• 今日の楽園
  • 学芸員の部屋
  • 植物図鑑

比嘉 正一
(ひが・まさかず)
琉球大学農学部卒
専門分野:昆虫・植物

小嶋 麻沙代
(こじま・まさよ)
琉球大学大学院農学研究科卒


沖縄の観光地は東南植物楽園

住所:沖縄県沖縄市字知花2146
TEL:098-939-2555
MAIL:info@sebg.co.jp
http://www.sebg.co.jp/

« スイゼンジナの花は魅力的 | メイン | 傘をさしながらのササウチワ観賞 »

オジィになっている

ingenmame2.jpg栽培状況
ingenmame1.jpg若い莢
ingenmame.jpg収穫時期、豆が黒色 ingenmame3.jpg豆入りご飯


インゲンマメPhaseolus vulgaris L.
英名 Kindney Bean,French Bean,Haricot
マメ科 中央・南米原産

 「クロマメ」と呼ばれている豆が気になっている。
 通常のインゲンマメは若いさやを食べるのが最近の主流。だが、栽培されているこの豆の色は黒で、煮豆や甘納豆などにして食べられているようだ。
 去年から、妻の実家のばあちゃんがインゲンマメの栽培を始めた。名前を聞くと「クロマメ」との返事が返ってきた。毎年小さな畑でウズラマメ、ソラマメ、エンドウ、ラッカセイを家で食べる分だけ作っている。しかし、子供や孫が栽培しても食べてくれなくて、最近は栽培を減らしているとのことだ。そこで知人から紹介されたのがクロマメ。ご飯と一緒に炊いて食べると美味しいよと聞いて、栽培している。年に3回連作して、収穫できるそうだ。
 昼休みの昼食時にクロマメの話をしていたら、アグリファーム担当者が「それなら植えた、もうすぐ収穫できる。島でも作っている」と流行っていることを話してくれた。
 豆を食すインゲンマメを良く知らないので、調べてみた。
 中央・南米の人々の食生活に欠かせない豆の一つ。古くから栽培されていて、メキシコ南部の遺跡の紀元前5000~3500年の層からさやが出土、ペルーでは紀元前2500~2000年の遺跡から種子が出土している。16世紀はじめににスペインに伝わり、200年足らずで世界中に広まった。日本には江戸時代初期に伝来した。1年生つる植物。花は白、クリーム、紫がある。さやは10~20cm、豆は心臓形、白、黒、褐色、紅、しま等多彩。豆をあん、煮豆、甘納豆に、若いさやは野菜に使う。
 「クロマメ」の正体、豆が黒色なのでインゲンマメの品種「黒大粒」か「黒金時」なのかもしれない。
 ばあちゃんの栽培した「クロマメ」を頂いたので、私の弁当のご飯にはソラマメと一緒に入っている。「美味しいというと」言うと、妻は「オジィになっている」と言われた。
比嘉正一

sebg | 2008年5月22日 09:30



この記事へコメントする




保存しますか?

(書式を変更するような一部のHTMLタグを使うことができます)