「財を成す」
ネンジュモ Nostoc flagelliforme
中国名 髪菜
ネンジュモ科
園内外の砂地や明るい草地でネンジュモが目立ってきた。花の撮影中
に、「これ、なにかねー、たべられるってよー」との職員の質問もあり、
素性がよく分からなかったので調べてみた。
中華料理の食材にされるネンジュモ属の藍藻の一種らしい。日本にも分
布している。思い出した、ずいぶん前の話だが、キャンプをしているとき
に砂地に転がっているネンジュモを指さして「食べられる」というので採
取し、砂やゴミを取り除き、フライパンに油をしいていためて食べたのだ。
味はというとよく覚えていない。
詳しく書かれているのを紹介する。
中華人民共和国青海省、陝西省、内モンゴル自治区等の乾燥地の草原の地
表に生育し、毛髪状の群体を形成する。この群体は寒天質の基質からなり、
この中に細胞が1列に連なり異型細胞を交える数珠状の細胞糸が埋もれて
いる。ネンジュモ(念珠藻)の名称はこの細胞糸の形態に由来する。
髪菜(ファーツァイ)の中国語の発音は「財を成す」事を意味する中国語
の「發財」の発音と近い事から慶事の食財とされた。中華料理では乾燥品
を水で戻し、蒸す、煮るなどして調理される。有名なものでは、干した牡
蠣と共に煮て、「財を成す良い市場」と語呂を合わせた「發財」という広
東料理がある。
どうやら縁起のよい食べ物らしい。物好きな知り合いがいるので、この
ことを伝えることにする。以前食べたのは効果がないようなので、改めて
食べてみたいと思う。
比嘉正一


sebg | 2006年11月28日 11:15
Comment
seabeans : 2006年12月 4日 19:18
はじめまして。
石垣島に住んでいます。
僕が住んでいる白保集落の郷土料理にも、この食材が登場します。方言で「ジーフクラ」と呼んでいます。
一度食べたことがありますが、無味無臭だったような、自己主張しない食材だったような気がします。
戦争中は、皆がこれを食べたらしいです。
今では食べる人は少ないみたいです。
Comment
比嘉正一 : 2006年12月 7日 20:32
seabeans 様
沖縄にいる人だけでなく、内地の人にも聞いてみたら、食べたことのあるとの証言を得ました。日本中で食べられていたようです。

