• 今日の楽園
  • 学芸員の部屋
  • 植物図鑑

比嘉 正一
(ひが・まさかず)
琉球大学農学部卒
専門分野:昆虫・植物

小嶋 麻沙代
(こじま・まさよ)
琉球大学大学院農学研究科卒


沖縄の観光地は東南植物楽園

住所:沖縄県沖縄市字知花2146
TEL:098-939-2555
MAIL:info@sebg.co.jp
http://www.sebg.co.jp/

« 葉ニンニクの代用にともくろむ | メイン | 数が減った原因 »

1株1000ドル

ビヨウタコノキ Pandanus utilis
英名 Common screw pine
タコノキ科 マダガスカル原産

 白いしっぽの様な雄花穂が咲き終わりに近づいたら、パイナップルを小
型にした雌花が次から次へと枝先からでてきた。
 タコノキの仲間は育つ姿が変わった形をしていて、きれいなので公園や
庭園、街路樹として熱帯・亜熱帯ではよく使われている。なかでも、ビヨ
ウタコノキはタコノキの中でも最も美しいといわれている。導入当時、日
本ではまだ珍しかったらしく、1株1000ドルもしたと園長は言った。
 葉はらせん状につくのでねじれて見える。葉の表面は光沢があって赤く
縁取られ、鋭いトゲがついている。長さは50?90cm、幅は5?7.5cm、
枝は太く、数は多くない。気根は太く、幹から出る様が“タコの足”に似
ており、和名はこれに由来する。果実は集合果で、茎頂から垂れ下がり直
径15?20cmぐらい、雌雄異種。当園では一年中果実が見られ、観光客の
目を楽しませている。果実はパイナップルに似ているが、残念ながら食べ
られない。
 ずいぶん前の話だが、「どうして私の庭にあるタコノキに種子のできる
果実がつかない」との電話があった。珍しくて、苗が高く売れるから植え
たとのことだが、大きくなるまで雌雄異種ということを知らなかったよう
だ。
比嘉正一
biuoutakonoki1.jpg若い雌果実
biyoutako3.jpg最盛期の雄花
biyoutako2.jpg咲き終わった雄花

sebg | 2006年11月12日 08:35



この記事へコメントする




保存しますか?

(書式を変更するような一部のHTMLタグを使うことができます)