なつかしい感じ
アオタテハモドキJunonia orithya
タテハチョウ科 沖縄,久米,宮古,石垣,竹富,小浜,
西表,波照間,与那国島、台湾,中国に分布
芝生の上を低く滑空しては止まる蝶を見つけた。名前はアオタテハ
モドキ。翅の表は美しい青紫、裏は蛇の目模様が入った薄茶褐色だ。
1960年代、日本で発行されていた昆虫図鑑には沖縄島に普通にいる
と書かれていた。実際には当時、八重山にいて、沖縄島にはいなかった。
恩師の先生に、図鑑に載っているので、ぜひ採集してみたい、と申し出
たら、万座毛が良いかも知れない、との返事をもらった。万座毛、喜屋
武、そのたいろいろの場所に出かけたが、ついに見つけることが出来な
かった。最初の出会いは1973年の夏、石垣島の川平の海沿いの草地だっ
た。余りにも美しさに、しばし眺めていた。それから、だいぶたったから
のこと、1990年代に入ると沖縄島に棲みついてしまった。
多い場所は荒れ地、学校・公園の芝地、畑の周辺など、オープンなとこ
ろ。こうした条件は園にぴったり。この前、学校の芝地に生えていたイワ
ダレソウに黒い幼虫が数匹落ちているようにいた。ここは成虫も飛び交い、
子どもたちが追いかけていた。なんか、なつかしい感じがした。
比嘉正一


sebg | 2007年8月30日 13:14

