元祖ど根性植物

幹の途中の窪みに生えたハマイヌビワ

窪みは小さい、これからどんな方法で育つのだろう
ハマイヌビワFicus virgata
方言名 アサカニク、アタナク、アチネーク、アンカニク
クワ科 トカラ以南、琉球列島、東南アジア、中国に分布
園内散策中、面白いものを見つけた。ハマイヌビワがユスラヤシの幹の傷後の割れ目に生えているのだ。
本種もガジュマルと同じ仲間で、熟した果実が鳥やコウモリに食べられ、排出された場所で発芽し生長するという戦略が知られている。そのため岩の割れ目、樹木のくぼみ、コンクリートの裂け目などで発芽し、生長してくる。特に樹木の窪みなどで生長した株は、宿主というわけではないがしまいにはのっとり、あたかもその場所に生えていたかのように振舞う。ど根性なんとか野菜とか流行った時期があったが、普段育ちそうにない所に生える元祖と言ったところだ。
園内の樹木たちも樹齢を重ね風格も出てきたが、幹や太枝に窪みや古傷がある。腐葉土化した所はコガネムシなどの昆虫の幼虫が育ち、大きいくぼみはコノハズクの巣に使われている。また、小さな窪みには様々な植物の苗も見られるようになった。
将来、ガジュマルの仲間が宿借した植物とのせめぎあいが見られるはずだ。なんとなくわくわくしてきた。
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sebg | 2009年9月27日 11:08

