昔の色についていけているのか
昔の色についていけているのか
28日午後、最新のみどりに関する講演会が本部町の熱帯・亜熱帯都市緑化植物園で行われたので、参加した。
講演は「平安の色 延喜式にみる染料植物 1300年前の栽培技術に我々はついていけているのか」と題し京都薬科大学講師後藤勝美先生が、古くに制定された律令(当時の政治、文化や生活に必要なことが書かれていた百科辞典)に記載されていた内容を解いて、現代で再現できるのか漢方についても加味しながら詳しく解説した。色鉛筆や絵の具の色で現代人は色に対する認識をしているが、昔の人々は自然にある色に対し細やかな識別を行い、色彩豊かな染色をしていたとも話し、現代人が失いつつある自然の色を再認識させられた。延喜式を再現した染め織物も展示され、美しい色に参加者は見とれていた。
二つ目は「話題の有用植物」について、(独)医薬基盤研究所薬用植物資源研究センターの香月茂樹先生が、最近はやりのバイオ燃料に使われている植物や薬用、疾病・中毒、土壌保全、食品、生活に利用されているもの等をユーモア溢れる解説を交えながら講演した。
なかでも注目を集めたのが餅を包むゲットウの葉、鹿児島ではアオノクマタケランは使わず雑種のクマタケランの葉が柔らかいのでこれを使う。ゲットウはごわごわして幅がなく使わないといい、参加者から沖縄ではやっぱりゲットウを使うと発言があった。スーパーから買ってきたジャガイモをそのまましばらく置いておくと皮が緑になり芽ができる。芽をきれいに採らず中毒してしまう。ホウレンソウも生で食べてしまうと中毒するし、モロヘイヤの莢を食べるとよくない、反芻動物の牛とかは死んでしまうこともあると話した。
二つの講演とも、大変興味深く聞き入り植物の底力を再認識させられた。何度か参加しているが、いつも良い。次の講演が楽しみだ。
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sebg | 2009年3月29日 09:57

