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比嘉 正一
(ひが・まさかず)
琉球大学農学部卒
専門分野:昆虫・植物

小嶋 麻沙代
(こじま・まさよ)
琉球大学大学院農学研究科卒


沖縄の観光地は東南植物楽園

住所:沖縄県沖縄市字知花2146
TEL:098-939-2555
MAIL:info@sebg.co.jp
http://www.sebg.co.jp/

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15年後の成長

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トックリヤシMascarena lagenicaulis
英名 Bottle Palm
ヤシ科 レユニオン島、モーリシャス原産

 トックリヤシの果実が園内のあっちこっちで熟し始めた。例年に比べて、台風の被害も少なく、今年は豊作だ。
 熟した果実は一部採取され、苗作りに使われる。果実は水につけられ果皮・果肉をドロドロにしてから除き、種子を日陰で乾かしてから、蒔かれる。翌年の初夏には発芽が始まるが、発芽は他のヤシに比べてそろわず、ばらばらだ。ひどいのになると、さらに翌年になってしまうほどだ。このように種子からおっとりしているので、発芽した苗の生長は遅く、特徴の幹が徳利状になるのは15年を要する。
 せっかちな昨今、15年後の成長を夢見て種子を蒔くのも良いのでは。
比嘉正一
 

sebg | 2007年10月31日 08:22 | Comment (0) | Trackback (0)

手入れだよ、肥料だよ

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ミスティック・ピンク Hibiscus 'Mystic Pink'
アオイ科 園芸品種

 ハワイアン系の美麗品種が咲いた。名前はミスティック・ピンク。咲いているのを職員が見つけ、あまりにもきれいなので名前を聞いてきたのだ。
 2001年8月、2002年3月と2回に分けて導入された。導入当初から、性質は強健で夏の暑さやアプラムシの被害を乗り切り、よく開花し来園者を楽しませてきた。
 花の直径17cmで、大型ぞろいのハワイアンでは中型の部類。花弁はピンクに白の花色。周年咲きで、高さ160cmまで伸びる。高温や直射日光にも強い。庭での栽培、鉢植え、いずれにも向いている。
 撮影していると「手入れだよ、肥料だよ」きれいに咲かせた、管理職員の声が聞こえてきた。
比嘉正一

sebg | 2007年10月29日 08:33 | Comment (0) | Trackback (0)

地道な仕事

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タイワンカブトムシOryctes rhinoceros
コガネムシ科 沖縄の各島々、東洋熱帯に広く分布

 最近、タイワンカブトムシが活発だ。被害を受けやすいヤシ類を回ってみると網にかかってもがいているのが多く、死んでいるのもいる。
 成虫は夜、飛び回り被害をうけた場所に誘引されることが多く、中には数年も成長しないヤシまである。かつての被害はないが、まだまだ安心はできないのでヤシ類の網のメンテナンスは欠かせない。薬剤を使わないので、人にも植物にも良いので、長年継続されてきた。時々、被害に悩む方から相談があると、園に来ていただいて、実際に行われている防除を見せることにしている。だいたいは理解しているようだが、持ち帰ってやっているかは不明。
 植物園は自然災害から病害虫までさまざまな障害がある。来園する方々に、美しい景観や花々を見ていただくために、今日も施設管理の地道な仕事が生きている。
比嘉正一

sebg | 2007年10月27日 13:51 | Comment (0) | Trackback (0)

古い品種

ミセスバットBougainvillea glabra 'Mrs.Butt'
オシロイバナ科 園芸品種
 ブーゲンビレアの品種には流行の波がある。ここ10数年の間に、たくさんの品種が沖縄に導入され、栽培されていて、専門の農家から愛好家まで幅広く支持されてきている。数あるブーゲンビレアの品種の中でも、長く愛でられてきたのがこのミセスバットだ。
 性質は強健で、土質を選ばずよく育つ。好かれていたのは真っ赤な苞の色で、沖縄人の好みだ。ただ、他の品種に比べてなのだが花数が少なく、育ちがやや遅く、苞もやや小さいなどの欠点がある。
 華やかな品種の登場で、古い品種は角に置かれることが多く、園でも数が少なくなった。品種保存の意味でも、長く栽培されることを望んでいる。
比嘉正一
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sebg | 2007年10月24日 08:33 | Comment (0) | Trackback (0)

ワイルド・シング

ワイルド・シングHibiscus 'Wild Whing' アオイ科 園芸品種

 ハワイアン系大型の美しいハイビスカスが咲き始めた。日中の最高気温が30度を下回り、夜の気温も低下し、開花の条件が整ったからだ。
 ワイルド・シングは2002年3月米国より1株導入し、長い間養生温室で育てられていた。去年コーラル系のハイビスカスに接木され、成功した後路地に植えられた。まもなく開花し、花の直径17cmだった。花の大きさはさほどではないが、真っ赤な花弁にオレンジの斑が入るのが特徴だ。
 風楽風遊の森の入り口のナーサリーには、開花したハワイアン系ハイビスカスが販売されている。担当者が毎日、開花した株を持ってきているので、毎日品種が変わり、花色も変わる。これからしばらくバス・タクシーの運転手やガイドさんたちの見学が絶えなくなる。
比嘉正一

moblog | 2007年10月22日 08:27 | Comment (0) | Trackback (0)

コーヒーノキの実が赤く色づいた

コーヒーCoffea arabica 英名 Coffee,common coffee 中国名 珈琲樹 アカネ科 エチオピア原産

 4月に咲いたコーヒーノキの実が赤く熟し始めた。1個の果実は、大豆ほどの大きさでやや楕円形でつやがある。
 コーヒーノキ周辺を担当している職員は、実った果実はまだ少ないのだが、収穫時期、乾燥、焙煎の話などで盛り上がっている。収穫してから焙煎までの経験がないので、資料を読んでからの解説をした。このままではちょっと真実味にかけるので、1回は収穫し、フライパンで焙煎、自家製コーヒーを味わってみたいと思っている。
 どんな味なのだろう、想像するだけで楽しくなった。
比嘉正一

moblog | 2007年10月21日 16:58 | Comment (0) | Trackback (0)

赤花の蝶の群れが乱舞

オオゴチョウCaesalpinia pulcherrima 英名 Barbadospride,pride-of-barbados 中国名 金鳳花 マメ科 西インド諸島原産

 オオゴチョウが満開の時期を迎えている。開花はこれまでない豊富さで、赤色の蝶の群れが乱舞しているようだ。
 花が豊富になった理由は、管理職員のがんばりはもちろんのこと、7月に襲来した台風後の成長が順調だったからだ。
 日中はまだまだ暑さが強烈だが、朝夕は過ごしやすい。この気温差が花色をいっそう鮮やかにしている気がする。
比嘉正一

moblog | 2007年10月18日 09:20 | Comment (0) | Trackback (0)

アオモンイトンボ

アオモンイトンボIschnura senegalensis 方言名 センスルー イトトンボ科 日本全土、沖縄、東南アジア、アフリカに分布

 園の大きな3つの池とデ・ウィスリ等の池にはたくさんのトンボがすんでいる。中でも小さなセンスルーと呼ばれるイトトンボの中でも代表的なのが本種。
 体長22~25mm、小さな池や湿地でも発生する、止水性のトンボ。ほぼ1年中成虫が観察される。名前の由来は腹部の9節の側面が鮮やかな青色に染まることから。
 職員の大半は、園内の生物に関する興味が高く、いろいろと聞いてくるので対応に困ることもある。幸いトンボの仲間は少しだけかじったので、なんとか質問に答えることができた。センスルーの仲間はどこにでもいたのに最近水溜りがなくなったのか、数も少ない。学校等で行っているビオトープに真っ先に棲みつくトンボがアオモンイトンボなので、庭のある家でもビオトープを作ったらよいのにと思っている。
比嘉正一

moblog | 2007年10月17日 08:45 | Comment (0) | Trackback (0)

アオキみたい

オウゴンチラシCodiaeum variegatum Aureo-maculatum (黄金散) トウダイグサ科 園芸植物

 「アオキみたい、そっくりだね」と口々にみんなが口をそろえて言った。
先ほど見たクロトンと同じ植物ですと説明すると、「へえー」との声がでた。
 オウゴンチラの葉は長楕円形で長さ7~12cm、幅3~4cm。表面は緑色地に黄金色の斑紋が入る。性質は強健で、小枝がよく出て、垣根、鉢植えにも最適。
 ゴールディアナとともに最も園内で利用されているクロトン。涼しくなるこれからが最も観賞価値がでて、列植されている地域が「黄金色」に染まりたいへん美しい。
比嘉正一

moblog | 2007年10月15日 11:27 | Comment (0) | Trackback (0)

タヒチアン・メイド

タヒチアン・メイドBougainvillea 'Tahitian Maid' オシロイバナ科 園芸品種

 バックヤードで栽培している鉢植えのブーゲンビレアが咲き始め、園内を彩っている。中でも女性職員の一部で人気なのがタヒチアンメイド。
 真っ赤な八重咲き品種バンコックの枝変わりで、苞が明るいピンク。性質は強健で花つきも良い。
 これからがブーゲンビレアの開花のシーズン、次々と咲くきれいな花は見飽きることがなく、実に楽しい気分にさせてくれる。
比嘉正一

moblog | 2007年10月14日 14:56 | Comment (0) | Trackback (0)

流星

リュウセイCodiaeum variegatum 'Van Oosterzeei' (流星) トウダイグサ科 園芸品種

 先週の金曜日から近くの沖縄市農民研修センターの広場
で、植木市が開かれていて、今回はクロトンが主役だ。い
つの間にかブームで、物色する買い物客の片手のビニル袋
にクロトンが時々入っている。リュウセイはもちろん、こ
の品種から枝変わりしたのと思われる新品種などもあった。
 リュウセイは葉が線状で長さ1015cm、幅1cm内外。表面
は緑色で黄色の斑紋が入る。性質は強健で病害虫にも強く、
鉢植え、生け垣いずれにも適している。
 園のナーサリーには小さな苗が売られていて、去年より
売れているとのこと。クロトンブーム再来を予想してなの
か園内に植えるためなのか定かでないが、バックヤードに
は様々な苗が準備されている。
比嘉正一

moblog | 2007年10月 8日 08:33 | Comment (0) | Trackback (0)

羊角

ヨウカクCodiaeum variegatum 'Kolutum' (羊角) トウダイグサ科 園芸品種

 クロトンの品種の中では最も変わっている部類に入る。
羊角、名前の通りほんとうに羊の角そっくり。たまたま、
このクロトンの品種について職員に話をしていたら、
「うそー」と言われた。それほど、名前のインパクトが
強いみたいだ。
 葉は細長い楕円形。羊の角のように内側に湾曲する。
長さ10〜16cm、幅2〜5cm。葉の表面は濃緑色地に黄色の
斑紋が入る。
 管理職員には人気がないのか、苗がつくられない。
数が少ないので、増やしたいと思っている。
比嘉正一

moblog | 2007年10月 7日 08:29 | Comment (0) | Trackback (0)

都錦

ミヤコニシキCodiaeum variegatum (都錦) トウダイグサ科 園芸品種

 見た目にはツキノメガミとそっくりだが、葉の大
きさが違う。同じように葉の中央部に広がる鮮やか
な黄色が目立つ。
 葉は大型の長楕円形で、長さ15〜18cm、幅6〜7cm。
葉の表面は緑の地色に黄紅色の斑紋が葉脚から尖端に
向かって中央部まで幅広く入る。葉の裏面は茶褐色、
葉柄は淡黄紅色、若枝の先端部は淡紅色になる。など
と資料には書かれている。
 ツキノメガミは取り木、挿し木で繁殖し、園内の各
所に露地植え、鉢植えにしてディスプレイなどに使わ
れているが、ミヤコニシキは人気がなく数は少ない。
きれいなので、もう少し使って欲しいと思う。
比嘉正一

moblog | 2007年10月 5日 08:45 | Comment (0) | Trackback (0)

月の女神

ツキノメガミ Codiaeum variegatum (月の女神) トウダイグサ科 園芸品種

 鮮やかな黄色がまぶしい。遠くからでもよく見えていて、
花が咲いているようだ。品種の名前もよくて、来園者の人
気もある。
 葉は長楕円形、長さ12〜24cm、幅3〜5cm。葉の表面は、
緑色地に葉脚から主脈を挟むかあるいは左右いずれか一方
に鮮黄色に染まる。品種名の「月の女神」は色彩・模様が
月の女神を幻想してつけられた。昭和29年(1954)ハワイか
ら導入された。
 沖縄のクロトンブームの時には、たくさんの品種がハワ
イから導入された。どうやらハワイ在住の県人が活躍して
いたのだろうと推察される。
比嘉正一

moblog | 2007年10月 4日 09:30 | Comment (0) | Trackback (0)

沢山のムカゴ

フイリオオマンネンラン Furcraea gigantea var.mediopicta 英名 Mauritius hemp,Green Aloe リュウゼツラン科 コロンビア原産

 フイリオオマンネンランの花が咲き終わったと後に、
沢山のムカゴがついている。果実ができ、種子で繁殖す
るのが通常だが、こうして開花後にできるムカゴは繁殖
にむいている。1個1個が苗の状態なので、鉢に植えれば、
いいだけだ。
 ムカゴはしばらく使う目的がないので、鉢に植えられ
ることはない。ただ、落ちた場所が生育にてきしている
ならば、根をだし生長するのだと思う。
比嘉正一

moblog | 2007年10月 3日 11:49 | Comment (0) | Trackback (0)

迷い

マヨイBougainvillea cv. オシロイバナ科 園芸品種

 ちょっと変わった名前のブーゲンビレアの品種がよく
咲いている。名前の由来は分からないが、つけるときに
「迷った」のかも知れないと、一人で薄ら笑いをしてし
まった。
 性質はメリーパーマに似ていて強健で、よく咲いてく
れる。欲を言えばもう少し苞が大きく、ボリュームが欲
しいところか。苞は白で、淡い桃色が尖端から中央にか
けてうっすらと入る。
 園には「ナーサリー」という植物販売所があり、メイ
ンはブーゲンビレアとハイビスカスだ。猛暑続きだが、
夜の気温が少し下がったことと、日が短くなったことで、
ブーゲンビレアがよく咲いていて、ナーサリーでよく売
れている。中でも「マヨイ」は人気の品種だ。
比嘉正一

moblog | 2007年10月 1日 08:26 | Comment (0) | Trackback (0)