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比嘉 正一
(ひが・まさかず)
琉球大学農学部卒
専門分野:昆虫・植物

小嶋 麻沙代
(こじま・まさよ)
琉球大学大学院農学研究科卒


沖縄の観光地は東南植物楽園

住所:沖縄県沖縄市字知花2146
TEL:098-939-2555
MAIL:info@sebg.co.jp
http://www.sebg.co.jp/

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小雨の日の午前中で、雨に濡れた花がまたきれい

セントルイスゴールドNymphaea 'St.Louis Gold'
スイレン科 園芸品種

 眩しいほどの鮮やかな黄色が毎日咲いている。導入は、
去年の4月で開花当初から栽培している担当者や他の職員
にも人気は高かった。
 細長い花弁を大きく広げるのが特徴。熱帯睡蓮割に株は
小型、多花性で、小さな容器でもよく育ち良く咲く。
 睡蓮や蓮の花の撮影は難しい、だけど楽しい。セントル
イスゴールドはきれいな花色のせいか、反射が強く、白っ
ぽくなるか周りが真っ黒に近い状態になるかで、加減が必
要だ。好きな条件は小雨の日の午前中で、雨に濡れた花が
またきれいになる。
比嘉正一
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sebg | 2007年5月31日 08:40 | Comment (0) | Trackback (0)

これからの開花を期待

アトラクション Nymphaea 'Attraction'
スイレン科 園芸種 

 遅れていた耐寒性のある温帯睡蓮の一種、アトラクションがや
っと咲いた。育苗中では時々咲いていたが、池の中に移植してか
らはしばらく開花がなかった。
 アトラクションは赤色系の代表的な品種で、花はやや大型。小
型の容器でも栽培ができ、ベランダや狭い庭でもよく開花すると
いう。フランスの園芸家マルリアク(N.Marliac)によって作出され
た最も有名な品種とされている。
 ここ数日、たいへん蒸し暑い。アトラクションだけでなく、他
の蓮や睡蓮の生長促進され、たくさんの開花が期待できそうだ。
比嘉正一
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sebg | 2007年5月29日 09:25 | Comment (0) | Trackback (0)

強健な温帯睡蓮

サンライズ(温帯睡蓮) 'Odorata Sulphurea Grandiflora'
スイレン科 園芸種

 薄黄色の温帯睡蓮サンライズがポレネシアンレイクで満開の
時期を迎えている。
 かつて、ポレネシアンレイクは池面を覆い尽くすほどの数種
の睡蓮が被っていたが、塊根と芽がザリガニやその他の動物に
食べられ、大幅に減少した。その中で生き残った強健な種類だ。
通常、温帯睡蓮は冬場の時期、花がほとんどない。しかし、サ
イライズはわずかながら咲き続けてくれる。
 温帯睡蓮としては大きな花弁をつけ、花あがりも良く、育て
やすいので睡蓮栽培の入門品種かもしれない。
比嘉正一
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薄黄色の美しい花だが撮影すると白っぽくなる
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sebg | 2007年5月28日 08:54 | Comment (0) | Trackback (0)

ツマベニチョウが産卵

ツマベニチョウ Hebomoia glaucippe liukiuensis
シロチョウ科
奄美大島、沖縄島,久米島,宮古島,伊良部島,来間島,
多良間島,石垣島,竹富島,小浜島,黒島,西表島,波照間島,
与那国島,尖魚諸島;九州南部,種子島,屋久島に分布する。

 夏休みイベント展示用にと育てているギョボクに、ツマベニチョ
ウの雌が2匹も飛来、新緑間もない柔らかな葉に産卵をした。
 ツマベニチョウは日本にすんでいるシロチョウの仲間で最大で、
前翅長45mm前後に達するとても美しい蝶だ。雄の前翅の先に朱色
に染まるのが名前の由来で、白を基調とした翅にとても目立つ。よ
く、沖縄を紹介した写真集に真っ赤なブッソウゲの花に蜜を吸いに
きた個体が写っていることが多いので、亜熱帯のイメージにピッタ
リなのであろう。
 卵は4?5日したら孵化、葉を食べながら生長し、順調なら6月初
旬には羽化し、園内を飛びまわる。
比嘉正一
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飛んできた雌
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産卵する雌
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葉に産み付けられた卵、白い小さな点に見える

sebg | 2007年5月27日 09:13 | Comment (0) | Trackback (0)

夜に咲く赤い花

ソーセージノキKigelia pinnata
英名 Sausage Tree,Cucumber Tree
ノウゼンカズラ科 熱帯アフリカ原産

 ソーセージノキに蕾がつきはじめ、開花が始まった。といって
も、開花は夜間なので来園者は見ることができない。せいぜい地
面に落ちた花なら、運が良いと見つかるかもしれない。
 和名は、ソーセージのような果実を実らすことから付けられた。
赤い花は、日が落ちてから開き始め、翌朝日が昇ってしばらくす
るとしぼんで落ちてしまう。花には蜜を出す線があり、なめると
甘い。したたり落ちた蜜で地面がぬれるほど多いようだ。果実は
長さ40?60cm。果肉は堅く食べられないが、種子は食用にされ
ることもあるという。ゾウ、サイ、ヒヒなどの野生動物の重要な
食べ物で、動物が分布拡大に一役かっているとのこと。
 園の木は、まだソーセージノキを実らせるまでに結実したこと
がない。今年こそ、果実を見てみたい。
比嘉正一
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sebg | 2007年5月25日 10:20 | Comment (0) | Trackback (0)

網に絡まったタイワンカブトムシ

タイワンカブトムシOryctes rhinoceros
コガネムシ科 沖縄の各島々、東洋熱帯に広く分布

 5月22日、午後ヤシの状況を見に行ったら、タイワンカブトムシの
成虫が網に絡まっていた。ちょうど梅雨の頃から成虫の数が増え、ヤ
シへの加害が増えてくる。まずは防除の成功だ。
 園はヤシ類が多いので、台風とともにタイワンカブトムシとの戦い
の歴史がある。薬剤、天敵、その他、様々な方法による食害防除を行
ってきた。最終的にたどり着いたのは、漁網による防除だった。成虫
の食い入る場所はヤシの生長点、栄養豊富な所と決まっており、その
場所に食い入るのを防ぐことが出来るのなら、ヤシは助かる。単幹の
ヤシ類は生長点が1箇所しかなく、ここをやられれば枯死するしかない。
 もともと日本にいなかったタイワンカブトムシ、八重山諸島、南大
東島には戦前、沖縄島には1970年代に入った。
 管理職員は毎朝点検を行い、異常がみつかったヤシは詳しく点検が
行われる。ヤシの生長で防除網に隙間ができて、そこからタイワンカ
ブトムシが入り込むからだ。成虫の多い時期が続く、しばらく正念場だ。
比嘉正一
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sebg | 2007年5月24日 09:07 | Comment (1) | Trackback (0)

生き残り

フイリインドゴムノキFicus elastica var.variegata
英名 Variegated Rubber Plat
クワ科 熱帯アジア原産

 フイリインドゴムノキの葉がきれいだ。台風の襲来する前の園の
植物達は、豊かな雨と気温の上昇で、枝・葉を思いっきり広げる。
フイリインドゴムノキもその一つで、1年の内で一番の輝きを放つ
日々だ。
 葉は普通のインドゴムノキと同じで、葉の縁や葉脈に沿って黄白
色の斑が不規則に入る。低温に弱いようで、本土の植物園関係者が
来園したとき、うらやましがられた記憶がある。
 10年ほど前に、ガジュマルの仲間の生木の幹を食害するイチジク
カミキリの大発生で、園のインドゴムノキが被害を受け撤去された。
幸い、フイリインドゴムノキは幼木だったせいか生き残り、元気だ。
再び、イチジクカミキリが発生を繰り返すかもしれないので、これか
らの成虫の飛び回る時期は、警戒を怠らないようにしなければならな
い。
比嘉正一
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sebg | 2007年5月22日 08:44 | Comment (0) | Trackback (0)

ブラシそっくり

キンポウジュ(金宝樹) Callistemon citrinus
別名 ハナマキ(花槙)
英名 Crimson Bottlebush
フトモモ科 豪ニューサウスウェールズ原産

 錦が池の畔にブラシの形をした真っ赤な花が咲いている。名前は
キンポウジュ。毎年、梅雨の時期になると咲いてくれる、お約束の
花だ。
 多くの枝がでる低木。花の塊はビンなどを洗うブラシそっくりで、
濃赤色。燃えるような赤色の雄しべが目立ち、先端は黄金色になる。
性質は強健で育てやすく、乾燥や暑さに強い。
 撮影メモを見たら、去年より1日遅れの撮影日だった。開花時期の
ずれはないようで、このまま咲き続ければ、来週あたりでピークは終
わりそうだ。キンポウジュの花が終わるといよいよ、真夏突入になる。
比嘉正一
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sebg | 2007年5月21日 08:28 | Comment (0) | Trackback (0)

花は油で揚げて食用

センジュラン Yucca aloifolia
英名 Spanish-bayonet,Dagger Plant
リュウゼツラン科 米国原産

 錦が池の東側、乾燥地帯の植物を集めたエリアの中に目立つよう
に白い花をセンジュランが咲かせている。花軸が伸びて、開花まで
早いようで、しばらく観察に行ってない期間に咲いていた。
 英名のSpanish-bayonetは剣状の葉で先が鋭いことから付けら
れた。葉は多数頂生する。葉の長さは40cmくらい、厚く革質で先
端は鋭く針状にとがる。センジュランの育つ場所はリュウゼツラン、
サボテン、ユーフォルビア等の刺の鋭いのが多いので、注意が必要
だ。花茎は長さ通常60cm前後とあるが、園のものはもっと長く見
える。円錐花序で、遠くからでもよく目立つ。センジュランの属す
るユッカ属は北アメリカから中央南アメリカの暖かく乾燥地帯に分
布している。
 資料によると、この属の花は自生地で油で揚げて食用にするらし
い。いつか試してみたいと思っている。開花は長くなく、来週ぐら
いまでが見頃の予想だ。
比嘉正一
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sebg | 2007年5月19日 09:00 | Comment (0) | Trackback (0)

夏の花壇に使える

ハクチョウソウGaura lindheimeri
別名 ガウラ、ヤマモモソウ
中国名 山桃草 
アカバナ科 北アメリカ原産

 風楽風遊の森のハーブガーデンにハクチョウソウの白、桃色の花
がまるで蝶が群れ飛んでいるように咲いている。名前の由来は白鳥
なのだが、私には蝶に見える。
 2000年1月導入。しばらくバックヤードで増殖された後、現在地
に植え込まれた。性質はたいへん丈夫で育ちやすい。特別な管理も
いらず、肥料もほとんど与えないのに、今年はたくさん咲いてくれ
た。
 沖縄ではまだ珍しい花のようで、時々名前を聞かれる。これから
夏まで咲き続ける。夏の花壇に使えるようなので、ガーデニングを
趣味とする方々や花の好きな方、ぜひ見に来てください。
比嘉正一
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sebg | 2007年5月18日 08:40 | Comment (0) | Trackback (0)

よく食べる幼虫

ナガサキアゲハ Papilio memnon thunbergii
アゲハチョウ科 奄美大島,沖縄諸島,宮古諸島,八重山諸島,
        本州,四国,九州,対島,種子島,屋久島に分布

 シイクワーサー(ヒラミレモン)の葉にアゲハチョウの仲間のナガ
サキアゲハの幼虫2匹が、葉に上に静止しているのを見つけた。た
またま通りかかったら、どうも葉に食べられた痕があるので、てい
ねいに探したら見つけたのだ。
 幼虫は成長すると大人の親指ほどの大きさになり、蛹になる。蛹
の期間は約10日ほどだが、中にはそのまま眠る物もいて、羽化は秋
になることもある。
 何度か飼育したことがある。近くにシイクワーサーの木がないと
ちょっとたいへん。数匹ならいいのだが、十数匹だと幼虫の餌の確
保に、頑張なければならないほどよく食べる。見つけた幼虫は順調
だと、6月中旬には羽化し園内を飛び回る。
比嘉正一
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sebg | 2007年5月17日 08:40 | Comment (0) | Trackback (0)

ナーベーラー、出回ってないか

ヘチマ Luffa cylindrica
方言名 ナーベーラー、ナベラ、ナビーラ、ナビラ
英名 Suakwa Towelgourd,Loofah
ウリ科 インド原産

 園のキッズガーデン近くにゴーヤーとナーベーラーを這わした
棚があって、最初の果実がつきはじめた。周遊する観覧車から見
えるようにと、職員が去年に続いて植えたもので、立派に育って
きた。
 方言のナベラ、ナビラは長い瓜の意味。別の説に鍋を洗うと言
う意味もあるとのこと。
 ナーベーラーの未熟果は柔らかく、香りと淡い甘みがあり煮物
にする。煮物にするときには水を入れず、ナーベーラーの水分だ
けを利用する。水を足すと美味しくない。中国、熱帯アジアでは
広く栽培されていていろいろな品種があり、煮付け、汁の実、天
ぷら、炒め物など様々な食べ方がある。
 園の事務所には本土出身者もいるので数人に聞いてみた。最初は
ビックリしたけど食べたら美味しい、と口を揃えて言ってくれた。
実を言うと私の大好物で、出回ってないかと昼食を供にする職員達
に訪ねる日々だ。
比嘉正一
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ナーベーラーの花
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ナーベーラーの若い果実、食べ頃まであと少し

sebg | 2007年5月15日 08:25 | Comment (0) | Trackback (0)

雨の中の植物園散策は楽しい

ヒメアリアケカズラAllamanda neriifolia
英名 Bush Allamanda,Golden trumpet bush
中国名 黄蝉
キョウチクトウ科 ブラジル原産

 「花木園」に黄色い鈴状の花が満開を迎えて、来園者を喜ばせ
ている。名前はヒメアリアケカズラ、オオバナアリアケカズラの
小型伴なのだが、沖縄ではあまり見かけない。
 常緑の低木で他のアリアケカズラの仲間と比べて枝が暴れず刈
り込みが簡単。花は小型で径3?5cm、濃黄色でのどの部分に赤茶
色の斑紋が入る。枝の先端に集まってつき、濃黄色ラッパ状で冬場
の一時期を除いて、ほとんど一年中咲いている。とげのある球形の
果実をつける。葉は3?5枚で対生または輪生する。
 これからの梅雨入りから明けまでがピークで、真夏を迎えると花
数は減少する。ヒメアリアケカズラ等の花を見ながら、雨の中の植
物園散策は実に楽しい。雨にぬれた花たちが、晴れ間に見せない表
情をするからで、花好きにおすすめだ。
比嘉正一
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sebg | 2007年5月14日 08:43 | Comment (3) | Trackback (0)

20数年前はブーム、再び脚光を

カギンリュウPedilanthus tithymaloides ssp.smallii 'Variegatus'
トウダイグサ科 北アメリカ南部?ベネズエラ

 真っ赤な花序と苞が目立っている。名前はカギンリュウ。基本種は銀竜
(ぎんりゅう)と呼ばれている多肉植物で、様々な品種がありとして広く栽
培されている。
 カギンリュウは緑色の葉に白と赤色の斑入る品種で、園内によく植えら
れてきた。20数年前はブームで、多量に苗がつくられ至る所に植えられ、
余った苗は販売もされた。観賞価値が高いので植えられたのだが、他にも
理由があったようだ。とにかく性質は丈夫で育てやすく、高温・乾燥にも
強い。さらに繁殖は挿し木で簡単に増やすことが出来る。一度植え付けた
ら、除草・水やりなどの管理はいらない。
 観賞価値が高いので植えられるのだが、同じ場所に同じ植物の風景は来園
者、職員も飽きが来るに違いないと思う。再びカギンリュウが脚光を浴びる
日まで、気長に待つとしよう。
比嘉正一
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sebg | 2007年5月13日 09:16 | Comment (0) | Trackback (0)

紫御殿、次のブームの出番はいつ

ムラサキゴデン(紫御殿)Setcreasea pallida cv."Purple Heart"
英名 Purple-heart
中国名 紫竹梅
ツユクサ科 メキシコ原産

 ムラサキゴデンのピンク色の花が咲いている。園内には、たくさん
はなくところどころにしかないので、咲いているのに気が付かないこ
とが多い。見るたびに咲いているので花の咲く期間は長いのであろう。
 草丈は40cm前後に生長する。葉は長楕円形、長さ15cm前後、幅
2cm前後。葉の色は紫紅色で、きれい。葉の表面に軟らかい毛があり
白っぽく見える。花は枝先に咲き、径2cm、目立つピンク色。明るい
場所を好み、乾燥には強い。
 ずいぶん前には、園内の至る所で縁取りなどに使われていたが、最
近数が減った。園芸のブームがあるように、園内に植えられる植物達
にもそれがある。と言っても植えるのは職員なので、職員のブームと
言った方が良いかもしれない。
 紫御殿、次のブームの出番はいつになるのだろう。
比嘉正一
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sebg | 2007年5月11日 08:55 | Comment (0) | Trackback (0)

植物の名前の覚え方

コバンモチElaeocarpus japonicus
別名 シラキ、ヅケ
方言名 サーチグ、シラチグ、チグ
ホルトノキ科 日本、沖縄、台湾、南中国に分布

 植物の名前の覚え方の話。
 「和名のコバンモチは、葉が楕円形で革質であることから「小判」
の名前がつけられた」と先輩から教わった。こうした特徴的な形と話
で覚えることが希にある。だいたいは、枝・葉・花を採取し、標本を
作りながら記憶していく。コバンモチの名前は1度で覚えた珍しい例
だ。
 コバンモチは沖縄島中南部の山野で普通に見ることのできる常緑高
木。時々公園、街路に植えられる。方言のチグはシュロの方言で果実
がシュロの果実に似ている事に由来する。
 かつて高校生だった頃、生物部に入った。ヤンバルや中南部の山歩
きをするのだが、次々と登場する生き物の名前や特徴を次々と言って
くる。覚えろ、と言うことだと思うが、次から次ぎへと忘れてしまう。
部室で植物図鑑を開いてもちんぷんかんぷん。飽きて虫をいじりはじ
めた。これは飽きることなく今も続いている。
 植物の名前を覚えるきっかけになったのは、蝶の幼虫(食草と呼ばれ
る)が食べる植物を調べるため。
比嘉正一
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sebg | 2007年5月10日 09:34 | Comment (0) | Trackback (0)

フイリオオマンネンランを見て気づいたこと

フイリオオマンネンラン Furcraea gigantea var.mediopicta
英名 Mauritius hemp,Green Aloe
リュウゼツラン科 コロンビア原産

 フイリオオマンネンランがきれいだ。昨年は大きな台風もなく、葉に
傷が全くない。このところの雨と気温の上昇で、ひときわ鮮やかな葉色
になった。 
 緑の葉のオオマンネンランの斑入りで、大きな葉に白い斑の入るきれ
いなリュウゼツランの仲間。葉先や縁に刺はあるが、他のリュウゼツラ
ンに比べて鋭くない。緑多い中で、独特な形をしたフイリオオマンネン
ランは園の中に、ひときわ大事なアクセントの役割を果たす。
 園には一般に出回ってない植物が数多く栽培されているので、県内だ
けでなく県外からも訪ねてくる趣味家は多い。たいていは電話をしてか
らくるのだが、直接受付に訪ねる方もいる。園の受付は慣れていて、難
しいものでない限り案内する。それでも解決しなければ私に聞いてくる
ことがある。一般に出回ってない植物を見つけに来園の時には、ぜひ電
話にてご一報下さい。
フイリオオマンネンランを見て、突然の訪問者が増えているのに気づい
た次第。
比嘉正一
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sebg | 2007年5月 8日 09:04 | Comment (0) | Trackback (0)

久しぶり花

ニショクバナウチワ二色花団扇 Opuntia coccinea
サボテン科 テキサス原産

 緑が池の東側、多肉植物の多いバンカーと呼ばれる場所にサボ
テンの珍しい花が咲いている。二色花団扇と呼ばれていて、園で
は数が少ない。
 解説には「茎節が卵形、長さ13-16cm、径約20cmで暗緑色。
刺座には暗黄色の芒刺と長さ2-3.5cmの黄色の刺がある。花は茎
約5cmで、緋橙色か紅色、または黄色」と書かれている。とにか
く、刺が鋭い。花を撮影しようとゴミを取り除こうと触れたら、
指先に3本ささっていた。痛いわけではないがさらに注意しなけれ
ばと思った。
 数あるあった多肉植物は、最近すくなくなった。湿潤な沖縄の
気候では育ちにくいのであろう。久々に見た美しい花に、30年あ
まりもたくましく生き続けてきたことに感心するばかりだ。
比嘉正一
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sebg | 2007年5月 7日 08:57 | Comment (0) | Trackback (0)

笑顔になるのがなによりも嬉しい

カレーノキ(仮称) Sauropus undrogynus
トウダイグサ科 熱帯アジアに分布

 カレーの香りのする赤茶色の小さな花の塊が目立ってきた。サウロ
プス・ウンドロギヌスというトウダイグサ科の一種だ。名前が説明し
にくいので園ではカレーノキ(仮称)と呼んでいる。
 カレーノキは2000年8月に職員がタイから導入。しばらく鉢植えで
育てられた後、2001年8月に風楽風遊の森の「アジアンハーブガーデ
ン」の一角に植えられた。現在、木の高さは1.3mほどに生長。地面か
ら出た、いくつも分かれた幹や枝に、赤茶色で小さな花の塊をいくつも
咲かせている。
 来園者を案内する機会毎に、大好きなカレーノキの花の香りを楽しん
でもらっている。誰もが「おー、ほんとだ」と再度香りを確かめるのが
常で、笑顔になるのがなによりも嬉しい。
比嘉正一
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sebg | 2007年5月 6日 08:27 | Comment (0) | Trackback (0)

何年も指に刺が入っていたさー

ハウチワ葉団扇 Brasiliopuntia brasiliensis
英名 Tuna
サボテン科 ブラジル、ペルー、ボリビア原産

 爽やかな黄色い花が咲いている。園内には数少ないサボテンの一種
でハウチワ「葉団扇」と呼ばれている。
 ハウチワは樹木状に生長し、幹についている刺は他のサボテンに比
べて少ない。葉の形の茎は薄く、長さ15cm前後。花は黄色。果実は
球形。
 リュウゼツラン、サボテン、アロエ、ユーフォルビア等の多肉植物
が栽培されているエリアは、撮影の時に注意しなければならない。足
には突き刺さるし、油断して手を伸ばすと、指に刺がささっている事
は常だ。ひどいときには化膿するので、観察や撮影が終わった後は体
を点検している。この話題を昼食の時に話題にすると、職員のなかに
は強い、弱い人がいて「何年も指に刺が入っていたさー」と豪語する
強者もいる。
 希にサボテンの花が見たいと来園する方もいるので、刺には注意す
るよう話しをすることにしている。ハウチワはこれからが見頃で開花
は5月中旬まで続きそう。
比嘉正一
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sebg | 2007年5月 5日 09:11 | Comment (0) | Trackback (0)

実をつけて欲しい

クダモノトケイソウ Passiflora edulis
別名 パッションフルーツ
英名 Passion fruit
トケイソウ科 ブラジル南部原産

 クダモノトケイソウ(果物時計草)の花が咲き出した。苗は職員
が一昨年導入、去年も咲いたが株が充実してなかったせいか結実
には至らなかった。今年は株が充実、蕾もたくさんついている。
 熟した果実は独特の芳香がある。果汁を絞り、蜂蜜や砂糖を加
えて飲料、シャーベット等に使う。果実を半分にカット、そのま
まスプーンですくって食べても爽やかな酸味と甘みがありとても
美味しい。
 20数年前の話し。本部町伊豆味の山野に通っていた時期があっ
て、毎年夏遅くから秋に楽しみにしていたのが野生化したクダモ
ノトケイソウだった。10年間ぐらいはあったと思うが、その後道
路拡張で消えてしまった。沖縄では野生化するぐらいだから栽培の
適地で、詳しい方から聞いた話だがちょっと昔には栽培が盛んで加
工工場もあったと言う。最近、民家でクダモノトケイソウ栽培が盛
んになってきた。園芸店や植木市では多量に苗が販売されていて、
ブーム再来の予感だ。
 園に育つ蔓の各節々には多量の蕾がついている。開花した花の授
粉の工夫を数名の職員と考えている。今年は実をつけて欲しい。
比嘉正一
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花はなかなか美しい
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蔓の節には蕾がたくさん

sebg | 2007年5月 4日 08:52 | Comment (0) | Trackback (0)

今や全国区

ゲットウAlpinia zerumbet
方言名 サンニン
英名 Shellflower,Shell Ginger 台湾名 月桃
ショウガ科 沖縄、台湾原産

 園内の至る所でサンニンの花が咲いていて、来園者の目を楽し
ませている。花を目当てに撮影に訪れる方も多く、サンニンの花
の前に三脚をたててシャッターチャンスをねらう方やデジカメで
撮影したりしている。
 来園者を案内する機会が幾度かあり、ちょうど通路脇に生えて
いるので紹介したら、意外に名前を知っている方がいることがあ
る。バスガイド、テレビ、ガイドブックと情報源は様々だが、沖
縄の野生植物が全国区になり、嬉しい気分にさせられる。名前や
ムーチーを包む材料と言うものなら、つい説明にも熱が入って、
繊維を割いて今でも野菜の結束に使っている等とつい話が長くな
ってしまうこともしばしばだ。
 サンニンの花、しばらくは咲き続け、中旬頃までは観賞出来そ
うだ。
比嘉正一
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sebg | 2007年5月 3日 09:03 | Comment (0) | Trackback (0)

風に乗って種子散布

コガネノウゼン Tabebuia chrysotricha
別名 キバナイペー
英名 Golden Trumpet Tree
ノウゼンカズラ科 ボリビア、ブラジル原産

 薄い膜をもった薄い種子が風に乗って、園内に散らばっている。
園内を散策する人達はなんだろうと、時々ひろっている。
 種子の正体はコガネノウゼン。3月中旬から咲いた花は、細長
果実を結実させ、4月の中旬には、果実がさけて種子を散布するのだ。
園内のコガネノウゼンは推定300本を越えるので、果実も多く、種子
散布数も膨大になるわけだ。そのため、発芽した苗があっちこっち
に生えてくるほどだ。
 種子散布が終わると、新芽・新葉の時期に入る。早くも展開して
いる木もあって園内に彩りを添えている。
比嘉正一
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果実がさけて今にも飛び出しそうな種子
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路上に落ちた種子

sebg | 2007年5月 1日 08:57 | Comment (0) | Trackback (0)