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美しい種子に会えるのが楽しみ
トウアズキ Abrus precatorius L.
方言名 アカダマ、アハダン
中国名 相思子
マメ科 熱帯アジア原産
トウアズキのかわいらしい花を初めて見た。並木大橋を渡りきった、石
垣のたもとに生えていたのは知っていた。しかし、見るたびに葉だけで花
は何時咲くのかと十年が過ぎてしまっていた。
東南アジア、中国、台湾等では種子が美しいので手工芸品を作るために
栽培されている。蔓性の落葉低木で、性質は強く石垣、西表島で野生化し
たのを見たことがある。長さ3cmほどの莢の中に5mm程の種子が4個前後
入っている。種子の色は光沢のある紅色、そのうちの三分の一は黒色。
種子は薬草としても有名のようでマラリヤなどの熱病に、葉は利尿、気
管支炎等に効果があると記されている。
トウアズキの種子を見たのは20数年も前のことなのだが、ほんとうにき
れいだったことは覚えている。再び、この美しい種子に会える日を楽しみ
にしている。
比嘉正一


sebg | 2006年11月 1日 09:00
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