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比嘉 正一
(ひが・まさかず)
琉球大学農学部卒
専門分野:昆虫・植物

小嶋 麻沙代
(こじま・まさよ)
琉球大学大学院農学研究科卒


沖縄の観光地は東南植物楽園

住所:沖縄県沖縄市字知花2146
TEL:098-939-2555
MAIL:info@sebg.co.jp
http://www.sebg.co.jp/

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クロトンの花の会話

クロトンCodiaeum variegatum
別名 ヘンヨウボク  方言名 クロトン
英名 Croton
トウダイグサ科 マレイ原産

 「クロトンにも花が咲くの、はじめて知った」と、案内していた
方々の声。クロトンはいつも見ているのにね、でも可愛い花だね。
「で、実もつくの、種ができるの」との質問。もちろん実でき、種
子も入っているので、蒔くと生えてくる、と答えた。
 英名のクロトンが常用されているので、和名はクロトンだと思って
いる人が多い。実はヘンヨウボク変葉木という、的をえたりっぱな名
前がついている。だから、こんなにも葉の形、色の変化が多いのだよ。
と付け加えたが、クロトンの花を見ていて、上の空のようだった。
 属名Codiaeum はギリシャ語のkodeia(頭)から来ていて、葉を花環
に使うことから由来。属名Crotonを使っている植物が沖縄に自生があ
る。トウダイグサ科のグミモドキ、石灰岩地帯に生える低木で名前の通
り、葉がグミそっくり。
 つい、この前グミモドキそっくりの植物が送付されてきたので、クロ
トンの花の会話を思い出した次第。
比嘉正一
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sebg | 2007年2月28日 08:48 | Comment (0) | Trackback (0)

昔の品種を美化するくせ

トウモロコシ Zea mays
方言名 グスントージン、トーフームン、ヤマトゥウプガム
イネ科 南米北部原産

 園の一角にいろいろな野菜が栽培されている中にトウモロコシも
あり、雄花穂、雌花穂がつきだした。
 1年草、日本には大正のはじめ渡来したといわれている。茎は高さ
1?4m、茎の先には雄花穂、茎中部には雌花穂がつき、他家授粉で
結実。中南米の主用作物で、コロンブスによってヨーロッパにもたら
された。食用だけでなく、飼料、食用油、胚乳がコーンスターチの原
料になる。腎臓病に雌花の毛、種子は風邪、健胃剤、利尿剤に効果あ
ると書かれている。
 方言のグスントージンはルスントージン(呂宗唐黍)のなまったもの。
私の子供の頃は畑の周囲や庭に植えられていて、収穫が楽しみだった。
美味しいおやつになるからで、今のような甘くて柔らかいものではなか
った。どっちかというと粒は小さく、がっしりしていた。そして、栽培
がしやすく実もよくついていたような気がする。どうも、昔の品種を美化
するくせがついてしまった。
比嘉正一

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雌花穂
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雄花穂

sebg | 2007年2月27日 09:15 | Comment (0) | Trackback (0)

チャレンジしてみてはどうだろう

ヒスイカズラ Strongylodon macrobotrys
英名 Jade Vine
マメ科 ルソン島原産

 ヒスイカズラの植えられている2箇所のパーゴラに無数の
花序が垂れ下がっている。長さ1メートルを超えているのが
多数で、蕾がすでに翡翠色に染まっているのもある。
 開花は3月中旬頃を予想していて、最盛期は4月上旬になる
と思う。ヒスイカズラファンは徐々に増えていて、すでに開
花についての問い合わせがあった。
 栽培のちょっとしたコツさえつかめば、一般の方々でも花
を咲かせることができるようになった。ミニナーサリーでは
開花に合わせて、苗の販売も考えていると聞いている。チャ
レンジしてみてはどうだろう。
比嘉正一
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sebg | 2007年2月26日 15:51 | Comment (0) | Trackback (0)

しどろもどろ

しどろもどろ

 23日の金曜日、沖縄県庁3階第一会議室でNPO法人おきなわ環境
クラブ主催による「沖縄の身近な園芸植物ブーゲンビレア、ハイビ
スカス」について話をしてきた。
 話をする発端はお世話になった方からの1本の電話だった。地域
環境セミナーで、沖縄の園芸植物について、特に馴染みのブーゲン
ビレアやハイビスカスについて一般の方々向けに話しをして欲しい。
はい、と受けてしまった。しばらくしてから、担当の方から電話があ
り資料の必要等々説明があり、メールを送付してくれた。しまった、
どうしょう。大勢の前で上がり症の私は話をしたことがない。あれこ
れと考えていたら幸い、子ども体験教室で作っていた資料があるのを
思い出し、使うことにした。
 参加者は総勢20人余り、新聞の催し蘭を見て参加してくれた。資料
を見ながらのしどろもどろの説明、なるべく1項目を終えての二つほど
の質問を受けてから、少し和んだ。話の最後まで、この手法を使った。
 最後に終わりの挨拶をすると、拍手をしてくれた。2時間、話を聞い
てくれた皆さんありがとう、と心の中でお礼を言った。
比嘉正一
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sebg | 2007年2月25日 10:50 | Comment (2) | Trackback (0)

蓮の早めの開花が期待できそう

八重茶碗蓮 (やえちゃわんばす)

 蓮のレンコンの堀あげ、植え込みが始まった。去年はじめての
試みだった蓮の栽培と展示は、試行錯誤の連続で栽培担当者は気
苦労が多かった。今年は早めに植え込みを行い、5月中旬には開花
にこぎつけたい考えだ。
 茶碗連はいくつかの品種があり、園には八重茶碗蓮が導入され
た。最もポピュラーな品種のようで、比較的小さな器でもよく育ち、
草姿は小型で花上がりが良く、また丈夫で育てやすい特徴がある。
 生長の良かった八重茶碗蓮は、レンコンの状態も良かった。植え
込まれたレンコンから早くも芽が伸びてきて、気温も例年より高め
が続いているので生長は早くなり、早めの開花が期待できそうだ。
比嘉正一
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開花
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開花寸前の蕾
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レンコンは小さい
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芽がでてきた

sebg | 2007年2月23日 10:02 | Comment (2) | Trackback (0)

ウミブドウの紅葉

ウミブドウ Cocoloba uvifera
別名 ハマベブドウ
英名 Sea Grape,kino,platterleaf,seaside grape
中国名 海葡萄
タデ科 西インド諸島、アマゾン流域

 ウミブドウの葉がきれいに紅葉している。毎年気温が低下してく
ると、緑色の葉が黄色くなり、次第に赤く染まり、最後には落葉す
る。例年に比べて、気温の低下はなく暖かいせいか、ちょっと中途
半端のような気がする。
 高さ4?6m程に生長し、枝は多少湾曲する。葉は横に広い腎臓形
で、長さ12cm、幅18cmぐらい。モモタマナの葉の感じよりやや固
く、光沢がある。花は枝の先から総状花序に密生し、白色で、甘く香
る。果実は球形で房状につき、ブドウのデラウェアよりさらに小さく、
紅紫色に熟し甘酸っぱい。
 樹形が独特なので、沖縄では街路樹に時々使われている。園に植え
られている数本はこれから全て色づき、落葉、一斉に芽吹く季節がや
ってくる。
比嘉正一
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sebg | 2007年2月22日 09:20 | Comment (1) | Trackback (0)

ミニナーサリー 

人気上昇中

 ハイビスカス、ブーゲンビレア大好き人間のささやかなスポット
で人気上昇中の場所がある。
 その場所とは、風楽風遊の森の入口にあるミニナーサリー。担当
者が咲いているハイビスカス、ブーゲンビレアを毎日、栽培場から
運んでいるので、いつも色とりどりの花達が見られる。「よそでは
余り見かけないハイビスカスだね」と口々に言っては買い求める客
が後を絶たない。それもそのはず、アメリカのナーサリーから直接
導入した品種で、園で増殖販売している。豪華なハワイアン系ハイ
ビスカスが1鉢1,500円は安いと評判だ。ブーゲンビレアの品種も
豊富にあるので、口コミで南部、遠くヤンバルからも買いに来る程
だ。花の色が確認できる今が買い時と、園芸好きは言う。さらに、
小型のハイビスカスも豊富にあるので、好きな方はぜひ訪れて欲し
い。
 一番の利点は、入園しなくて車横付けで買うことができること。
重たい荷物を遠くに運ぶ苦労もなく楽。
比嘉正一
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sebg | 2007年2月19日 14:35 | Comment (0) | Trackback (0)

ダブル・レインボー

ダブル・レインボー Hibiscus cv. 'Double Rainbow '
アオイ科 園芸品種

例年より良い天気が続き高温のせいなのだろう、ハイビスカスの花がよく
咲いている。きれいなハイビスカスは何度みても飽きがこない。
 ダブル・レインボーは2001年5月導入、性質は強健で花つきもよい。サ
ーモンピンク色の八重咲き品種で、柔らかな花びらが特徴。花の直径11?
13cmほどで、中型の部類に入る。
 東南植物楽園の奥深い場所にハイビスカス園があり、さらに一番奥に咲
いている。
比嘉正一
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sebg | 2007年2月18日 16:39 | Comment (0) | Trackback (0)

植物の名前の検証

セッコツソウ(接骨草) Justicia gendarussa
キツネノマゴ科 中国からインドにかけて分布

 風楽風遊の森にセッコツソウという名前のハーブが植えられて
いて、気になっていた。調べるとスイカズラ科のクサニワトコの
別名らしい。しかし、あきらかにキツネノマゴ科なのでどうもへ
ん。
 資料によると薬草茶の材料に使われているので、健康食品を扱
っている所やあっちこっちに問い合わせてみた。しばらくたった
頃、那覇市の緑化センターよりFAXが届き、名前が判明した。緑
化センターの方々も分からず、いろいろ調べたようだ。なんでも、
海洋博公園のみどりの相談室からの回答があったとFAXにはあった。
 内容は「全草の煎じ薬を内服し、打ち身に用いる。煎じ薬はたい
へん強い臭気があるため他のハーブとブレンドして用いる。インド、
スリランカではリウマチの薬として用いる」とある。
 1999年導入依頼、間違った名前を覚えていたことになる。園内に
育つ植物一つ一つは、やっぱり検証が必要と感じた出来事だった。
比嘉正一
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sebg | 2007年2月15日 16:00 | Comment (0) | Trackback (0)

熱帯蔓性植物のすすめ

カエンカズラPyrostegia venusta
英名 Flame Flower,Flame Vine,Flaming Trumpet
中国名 砲伏藤
ノウゼンカズラ科 ブラジル南部、パラグァ原産

 通勤途中ラジオを聞いていると、カエンカズラがどこそこでとっ
てもきれいに咲いていると興奮気味にアナウンサーが話していた。
では、園の咲き具合はどうなのだろうと調べてみた。
 駐車場のナツメヤシの幹に這わしてあるものは例年通りで、観光
客が珍しそうに見ていて、写真を撮っていた。トラムステーション
の屋根に這わしてあるのは、これからが開花のピークなのであろう
6部咲きぐらいだ。散策路途中に設置してある小屋3箇所の屋根にも
這わしてあって、こちらは例年に比べて少なめだ。鯉の餌の自動販
売の屋根は、通路沿いにあって人気があり、やはり撮影者も多い。最
も好評なのが、1箇所だけある日除け棚で、来園者が入れ替わり立ち
替わり撮影していく。
 カエンカズラは、沖縄で熱帯蔓性花木として市民権を得ているよう
で様々な場所で使われている。ラジオで開花の話題になるほどなので
植物の使い方の紹介は、園が率先して行ってきたのではと思っている。
比嘉正一
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日除け棚
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鯉の餌の自動販売機の屋根
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散策路に設置された小屋の屋根
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トラムステーションの屋根
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ナツメヤシの幹に這わして開花

sebg | 2007年2月14日 13:26 | Comment (0) | Trackback (0)

自慢の筆に大満足

アダンの筆作り

地域子ども体験教室は、10時から知花子ども会が7名前、14時30分から
東松本子ども会の17名が参加して「アダンの筆作り」を行った。
 筆を作る前に、アダンの根で簡単に筆が作れる解説用紙を配布し、実際
に作った筆を見てもらった。また筆で書いた文字とイラストをみてもらっ
た。「なんだかんたん」との声があった。
 筆作りに使う長さ20cm程のアダン根とたたく固い子供のこぶし大の石
を配布、室内から外へ移動。筆作りのコツを説明した後、作業開始。バケ
ツの中の水に何度も付けてはたたき、これを繰り返して、繊維を細くする。
ほんものの筆のように細くするわけだ。水遊びが好きなのだろう、バケツ
の水をかき回しては、石でアダンの根の先をたたいていく。ものの10分も
しないうちに「できた、できた」と楽しそう。たたきすぎてぐちゃぐちゃ
の子もいて、予備も準備していたので、もう一度作った。
 完成した自分だけのアダン筆を使って、半紙に墨汁で文字やイラストを
描いた。動物、怪獣、漫画、花等々多彩。子どもたちの中には本格的な書
道を習っているのか、「きれいな文字だね」というと、にっこりしてくれ
た。父兄からは年賀状を書くのにもいいねと、話した。
 いつも感心させられるのは教室が終わった後の片づけ。子どもたちが率
先して手伝ってくれる。教室開催者としてはたいへん嬉しい。
 最後に、完成した自分だけのアダン根筆と描いた自慢の作品を手に大満
足「にっこり」でした。
比嘉正一
hudeh-higamatu3.jpgアダン根を石でたたく、東松本子ども会
hudeh-higamatu2.jpg作った筆で描く、東松本子ども会
hudeh-higamatu1.jpg完成筆と作品、東松本子ども会
hudeh-chibana2.jpg出来たよ、知花子ども会
hudeh-chibana.jpg作った筆で描く、知花子ども会
hudeh-chibana1.jpg筆と作品、知花子ども会

sebg | 2007年2月13日 09:04 | Comment (0) | Trackback (0)

料理の香味料

ニオイアダン Panduns odoratissimus
英名 Breadfruit,Pandang
タコノキ科 熱帯アジア

 職員の一人にニオイアダンの葉を入れて米を炊いてもらった
ところ、香りが良く評判が良かった。また、使いたいと言って]
きた。
 1999年4月導入、風楽風遊の森の一角に植えられている。草
丈1mほどの小型のアダンで、葉に鋭い刺がないので扱いやすく、
庭や鉢植えでも観賞できる。
 東南アジアの家庭菜園でよく栽培されているらしく、料理の香
味料として使うとのこと。ご飯を炊くときに葉を1枚入れると新
米の香りがする。葉をゆでた汁は、香りづけとしていろいろな飲
み物に混ぜると飲みやすくなる。お菓子にかけるシロップの香り
付けにも使う。ケーキやパン、シャーベット、アイスクリーム等
の香りつけに使い、ココナッツジュースとのも良いらしい。
 こうして利用の仕方を調べると、どうしてもニオイアダンを使
った食べ物が食べたくなった。ガチマヤー(食いしん坊)なので、
早速ニオイアダンの葉を料理の好きな職員に持っていこう。
比嘉正一
nioiadan.jpg

sebg | 2007年2月11日 13:58 | Comment (3) | Trackback (0)

人気のグラニテ、ハイビスカスティー

ローゼル Hibiscus sabdariffa
別名 ロゼルソウ、
英名 Roselle ,Indian sorrel,Jamaica Sorrel  
アオイ科 西アフリカ原産

 ローゼルの赤いがくが食べ頃に充実してきた。風楽風遊の森の
ハーブガーデンの一角に植えられていて、葉・がくとも赤いので、
少ないながらも目立っている。
 ローゼルは熱帯地域原産の1年生草本。草丈は1?2.5mになり、
赤みを帯びる。花は基本的に黄色で、園芸品種に赤紫がある。が
くは赤色で厚みがあり、酸味がある。未熟の果実のがくをジャム、
ゼリー、シロップなどの清涼飲料にし、アメリカでは発酵させて
ローゼル酒を作る。葉はサラダや煮物、ジャワでは香味料として
カレーに煮込む。茎からローゼル麻がとれる。果実100g中に
174mgのカルシウムが含まれている。
 パーラーではローゼルから作られたグラニテ(シャーベット)や
ハイビスカスティーが販売され、さっぱりした味に人気は高い。
比嘉正一
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sebg | 2007年2月 9日 09:22 | Comment (0) | Trackback (0)

花と果実が同時につくヤシ

トックリヤシモドキ Mascarena verschaffeltii
別名 フェルスハーフェルティー
英名 spindle palm
ヤシ科 マスカリン諸島のロドリゲス島原産

 花が咲き、黒く熟した果実が同時についているヤシがある。トッ
クリヤシモドキで、来園する方々には珍しいようだ。
 幹は単幹で、高さ7m余りに達する。地際から上にしばらくは細い
が、途中でやや肥大するところがある。葉は羽状で長さ2mくらい、
長さ40cm前後の小葉がついている。花序は葉の付け根の幹部分から
でて、オレンジ色の小さな花を咲かせる。果実は長楕円形で、長さ12
mm前後、青黒く熟する。
 性質は強く鉢植、露地でも良く育ち、沖縄では街路、公園、庭園な
どに幅広く植えられている。
比嘉正一
tokurimodoki1.jpg
tokurimodokimi.jpg

sebg | 2007年2月 8日 08:51 | Comment (0) | Trackback (0)

赤く熟しはじめた

ヤハズヤシPtychosperma macarthurii
別名 コモチケンチア、コモチケンチャヤシ、シュロチクヤシ
英名 Hurricane palm,Macarthur feather palm,Macarthur palm
ヤシ科 ニューギニア原産

 ヤハズヤシの果実が鈴なりにつきはじめ、赤く熟しはじめた。いつもなら
ただのヤシと通り過ぎていくのだが、実が赤く熟すと、それなりにきれいに
見えてくるから、不思議だ。
 幹は細く直立し、高さ6m余りに達する。表面は緑?灰色で竹のような環
状の葉痕が残る。多くの子株を叢生する。葉は羽状複葉で4?8cmほどの小
葉がついている。雌雄同株、実生、株分けで増やし、生長は15度Cが必要と
されている。沖縄では室内装飾用の鉢物として生産されていて、日陰でも育
ち長持ちする。
 熟した種子は採取し、苗を作ることがある。園内に育つ株の更新や一般の
販売、他の植物園との交換等に使われるためだ。
比嘉正一
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sebg | 2007年2月 5日 14:33 | Comment (0) | Trackback (0)

ヒージャークルバサー

ナガバカニクサLygodium japonicum var.microstachyum
別名 カニクサ
方言前 アマミヌヌシカッツァ、カブイクサ、チュースーイギィ、
   テウソズイウサ、ヒージャークルバサー
フサシダ科 沖縄各島々、台湾に分布

 子ども教室のリース、押し花に使う材料に形の良いシダ植物を探し
たことがある。園内をくまなく散策したら思いの外ナガバカニクサか
多かった。
 沖縄の山野に自生し、日当たり良好の場所を好み、他の植物にから
まって伸びていく。葉がカニの足のようで面白いことから、花材や押
し花の材料として使われている。また、茎葉は利尿、解熱、尿道炎に
使う薬草でもある。
 方言のアマミヌヌシカッツァは雨の主カズラ、雨乞いの時に「雨の
主」(神女)をカニクサで覆い尽くすことから由来した。カブイクサは
神事の時に神女が被る草の意味。チュースーイギィ・テウソズイウサ
は、天蚕糸草の意味。ヒージャークルバサーは山羊の脚がカニクサの
蔓になったら引っかかって転ぶと言う意味。
 鉢に生えてきたナガバカニクサを抜こうと、茎を引っ張ったら丈夫
でなかなか切れない、山羊も転ぶはずだ。
比嘉正一
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sebg | 2007年2月 4日 15:06 | Comment (0) | Trackback (0)

このシダ植物はいいですね

ホウビカンジュNephrolepis biserrata
シノブ科 沖縄、台湾、熱帯アジア,豪州に分布

 「このシダ植物はいいですね」と来園した方が言った。ホウビン
カンジュと言うシダで沖縄では野山で普通見られますよ、と答えた。
来園した方々を植物解説しながら案内する機会があり、そのとき交
わしたなにげない会話だ。案内が終わりあらためて見ると、きれい
なシダだと思った。
 沖縄の山野の樹木の幹や岩、地上に育つやや大型のシダ植物。樹木
の幹から葉が垂れ下がる様は見応えがある、時に庭園にも使用する。
 風楽風遊の森の入口から右手に入ったヒカゲヘゴに多く着生し、長
く垂れ下がった景観の評判がいい。写真の撮影場所に選ぶ方も多く、
良い記念になるのは間違いない。
比嘉正一
hoobikanju.jpg
hoobikanju1.jpg

sebg | 2007年2月 2日 09:43 | Comment (0) | Trackback (0)

ソーミナー

リュウキュウメジロZosterops japonicus loochooensis
方言名 ソーミナー
メジロ科 奄美大島以南の南西諸島に分布

 ソーミナーがタイワンレンギョウの小枝の周りを虫でもさがして
いたのであろう、うろちょろしていたので撮影した。
 この時期の園内外は鳥たちが実に多い。普通だと人の気配を感じ
て滅多に近づけないが、この時期は別だ。1?2mほどでも逃げない
こともよくある。
 ソーミナーは昔とても人気があった。魅力はなんといっても美しい
「さえずり」で、隣近所の各家々の軒下に鳥かごで下げられ、飼育さ
れていた。町に行くと鳥専門店があって、鳥かごをはじめとするあら
ゆる用具が売られていた。ソーミナーも売られていたが、高くとても
子供には買うことの出来る金額ではなかった。そうなると自分で捕獲
しなくてはならないわけで、マチヤグワー(雑貨店)で売っている貝殻
に入った鳥もちを買い、鳥のとまりそうな木々の間に鳥もちをつけた
竹を仕掛けた。仕掛ける場所で捕獲が左右され、私は下手でたぶん何
回も仕掛けたのに1?2匹ぐらいだったと記憶している。捕獲したソー
ミナーを入れたのは、手製の鳥かごだったので、直ぐに逃げてしまっ
た。成鳥は人になれにくいので餌もよく食べないし、逃げやすい。今
度はヒナから育てて慣れさせようと、シーミーの時期に子育て中の巣
からヒナを誘拐して育てたこともある。しかし、ヒナは餌を食べずに
死んでしまった。それからソーミナーのヒナの誘拐はやめて、クラー
グワー(スズメ)のヒナに替えて成功した。
 園内の木々に止まっているソーミナーを見ていると、つい巣はどこ
なのかなーと探してしまう習性がいまだに残っている。
比嘉正一
mejiro.jpg
mejiro1.jpg

sebg | 2007年2月 1日 11:24 | Comment (0) | Trackback (0)