羽化に感動

翅がピカピカのリュウキュウミスジ
リュウキュウミスジNeptis hylas luculenta
タテハチョウ科
奄美大島,沖縄島,久米島,渡名喜島,粟国島,宮古島,伊良部島,
下地島,来間島,石垣島,竹富島,小浜島,黒島,西表島,波照間島,
与那国島、台湾に分布する
22日に「黄金の蛹」と言って紹介したタテハチョウ科のリュウキュウミスジの蛹は、採取し受付の一角に設置したところ、25日の朝、羽化していた。
喜びの一声は、朝一番に受付職員から届き。さらに他の女性からも生まれたよ、との連絡があった。早速、行って見ると、ほんとうに生まれたてで、翅がピカピカだった。こうした羽化を見るのは初めてのことで、まるで小学生のようなまなざしで、見入ったとのこと。その後、翅の乾いたリュウキュウミスジは飛び立ってしまったが、感動は残った。
いよいよ私の勤務は今日を含めて二日、自らは20年間毎日が感動し続けたが、みんなには感動を残したのか不安だ。毎朝、受付前で園内の植物や昆虫、その他の自然についての話を数名に行っているが、聞いてみることにしよう。
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sebg | 2010年10月29日 08:13
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翅の表が神秘的な青紫色に光る

神秘的な青紫色
ツマムラサキマダラ Euploea mulciber barsine
マダラチョウ科 沖縄島,石垣島,西表島,波照間島,与那国島、東南アジアに分布
昨日、コバノランタナに開花状況を見に行ったらいろいろなチョウが蜜を吸いに来ていた。その中でも目立ったのがツマムラサキマダラ。
ゆるやかに飛んでいる時や花にとまって翅を開閉するときに、翅の表が神秘的な青紫色に光る。いつも、この青紫色を撮影したいと思っていたのでチャンス。チョウは蜜を求めて花から花へと飛翔する。数回見ていたら、花に止まったわずかの時間に開閉し、青紫色の見える瞬間がある。10回はチャレンジしただろうか。やっと撮影できたのがこの1枚。
ツマムラサキマダラの翅の青紫色は実に美しい。何十回、何百回見ても飽きが来ない。最近、園内だけでなく野山での個体数が増えてきた。一度見たら、虫好きでなくても好きになると思う。ぜひ見ていただきたい。
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sebg | 2010年10月25日 07:53
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黄金の蛹

葉の裏で見つけた黄金色の蛹

蛹になりそうな大きな幼虫

最初に見つけた鳥の糞に似た幼虫
リュウキュウミスジNeptis hylas luculenta
タテハチョウ科
奄美大島,沖縄島,久米島,渡名喜島,粟国島,宮古島,伊良部島,
下地島,来間島,石垣島,竹富島,小浜島,黒島,西表島,波照間島,
与那国島、台湾に分布する
「黄金の蛹」と言って、受付職員に見せたら、大喜びされた。
昨日の夕方前、受付向かって右手のフェンスにはタイワンクズが這っているので開花を見ようと思い観察に行っての出来事だ。開花していて甘い香りがしていた。ふと目にした葉には、タテハチョウ科リュウキュウミスジの食痕があり、数枚を見ているうちに幼虫発見。これは幸先がよいと見ているうちに数分後には黄金色の蛹を見つけた。これは面白いとさらにフェンス沿いに歩きながら、もうすぐ蛹になるのであろう大きな幼虫まで見つけた。
初夏と同じように秋もチョウを含む虫たちが活発になる季節。このリュウキュウミスジは晩秋に個体数が増えることで知られ、当然その前には幼虫が増えているので見つけやすくなることを知るのも、観察の醍醐味だ。
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sebg | 2010年10月22日 08:29
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いろいろな花を訪問

モスローゼの花を訪問

メキシコハナヤナギの花を訪問
ヒメシルビアシジミZizina otis
シジミチョウ科 トカラ列島以南の南西諸島
16日、芝生の中に一歩踏み入れたら小さなシジミチョウ科のシルビアシジミが一斉に数匹飛んだ。さらに一歩一歩と踏みしめていくと、小さなバッタのように飛び出してきた。
芝生の中にはマメ科のマルバダケハギ、ヤハズソウが生えていて、ほんとに小さなピンク~赤紫色の花をたくさん咲いている。これがシルビアシジミの幼虫が食べるいわゆる食草で、莢の中の種子も食べる。食草は無数に生えているので食べるものにはことかかないのか、個体数も1年を通して最も多くなる。
シルビアシジミは花の蜜が大好き。咲いているは花ならば何でも訪問し、蜜を求めて飛び回る。ペンタス、モスローゼ、サンダンカ、メキシコハナヤナギなどなど。この小さなシジミチョウと一緒に、私もいろいろな花を訪問してしまった。
sebg | 2010年10月20日 08:25
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目玉模様をジジーット見てください

目玉模様のあるタテハモドキの翅
タテハモドキJunonia almana
タテハチョウ科 奄美大島,沖縄島,久米島,宮古島,石垣島,竹富島,
小浜島,黒島,新城島,西表島,鳩間島,外離島,
波照間島,与那国島,南大東、東南アジアに分布する
8日、錦が池の東側に列植されているコバノランタナが咲き始めを見に行ったときのこと。翅の少しちぎれたタテハモドキが蜜を吸いにやってきていた。
この日は晴れていて絶好のチョウ日和。鮮やかな緑色にさわやかそうに咲いている小さな青紫色の花にはツマグロヒョウモン、イシガケチョウ、ウスキシロチョウ、キチョウ、アオスジアゲハ等が訪れていた。
その中でも目に留まったのが目玉模様のタテハモドキ。画像の目玉模様をジジーット見てください。驚きとともに、何か引き込まれませんか。
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sebg | 2010年10月16日 08:22
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模様は、何十年見てきているが飽きが来ない

イシガケチョウCyrestis thyodamas mabella
タテハチョウ科
沖縄島,久米島,宮古島,石垣島,竹富島,黒島,
小浜島,新城島,西表島,鳩間島,波照間島,与那国島;
本州,淡路島,四国,九州,対馬,種子島に分布する。
昨日、錦が池の東側にあるコバノランタナの咲き具合を見に行ったら、イシガケチョウが蜜を吸いに来ていたので撮影した。
ポーズいい。花から花へと飛び回るのだが、そのたびに翅を広げて柄を見せてくれ、羽化したばかりなのであろう、どこも痛んでない。白の地色に茶色の複雑に入り組んだ宝地図みたいな模様は、何十年見てきているが飽きが来ない。
花はというと、まだ3部咲きと言ったところか。蕾がすごくついているので、来週には6から7部咲きにはなりそうだ。そのときには蜜を求めてイシガケチョウもたくさんきているに違いない。
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sebg | 2010年10月11日 07:52
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朱色がいっそうきれいに見えてきた

朱色が鮮やかなオオハラビロトンボ
オオハラビロトンボ Lyriothemis elegantissima
トンボ科 九州から沖縄諸島にかけて分布
朝夕涼しくなったせいか、オオハラビロトンボの朱色がいっそうきれいに見えてきた。
昨日、農場のわきを歩いていたら、目の前に飛来し止まってくれた。それもほぼ目の高さだ。こちょうどカメラも持っていたので、これは撮影してくださいとのポーズと思い、カシャカシャしたのが掲載の1枚。
通常ショウジョウトンボ、ベニトンボの朱色のトンボが多いのだが、園の周辺の林縁に行くとたいていはオオハラビロトンボだ。
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sebg | 2010年10月 8日 08:43
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北からの使者

シロノセンダングサの花の蜜を吸うイチモンジセセリ
イチモンジセセリ Parnara guttata
セセリチョウ科
奄美大島,沖縄島,伊平屋島,伊江島,久米島,宮古島,石垣島
竹富島,小浜島,西表島,本州,四国,九州,種子島,
屋久島から記録があり、国外では台湾,中国,朝鮮半島に分布
「イチモンジセセリをたくさん見たよ。その後同じ場所に行ったら1頭も見なかった。移動したのでしょう」との情報が入った。その話を聞いた直後の9月27日、シロノセンダングサの花の蜜を吸う北からの使者を見つけた。
イチモンジセセリは移動するチョウとして知られていて、初夏は南から北へ、秋は南へと移動している。セセリチョウ科に属するこのチョウは華やかな翅色を持つグループとは程遠く地味で、目立たない。チョウの好きな方でも敬遠している向きもあるが、それなりに生態は面白い。
イチモンジセセリが飛来したということは、もう一つの使者マダラチョウ科のアサギマダラもやってくる。サシバ等の鳥の渡りでこの時期テレビ、新聞では話題になるが虫好きではこのチョウたちが、更には大陸からやってくるトンボが主役だ。ああ、休みが待ち遠しい。
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sebg | 2010年10月 5日 08:26
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甘くない

吸蜜中のシロオビアゲハ

1、2秒の間にすぐに次の花へ
シロオビアゲハPapilio polytes
アゲハチョウ科
奄美大島,沖縄島,伊平屋島,伊是名島,久米島,宮古島,
多良間島,石垣島,竹富島,小浜島,黒島,新城島,西表島,
鳩間島,波照間島,与那国島に分布する
サンダンカの花が目立つ今日この頃。蜜を求めてチョウたちの訪問も多い。なかでもアゲハチョウ科のシロオビアゲハは大好きなようで、毎日のように見かける。
ただ、一つの花の蜜は少ないようで、ホバリングしながら次から次へと花を訪問する。植物も心得ているのか、一つの花がたくさんの蜜をだしたら、ほかの花を訪問しなくなり、子孫が増えるための花粉を運んでくれないからなのだろう。
それにしてもせわしい。良い写真を撮影しようと、ほんのしばらく追いかけたが、ついていけずやめた。ためしにと花を摘まんでなめてみた。甘くない。
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sebg | 2010年10月 4日 07:51
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三つ巴

雌雄の区別がつかない3頭

争いながら飛び去る雄同士
リュウキュウミスジNeptis hylas luculenta
タテハチョウ科
奄美大島,沖縄島,久米島,渡名喜島,粟国島,宮古島,伊良部島,
下地島,来間島,石垣島,竹富島,小浜島,黒島,西表島,波照間島,
与那国島、台湾に分布する
26日、タイワンモクゲンジの開花状態を見に園内を歩いていたら、バナナ栽培展示箇所でタテハチョウ科のリュウキュウミスジが三つ巴。
雌雄とも翅の柄が同じなので、どの雌にどの雄同士が争っているのか分かりずらい。約1分たった後のこと、争っていた2頭は飛び去ってしまった。残されたであろう雌は、翅を広げたり閉じたりする、静かな世界にもどった。
秋には個体数が増して、園内外の林縁を飛び回る姿を目にする機会が増える。日向ぼっこする所は、どこなのか探してみたいと思う。
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sebg | 2010年9月29日 08:45
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嬉しい1日になった

カキバカンコノキの葉に止まるリュウキュウムラサキ

最初は驚いて飛ばないように遠くから観察
リュウキュウムラサキ Hypolimnas bolina
タテハチョウ科 沖縄島,久米島,宮古島,石垣島,西表島,波照間島,
北大道;本州,四国,九州から記録がある
中国,台湾,フィリピン,インドシナ,オ-ストラリア区に分布する
9月23日、農場の腋の道路を車で通過していたら、葉の上にチョウが止まっていたので、ふと見たらリュウキュウムラサキみたいだ。路肩に車を止めて、確認したら、やはりそうだ。好きなチョウなので、少しドキドキした。急いで車にもどり、カメラを取ってきて撮影した。
前日に、知人からリュウキュウムラサキはよく見るよといわれていたので、園内や木々のある場所や畑の周辺を歩くたびに、注意していた。なんと翌日に見つけることが出来、嬉しい1日になった。
止まっていたのは高さ3mほどのカキバカンコノキ。飛んではしばらく休み再び周囲をパトロールして、元に戻るという行動をした。何度も接近を試みたので、とうとう、かなたへ飛んでいってしまった。
sebg | 2010年9月26日 07:52
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普段目にするトンボでは最大

リュウキュウギンヤンマAnax panybeus
ヤンマ科 琉球列島に分布
お、入った。網の中の重たい感触が腕に伝わってきた。ほんとに偶然、リュウキュウギンヤンマが捕虫網に吸い込まれていた。
一昨日、虫観察のために散策中の出来事。これまでにも、ほんとにさんざん、捕まえようと何度か振り回してきたが、一度も入らなかった。運動神経はない。網を軽くいなしてはパトロールをつづけていく。飛んでいる虫はダメで、花にきているか葉にとまっているかが捕まえられる条件になってきつつある。
リュウキュウギンヤンマは体長64mmにもなる、普段目にするトンボでは最大。そのため子供たちは目の色を変えて、追い掛け回し、運動神経はバツグンのため、何度か挑戦しているうちに、入る。観察会では捕まえて見せてくれることが多い。
久しぶりの感触を確認、撮影した。標本にする目的もないので、リリース。何事もなかったように、またパトロールを開始した。
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sebg | 2010年9月23日 08:20
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キジラミの分泌物なのだろうか

ギンネムキジラミなのか付近なのかなめていた

羽化したばかりのきれいな個体がギンネムに止まっていた
リュウキュウミスジNeptis hylas luculenta
タテハチョウ科
奄美大島,沖縄島,久米島,渡名喜島,粟国島,宮古島,伊良部島,
下地島,来間島,石垣島,竹富島,小浜島,黒島,西表島,波照間島,
与那国島、台湾に分布する
昨日の山野の散策したときのこと。
うぉー、きれいなリュウキュウミスジだなー、と路沿いに生えている高さ40センチほどの高さに翅を上下させながら、2頭止まっていた。観察のために近づくと、口吻を伸ばしている先にはギンネムキジラミが無数についていた。2頭とも夢中になって吸っているようだが、キジラミの分泌物なのだろうか、だがはっきりは分からない。数分間、目が会う距離までになったが、逃げることもなく、吸い続けていた。
今日は最初から幸運だ。その後もリュウキュウミスジの個体数は増加し、葉の上に止まって日光浴、飛翔するものなど20頭余りを見た。秋には増えると思っていた。次回の訪問が楽しみになってきた。
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sebg | 2010年9月20日 08:08
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園内ではまだ健在だ

クロイワツクツクMeimuna kuroiwae
方言名 クーワクーワ
セミ科 九州南端~沖縄島にかけて分布
8月末からジーワジーワとクロイワツクツクの鳴き声が園内のビージーエムのひとつになってきた。先日、クロトンの品種を調べに行ったら、メスが止まっていたので撮影した。
このセミはオオシマゼミと並び沖縄の秋に鳴くセミ。秋と言っても日中は30度Cを越えるので、暑いのにかわりはないが季節感があり、なんとなく朝夕がちょっとだけ涼しくなってきた。
クロイワツクツクはこれからが最盛期、自然環境の変化で沖縄全域から個体数が少なくなってきたといわれるこのセミ。園内ではまだ健在だ。
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sebg | 2010年9月10日 08:11
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雌を追飛する雄

ウスキシロチョウ Catopsilia pomona
シロチョウ科 東南熱帯に広く分布
ヤッター、上手く撮れていると自画自賛。雌を追飛する雄がちゃんと写っている。
昨日、パイナップル科の植物を調べに行く途中、シロノセンダングサにウスキシロチョウが蜜を吸いに来ていたので、撮影しようとしたら逃げられてしまった。そうだ、チリメンナガボソウの花にはこの前もウスキシロチョウは蜜を吸いに来ていた。今もいるに違いないと思い行ってみると、数匹が花から花へと訪問している。チャンス、しかし動きが早くて、ウロウロ十数分。エイ、と押したのが唯一の画像。
今年はいつになくウスキシロチョウの数が多い。情報によると本土でも迷蝶としていつになく数が多いとのこと。旅好きなので沖縄から行ったのだろうと想像している。
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sebg | 2010年9月 4日 08:17
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青年時代にタイムスリップ

チャバネセセリの幼虫の巣

幼虫の食べ痕
チャバネセセリPelopidas oberthueri
セセリチョウ科 奄美大島,沖縄,伊平屋,伊是名,久米,渡名喜,
宮古,伊良部,下地,池間,大神,来間,石垣,竹富,
小浜,黒,新城,日本、東南アジアに広く分布する
今日はちょっとマニアックな話。
8月25日、路傍を歩いていたときのこと。ふと目をやったイネ科のセイバンモロコシの葉にセセリチョウ科のチャバネセセリの幼虫の巣を見つけた。一瞬にして、虫に夢中になっていた青年時代にタイムスリップ。
懐かしいというどころではない。巣の形、葉の食べた痕跡、他に巣はないのか、と探してしまった。
実はこのチョウ、チョウとは思えないとても地味。そのため調べる人は少ない。幼虫はイネ科の多くを食べると当時の図鑑には掲載されていて数種の植物の名前が載っていた。知識のなさからこの植物が分からない。仕方がないので、植物図鑑を探しても分からず、生物の先生にも協力してもらったが、一部判明したに過ぎなかった。
転機は大学に入ってから、周囲の植物の名前が全て分かるのではという人物に出会えたからだ。常に金魚の糞みたいに一緒に野山を歩き知識を習得。チャバネセセリの幼虫が食べているイネ科植物の名前が次々と分かるのは、植物だけでなくチョウにものめりこむきっかけだった。
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sebg | 2010年8月29日 08:03
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芝生上を歩く楽しみが出来た

メキシコハナヤナギに口吻を伸ばすヒメシルビアシジミ
ヒメシルビアシジミZizina otis
シジミチョウ科 トカラ列島以南の南西諸島
昨日、三日月小屋近くのヤシが開花していたので見に行ったら、メキシコハナヤナギに蜜を吸いにやってきた小さなシジミチョウを見つけた。
ソテツの葉を食べるクロマダラソテツシジミとそれより一回り小さいマメ科植物に発生するヒメシルビアシジミだ。ちょうどメキシコハナヤナギがたくさん咲いていて、一つ一つ訪問しては口吻を伸ばすのだが、周りがうるさい。両種とも数匹が飛びかっていて、せっかく食事していても落ちつかない。直ぐにちょっかいが入ったり、近くを飛んだりする。雌が飛んでくると、2ー3匹の雄が追飛と、かなりにぎやかだ。
芝地に前かがみになり、その様子を目で追いかけ、体を動かしたりしているおじさんはかなり奇妙なのかもしれない。来園者らが不思議そうな顔をして通り過ぎて行った。
ヒメシルビアシジミは芝生に生えるマメ科のマルバダケハギで発生している。数は秋口に向けて増えてくるので、芝生上を歩く楽しみが出来た。
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sebg | 2010年8月28日 08:20
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終日嬉しい気分

イワカワシジミに見られている感じ
イワカワシジミ Artipe eryx okinawana
シジミチョウ科
奄美大島,徳之島,沖永部島,沖縄島,古宇利島,伊江島,
渡嘉敷島,阿嘉島,久米島,宮古島,多良間島,石垣島,
小浜島,西表島,波照間,与那国島に分布する。
ドキッとした。翅が濃い緑色したシジミチョウ科のイワカワシジミがトベラの葉に止まっていてじっとしている。その距離約30センチ。
ヒメクマヤナギの周囲をキチョウの雌が産卵するしぐさをしていたので、産み付けられていた卵を探していたときのことだった。白い卵は見つかり、終令幼虫を見つけるおまけまでついた。
キチョウの卵探しを終えても、まだ静止していたので、じっと見つめると、なんとなくイワカワシジミにも見られている感じ。カメラを取り出し3カット撮影、4カット目を押そうとした瞬間、視界から消えてしまった。そんなこともあって幼虫の食べるクチナシの実のつき具合はどうなのだろうと気になり、数本調べた。いずれの株も豊作だ。これからも大好きなイワカワシジミが見られるはずだと、終日嬉しい気分になった。
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sebg | 2010年8月27日 08:16
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ヘラクレスオオカブトムシとコーカサスオカブトムシの横綱同士の戦いには熱が入る

ヘラクレスオオカブトムシがコーカサスオオカブトムシを挟んで持ち上げた
子供たちが大声援
「がんばれー」と甲高い子供たちの声が会場に響き渡る。
夏休みイベントの一つカブトムシ、クワガタムシを対決させるk-oneバトルが人気だ。金曜日午後、土・日曜日は午前と午後に1回開催していて、声援する子供たちは数人から十数人、大人たちも混ざる。
ヘラクレスオオカブトムシとコーカサスオカブトムシの横綱同士の戦いには熱が入る。南米チャンピオンとアジアの最強がぶつかるので、迫力は満点。ひいきのヘラクレスがだいたい勝利するが、コーカサスの圧力に屈して、逃げるときもある。マンデブラリス、スマトラオオヒラタの戦いもすごい。バチバチと、音がなり響くほど強力なあごで締め付けるので、子供たちの応援にも熱が入る。勝負を決しても、挟んだ相手をなかなかはなさない時もある。最後に、勝利したヘラクレスとの記念撮影もあるので、たいへん喜ばれている
釣堀、ゲーム、体験教室、わくわく探検隊と自由研究に活用できるものが沢山用意されているので、家族でぜひ来園して欲しい。
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sebg | 2010年8月11日 08:20
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小さな生物のドラマがいつでも見ることの出来る園内

静止するアオモンイトトンボ

羽化したばかりの個体を食べるアオモンイトトンボ
アオモンイトンボIschnura senegalensis
方言名 センスルー
イトトンボ科 日本全土、沖縄、東南アジア、アフリカに分布
8月1日、熱帯スイレンの開花状態を調べに行ったら、アオモンイトトンボがスイレンの花に止まっているのを見つけた。
1匹は花弁が白っぽく、雄蕊が黄色のトレイルブレイザーに。付近を縄張りとしているのだろう、体全体が小さいのに、大きな目はめまぐるしく動いていた。もう1匹は花弁が青紫のキングオブサイアムに。なんと、羽化したばかりであろう仲間の個体を食べていた。同じ容器のなかで数匹のヤゴを飼育するとトモグイすることは知っていたが、羽化した個体を食べるとは、初めて観察した。
このように、小さな生物のドラマがいつでも見ることの出来る園内は最高だ。そう言えば、トンボ好きの知人が「コフキを見つけて」と言っていたなー。
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sebg | 2010年8月 7日 08:21
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樹液には昆虫を酔わせる不思議な力があるのだろう

小枝にしがみつき吸汁するリュウキュウツヤハナムグリ

傷がつき汁がでる場所には数匹があつまる
リュウキュウツヤハナムグリProtaetia pryeri
方言名 カナブー
コガネムシ科 琉球列島、九州南端に分布
7月31日、糸満市山城の「創造の森」で生物を観察中、トベラの小枝に無数に止まっている
リュウキュウツヤハナムグリに出会った。
近づいてよく見ると、樹液がにじみ出ていて無心になって吸っている様子。もちろんトベラ独特のへんな臭いもする。クロイワニイニイ、クマゼミが好きなことは知っていたが、まさかこんなにカナブーが好きだったとは知らなかった。付近にはトベラが数本あって、カナブーがついている木があと1本、枯れている木もある。さらによくみるとクマゼミも止まっていて人の気配を感じていない。簡単に手づかみできた。
どうやら、トベラの樹液には昆虫を酔わせる不思議な力があるのだろう、と太陽に照らされて暑くなった頭を移動させながら考えてみた。
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sebg | 2010年8月 5日 07:56
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葉の裏にかくれんぼ

葉の裏に止まったが前翅が見える

葉の裏に翅を開いて止まる成虫
イシガケチョウCyrestis thyodamas mabella
タテハチョウ科
沖縄島,久米島,宮古島,石垣島,竹富島,黒島,
小浜島,新城島,西表島,鳩間島,波照間島,与那国島;
本州,淡路島,四国,九州,対馬,種子島に分布する。
「チョウは翅を立ててとまる」という、蛾との区別点が知られているが、例外もある。このタテハチョウ科のイシガケチョウは、翅を完全に開いて止まる。しかも、葉の裏。
7月27日、6月から7月初旬、あれほど多かったイシガケチョウはどうなったのか、近くの山野に行った。第一印象は、少なくなった感じ。成虫は時々飛んでいる。林道を歩きながら、足元から飛び立つこともよくあったが、今回は2回ほどだ。卵や幼虫はというと、少し見つかるが、やはり少ない。そんなとき、葉の裏にかくれんぼするかのように止まる成虫を撮影することができた。
この前、「自由研究で、チョウの観察をしたい」と言ってきた親子がいた。「花に来るチョウを朝から夕方まで記録してはどうだろう」とアドバイスしたが、止まり方を調べるのも面白いと思った。
sebg | 2010年8月 2日 08:29
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シロツメクサの葉上にキチョウの幼虫

葉と同じ色のキチョウの幼虫

シロツメクサの群落中に幼虫がいます、見つけてください
キチョウEurema hecabe
シロチョウ科
奄美大島,沖縄島,伊是名島,宮古島,水納島,石垣島,
竹富島,小浜島,黒島,新城島,西表島,鳩間島,
与那国島,北大東島,南大東島、本州,東洋熱帯に広く分布
7月11日、那覇市の末吉公園で植物や昆虫を観察に行ったら、シロツメクサの葉上にいるシロチョウ科のキチョウの幼虫を見つけた。
この日は晴れ、強烈な太陽が降り注ぐ午後、キチョウの雌がシロツメクサの群落上を低く飛んでいた。時折、降りて葉に卵を産むしぐさをしていたので、観察しようとしゃがんだ。すぐに葉に産み付けられた卵を見つけることができた。注意深く見ていると葉が食べられている。これはと思い、目を凝らし、見つめる先に葉と同じ色をした幼虫を見つけることが出来た。さらに付近を捜したら、2匹も見つけることが出来た。
やったー、と立ち上がったら、立ちくらみがした。じつは園内でもシロツメクサが生えているときに、キチョウが卵を産むのと、幼虫を見つけようとしたが失敗していたから、嬉しい観察になった。
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sebg | 2010年7月29日 08:29
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交尾を観察するのは久しぶり

ふと、見上げるといた
ツマムラサキマダラ Euploea mulciber barsine
マダラチョウ科 沖縄島,石垣島,西表島,波照間島,与那国島、東南アジアに分布
7月20日北中城村の山林で、マダラチョウの仲間のツマムラサキマダラの交尾を見つけた。今まだ十数年に渡って数多くの個体を見てきたが、交尾を観察するのは久しぶり。
手前の明るい固体が雌で黒っぽいのが♂。見つけたのは偶然、食痕があったのでイシガケチョウの幼虫を見つけようとイヌビワの新葉を見ていたところだった。終令幼虫を1匹、黄色くて小さい卵もあった。そんな観察を続けていて、ふと見上げるといたわけだ。
交尾した個体は、まもなく産卵をすると思う。ツマムラサキマダラは、真夏から少しずつ個体が増加し秋から晩秋にかけて増える。南からやってきて棲みついて十数年、そろそろ沖縄の蝶として認知されてもいい頃だ。
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sebg | 2010年7月24日 09:35
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「青い額」を撮影

青い「額」みえますか

いつもはこんなかんじで止まっています
アオビタイトンボ Brachydiplax chalybea flavovittata
トンボ科 九州、南西諸島に分布
週末蓮祭りでにぎわっていた会場は、昨日の朝だれも散策する人はなくひっそり。そのせいかトンボ科のアオビタイトンボは接近しても逃げません。
このトンボの特徴の「青い額」を撮影したく、いつも追いかけていたのですが、気配を感じると、射程内にはいつも入りません。追いかけても、翅のついているものに勝てるわけもなく、それに池に育つ蓮の葉や蕾にとまるので、そこには行けません。
そういうことで待望の「額」をゲットしたので、嬉しくて、来園者のかわりに池中に作られた散策路を歩き回り、ハスの花をじっくり観賞した。
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sebg | 2010年7月22日 08:23
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「青い額」を撮影

青い「額」みえますか

いつもはこんなかんじで止まっています
アオビタイトンボ Brachydiplax chalybea flavovittata
トンボ科 九州、南西諸島に分布
週末蓮祭りでにぎわっていた会場は、昨日の朝だれも散策する人はなくひっそり。そのせいかトンボ科のアオビタイトンボは接近しても逃げません。
このトンボの特徴の「青い額」を撮影したく、いつも追いかけていたのですが、気配を感じると、射程内にはいつも入りません。追いかけても、翅のついているものに勝てるわけもなく、それに池に育つ蓮の葉や蕾にとまるので、そこには行けません。
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sebg | 2010年7月22日 08:23
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園内で発生を繰り返している、すこし珍しいチョウ

名前のとおり地色が黒の成虫、白の斑紋が目立つ

巣から頭をだして葉を食べる幼虫
クロセセリNotocrypta curvifascia
セセリチョウ科 琉球列島、台湾、インドシナに分布
最近、園内で発生を繰り返している、すこし珍しいチョウがいる。幼虫、成虫を見つけたので紹介する。
名前はクロセセリ。セセリチョウ科の一種で、チョウの仲間ではマイナーな部類で、好きな人は少ない。
クロセセリの幼虫が食べる植物はショウガ科の仲間。ゲットウ、クマタケラン、レッドジンジャーなど。特にゲットウを好み、初夏から秋にかけて葉を綴って巣を作り、棲みながら葉を食べて生長し、やはり葉の裏で蛹になる。
巣から頭をだして葉を食べるのを見つめていたら、急に食べるのをやめた。どうやら気配を感じたらしい。しばらくじっとしていると、再び食べ始めた。
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sebg | 2010年7月17日 07:18
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発生は続くのか、そのまま消えてしまうのか

ほんと、久しぶりシロノセンダングサに訪花したアオタテハモドキの雌
アオタテハモドキJunonia orithya
タテハチョウ科 沖縄,久米,宮古,石垣,竹富,小浜,
西表,波照間,与那国島、台湾,中国に分布
7月11日、やっと見つけた。
ムシ仲間から「アオタテハモドキ」を材料に研究しているので、たくさんいるところを教えて、との依頼があったので、アッチコッチ探したのだが、とうとう見つけることが出来ないでいた。
今年に入って見たのは数個体。あんなに沢山いたのに、どうしてなのかは不明。これから秋にかけて増えるかもしれないという方もいる。このように、南からやってきて十数年沖縄に棲みついたチョウが、突然いなくなることがあるらしい。発生は続くのか、そのまま消えてしまうのか。
動向がきになるので、しばらく観察を続けることにしている。
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sebg | 2010年7月16日 08:41
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植物が開花するたびに、訪問する花が違う

ナガミボチョウジに訪花したアマミウラナミシジミ
アマミウラナミシジミkurava kurava septentrionalis
シジミチョウ科 奄美,喜界,沖縄,伊平屋,慶留間,久米,
宮古,多良,石垣,竹富,小浜,西表,
鳩間,波照間,与那国島に分布する
5月21日に紹介したアマミウラナミシジミの幼虫たちが多量に羽化し、乱舞が続いていた。同地を何度も訪れ観察を続けている。
なかでも興味をそそられたのが、成虫の訪花。もちろん蜜を吸うためで、実に様々な植物が開花するたびに、訪問する花が違う。今までシロノセンダングサ、モクタチバナ、ギョクシンカ、ツルソバ、タイワンウオクサギの花を訪問してきたのを見てきた。7月2日、薄緑色の小さな花が咲くナガミボチョウジに群がっているのを見ることができた。付近は十数匹が花の周りをウロウロし口吻を花に伸ばしていた。
7月11日に観察に行ったときには、今まで成虫の数は1時間当たり100頭を越えていたが50頭余りと減ってきていた。次いくときは何頭見られるのか、行く末が楽しみになってきた。
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sebg | 2010年7月13日 08:47
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吸水

吸水するウスキシロチョウたち
ウスキシロチョウ Catopsilia pomona
シロチョウ科 東南熱帯に広く分布
目の前を馴染みの白っぽいチョウが飛んでいった。「少し多いなー」と思って、飛ぶ姿を目で追っていると、地面に降りた。そこに目をやると、なんと数匹がとまっている。
昨日の昼下がり、いつものようにオオゴマダラの幼虫は元気か調べに行った帰りの出来事だった。ぬれた地面には数頭がかたまるようにいて、盛んに口吻を伸ばして吸水している。近づくと、気配を察して飛び立つが、じっとしているとまたやってきた。ウスキシロチョウは雌雄がいて銀斑のあるもの、とムモン型もいる。雌には褐色斑の発達した個体もきている。混じって、ウラナミシロチョウもいる。
いつもは遠くに早く飛んでいるチョウが、手掴みできる距離に何頭もいると、つい「標本にしようかな」と思うが、明日も観察したいと気持ちもあったので採集はやめた。
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sebg | 2010年7月10日 07:21
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訪花

花から飛びさるシロオビアゲハ

花に近づくシロオビアゲハ
シロオビアゲハPapilio polytes
アゲハチョウ科
奄美大島,沖縄島,伊平屋島,伊是名島,久米島,宮古島,
多良間島,石垣島,竹富島,小浜島,黒島,新城島,西表島,
鳩間島,波照間島,与那国島に分布する
アゲハチョウ科のシロオビアゲハはブッソウゲやテイキンザクラなど赤い花が大好き。この前の昼下がり、テイキンザクラの花の蜜を吸いにやってきた瞬間を撮らえた。
遠くのテイキンザクラの周囲を飛んでいる2頭のシロオビアゲハを見つけた。気ずかれないないようにそっと。夢中で花の周囲を飛び回る二人(2頭)。しばら飛び回るのを見て、さらに接近してシャッターをきった。ようやく人の気配を察してか、遠くに飛び去ってしまった。
そういえば、毎年11月頃行われている子供たちの優秀な科学コンクールで、朝早くから丸1日、ブッソウゲの花の下で、訪花する蝶の種類や数を調べる研究発表があったのを思い出した。
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sebg | 2010年7月 6日 08:29
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頭部に長い触角があるのでツノトンボの名前

コブミカンの小枝に止まるオキナワツノトンボ
オキナワツノトンボSuphalomitus okinawensis
ツノトンボ科 沖縄、宮古、石垣、西表島に分布
なんだろう、トンボみたいだけど頭に触覚がある。近づいてよく見ると、以前も見たことがあるツノトンボだった。
6月26日、園の東側の三日月小屋近くにミカン科コブミカンが春先に植えられたので生育状態を見るために訪れた。そのコブミカンの小枝の先に止まっていた。
姿がトンボに似ていて、頭部に長い触角があるのでツノトンボの名前がついている。幼虫はトンボと違い、体が幅広く扁平で雑木林に生息する。園や周辺は生息地として向いているのであろう。幼虫は葉の上で獲物(小昆虫)を待ち伏せて捕らえ食べる肉食性の昆虫だ。
肝心のコブミカンはというと、1株は葉がまったくついていず生育が心配だが、残りの3株は順調。葉を1枚ちぎり香りを楽しみ、もう一度オキナワツノトンボを見てからここを後にした。
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sebg | 2010年7月 1日 08:28
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アオスジアゲハの交尾に出会えて感激した

通り過ぎた後に見つけたアオスジアゲハの交尾
アオスジアゲハGraphium sarpedon
アゲハチョウ科 日本、南西諸島、台湾、東南アジアに広く分布
イシガケチョウの求愛を観察した日に、アオスジアゲハの交尾の撮影をすることができた。
林道のわきに生えているモクタチバナの葉に止まっていて、動かない。ナガサキアゲハ、シロオビアゲハが蝶道を作り盛んに往来しているので、行き交うアゲハ類に目が行き、葉に止まっているのに最初気づかなかった。通り過ぎて、数メートル、なにかいたような、と思い振り返ると、久しぶりに観察するアオスジアゲハの交尾に出会えて感激した。撮影中もジッとしているので、その後そっと後ずさりしながら立ち去った。
もしやと思い、林道沿いに生えているヤブニッケイの新芽を丹念に見ながら歩いていたら、高さ50cmほどの苗の新葉に小さな幼虫が2匹、新芽に卵1個発見した。その日は蒸し暑いのにもかかわらず、気分はさわやかだった。
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sebg | 2010年6月30日 08:12
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求愛

翅を開閉しながら雌に求愛する雄

よほど夢中なのであろう、かなり近づいても逃げなかった
イシガケチョウCyrestis thyodamas mabella
タテハチョウ科
沖縄島,久米島,宮古島,石垣島,竹富島,黒島,
小浜島,新城島,西表島,鳩間島,波照間島,与那国島;
本州,淡路島,四国,九州,対馬,種子島に分布する。
昨日の昼下がり。イシガケチョウの求愛を目撃した。
森の中を通る道路わきには、イシガケチョウの幼虫の食べるイヌビワやハマイヌビワが豊富に生えていて、卵や幼虫がいないか観察している途中だった。翅はとてもきれいなので羽化したばかりであろう雌に、雄は翅を開いたり閉じたりして歩み寄っているが、一向にその気のない様子。しばらく(5分くらい)眺めていて、だいぶ近づいても逃げないし、恋路のジャマをしてはいけないと思い、見物をやめた。
その後、卵や小さな幼虫から、蛹になりそうな大きな幼虫まで様々に観察することができた。成虫は雄同士で追いかけっこしているもの、葉に上に休息もの、路面の止まっているヤツを踏みつけそうになったりした。求愛からはじまった個体数のカウントはなんと、1時間に40頭余りにもなった。
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sebg | 2010年6月27日 07:28
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花に止まって飛び去るまで

ヒョウ柄が特徴のツマグロヒョウモン

翅の表を向いていたのが重みで、裏になった瞬間
ツマグロヒョウモンArgyreus hyperbius
タテハチョウ科
沖縄島,久米島,渡名喜島,粟国島,宮古島,伊良部島,下地島,来間島,多良間島,石垣島,竹富島,小浜島,黒島,西表島,鳩間島,与那国,魚釣島
先日、マイソルヤハズカズラの開花状態を見に行ったら、1頭のヒョウ柄のチョウが通過して行った。種類を確かめようと追いかけたら、シロノセンダングサに止まり蜜を吸い始めた。ツマグロヒョウモンの雄だった。
止まったシロノセンダングサは1株だけで周りにはなく、一つだけ目だっていた。茎の性質は柔らかく、ツマグロヒョウモンが止まると、重みでしなった。その日は少し風もあり、撮影しようとすると、しなりと、風でなかなかピントが合わない。じっとチャンスを待って、ようやく撮影することができた。
時間にしたら数分だったと思うが、ツマグロヒョウモンが花に止まって飛び去るまで、長い時間かかった気分になって、気がぬけてしまった。
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sebg | 2010年6月24日 09:00
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とにかく特別なチョウだ

緑に溶け込むイワイカワシジミ
イワカワシジミ Artipe eryx okinawana
シジミチョウ科
奄美大島,徳之島,沖永部島,沖縄島,古宇利島,伊江島,
渡嘉敷島,阿嘉島,久米島,宮古島,多良間島,石垣島,
小浜島,西表島,波照間,与那国島に分布する。
出会いは突然だった。ダイオウヤシ区から見晴らしの丘に至る花木園のウナヅキヒメフヨウの緑濃い葉に止まっていた。
最初は後翅の白い波が目に入り、直ぐに全体像が見えた。見事というほかがないカモフラージュ。ゆっくりと花を見ようと思わなければ、直ぐ近くを通過しても気がつかなかったに違いない。
イワカワシジミの想い出については、このブログにも載せたので読まれた方もいるでしょう。とにかく特別なチョウだ。
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sebg | 2010年6月19日 08:30
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梅雨前線に吹き込む風に乗って北上

休息するタイワンアサギマダラ
タイワンアサギマダラParantica melaneus
マダラチョウ科
奄美,徳之,沖永,沖縄,粟国,石垣,
竹富,小浜,西表,波照間,与那国島で記録されている。
6月8日、国頭村安波の山林で珍しいタイワンアサギマダラ(タテハチョウ科マダラチョウ亜科)を見つけた。
ほんとに偶然、山林を植物の観察中、イスノキの小枝の先に見慣れない蝶。当初はアサギマダラだと思っていたが良く見ると、黒っぽいし斑紋も違う。
この蝶は台湾にいて毎年のように沖縄、九州、遠いところでは石川県で採れた記録があるとのこと。台湾に近い八重山から採れだし、沖縄、奄美、九州に次第に北上していく。
実は紹介するのにわけがある。恩師の先生が言うには梅雨前線に吹き込む風に乗って北上するとの意見。こうして沖縄の虫たちは北から、南から常に影響を受け続けているとの持論だ。
梅雨前線は今週、九州から本州に到達する。きっと、タイワンアサギマダラが一緒に北上し、採れるのだと思う。
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sebg | 2010年6月17日 09:17
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にらめっこ

30cmまで近づくことが出来た
オオハラビロトンボ Lyriothemis elegantissima
トンボ科 九州から沖縄諸島にかけて分布
じっとしていると翅はうごかない。ゆっくりと近づいたら、翅を少しあげて、いつでも飛び立つ体制になる。その動作を数回繰り返した。
昨日、園の東側でバンダの花芽の状態を見に行ったらオオハラビロトンボの未成熟の個体が、枯れ枝の先端に止まっていた。当初、オオシオカラトンボだと思っていたが、にらめっこしているうちにオオハラビロトンボということが分かった。
トンボの仲間は縄張りなのか、好きな場所なのか、おどして飛び立っても、止まった枝にだいたいは戻ってくる。では、どれくらい近づいたら飛び立つのか試してみたのが今回の画像。結果は30cmほどでした。
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sebg | 2010年6月11日 08:16
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初めて鳴いたときを「初聞き」

2009年11月10日、トックリヤシの幹に止まったオオシマゼミ
オオシマゼミ Meimuna oshimensis
セミ科 奄美大島~沖縄島に分布
5日の朝、ポリネシアンレイクのハスの育ちと開花具合を調べていたら、甲高い独特の鳴き声を聞いた。オオシマゼミの初聞きだ。
なるだけ、園内の生物の消長を記録したいと思っていて、主要な昆虫にセミの仲間がいる。初めて見るものを「初見」、初めて鳴いたときを「初聞き」としている。終わりの状態の記録は難しく、そろそろ終わりそうなときは、聞き耳を立たり、止まっていそうな木々を探すときもある。
ところがここ数年、私の耳は1年中ニイニイゼミが鳴いている。「耳鳴り」で、健康相談では「年です」と言われた。そのため、園内にいるクロイワニイニイとニイニイゼミの鳴きの記録が出来ないでいる。
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sebg | 2010年6月 7日 09:27
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「小さな悪魔」来襲

ソテツの新芽に産卵するクロマダラソテツシジミの雌
クロマダラソテツシジミChilades pandava
シジミチョウ科 フィリピン原産
数日前、「ソテツの新芽はたくさん出ているのに今年、少し遅いのでは」と、虫仲間と情報交換をしていたら、昨日産卵しているのを見つけてしまった。
この虫、シジミチョウ科のクロマダラソテツシジミ。ソテツ栽培愛好家から「小さな悪魔」と呼ばれている。去年は九州、四国、本州の千葉県まで進出し、大事に育てていたソテツの新芽が食べられて、まともな葉が展開しなかったらしい。また、各地で名物になっている大きなソテツにも被害があるらしく、視察にきた宮崎県の公園関係者も嘆いていた。
今日は知人の趣味家に、「小さな悪魔」来襲の知らせをすることにしょう。
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sebg | 2010年6月 2日 09:01
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は、小さな子供と一緒だと、ふと思った

亀の甲羅模様のヒメカメノコテントウ
ヒメカメノコテントウ Propylea japonica
テントウムシ科 北海道,本州,四国,九州,南西諸島に分布
レストラン「ボタニカ」側のハーブガーデンを見に行ったときのこと、コリアンダーの白い花序の上に赤い虫らしきもの。テントウムシだ。
撮影した後、しばらくそのままにしていたが気になり、知人に送信。かわったナナホシテントだと思っていたが、名前は模様が亀の甲羅に似ているのでヒメカメノコテントウだと教えてもらった。
体長 は約4mm と小さい。真っ赤な地色に黒のカメの甲羅を思わせる模様をしたテントウムシ。前翅の模様には変異があるようで、黒または薄い黄色一色になってしまう個体もいるとのこと。
白い花の上で少しずつ動く赤い物体は、なぜか飽きない。は、小さな子供と一緒だと、ふと思った。
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sebg | 2010年5月30日 07:42
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モクタチバナの花を食べる幼虫

モクタチバナの花序にいる幼虫、アリを目印に探す

葉の上で休息する羽化したばかりの成虫

シロノセンダングサの花に蜜を吸いにきた

枯れたススキの穂の上で交尾しているのを見つけた
アマミウラナミシジミkurava kurava septentrionalis
シジミチョウ科 奄美,喜界,沖縄,伊平屋,慶留間,久米,
宮古,多良,石垣,竹富,小浜,西表,
鳩間,波照間,与那国島に分布する
「へえー、これが幼虫なの、はじめて見た」と、ハイビジョンのカメラをかなり接近して撮影していた、偶然森で会った知人。かなり感動したようで、言葉少なく夢中で撮影を続けていた。
紹介するアマミウラナミシジミは、シジミチョウ科に属する翅の裏に波模様が特徴の小さなチョウだ。雄は翅の表が暗紫色、雌が暗紫色の地色に輝くような青色が加わり、飛翔するときはキラキラ輝いているように見える。
4月下旬、中城村の森に最初に散策に来たとき、成虫を3頭ほど確認し、モクタチバナが多いのに気がついた。ん、これは思い、観察を続けることにした。そして5月11日、モクタチバナの花を食べる幼虫の様子を撮影することが出来た。
19日、再び同地に行ってみると、20頭余りを見ることが出来、羽化したばかりで葉の上で休息、花で蜜を吸う、交尾も観察できた。幼虫の食べるモクタチバナの花はこれからが満開。来週も行ってみることにした。
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sebg | 2010年5月21日 08:57
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幼虫が糸を吐いておりてくる

中央に糸を吐いて下りてきた幼虫がいる

羽化したばかりの翅のきれいな成虫がたくさんいた
テングチョウ Libythea celtis
テングチョウ科
奄美大島,沖縄島,渡嘉敷島,久米島,宮古島,伊良部島,
石垣島,黒島,西表島,波照間島,与那国,北大東島,南大東島に分布
テングチョウの成虫を撮影しようと近くの野山に出かけたときのこと。めったに見られない光景に遭遇した。
なんと、「強い風にクワノハエノキの葉が揺さぶられて幼虫が糸を吐いておりてくる」とテングチョウを紹介した記事を読んでいたときの出来事が、目の前に繰り広げられたのだ。 テングチョウのほとんどはすでに成虫になっているようで、この日だけで20頭あまりも飛んでいて白い花の咲くシロノセンダングサにも蜜を求めてやってきていた。幼虫の食べるクワノハエノキを探しながら十数本、葉はすでに硬くなっていて緑色、新芽はない。林道を歩くこと1時間、育つ高さ7mほどのクワノハエノキを見上げるとまだ黄緑色の新緑があるのを見つけた。ん、小さな物体が空中に浮いている、なんと糸を吐いておりてきた終令の幼虫だ。撮影をしていた数分後、またも上空から糸を吐きながらやりてくる終令幼虫がいた。
夢中で何枚も撮影したが、きれいに写っていたのはこの紹介する1枚だけ。しばらく風にゆれる幼虫を眺め、梅雨の晴れ間に再びこの場所に来て見ようと思った。
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sebg | 2010年5月17日 08:20
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日本一小さいセミ

指の上に乗せても逃げないイワサキクサゼミ

ススキの葉の上にいるのを見つけた
イワサキクサゼミMogannia minuta
セミ科 沖縄、久高、宮古、八重山、台湾に分布
知人の「イワサキクサゼミが鳴いているよ」との声に、「え、年中耳鳴りがしてセミが鳴いているから聞こえない」と答えて、なんとなしにススキの葉に目をやると、本当にいた。中城村にいたなんて、西原町や那覇市末吉公園にいるのは知っていたが、まさか。
11日、中城村で日本一小さいセミを見つけ撮影した。体長12-17mm、指と比較してその小ささがわかると思う。分布の北限として沖縄島では知念村の一部、久高島に生息していたが、十数年ほど前から北上して、島内各地で見つかっていると聞いている。名前のとおりススキ、サトウキビ葉等の草本の汁を吸うことから名前ついていて、幼虫もサトウキビ畑でよく見つかる。
ずいぶん昔だが、イワサキクサゼミを採集して標本を作ろうということになり、仲間と知念村久手堅(現在南城市)に出かけた。同じ5月、発生の最盛期で付近は会話が出来ないほどの大合唱。捕虫網の一振りで、数十匹が入った。それで終わればいいものを数回繰り返したので、それこそ佃煮にできるほど捕まえた。持ち帰り、仲間みんなで標本にと見せたら、非難のあらしだった。
日本一小さいセミを見たい方、今が旬、ぜひ南部の海岸沿いへ。残念ながら当園にはいません。
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sebg | 2010年5月13日 09:00
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チラチラ飛んでいる白い物体

葉上に静止するタイワンクロボシシジミ

どこに止まっているか見つけてください
タイワンクロボシシジミ Megisba malaya sikkima
シジミチョウ科
奄美、沖縄、宮古、石垣、西表、鳩間、波照間、北大東、南大東、尖閣、台湾、
フィリピン、スマトラ、マレ-半島に分布。
ん、林縁にチラチラ飛んでいる白い物体は。とっさにシジミチョウの一種だと思った。近頃、目が悪くなっていたのは自覚しているが、生物を見つけるのはまだ衰えていないはず。
小さな白い物体は、しばらくして葉の上に止まった。逆光ながら、近づいて確認すると、県内に分布する蝶でも最小の部類に入るタイワンクロボシジミだった。「こんにちは」と挨拶し、カシャカシャと撮影した。
子供のときから、今までも発見の胸のときめきはかわらない。植物も、昆虫も変わらない。しばらく、見つけた嬉しさで、るんるんだった。
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sebg | 2010年5月 3日 08:08
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虫好き知人の話ネタ

花序に静止するリュウキュウヒメジャノメ

夢中でアブラムシの分泌物を吸うリュウキュウヒメジャノメ
リュウキュウヒメジャノメ奄美沖縄亜種Mycalesis madjicosa amamiana
ジャノメチョウ科 奄美大島,加計間島,請島,徳之島,沖永部島,
沖縄島,伊平屋島,古宇利島,伊計島,久高島,渡嘉敷島,座間島,
阿嘉島,慶留間島,屋嘉島,久場島,安室島,久米島に分布する
おや、茶色の蝶はなにしているのかな? 脚立を立てて登ってみたら、リュウキュウヒメジャノメが面白い行動をしていた。
4月22日、ヒスイカズラの蕾具合を見に行ったらリュウキュウヒメジャノメが花序に静止し、盛んに口吻を伸ばしてなにか吸っている様子。よく近づいてみると、黄緑色の小さなアブラムシがいるではないか。そのアブラムシの分泌物を吸っていたのだ。とても夢中のようすで、普段人の気配を感じたらすばやく逃げるのに、このときは動かない。他の花序の蕾の色づき具合や数を約10分間見ていた後に、再びリュウキュウヒメジャノメを見たがまだいた。
ジャノメチョウ科のこの蝶は、熟した果実の汁を吸っていて、花にくるのも珍しいくらいなのに、アブラムシの分泌物にくるのは初めて見た。虫好き知人の話ネタに使えると思った。
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sebg | 2010年4月29日 08:26
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しばらく林道通いをすることにした

翅の瑠璃色が美しいルリタテハ
ルリタテハ Kaniska canace ishima
タテハチョウ科
奄美大島,沖縄島,久米島,渡名喜島,粟国島,宮古島,伊良部島,下地島,池間島,来間島,多良間島,石垣島,竹富島,小浜島,黒島,西表島,鳩間島,与那国島に分布
そろり、そろり、カシャカシャ、やっと撮影できた。まぶしく輝く瑠璃色にほんの一瞬だが見とれてしまった。
昨日の午後、休みをもらい中城村の森の中を通る林道をたずねた。雨水が残って染み出ているのであろう、タテハチョウ科の一種ルリタテハの吸水を見ることが出来た。1週間前に同地を訪れ個体の確認をしていた。晴れたことも幸いし、ルリタテハの数は多い。ただ、木々の梢に止まっていたり、頭上をかすめるように飛んでいるので、あのきれいな瑠璃色を落ち着いてみることが出来ない。観察が始まって何度かは地面に止まったので、近づいたがことごとく逃げられてしまっていた。
林道は様々な虫たちがいたし、植物らも花や実をつけて、実に楽しい。ルリタテハが見られたので、ほかの生物たちも見たいと思いしばらく林道通いをすることにした。
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sebg | 2010年4月26日 09:03
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産卵をほんとうに何十年ぶりに観察した

産卵するモンキチョウ

コメツブウマゴヤシの葉に産み付けられた紡錘形の白い卵
モンキチョウColias erate
シロチョウ科 沖縄では久米,宮古,石垣,西表,波照間,与那国,北大島, 南大島、北海道~九州、国外では中国大陸に分布
やったー、モンキチョウの産卵をほんとうに何十年ぶりに観察した。
昨日、山野の自然観察をしていたらモンキチョウらしき雌が飛んでいた。しばらく飛び回る様子を眺めていたら、草地に止まった。もしやと思い近づくと、気配を察してか、飛び去る動作を何度か繰り返しているうちに、コメツブウマゴヤシの葉に産卵しているのを見つけたのだ。
モンキチョウはシロチョウ科の仲間で、モンシロチョウに比べて飛ぶのが早い。沖縄では草地や荒地で春から初夏にかけて見ることが出来る。特に、今頃から幼虫の食べるシナガワハギやコメツブウマゴヤシが繁茂するので、個体数が多いのは夏のはじめ頃になる。
何度か草地に下りたので、卵の数は多いと思う。成虫が羽化する1ヵ月後くらいには、再び訪れたい。
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sebg | 2010年4月21日 08:32
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世代交代

日光浴する雌

蕾に産卵する雌

産卵途中の雌に雄が求愛にやってきた
ウラナミシジミ Lampides boetieus
シジミチョウ科 奄美,沖縄,久米,宮古,多良,石垣,西表,
鳩間,波照間,与那国、日本、東南アジアに分布
ブーゲンビレアフィールドに育つ「サンデリアーナ」の蕾の具合を見に行ったら、赤紫色のリュウキュウハギの周囲を飛びまわるシジミチョウ科のウラナミシジミを見つけた。
撮影しようと試みたが、せわしく飛び回るので、追いかけてもなかなか追いつかない。ただ、リュウキュウハギの花から離れないので、待てばよいと撮影したのが紹介する場面。
この蝶の目当ては産卵し、孵化した幼虫が蕾や花、子房を食べて成虫になること。よく見ると、蕾に緑色した小さな卵がいくつもついていた。リュウキュウハギの開花が続く限り、この蝶は花に依存、世代交代を繰り返し、花がなくなれば去ってしまう。
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sebg | 2010年4月19日 07:52
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幼虫の次は蛹

モンシロチョウそっくりのテングチョウの幼虫
テングチョウ Libythea celtis
テングチョウ科
奄美大島,沖縄島,渡嘉敷島,久米島,宮古島,伊良部島,
石垣島,黒島,西表島,波照間島,与那国,北大東島,南大東島に分布
新葉に独特の虫の食べ痕、枝をゆすってみると緑の幼虫が糸をはいて、ゆらゆらと降りてきた。ひさしぶり、テングチョウの幼虫だ。
4月10日、林縁で自然観察をさしている最中、クワノハエノキの新芽、新葉があちらこちらで目立っていた。春から初夏にかけては幼虫の見つけやすい時期で、なんとなく習慣になっていた。簡単に見つかるわけではなく、何十本の中の一つのことが多い。一つ見つけたことで、ゆっくりと各枝の新葉を捜したら、モンシロチョウそっくりの青虫がいた。注意深く見ないと見落としそうな見事な保護色だ。その後もほかの木の新葉を捜したが、見つからなかった。成虫は2005年5月30日のブログで紹介している、参考まで。
幼虫の次は蛹。最近は見てない。次の休みに時間を見つけて探しにいくぞ。
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sebg | 2010年4月15日 09:07
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スイゼンジナの花の前で張り込んでみようかな

口吻を伸ばし蜜を吸うアサギマダラ

慎重に近づきカシャ
アサギマダラParantica sita
マダラチョウ科 奄美大島,沖縄島,久米島,宮古島,石垣島,竹富島,
黒島,西表島,鳩間島,波照間島,与那国島,北大東島,南大東島,
北海道,本州等に分布する。
昨日の朝、レストラン「ボタニカ」の側に植えられたハーブ類の育ち具合を見に行き、スイゼンジナの橙黄色の花が咲いているので近づいたら、マダラチョウ科のアサギマダラがヒラリとやってきた。
思わぬ訪問にビックリ。アサギマダラはすぐに口吻を伸ばし蜜を吸い始めた。「撮らなければ」、と気がはやりカメラを構える気配にすばやく反応、花から離れて飛び去ってしまった。さすがスイゼンジナの蜜の誘惑、しばらくすると舞い降りてきた。今度は慎重にカシャ、カシャ。再び飛翔して、また舞い降りたところをカシャ、カシャ。次は、本当に飛び去ってしまった。
2006年3月21日に紹介したように、初夏は北に旅立つ前にエネルギーを沢山とらなければならない。そのため、この時期、比較的背の低い花にも蜜を吸いにきている個体を良く見る。スイゼンジナは大好きな蜜源のようで、小さな植え込みで花の数がすくなくてもやってくる。
油性マジックと網を持参し、スイゼンジナの花の前で張り込んでみようかな。
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sebg | 2010年4月10日 08:35
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「見つけた」瞬間

見つけた緑一色の幼虫

よく見てください中央に幼虫がいます
モンシロチョウArtogeia rapae crucivora
シロチョウ科
琉球列島では奄美大島,沖縄島,久米島,宮古島,多良間島,
石垣島,竹富島,小浜島,黒島,西表島,鳩間島,西表島,
与那国島,北大東島,南大東島に分布する。
ヨーロッパ原産、アブラナ科のヒメタネツケバナの葉を食べていたモンシロチョウの幼虫を見つけた。
春から初夏に移り変わるこの時期モンシロチョウが実に多い。この日もキク科のシロノセンダングサの花に蜜を吸いにきた成虫たちを見ていたら、地面スレスレに飛ぶ雌を見つけた。追いかけていくと、地面にはヒメタネツケバナがあちらこちらに生えていて、葉に小さな白い卵がついていた。葉をよく見ると幼虫の食べ痕、あやしい、注意深く探すと緑一色の幼虫が見つかった。さらに付近を捜したら、小さなものから大きなものまで見つかった。
いつもの小さな発見なのだが、毎回心おどる感動を覚える。探して「見つけた」瞬間は、子供の頃からいくつになっても変わらない。
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sebg | 2010年4月 3日 08:35
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花に訪れる姿を想像してみた

見つけた小さな幼虫

ブーケンビレアに蜜を求めてやってきたシロオビアゲハ
シロオビアゲハPapilio polytes
アゲハチョウ科
奄美大島,沖縄島,伊平屋島,伊是名島,久米島,宮古島,
多良間島,石垣島,竹富島,小浜島,黒島,新城島,西表島,
鳩間島,波照間島,与那国島
11日、駐車場の近くを歩いていたらシークワーサー(ヒラミレモン)の新芽・新葉がたくさんでていた。もしやと思い近づいたら見慣れた小さな幼虫が静止していた。
1匹見つかったので、近くのシークワーサーの新葉を何本か探してみた。短時間だったが、アッチコッチで見つかり、ちょっと嬉しくなった。いくつになっても発見するのは楽しい。
この中で成虫になるのは、いくつなのか、花に訪れる姿を想像してみた。
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sebg | 2010年3月17日 08:08
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花の蜜を吸いにやってきたナガサキアゲハ

羽化したばかりのきれいなオス

花に埋もれていた
ナガサキアゲハ Papilio memnon thunbergii
アゲハチョウ科
奄美大島,沖縄島,久米島,粟国島,宮古島,石垣島,竹富島,西表島,
波照間島,与那国島、本州,四国,九州,対島,種子島,屋久島
6日、ヒラドツツジの開花具合を見て回っていたら、羽化したばかりなのであろうナガサキアゲハのきれいなオスが花の蜜を吸いにやってきた。
ちょうどこの場所には来園者らもいて、ヒラドツツジと一緒に記念撮影をしていたが、大きな黒い蝶の飛来に大感激していた。
この蝶の幼虫がたべるヒラミレモン(シークワサー)は、園内に比較的豊富にあるので、春から晩秋まで成虫を多く見ることが出来る。特に、ハイビスカスをはじめとする赤色の花を中心に蜜を吸いにやってくるし、夏休みには子供たちが網をもって追いかける光景もあった。
昨日は、この冬一番の寒さで最低気温10度Cを下回った。園内の花は、羽化したばかりの蝶たちは、どうなったのだろう。今日も一度は園内を見回ってみることにした。
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sebg | 2010年3月11日 07:59
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この日一番の収穫

はじめ警戒してか翅は開かなかった

美しい紫色の翅を見せてくれた雄
ウラナミシジミ Lampides boetieus
シジミチョウ科 奄美,沖縄,久米,宮古,多良,石垣,西表,
鳩間,波照間,与那国、日本、東南アジアに分布
フラフラ、と言った感じで目の前にシジミチョウ科のウラナミシジミの交尾個体が舞い降りてきた。一昔前の機敏の動作ができれば、素手で捕まえそうだが今は無理なので、着地する場所を目で追った。最初、小さな木の葉だと思っていたのに、まさか蝶とは、年の始めからいい出会いだ。
1月8日、天気がたいへん良いので虫をはじめとする生物や植物たちの花の状態の観察に散策していたときの出来事だった。もともと、この時期ウラナミシジミの幼虫が食べるマメ科植物の栽培が盛んに行われるので、暮れから晩春にかけては、個体数が多くなる。通常、蝶たちは夏場を中心に多いと思いがちだが、そうでもないのは意外に多い。
白い紙くずにとまったので、そっと近づいた。警戒してか、当初翅は開かなかったが、暖かい陽ざしの誘惑に負けてか、次第に美しい紫色を見せてくれた。小さなショーは短い時間だったが、この日一番の収穫だった。
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sebg | 2010年1月22日 08:45
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もうすぐアカタテハが園内を飛び交う

カラムシの葉が綴られていた

綴られた巣を開いたら蛹が見つかった
アカタテハ Vanessa indica indica
タテハチョウ科 沖縄島,久米島,宮古島,多良間,石垣島,
竹富島,小浜島,黒島,西表島,鳩間島,波照間島,
与那国,北大東島,南大東島,尖閣諸島などの島から記録されている。
8日、駐車場の西側にある乗務員休憩室の前を通過していたら、カラムシの葉の異変に気づいた。
アカタテハの幼虫が作った巣の残骸と食べ後が目だっている。もしかしてと思い、食べられてなく綴られた葉を開いたら、葉柄にぶら下がる蛹が見つかった。もう1個は、1枚の葉を綴ったものから見つかった。蛹2個は「花と蝶の館」にもっていって、ぶら下げた。羽化したら赤いきれいなチョウが飛び回り、来園者に喜んでもらえるはず。さらにその日、園内にあるカラムシはどうなのだろうと時間を見つけて見に行ったら、終令幼虫が見つかった。
ピンクボールが咲きだした。アカタテハの成虫が蜜を求めてやってきていたのを思い出した。花と蜜を求めてやってくる蜜蜂やチョウたち、自然の営みを感じるのも植物園の醍醐味なのだと思う。もうすぐアカタテハが園内を飛び交う。
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sebg | 2010年1月10日 08:31
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蛹をみるのは久しぶり

前蛹

蛹
ツマグロヒョウモンの蛹に見入った
ツマグロヒョウモン Argyreus hyperbius
タテハチョウ科 琉球列島、日本暖地、東洋熱帯
24日、ショッピングパラダイスからポリネシアンレイクに行く途中の花壇の状態を見ていたら、コバノランタナの茎にツマグロヒョウモンの前蛹がぶら下がっているのを見つけた。
前蛹はどうなったのだろうと、27日見に行くと、蛹になっていた。幼虫の食べるリュウキュウコスミレは生えているのかとあたり探したら、石積みの隙間にいくつも生えている。幼虫の食べるのには十分の量だ。
ツマグロヒョウモンの蛹をみるのは久しぶりだ。茶褐色の地色にシルバーの斑点が光っている。しばらく見入った。晴れた日に、ヒョウ柄の成虫が花に蜜を求めて飛び回る姿を想像した。
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sebg | 2009年12月28日 09:02
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蛹のツリー

白いツリーに黄金の蛹が目立つ

採取した蛹
オオゴマダラIdea leuconoe clara
方言名 シンブンチョウ、バカチョウ
マダラチョウ科 奄美以南の沖縄、東南アジアに分布
「どうですか」と同僚に、オオゴマダラの蛹をつけたツリーを見せたら。いいんじゃない、ちょっとつけてよいですか、といわれた結果が画像のとおり。
ツリーを作るきっかけになったのが、隣に座っている女性の同僚。なんでもネットで白いツリーにオオゴマダラの蛹がつけられていて、きれい、園でも出来ないかとの提案だった。
早速、ツリー探し。近くのDIYの店に行くがどれも少し高い、スーパーにクリスマスコーナーがあって、テーブル置くには程よい大きさのものが見つかった。蛹の数が多くないので大きいツリーではバランスが悪い。蛹を採取し、つけたがうまくいかない。蛹を瞬間接着剤でつけたがつかない。セロファンテープもよくない。昼休み、管理スタッフの案で細い銅線で取り付けた。蛹は固定し、羽化に支障がない。今のところ順調なので、羽化したら、殻を取り外し、蛹化したものを新たにつけている。
この、オオゴマダラの蛹のツリーは「花とチョウの館」に置いてある。12月27日まで設置の予定、見たい方はどうぞ。
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sebg | 2009年12月13日 09:15
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この蝶、年を越せるのか興味がわいてきた

4日、岩の上で日光浴

5日、アカリファの上で日光浴

シロノセンダングサの花で食事する個体
クロマダラソテツシジミChilades pandava
シジミチョウ科 フィリピン原産
4、5日と続けてクロマダラソテツシジミの日光浴を見た。
この小さな蝶は、毎年初夏に南からやってきて、子孫がソテツの新葉に産卵、世代交代を繰り返して晩秋まで生き残り、最も寒い冬には絶えてしまう。この繰り返しを数年間繰り返している。温暖化、そのうちに寒さに耐える個体群がでてきて生き残るのかは定かでないが、確実に冬遅くまで見られることが多くなった気がする。その光景が、12月に入っての日光浴なのだと思う。
ソテツの新芽は初夏に大方出て、夏から晩秋まではないものだと思っていたが、そうではない。親株から小さな子株が出るときには新芽・新葉もある。クロマダラソテツシジミはそれらを食いつないで、世代交代を繰り返しているようだ。沖縄に自生する膨大なソテツなので、こうした発生が可能なのだろう。
本州ではこの「小さな悪魔」が大暴れし、マスコミに取り上げられているとの話を知人らから聞いた。この蝶、年を越せるのか興味がわいてきた。
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sebg | 2009年12月10日 08:48
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園は蝶の楽園

後翅に銀の紋がある

目の前に舞い降りたウラナミシロチョウ
ウラナミシロチョウ Catopsilia pyranthe
シロチョウ科 沖縄が分布の北限、東洋区に広く分布
11月18日、ポリネシアンレイクの西側を散策中、ウラナミシロチョウがヒラヒラと飛んできて目の前に舞い降りた。なぜだろうと近寄ってみると、後翅が少しかけていたので、飛び方がぎこちなかったのだ。
撮影した画像を拡大してみると、気温が低下してくると特徴的に出現する違いが見えた。後翅の中央に輝く銀紋、縁はやや褐色がかかった色。触覚がややピンク色で全体的に華やかだ。
この蝶との付き合いは長い。30数年前から興味を持ち、その頃庭で幼虫の食べる植物を栽培、毎年のように発生の様子を観察していた。運よく園にはアメリカセンナ、ハネセンナの2種が栽培されていて幼虫がいつもいる。成虫は1年を通して数の増減はあるものの、いつでも見られる。
虫好きの知人が「沖縄は虫の数が多い。蝶の数も本土に比べたらほんとに多い」と話したことを思い出した。園は蝶の楽園なのかも知れない。
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sebg | 2009年12月 2日 09:00
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交尾形態はハート型

交尾はハート型

ハイビスカスの葉に止まる雌雄
アオモンイトンボIschnura senegalensis
方言名 センスルー
イトトンボ科 日本全土、沖縄、東南アジア、アフリカに分布
18日、ポルネシアンレイクの辺にあるハイビスカスの結実状況を見に行ったら、アオモンイトトンボの交尾を見つけた。
交尾形態はハート型で面白い。イトトンボの仲間はこのような形態が多いらしく、観察も容易だ。結実状態を見るのは簡単に、気になって交尾している場所に目をやるとまだいた。せっかくなので撮影した。ファイダーを覗くと雄の青い色が、なんかあやしく美しい。
ゆっくり池周辺を注意して歩いたら、たくさんの青いアオモンイトトンボが飛んでいた。暑くも、寒くもないので、観察には最適のようだ。
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sebg | 2009年11月27日 08:37
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オオシマゼミを見たい方へ

ヤシの幹の色に同化したオオシマゼミ

飛び立つ前のオオシマゼミ
オオシマゼミ Meimuna oshimensis
セミ科 奄美大島~沖縄島に分布
11日、錦が池に架かるトックリヤシの並木大橋を渡っていると聞きなれた甲高い鳴き声、声の方向を向くとオオシマゼミがいた。
これはチャンスと思った瞬間。こっちの気配に気づいたのか鳴きやんでしまった。セミはトックリヤシの幹と一体になったかのように動かない。しかし、とまった位置は確認、目をそらさずにそっと近寄った。カメラを取り出し、慎重にシャッターをきった。まだ逃げない。さらに、近づき数枚撮影したら、さすがに危険を察知してか飛んでいってしまった。
オオシマゼミは園内に沢山いて、10月を最盛期に11月一杯は鳴いている。ここ近年は12月中旬までいることも多くなった。発生の最盛期を過ぎた頃から、今まで高い位置にいた個体が、低い位置に止まるようになる。鳴き声はするが姿は見えない、と来園者らはスタッフに尋ねることが多いと聞く。
今からがチャンス、個体を見たいと思ったら、何度か通ったら良い。花や景観を撮影するため、年間パスポート(2000円)を利用する方も増えてきた。これからが、暑くも寒くもなく絶好の撮影シーズン。年間パスポートをお勧めする。
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sebg | 2009年11月15日 09:19
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虫屋の気持ちなっていた

小さな妖精

アメリカハマグルマの蜜を吸う
クロマダラソテツシジミChilades pandava
シジミチョウ科 フィリピン原産
4日、アメリカハマグルマの黄色い花に蜜求めてやってきたクロマダラソソテツシジミを撮影した。
最近、南から毎年のようにやってきて大発生を繰り返している。今年も、園にやってきたのは5月で、ソテツから卵・幼虫が見つかった。以来、今まで毎日のように園内を飛んでいる。本土では各県で発生したようで、テレビの全国ニュースで流れていた。にソテツ愛好家から「小さな悪魔」と称され、恐れられていたのだがチョウ愛好者からは、地球温暖化ではと盛んに生態調査が行われているようだ。
撮影したのは理由がある。蜜を求めてやってきて目の前に止まったのもひとつだが、よく見ると翅の模様が違う。いわゆる専門的な言葉で「低温期型」というらしい。
なにが「小さな悪魔」だ、ファイダーを覗いたら「小さな妖精」なのにと思った。私もチョウの好きな虫屋の気持ちなっていた。
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sebg | 2009年11月 8日 08:34
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昔、その昔、高校生の頃であった蝶

決め手になった青みがかった独特の翅の色

花の蜜に夢中の個体
ウスアオオナガウラナミシジミCatochrysops panormus
シジミチョウ科 台湾、フィリピンに分布、沖縄では迷蝶
ん、なんかあやしい、急いでカメラを取り出し撮影したのが紹介する画像。
最初はクロマダラソテツシジミの古くなった個体だと思っていた。やっぱり不安なので、知人に画像見せたら、すっきりした。ウスアオオナガウラナミジミだった。決め手になったのは、翅の表面の青みがかった独特の色だ。
数十年ぶりの出会いは一瞬で終わってしまった。撮影した箇所を何度も行き来したが、再び現れることはなかった。画像を見せた知人から、「ウスアオオナガウラナミジミ」がいたよと聞いていたので、時間を見つけて行ったのだ。なんと先週、この場所は訪れていて、同じようにタイワンクズの花穂を食べるシジミチョウの一種ルリウラナミシジミの多量のキラキラした乱舞を見とれていた同じところだ。もう一種いるのを見落としていた。
昔、その昔、高校生の頃、那覇市の末吉公園でこの蝶に最初に出会った。蝶に詳しい友がいて、いろいろと教えてくれた。この蝶はとても珍しいので大切にしたほうが良いとアドバイス。なにもかもが、新鮮なのでわくわくした気分の連続だったことを覚えている。
もっときれいな写真を撮りたいので、次の休みには時間を作って行きたいと思っている。
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sebg | 2009年10月28日 09:42
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背中にドクロマーク

クロメンガタスズメAcherontia lachesis
スズメガ科 本州、九州、屋久島、沖縄島、台湾、中国、マレー、インド
10月1日、「アリにたかられてかわいそうだから、この木につけた」と言って女性氏スタッフが大きなスズメガらしき幼虫を指差した。早速、撮影、詳しい知人に問い合わせてみた。
数日後、返事がきた。なんでもクロメンガタスズメとのこと。早速、調べてみたら、いろいろなことが面白い。まず、成虫の背中にドクロマークがついている、ミツバチの巣箱に入り込み蜜を盗む、深入りしすぎて蜜まみれで死亡したのが見つかることもある、果実を吸い被害を与えることもある、幼虫は多くの植物を食べる割に個体数が減ってレッドデータに載せた地域もある等、興味は尽きない。
知人に食べていた植物を尋ねられたが、残念ながら判明しなかった。沖縄でもめったに見られない、珍しい蛾だという。成虫が見つかったら、すぐに名前を教えてくれた知人に知らせたいと思っている。
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sebg | 2009年10月19日 13:24
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さすが、ソーローウーマー

オキナワナナフシEntoria okinawaensis
方言名 ソーローウーマー
トガリナナフシ科 琉球列島、屋久島
13日、ハイビスカスの実のつく株を探索中、バンシルー(グワバ、バンジロウ)の葉に違和感のある物体があった。
近くでよく見るとソーローウーマー、久しぶりと心で声をかけた。枝に静止していたら見つかることもなかったのに、葉にいたせいだ。おそらく好物のバンシルーの葉を食べるためにいたのであろう。
見つけた嬉しさで静かに騒いだ。葉をゆらしたり、写真を撮ったりしていたが本体は微動もしなかった。さすが、ソーローウーマーと感心した。
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sebg | 2009年10月17日 08:24
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熟したバナナの訪問者


ウスイロコノマチョウ Melanitis leda
ジャノメチョウ科
奄美大島,沖縄島,久米島,宮古島,石垣島,竹富島,小浜島,西表島,
波照間島,仲神島,与那国島,北大東島,南大東島、北海道,本州,
四国,九州,東洋区に広く分布する。
10月10日の午後、ポリネシアンレイクの池中の島に育つバナナが熟していて、目玉模様がある夏型のウスイロコノマチョウが訪問していた。
「熟したバナナをバンが食べているので見たらよい」と、管理スタッフに言われて、観察に行ったら鳥はいなくて、蝶が来ていた。このバナナは古くに導入されたミニサバという品種。丈夫でよく育ち、きびしい環境でもバナナを実らせて、オオコウモリをはじめとする生物たちの食物になっている。こうした生物たちが食べた後に糖分が発酵したら、昆虫たちの出番。朝早くや夕方にウスイロコノマチョウが訪れ、盛んに口吻を伸ばしている。蛾、いろいろな甲虫類、クワガタもきていた。
バナナはまだ残っている。ほんとうにバンがバナナを食べるのか、観察に行きたいと思っている。
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sebg | 2009年10月15日 08:55
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目が縦長で大きく愛らしい


タイワンツチイナゴPatanga succincta
別名 セスジツチイナゴ
バッタ科 琉球列島、台湾、中国、インドシナ、インドに分布
10月1日、シークワーサーの葉にシロオビアゲハの卵や幼虫がいないか調べに行ったら、タイワンツチイナゴの幼虫が止まっていた。
このバッタ、体が小さいのに目が縦長で大きく愛らしい。幼虫であることは分かるが、さて名前が分からない。早速詳しい知人に問い合わせて知った次第。
資料によると、日本にいるバッタ科では最大級、翅端まで84mmにもなる固体がいるという。1年中成虫が見られ、草丈の高い草原、サトウキビ畑にすんでいる。
子供の頃から見ている大きなバッタはコレだったのだ。そういえば、追いかけて、捕まえ、足や翅をちぎって遊んだ記憶がある。大きくて足の力が強いので、しっかりつかんでないと、逃げられることもあった。
次は、成虫を探して捕まえてみよう。手の中で暴れる感触がいいだよなー。
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sebg | 2009年10月12日 08:32
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幼虫を守るアリ

幼虫にはアリがいつもまとわりついている

花序の花がらの中に幼虫がいた
ウラナミシジミ Lampides boetieus
シジミチョウ科 奄美,沖縄,久米,宮古,多良,石垣,西表,
鳩間,波照間,与那国、日本、東南アジアに分布
9月25日、野山を散策していたら、タイワンクズの薄紫色の花が咲いていた。辺りは花の甘い香りでいっぱい。いい気分になった。
もしやと思い花に近づき蕾を見たら丸い孔があいている。ほぐしてみると、ワラジムシ型の幼虫が見つかった。ウラナミシジミだ、とつぶやきニヤっとした(たぶん)。他にはと思い、狙いを定めた花序は花が散っているのに糸で綴られたように見える。しぼんだ花ガラを取り除くと、大きな幼虫(といっても7mmぐらい)がいた。さらにゆっくり取り除くと、アリが数引きおともをしていた。幼虫の出す蜜を求めてのことだ。アリは幼虫の出す蜜の誘惑にまけ、攻撃しない。逆に敵から守っているらしい。アリは逃げずにカメラに収まった。
もっと探そうと思ったが、直射で頭が熱くなったのでやめた。次に、来るときには羽化したたくさんのウラナミシジミが乱舞しているに違いない。
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sebg | 2009年9月28日 08:55
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ウスイロコノマの蛹を見つけた

ようやく見つけたウスイロコノマの蛹

白い羽化殻も見つかった
ウスイロコノマチョウ Melanitis leda
ジャノメチョウ科
奄美大島,沖縄島,久米島,宮古島,石垣島,竹富島,小浜島,西表島,
波照間島,仲神島,与那国島,北大東島,南大東島、北海道,本州,
四国,九州,東洋区に広く分布する。
9日午後、美の里わくわくファームの土壌改良にとソルゴーを植えていたので様子を見に行ったら、面白いものを見つけた。
ジャノメチョウ科のウスイロコノマの蛹を見つけたのだ。やや生育不良のソルゴーの葉にチョウの特有の幼虫の食べ後、怪しいとにらんだので付近を捜索。通常だと食べた葉の裏に、蛹が見つかるはず。おりしも太陽の熱は容赦なく降り注ぎ、汗だらだら。あまりにも暑いのであきらめようとした目線にチガヤがあった。もしかして他の植物の葉の裏かも知れない思ったときだった。チガヤの葉の裏に十数年ぶりだろう、黄緑色した蛹がぶら下がっていた。隣には羽化した蛹殻も見つかった。
これからは涼しくなりきれいな秋型がでる。そのときには鮮やかな赤褐色した個体たちが見つかるに違いない、晩秋が楽しみになってきた。
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sebg | 2009年9月16日 08:43
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食欲の秋なのかなー

バンシルーの実に仲良く止まるリュウキュウミスジ

ランタナの花の蜜を吸うリュウキュウミスジ
リュウキュウミスジNeptis hylas luculenta
タテハチョウ科
奄美大島,沖縄島,久米島,渡名喜島,粟国島,宮古島,伊良部島,
下地島,来間島,石垣島,竹富島,小浜島,黒島,西表島,波照間島,
与那国島、台湾に分布する
9月5日の午後、バンシルー(バンジロウ)の熟れ具合を検査しにいったら、数匹の先着がいた。
通常、熟して落下した実にいろいろな昆虫たちがやってくるのだが、ヒヨドリなどが実を食べるために穴を開けたのであろう。一部が露出し、タテハチョウの一種リュウキュウミスジが口吻を伸ばし、果汁を吸っていた。翅をゆっくり上下させながら、足をこまめに移動させては他の仲間にも席、いや場所を分け合っていた。しばらく眺めていたが、体中に無数のカが攻撃してきたので退散。
この前レンブの果汁を吸っていたのを見たし、今度はバンシルー。花より完熟果物がすきなのかなと歩いていたら、ものの数分後には、ランタナの花の蜜を熱心に吸うこれまた数匹のリュウキュウミスジを見てしまった。
食欲の秋なのかなー。
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sebg | 2009年9月12日 14:56
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ジャコウのよい香りがした

ジャコウアゲハの重みで植物がかたむく

飛び立つ瞬間のはばたき
ジャコウアゲハ奄美沖縄亜種 Atrophaneura alcinous loochooana
アゲハチョウ科 奄美,加計,徳之,沖永,与論,沖縄,伊平,伊是,
伊 江,古宇,伊計,沖水,浜比,津堅,久高,渡嘉,
座間,阿嘉,屋嘉,慶留,久場,久米,粟国に分布
9月1日、山野を散策していたときのこと。ジャコウアゲハがふわふわ飛んでいたので、追いかけたらシロノセンダングサの花に止まった。
これ幸い、撮影しようと近づいたら、ふわりと向こうの花へ、再び近づいたら、また向こうの花へ、何枚かシャッターを押した後、ふわふわと飛び視界から消えてしまった。時間にして十数分ぐらいだったと思う。太陽が降り注ぐ真昼のことだったので、しばらぐったりしてしまった。
あーあ、年を考えて動けばいいのに、あっちに面白そうな虫が飛んでいれば夢中で走るし、足元を確かめもせず藪にもすぐに足を突っ込む。家に帰ればぐったりして昼寝をしてしまい、夢でまた虫を追いかける。
そんなこともあって、「花と蝶の館」に展示した蛹を見に行ったら、羽化して飛んでいた。個体はジャコウのよい香りがした。
sebg | 2009年9月 3日 08:21
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ミカン類を枯らすカミキリムシ

小枝で見つけたゴマダラカミキリ

捕まえようと触れたら道路に落ちた
ゴマダラカミキリAnoplophora malasiaca
カミキリムシ科 日本全域に分布
一昨日、ブーゲンビレアフィールドの改良工事を見に行ったら、シークワーサーの小枝にゴマダラカミキリがいるのを見つけた。
とっさに、「実のつく木を枯らしたのはこいつらか」と思い、抹殺した。成虫は夏中飛び回り、健全なシークワーサーをはじめとするミカン類の小枝をかじり枯らしてしまう。また木に産卵し、孵化した幼虫は形成層を中心に食べて、結局育つ木を枯らしてしまう大害虫だ。被害を防ぐために、木の幹にビニルやコモをまき、薬剤の散布もする。産卵は夏に行われるので、成虫の飛来するこの時期が防除の中心になる。
ゴマダラカミキリがミカン類に被害を与え始めたのは十数年前からのこと、もともとそっくりのオオシマゴマダラカミキリがいるが、クスノハカエデなどに入りミカン類に被害は与えなかった。さらにタイワンゴマダラカミキリが進入し、混乱の元になっている。成虫の斑紋で種類の区別ができるかどうかカミキリムシに詳しい知人に聞いたら、「ある程度はできるがなれてないと区別が難しい」という。
園内にはシークワーサーの実がつく木が何本もある。時々パトロールしているが、それでも被害の木はでる。こまめに点検する以外手はなさそうだ。
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sebg | 2009年8月24日 08:00
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魅惑の蜜

オオゴマダラ

ツマムラサキマダラ

リュウキュウアサギマダラ

リュウキュウミスジ

アマミウラナミシジミ

オオフタオビドロバチ

クロアナバチ
ホウライカガミParsonsia laevigata
キョウチクトウ科 沖縄各島に分布
大きなチョウで親しまれているオオゴマダラの展示のために、幼虫がたべるキョウチクトウ科のホウライカガミを栽培している。
今日は、その花に来る虫たちの話。ずいぶん前から、小さな花で目立つわけでもないのによく虫たちが来る、としか思ってなかったが、先日試みたのが掲載した証拠の画像。
オオゴマダラは大きな翅を小刻みに震わせながら、次から次へと花を訪問する。ツマムラサキマダラは静止し、翅を開いたり閉じたりしている。リュウキュウアサギマダラはせわしく各花を訪問。リュウキュウミスジはやはり翅をゆっくり開いたり閉じたりしている。アマミウラナミシジミは翅を閉じて、口吻を伸ばしていた。
その他、オオフタオビドロバチ、クロアナバチ等の蜂類も花から花へと飛び回っていた。
直径1cmにも満たない小さな花に、よくもまあ毎日こんなに集まるのか、魅惑の蜜が入っているのもしれないと思った。
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sebg | 2009年8月21日 08:32
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幼虫殺しの犯人

キシモフリクチブトカメムシEocanthecona furcellata Wolff
別名 ハリクチブトカメムシ
カメムシ科 琉球列島、台湾、中国、インド、東洋区に分布
先日、ついに目撃した。カメムシが幼虫の体液を吸っている最中だった。
オオゴマダラの幼虫たちが何者かに襲われて、死んでいるのをたびたび見ていたが、犯人が分からずじまい。アリ、ハチ、カメムシではと推察していたところだったのだ。
撮影した画像を知人のいる久米島ホタル館に送付、名前を教えてもらった。
キシモフリクチブトカメムシの幼虫で、鱗翅類の幼虫、他のカメムシなどを捕食吸汁するとのこと。
このカメムシ、近づくと身を隠すようにするが、獲物は放さない。何度か、近くで観察しよとするが細かく移動した。そのうちに日射で頭が暑くなったので、撤退した。幼虫殺しの犯人がわかってすこしスッキリした。
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sebg | 2009年8月20日 08:34
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蛹は労細工のような不思議な形

前蛹

不思議な形をした蛹
ジャコウアゲハ奄美沖縄亜種 Atrophaneura alcinous loochooana
アゲハチョウ科 奄美,加計,徳之,沖永,与論,沖縄,伊平,伊是,
伊 江,古宇,伊計,沖水,浜比,津堅,久高,渡嘉,
座間,阿嘉,屋嘉,慶留,久場,久米,粟国に分布
13日、久しぶりにリュウキュウウマノスズクサの育ち具合を観察に行ったら、ジャコウアゲハの前蛹と蛹が見つかった。
去年の5月に初めて幼虫が見つかったときは、よかったと喜んだ。その後もたびたび雌がやってきては産卵、幼虫がリュウキュウウマノスズクサの葉を食べて生長し、羽化したのであろう新鮮な固体が園内を飛んでいるのを目撃している。
ジャコウアケハは名前のとおり体に触れると麝香のようなよい香りがすることからつけられた。幼虫の食べる植物にアルカロイドが含まれているため、毒蝶の一種だという人もいる。そのせいか飛び方はゆるやかで、他のアゲハチョウの仲間が早いのに比べたら、かなりおっとりだ。
蛹は3個見つかり、オオゴマダラのいる「花と蝶の館」に展示した。ごらんとおり蛹は労細工のような不思議な形をしている。
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sebg | 2009年8月17日 08:02
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目玉模様

アオタテハモドキJunonia orithya
タテハチョウ科 沖縄,久米,宮古,石垣,竹富,小浜,
西表,波照間,与那国島、台湾,中国に分布
台風通過後の7日、ヒスイカズラの様子を見に行ったら、路上に翅を広げて日光浴をしているアオタテハモドキの雌に出会った。
路上に止まっては翅を広げ、少し飛んではまた広げ、しまいには気に入った場所なのかかなりの時間、広げていた。独特の目玉模様は脅しよりも「きれいだ」と思った。
もともと、アオタテハモドキをはじめとするこの仲間は翅に目玉模様をもつものが多く、それぞれに個性的だ。熱帯を起源とするようで毎年のように南から飛来する迷蝶が捕獲されている。この目玉模様、一番の敵としている鳥の脅し、目くらましに効果があると言われている。面白いことに、この目玉模様で種類分けをしているのが人間なわけだ。
炎天下、芝生の上を飛んでいるのをよくみかける。鳥になったつもりで追いかけるのだが、私はいつも直ぐにばててしまう。
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sebg | 2009年8月13日 08:48
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リュウキュウマツで発生


サツマウバタマムシChalcophora yunnana
タムムシ科 本州、琉球列島、台湾、中国、インドシナに分布
目の前に大型の甲虫が飛んできて、私の肩にぶつかり地面に落ちた。拾ってみると大きなサツマウバタマムシだった。
昨日の午後4時頃、サボテン山から四つ階段に向けて歩いている最中の出来事で、思わぬ収穫に子供のように喜んでしまった。捕まえられたショックで足を縮めてじっとしている。タオルに包んで持ち帰り開いてみると、足をばたつかせて歩いた。
サツマウバタマムシは大型のタマムシで、体長35mmにも達するとされている。体色は樹皮に似ていて赤銅色。幼虫は枯れたリュウキュウマツの材を食べて育つとされているので、周辺に普通にあることから近くで発生したのであろう。
せっかくのチャンスなので標本にと冷凍庫に入れた。うまくできますように。
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sebg | 2009年8月10日 08:42
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夏は虫だ、レンブだ


リュウキュウミスジNeptis hylas luculenta
タテハチョウ科
奄美大島,沖縄島,久米島,渡名喜島,粟国島,宮古島,伊良部島,
下地島,来間島,石垣島,竹富島,小浜島,黒島,西表島,波照間島,
与那国島、台湾に分布する
おお、これは面白い。リュウキュウミスジがレンブの果汁を吸っているのを見てしまった。
管理職員が、園の北側サボテン山近くにたくさんのレンブが実っているというので視察(試食)に行ったら、たくさん落ちていた。おそらくオオコウモリが食べ散らかしたのであろう。甘い汁を求めて何種かの甲虫、ハエ、ハチ、蛾、ウスイロコノマ等に混じってリュウキュウミスジがいた。一生懸命に口吻をのばして吸っている。いつもなら直ぐに飛んでしまうが、よほど夢中なのであろう。カメラを近づけても逃げなかった。
リュウキュウミスジと同じ体験とはいかないので、枝についている実をかじったらあの独特の酸味とわずかな甘味が口中に広がった。夏は虫だ、レンブだ。
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sebg | 2009年8月 9日 08:14
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あんたは沖縄に棲んでいるの


モンキチョウColias erate
シロチョウ科 沖縄では久米,宮古,石垣,西表,波照間,与那国,北大島, 南大島、北海道~九州、国外では中国大陸に分布
久しぶりに見たので、つい追いかけてしまった。園内ではめったに見ることのないモンキチョウが飛んでいたのだ。
追いかけた先に咲いていたコバノランタナの花に止まったので、撮影したのがごらんの画像。
モンキチョウはシロチョウの仲間で、モンシロチョウのほぼ同じくらいの大きさをしており、全体的に黄色。幼虫の食べるマメ科のシナガワハギは、初夏に繁茂するので、この時期に成虫はいままで多かった。ところが、最近はこの植物の繁茂する空き地や荒地が少なくなり、めっきり減ってしまっていた。沖縄の各島々で記録があるのに、1年を通しての生活史はなぞに包まれている。成虫でない世代はどこでどの状態なのか、夏は北に飛んで行って、秋に再び沖縄に戻ってくるとも考えられる。
撮影した画像を確認しながら、またも妄想してしまった。モンキチョウさんあんたは沖縄に棲んでいるの。
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sebg | 2009年8月 7日 08:23
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ブッソウゲの花に来るチョウたち

シロオビアゲハPapilio polytes
アゲハチョウ科
奄美大島,沖縄島,伊平屋島,伊是名島,久米島,宮古島,
多良間島,石垣島,竹富島,小浜島,黒島,新城島,西表島,
鳩間島,波照間島,与那国島に分布する
数日前の炎天下、真っ赤なブッソウゲに蜜を求めてやってきたシロオビアゲハの雌Ⅱ型を撮影した。(雌には雄に似た型と赤斑の発達した二つのタイプがいる)
蜜は花の奥にあるため、頭部を突っ込んでいる。かなり近づいても気がつかない。さらに接近したら、やっと危険を察知したのか飛び去ってしまった。
朝早くからブッソウゲの花の下にいると、蜜を求めてやってくる様々なチョウたちがいる。大きなシロチョウの仲間ツマベニチョウ、黄緑色したウスキシロチョウ、黄色いキチョウもやってくる。お目当てはアゲハ類、ナガサキアゲハ、クロアゲハ、オキナワカラスアゲハ、もちろん最も多いのがシロオビアゲハだ。地味なセセリチョウの仲間、クロボシセセリ、チャバネセセリもやってくる。
ブッソウゲの花に来るチョウたち、こどもたちの自由研究にいかがでしょうか。
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sebg | 2009年7月30日 08:47
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きれいなのが好き





ニジイロクワガタ Phalacrognatus muelleri
クワガタムシ科
オーストラリア北東部原産
先日、どの角度で撮影したらニジイロクワガタがきれいなのか確かめてみた。数名の方に撮影した画像を見せたら、どれもきれいとのこと。
せっかくなので、クワガタムシファンだけでなく、夏休みの自由研究に悩んでいるご父兄の皆様やただ「きれいなのが好き」という人々まで、見ていただきたい。
夏休みイベント「わくわく大冒険大学」のカリキュラの一つとしてニジイロクワガタをはじめとする「美麗種」のクワガタを集めた「昆虫ワールド」を開催している。もちろんヘラクレスオオカブトムシもいる。
後半になると虫が疲れてくるので、見学や撮影には早めの方が良い。
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sebg | 2009年7月29日 17:00
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希少種

カブトムシが見張っている

中にオキナワヒラタクワガタが隠れていた
オキナワカブトムシ Allomyrina dichotoma takarai
コガネムシ科 沖縄島
ほんとにいた。「クワガタのなる木」の名前のとおりすぐ見つかり、おまけにオキナワカブトムシまでいた。
職員の一人が夏休みイベント「わくわく探検隊」の始まる前日に、リハーサルをすることになり、この木もコースに入れようという案があった。特別な木なので賛否両論あったが、とりあえずクワガタが見つかる間はコースに入ることになった。
写真にはカブトムシがドッシリと構えて敵を防いでいるように見え、中に3頭のオキナワヒラタクワガタが隠れていた。
沖縄の固有亜種であることから沖縄県のレッドデータで希少種 に指定さている。なんでも、沖縄島中部から北部にかけて分布し、局所的で全体的に個体数も少ないとある。
今シーズン園で見つかった2頭目。1頭目は、昆虫ワールドで生体展示に使っている
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sebg | 2009年7月25日 14:11
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セミの大合唱


クマゼミCryptotympana facialis
方言名 サンサナー
セミ科 関東地方南部~九州~八重山諸島(奄美大島を除く)に分布。
ターラサー(ホルトノキ)の幹に、ズラリと並んだクマゼミを見つけた。
東南植物楽園全体が早朝からセミの大合唱が聞こえてくる。出勤する職員、来園者が合唱の聴者だ。奏でる、鳴き叫ぶ、演奏する主役はクマゼミ、リュウキュウアブラゼミで間にクロイワニイニイ、オオシマゼミが時折参加する。
その主役が陣取る木を探していたら、掲載した木だ。撮影しようと静かに近づいても、鳴き声は気配でやめてしまった。敏感なヤツがいて、3匹ほどシッコをしながら飛び立ってしまった。それでも、まだまだたくさん、幹にはクマゼミの口がさしたであろう痕跡が無数にある。なかには樹液でぬれている箇所もあった。
撮影している間にカが数匹、手の指や甲に止まってこっちも口をさしていたので、いやだったので手を動かした後しばらくしたらかゆくなってしまった。立ち去ったら、また大合唱を始めるのであろう。
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sebg | 2009年7月17日 11:33
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少ないと思ったので逃がしてやった


アヤムネスジタマムシChrysodema lewisii
タマムシ科 紀伊半島以南、琉球列島に分布
ちょっと大き目の虫が、少し重たそうに飛んできた。とっさに持っていた網を振ったら、きれいなタマムシが入っていた。
近くの林の散策路を捕虫網を持って歩いていたときのこと。陽射しが強く汗だくになりながら、チョウは飛んでないか、きれいな花は咲いていないかと撮影を考えてカメラも持っていた。せっかくなのでカラムシの葉に乗せたらびっくりしたのか、じっとしている。カメラを構えて撮影中も動かず。しばらく動かないので、そのまま立ち去った。
直ぐにはタマムシの名前が出なかったので、手持ちの図鑑と照らし合わせたら、アヤムネスジタマムシだった。そっくりのアオムネスジタマムシが海岸林に多いのに比べて、本種は林に多いとのこと。上翅の金色が幅広いことも決め手になった。
子供の頃、真夏はクワガタ、トカゲ類、各種セミ類を捕まえて遊ぶのは普通。タマムシ類はこれらの戦利品の中でも、ピカイチ。仲間に知らせず、ポケットの中に入れて持ち帰り、一人眺めたこともある。そのタマムシがオオシマルリタマムシ、ウバタマムシ、このきれいなアヤムネスジタマムシも混ざっていたかも知れない。
採った瞬間、標本にしたいと思ったが、久しぶりと少ないと思ったので逃がしてやった。
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sebg | 2009年7月15日 09:15
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今度は大丈夫と念じて

ナガサキアゲハ Papilio memnon thunbergii
アゲハチョウ科
奄美大島,沖縄島,久米島,粟国島,宮古島,石垣島,竹富島,西表島,
波照間島,与那国島、本州,四国,九州,対島,種子島,屋久島
シークワーサー(ヒラミレモン)の葉がだいぶ少ない、もしかしてとあたりを見渡したら小枝にナガサキアゲハの蛹がついていた。
昨日、シロオビアゲハの幼虫をオオゴマダラのいる展示室で飼育の様子を見せようと探していたら、大物がゲットしてしまった。もちろんシロオビアゲハの生まれたばかりから4令まで見つけて、飼育ケースに入れてある。
野外から採取してきた終令幼虫は、寄生バチ・ハエにやられていることがあり、もう少しで羽化するのが見られると期待していたのに、黒ずんでしまうことがよくある。
今度は大丈夫と念じて、翅の白いきれいな雌が羽化したら、オオゴマダラの展示室に入れてみようと思っている。
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sebg | 2009年7月 8日 14:57
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小さなビオトープ

アオモンイトンボIschnura senegalensis
方言名 センスルー
イトトンボ科 日本全土、沖縄、東南アジア、アフリカに分布
昨日の朝、ネッタイスイレンの咲き具合を見に行ったら羽化したばかりのアオモンイトンボを見つけた。
翅はまっすぐに伸びてすぐにでも飛びたてるまでに乾いていると思うが、体はまだ初々しい。近づいてもじっとしていた。
スイレンの品種を展示する小さな四角い池にはカダヤシ、トウギョ、ボウフラ、オタマジャクシ、そしてアオモンイトトンボ等トンボ類、いろいろな生き物が棲んでいるので小さなビオトープになっている。
もうしばらくするとウスバキトンボも増えて、小さな池はいっそうにぎやかになる。
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sebg | 2009年6月29日 11:38
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きれいな輝きは標本にしてもなくならない


リュウキュウツヤハナムグリProtaetia pryeri
方言名 カナブー
コガネムシ科 琉球列島、九州南端に分布
先日、ハマイヌビワの小枝に光り輝く物体があったので近づいてみたら、カナブーだった。
気配を消して、そーと。通常だと手を伸ばして採ってしまうのだが、今日はカメラを構えてカシャリ。さらに近づいてカシャリ、その距離20cm、採らないことを知っていたのかピクリとも動かずじっとしていた。近くを散策したら、重たそうに飛ぶこのハナムグリを何匹か見た。いつもそうなのだが、カナブーを見始めたら真夏の始まりだなと思う。
まてよ、近縁種のオオナムグリかも知れないと、ハナムグリに詳しい知人に撮影した画像を見せたら、やっぱりリュウキュウツヤハナムグリだった。「きれいな輝きは標本にしてもなくならない。また、紫色に光るものまであるので魅力がある」と話してくれた。
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sebg | 2009年6月25日 09:01
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イヌマキの葉を食べる害虫

キオビエダシャクMilionia basalis pryeri
シャクガ科 琉球列島、九州、台湾、東南アジア
23日午後、ヒラヒラと飛ぶキオビエダシャクを見つけた。
翅は黒に近い濃紺色の地色に橙黄色の帯が入り、体に近い場所は青色にひかっている。日中明るいときに飛んでいるときは、まるでチョウのようだ。
幼虫はイヌマキの葉を食べる害虫としてよく知られていて、数年毎に大発生し、しばしば新聞などでニュースとして取り上げられることもある。通常の食害で、木は枯れることはないが、余りにも激しいと枯死することもある。垣根が枝だけになったり、夏なのに庭木が枯れ木のように葉がない光景もしばしば見てきた。
「ウヌムシヤチャガラナランガヤー(この虫はどうにかできないのか)」と妻の父の声。きれいに刈り込んで大切にしているチャーギ(イヌマキ)を指差して言った。毎日採ったらいなくなりますと答えたら、これが簡単と妻の母がカ・ハエを殺虫するスプレー缶を持ってきた。シューシューと撒いた後に、次々と糸を吐きながら落ちてきた数の多さにビックリしたことがある。
sebg | 2009年6月24日 14:23
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茂みに消えていった幼虫


ツマグロヒョウモン Argyreus hyperbius
タテハチョウ科 琉球列島、日本暖地、東洋熱帯
早朝、蓮の花を見に行ったら、雨にぬれた道路上をもそもそと歩む幼虫を見つけた。近づいてよく見るとツマグロヒョウモンの終令幼虫だった。
幼虫は、通常リュウキュウコスミレが育つ荒地や路傍、花壇、庭園等に多くいて、食べる植物のない場所には見つからない。ところが、周囲を見渡しても食べそうなものは生えていない。おそらく小さな株を食べつくし移動しているところだと思うが、かなり移動しないと食べ物にはありつかない。
夏の始まりのこの時期、ツマグロヒョウモンの幼虫を探したいとリュウキュウコスミレの群落のなかを這って探したことがある。1時間近くたっても見つからないこともしばしばあった。意気込むと見つからず、散策途中の路傍や花壇の縁をふと見ると、いることがあった。
歩いている幼虫は飼育しようとかと思ったが、事務所で不評を買いそうなのでやめた。悩んでいるうちに、茂みに消えていった。
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sebg | 2009年6月17日 11:50
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さすらいのタテハチョウ

翅を広げて蜜を吸う

翅を閉じても蜜を吸う
ヒメアカタテハCynthia cardui
タテハチョウ科 日本、沖縄、世界中の温帯、熱帯に分布
30日、ほんとうに久しぶりのタテハチョウの一種に出会った。モンシロチョウに混じってシロノセンダングサで無心に蜜を吸っていた。
名前はヒメアカタテハ。アカタテハに比べて一回り小さいらしいが、比較するとそれほど変わらない。
沖縄に分布していることになっているが、判断が難しい部類に入る。世界中の広い範囲にわたって見られるが、成虫になると旅をすることで知られている。中央アジア、アフリカ、夏になるとシベリアにも入るらしい。長年にわたって観察を続けているが、なんともつかみどころがない。幼虫は見つけにくいし、一定の季節に特定の場所で見ることが出来ない。成虫は1月に見ることもあるし、真夏にもいることがある。
そんなわけであだ名をつけた。「さすらいのタテハチョウ」。
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sebg | 2009年6月 3日 15:57
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南から飛んできた仲間がいるに違いない

クロマダラソテツシジミChilades pandava
シジミチョウ科 フィリピン原産
アレー、クロマダラシジミじゃないか。久しぶりと声をかけてしまった。
20日、オオゴマダラの幼虫の食べるホウライカガミの鉢植えの除草していたら、1頭の小さなシジミチョウが目の前に止まった。すぐに名前が分かったので、急いでカメラを取りに行って撮影したのがこの1枚。
石垣、宮古では今年すでにたくさん飛んでいて、5月はじめには古宇利島にいることが知人より情報が入っていた、4月から5月にかけてのソテツの新芽の時期には園内も含めて各所で気になってそれなりに注意を払っていた。一昨年、去年と続き今年もやってきたのだ。昨日、読谷村のソテツ好きの友人宅に行ったら、庭に飛んでいるではないか、早速、いるよと友人に告げたら、成虫は今日から飛んでいるとのこと。もしかしてと、ソテツの新葉をみたらなんと小さな幼虫たちがどっさりいた。大切なソテツコレクションを守るために駆除すると言う。
あの小さなチョウに遠くまで飛ぶ、飛翔力があるとは思えない。なのに、ここ数年毎年やってきている。南の昆虫たちは、南風に乗ってやってくると誰かが言っていた。飛んできた仲間がもっといるに違いないので、探してみよう。
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sebg | 2009年5月24日 10:57
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年中無休

ホウライカガミに産み付けられた卵

孵化したら葉の裏から食べはじめ、泡を作る
オオゴマダラIdea leuconoe clara
方言名 シンブンチョウ、バカチョウ
マダラチョウ科 奄美以南の沖縄、東南アジアに分布
「タッチ、オーケー」と大きなオオゴマダラの幼虫を持ち、こどもたちの指に触れさせたら、みんな大喜び。
18日、花と蝶の館にいる虫たちの世話にきたら、基地内の小学校のこどもたちが数名いて、オオゴマダに夢中になっていた。卵もあるし、幼虫もいるよと手招きして、ホウライカガミについている様子を見せたら、笑顔がこぼれた。さらに、どうも手のひらに乗せてみたいとの希望を察知し、1匹つまんで女の子に。そしたら次々と手のひらを差し出してきた。
黄金の蛹に驚き、幼虫に触れたことを喜び「サンキュー」と出て行った。
花と蝶の館で子供たちが蝶を捕まえようとすると、親が「触ったらダメよ」と言う。近くにいたら、「触らせてください、捕まえても良いですよ」と言っている。虫を捕まえようとする衝動は、子供たちの本能、いかんなく発揮させたいと思っている。いまから卵、幼虫、蛹、成虫の多いシーズンに入る、駐車場のすぐわきにあるので、いつでも入ることが出来る。しかも年中無休。
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sebg | 2009年5月20日 08:51
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子供たちの理科離れ

赤い角をだした幼虫

脱皮直後の若令幼虫

もうすぐ蛹になる終令幼虫
シロオビアゲハPapilio polytes
アゲハチョウ科
奄美大島,沖縄島,伊平屋島,伊是名島,久米島,宮古島,
多良間島,石垣島,竹富島,小浜島,黒島,新城島,西表島,
鳩間島,波照間島,与那国島
駐車場の直売所隣にある「花と蝶の館」で、アゲハチョウの仲間、シロオビアゲハの幼虫を飼育している。
昨日のこと、幼虫の食べるシィクワシャー(ヒラミレモン)の葉がしおれてきたので取替え作業をしていたら、ちょうど親子の見学者がやってきた。興味がありそうなので「沖縄にいるアゲハチョウの仲間、シロオビアゲハの幼虫です」と説明したら、「アゲハチョウだって」と小さな子が答えた。「触ってみる」と幼虫を取り出したら、親子で腕を縮めてしり込みしてしまった。通常なら、親が「なにも怖くないから触ってごらん、いい経験なのだから」といいそうだが、そのまま帰ってしまった。
ちょうど知人と子供たちの理科離れが話題にしたところだったので、親の方が深刻に考えないといけなと思った瞬間でした。幼虫をつついて、角がでることも説明し、臭いも経験して欲しかったのに、残念。
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sebg | 2009年5月15日 09:33
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目玉模様のついた親指大の蛾の幼虫

目玉模様のついた幼虫

幼虫の顔、モスラだ
セスジスズメTheretra oldenlandiae (Fabricius)
スズメガ科 日本全土、東南アジア、中国に分布
これ見てと指差された茎には、茶褐色の体色に目玉模様のついた親指大の蛾の幼虫がいた。さらに他の茎にも2匹いた。早速撮影。
花の咲いたクササンダカの鉢植えを、バックヤードから園内の装飾にと移動準備中だった管理担当者の職員に声をかけたら、虫好きの私にこの幼虫はなにと聞いてきた。分からないので、知人に聞いてみると返事した。
撮影した画像を知人にメールで送信。セスジスズメ、多食性との返事がきた。図鑑にはホウセンカ、サトイモ、ヤブカラシをはじめとするいろいろな植物の葉を食べるとあった。成虫は5~10月。掲載されている成虫を見るとジェット機が駐機している姿に似ている。たぶん、見たことがあると思う。
そういえば去年の今頃、ショッピングパラダイスからポリネシアンレイクに下る斜面の花壇に植えてあったクササンダンカにゴロンゴロンといった感じで幼虫がいた。管理職員が気づいたときには、茎が目立っていたとの話だった。
もちろんすぐさま、殺虫されてしまった。
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sebg | 2009年5月11日 08:44
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イセリアカイガラムシ


イセリアカイガラムシLcerya purchasi
ワタフキカイガラムシ科 熱帯、本州、琉球列島に分布
9日午後、第二駐車場のフェンスに絡まっているコバノハスノハカズラの蔓についている白い大きなカイガラムシを見つけた。
名前が分からなかったので、知人に問い合わせたところイセリアカイガラムシとの返事だった。
このカイガラムシ、日本では最大で体長6mmにも達する。日本には1911年にアメリカから、沖縄には1926年に侵入した。農作物にも被害を与えることから外虫扱いされることもある。モクマオウの仲間には好んでつくことが知られている。そういえば、学校の校庭や家の周辺に生えているモクマオウ(トキワギョリュウ)に、白い塊の集団がそれこそたくさんついていたのは、たしかこのカイガラムシだった。
イセリアカイガラムシを久しぶりに見て、確実な名前を知ってから再び画像を確認したら、小学校の校庭、海遊び、家の周辺などがカラーでよみがえってきた。
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sebg | 2009年5月10日 08:30
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アオスジアゲハの吸水

青いプラスチックに反応する雄

仲間でないことを知ったのか飛び去る雄
アオスジアゲハGraphium sarpedon
アゲハチョウ科 日本、南西諸島、台湾、東南アジアに広く分布
5日、アオスジアゲハが青いプラスチックを仲間と間違えて接近する光景にであった。
社員駐車場の片隅で蓮祭りに向けて蓮が栽培されていて、地面に水がこぼれ落ちてしみている状態になっている。ちょうど付近に青いプラスチックが落ちていて、仲間が吸水していると思ったのであろう、盛んに付近に下りては口吻を伸ばしていた。カメラを持ってシャッターを切ろうとするわずかな瞬間に飛び立ってしまった。
いまごろの季節、やんばるでは川原にしみでて水や水溜り付近でたくさんの雄の集団が朝日を浴びて吸水することがある。園ではまだ数が少なく、数匹程度だが、生態は一緒なのだと思った。
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sebg | 2009年5月 6日 08:31
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かっこいいイシガケチョウの終令幼虫



イシガケチョウCyrestis thyodamas mabella
タテハチョウ科
沖縄島,久米島,宮古島,石垣島,竹富島,黒島,
小浜島,新城島,西表島,鳩間島,波照間島,与那国島;
本州,淡路島,四国,九州,対馬,種子島に分布する。
四つ階段近くのイヌビワの新葉で、かっこいいイシガケチョウの終令幼虫を見つけた。
頭に一対の角があり、羊のように大きくカーブしていて、兵士の兜のように見える。背中とお尻には1本の突起で武装し、体全体が黄緑色の保護色。見つけたときはちょうど葉を食べている最中で、前足でしっかりと縁を固定し、口を上下に動かしていた。指で触れると、ビックリしたのか動きを止めているが、しばらくするとまた、食べ始めた。
葉の中央の中脈に静止するのであろう、じっくり見ると幼虫が吐いた細い糸があった。もうしばらくすると蛹になり、羽化した個体が飛び回る頃にはすっかり初夏になっているに違いない。
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sebg | 2009年4月 8日 16:06
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ミツバチの独り言

昼寝をしているミツバチ
セイヨウミツバチ
ミツバチ科 日本、ヨーロッパに分布
園の東側の明るい場所に植えられたクメノザクラの生育状況を見に行ったら、数株が少ない花を咲かせていた。一つの花がなんか不自然なので、よく見るとミツバチが花の中央にすっぽりはまっているではないか。
死んでいないかと確かめるために指でつついてみると、わずかに動く。どうやら蜜や花粉集めに疲れたのか、昼寝をしているようだ。そういえばこのところの暖かさ、いや暑さは2月にしては異常だ。
沖縄市の北西部に位置する園の周囲は緑がいっぱいで、農地も多い。そのため養蜂家も多いのであろう。ミツバチは園内に1年中いて、咲き変わる花々を訪れている。
「アロエ、ヒカンザクラ、オオベニゴウカン、ピンクボール、カエンカズラその次はヒスイカズラだ」、と昼寝をしているミツバチの独り言が聞こえてきた。
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sebg | 2009年3月 2日 08:00
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路面に真っ赤な集団


アカヘリカメムシLeptocoris augur
ヒメヘリカメムシ科 琉球列島、台湾、中国、マレー
東南植物楽園の東側、道路沿いの植え込みを見に行ったら、路面に真っ赤な集団を見つけた。この集団、近づいてよく見るとカメムシの集まりだった。最初は赤いペンキをこぼしているみたいにしか思っていなかったので、カメムシの集まりにびっくり、いくつもあった。
面白いと思い撮影した。名前が分からないので、虫に詳しい知人に画像をメールで送って教えてもらった。アカヘリカメムシという名前が分かり、奇主植物にフウセンカズラ、アカギモドキ、タイワンモクゲンジなどがあるという。該当するのはタイワンモクゲンジで、周囲にたくさん生えているので、何らかの原因で離脱、路面に集団を作ったと思うが、詳しい原因は分からない。
赤のクリスマス色のカメムシ集団を見つけ、昨日の夜から行われている「クリスマスパラダイス2008」にたくさんの来園者が来ることを暗示しているようだった。
比嘉正一
sebg | 2008年12月24日 08:55
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ホバリングする蛾



オキナワクロホウジャクMacroglossum corythus
スズメガ科 琉球列島、台湾、インド~オーストラリアにかけて分布
クササンダンカ、ランタナの花たちを訪れては蜜を吸うためにホバリングする蛾が目立ってきた。
晴れの日の気温が上昇する昼前後が活発で、チョウと同じように次から次の花へと移動する。花の中央に、長い口吻を伸ばして空中に静止する姿は、「すごい」の一言。太い体にははばたきに必要な強い筋肉と仕組みがあるのだろう。
ホウジャクの仲間としてわかってなかったので、知人に尋ねたら体の模様から、普通に見ることの出来るオキナワクロホウジャクだろうとのことだ。
別のホウジャクの仲間もいるのか、探してみたい。
比嘉正一
sebg | 2008年12月 7日 10:12
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食事タイム



アオスジアゲハGraphium sarpedon
アゲハチョウ科 日本、南西諸島、台湾、東南アジアに広く分布
アオスジアゲハが蜜を吸い、飛び立つ瞬間をとらえた。
東南植物楽園の入口には、ランタナの植え込みがあって、天気の良い日には様々な昆虫たちが蜜を求めてやってくる。
気温が下がってくるこの時期は、昼の温度が上がる時間帯が食事タイムで、クロボシセセリ、イシガケチョウ、チャバネセセリ、ツマグロヒョウモン、ホウジャクの仲間、ナミエシロチョウ等が次々と花から花へとせわしく飛び回っていた。また、陽だまりにはタイワンクロボシシジミ、ルリウラナミシジミ、リュウキュウミスジが葉にとまり、翅を閉じてあるいは翅を開いて陽を浴びていた。
今日も来ているのだろうか、天気が良いので昼休みに行くことにした。
比嘉正一
sebg | 2008年12月 1日 08:49
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春の新芽の時期に来てほしいなー

ベニモンアゲハPachliopta interposita
アゲハチョウ科 与論,沖縄,宮古,大神,来間,多良間,石垣,竹富,
小浜,黒島,鳩間,西表,波照間,与那国
台湾、東南アジアに広く分布
キバナランタナの花にベニモンアゲハが蜜を求めて、やってきた。アオスジアゲハ、ウラナミシロチョウ、イシガケチョウもいた。
真夏から秋になり涼しくなると、活動が活発になる虫たちもいる。ベニモンアゲハもそのようで秋から初夏に数が多い感じがする。
このチョウをはじめて見たのは1972年の夏。チョウの大好きな同級生と石垣、西表島にキャンプをしながら歩き回ったときのことだ。川平で何の花だったか覚えてないが、蜜を吸っている最中に捕獲。ネットの中で翅を動かしているのを体と手を震わせながら、慎重に三角紙に入れた。採集旅行は初めてなので、何もかもが新鮮で、衝撃的で、それから何度も八重山へ行くことになった。
もともと分布の北限は宮古までだったが、十数年前から沖縄島やその周辺に棲みついてしまった。幼虫の食べる植物、ウマノスズクサ科のリュウキュウウマノスズクサの状態のせいなのか分からないが、やたらと数が多いわけでもない。
成虫がやってきて卵を産まないかと、リュウキュウウマノスズクサを育てている。春の新芽の時期に来てほしいなー。
比嘉正一
sebg | 2008年11月24日 08:18
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これから羽化する蛹

羽化する前は翅に赤色がつく

大きな蛹は目立つ
ツマベニチョウ Hebomoia glaucippe liukiuensis
シロチョウ科
奄美大島、沖縄島,久米島,宮古島,伊良部島,来間島,
多良間島,石垣島,竹富島,小浜島,黒島,西表島,波照間島,
与那国島,尖魚諸島;九州南部,種子島,屋久島に分布する。
ツマベニチョウの成虫が数匹飛び回り、ハイビスカスの花を訪問していたので、もしやと思い幼虫の食べるギョボクを見たら葉がなく、周囲に蛹が見つかった。
羽化していない蛹は6個あった。十数日前、葉にいる幼虫が多いなと思っていたが、葉が全て食べられるとは想像していなかった。通常、葉の裏に蛹になるのだが、場所がないのか周囲にある他の植物の枝や葉についているのもあった。目立つのは残った枯葉にぶら下がる蛹で、それでも立派に成虫になるので、羽化殻をみながら感心した。
蛹は、これから羽化し園内を飛び回るのであろう。大型のツマベニチョウが花を求めて飛ぶ姿は、たいへんきれいで青空に映えて絵になる。
比嘉正一
sebg | 2008年11月21日 08:54
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夢中になるもの


チャバネセセリPelopidas oberthueri
セセリチョウ科 奄美大島,沖縄,伊平屋,伊是名,久米,渡名喜,
宮古,伊良部,下地,池間,大神,来間,石垣,竹富,
小浜,黒,新城,日本、東南アジアに広く分布する
夢中に、蜜を吸っているのか、かなり近くまで接近しているのに、逃げない。11月15日の秋晴れ、食べ頃のシカクマメの莢を探し採取していたときに、セセリチョウ科の一種、チャバネセセリが花にとまっているのを見つけた。
チャバネセセリは名前の通り、翅が茶色で白い小さな斑紋がついているだけだ。美しい虫の代表とされるチョウのイメージから程遠く、自然観察会などで、「これもチョウの仲間です」と紹介しても、「蛾でしょう」と言って、誰も興味を示さない。そのためではないのだが、沖縄での生態が、詳しく分かってない。
1年の内に何世代発生するのか、幼虫の食べる植物はどんな種類があるのか、春は個体が少なく、秋に多くなるのはどうして等。
ずいぶん前には、このマイナーなチョウに夢中になり、道路沿いのイネ科植物の葉に幼虫がついてないか探したことがある。年数をかけたので、幼虫探しのコツはつかめた。撮影した画像を見つめていたら、当時を思い出していた。比嘉正一
sebg | 2008年11月17日 08:50
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アサギマダラ探しに夢中になりそうだ

アサギマダラParantica sita
マダラチョウ科 奄美大島,沖縄島,久米島,宮古島,石垣島,竹富島,
黒島,西表島,鳩間島,波照間島,与那国島,北大東島,南大東島,
北海道,本州等に分布する。
11月13日11時20分頃、本部町大嘉陽林道で「ナガサキ バイオ1923」と翅に黒マジックで書かれた雄の個体を採集し、興奮した。今年も去年に引き続き、九州でマーくされた個体を再捕獲したのだ。
本部町へは、本部町立博物館で開催される沖縄県博物館協会秋の研修会に参加するために来た。開始時間に少しだけゆとりがあったので、飛来する大嘉陽林道よってみた。11月は、タイワンヒヨドリバナモドキ、シロノセンダングサがたくさん咲き、多量のアサギマダラが蜜を求めてやってくる。出発地点は様々で、これまでに長崎県、福島県等でマークされた個体が最捕獲されている。
今年はなんとなくアサギマダラの個体が少ない感じがする。暑さで遅れているのだろうとの、虫仲間の意見があった。本番はこれからなのだろう、休みの日はアサギマダラ探しに夢中になりそうだ。
比嘉正一
sebg | 2008年11月16日 09:52
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わーすごい、はじめて見た


アオスジアゲハGraphium sarpedon
アゲハチョウ科 日本、南西諸島、台湾、東南アジアに広く分布
「わーすごい、はじめて見た」と感激して声を出したのは横浜から修学旅行で来園した女子生徒3名。
アゲハチョウの仲間、アオスジアゲハが蜜を吸いにランタナの花に止まろうとした瞬間、カマキリ(ハラビロカマキリ、知人に教えてもらった)が捕まえたのだ。その場面を偶然通りかかり、一部始終を目撃したのだから、衝撃だったに違いない。幸い、好奇心旺盛な3人は、近づいては「翅が震えている、まだいきている」としばらく観察し、写真を撮っていた。近くで、腹がパンパンに膨れたもう1匹も見つかった。もうすぐ卵を産むのであろう。
園内にはカマキリをはじめとする昆虫やトカゲの仲間、野鳥がいる。一瞬、一瞬の命の輝きが、子供たちを感激させるようだ。
比嘉正一
sebg | 2008年11月13日 09:40
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今年の秋はバナナセセリの活動が活発

バナナセセリ Erionota torus
セセリチョウ科 中国南部,マレ-半島,インドシナ,インド北部に分布
夕暮れ時に、バナナの周囲をモースピードで飛ぶ昆虫にであった。
しばらく眺めていたが蜂、蛾、それとも蝶なのか正体が分からない。10分ほどたってから、葉に止まったようなので、薄暗い中探してみた。シルエットを見つけた、紛れもないバナナセセリだ。急いで車に戻りカメラをつかみ、撮影したのがこの画像だ。
目はフラッシュで赤く輝いている。この写真を見ても、だれも蝶とは言わないほど蛾てきだ。まず、薄暗い中、もしくはもっと暗くても飛び回り、日中は飛ばない。
職員の一人は「家の庭で栽培しているバナナの葉を巻く虫が多くなった、あれなに」。1980年代に入ってきたベトナムあたりにすんでいる蝶だよというと。「ほんとに」という言葉が返って来た。もう一人は、「俺の家の近くのバナナの葉も巻いていた」。どうも、今年の秋はバナナセセリの活動が活発で、成虫も多くなり、姿を見る機会が多くなりそうだ。
比嘉正一
sebg | 2008年10月28日 16:08
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再び春にキラキラと飛び回っているのか、興味深い


ルリウラナミシジミJamides bochus
シジミチョウ科 東南アジア、八重山諸島に分布
昨日、浦添市の浦添大公園に行く機会があり、リュウキュウハギの花を楽しんでいたら、小さな蝶が蜜を求めてやってきた。
よく見ると、シジミチョウ科のルリウラナミシジミ。盛んに蜜を得ようと口吻を伸ばしていた。
この蝶、前翅長が13~15mmで翅の裏は地味な波模様だが、表は金属光沢のある青紫色に輝いている。林縁部に無数の個体が群れ飛ぶ様は、キラキラと輝いて、しばらく見とれるほどだ。今年は大発生の年で園や周辺にもいるし、本部町、南城市、那覇市、西原町でも見た。
沖縄も暖かい冬が続いている。このところ、毎年のようにタイワンクズ、クロヨナの花の開花にあわせて数を増やしている。ルリウラナミシジミは寒さ乗り切り再び春にキラキラと飛び回っているのか、興味深い。
比嘉正一
sebg | 2008年10月26日 08:39
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もっとたくさん確認したい

アサギマダラParantica sita
マダラチョウ科 奄美大島,沖縄島,久米島,宮古島,石垣島,竹富島,
黒島,西表島,鳩間島,波照間島,与那国島,北大東島,南大東島,
北海道,本州等に分布する。
この秋、はじめてのアサギマダラを見つけた。
北からやってきたのは間違いないが、どこからなのだろう。翅には茶色のしみもついていて、長く生きて長距離を旅してきたことが推察される。シロノセンダングサの花に口吻を伸ばして蜜をすっていて、すぐに隣の花に移動することを繰り返している。よほどおなかがすいているのか、近づいても驚かない。すぐ近くにきて初めて、飛び立った。
ミーニシ(新北西、9月下旬頃から吹き始める北東の季節風)とともに、サシバなどの渡り鳥と同じように島伝いに南下することが、マーキング調査でわかっており、南大東島、与那国、台湾でも本州でマークされた個体が見つかっている。もっと南下するのではとの専門家の意見もある。
いよいよ大量飛来のシーズン、去年は長崎、福島などでマークされた個体を採集して大興奮した。今年はもっとたくさん確認したいと張り切っている。
比嘉正一
sebg | 2008年10月23日 08:49
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「どう、幼虫の色と模様きれいでしょう」


キョウチクトウスズメDaphnis nerii
スズメガ科 タイ~インド、アフリカに分布
14日、キョウチクトウスズメの幼虫をキョウチクトウ科のニチニチソウで見つけた。全部で4匹、茎に静止したり、葉を食べている幼虫もいた。
9月の中旬頃、「今年はあっちこっちでキョウチクトウスズメがいて、どうやら発生を繰り返しているようだ、羽化したての個体を標本にした、きれいでしょう」と自慢げに標本を見せられた。また、知人より「幼虫の写真を使いたいのでほしい」との希望があった。そのため、公園や路傍に生えているニチニチソウを見つけては、幼虫探しをしていた。
毎年のように南方から飛来する迷蛾として知られていて、ときには冬を越し、1年中見られることもあるようだ。
体長は40mmほどで、翅に緑、灰色、ピンク色の紋様が迷彩に入りとても美しい。幼虫はキョウチクトウをはじめ、ニチニチソウ、アデニウム等のキョウチクトウ科を食べる。
「どう、幼虫の色と模様きれいでしょう」と画像を職員の一人に見せると、「ひとそれぞれ」とかわされてしまった。
比嘉正一
sebg | 2008年10月19日 08:41
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未知の世界を探検している気分

ウスキシロチウの幼虫

ウスキシロチョウの蛹
ウスキシロチョウ Catopsilia pomona
シロチョウ科 東洋熱帯に広く分布
ナンバンサイカチの新葉に無数の幼虫がついているのを見つけた。この幼虫は、シロチョウ科のウスキシロチョウであることは人目で分かった。
ナンバンサイカチは年に数回新芽を出すようだが、そのつどこの幼虫に食べられるので、成長は遅くなりがちだ。幼虫の食害がなければ、成長が早く、見事な樹形になり、腕ほどの幹になると、夏には黄色い花のシャワーを見せてくれる。一時は食害がひどく、なかなか花の咲く木が少なかったが、ここ数年開花株が増え、園の職員からも、どこそこで咲いていてとの情報が入るようになった。
蝶は大好き、ナンバンサイカチも好きな花木、どっちも良いと答えると「虫の良い」との、苦言が耳に入る。しかし、どっちもこまめに観察することによって自然がどのように保たれているか見えるような気がする。食害や台風の被害の少ないときはよく花が咲くし、逆に被害が大きいと花の数は少なくなる。幼虫は鳥やその他の動物の食料になり、食物連鎖になるわけだ。などと、かってに妄想している。
あ、葉の裏に蛹の殻を見つけた。さらに丁寧の葉裏を探していると、1個の蛹を見つけ、写真を撮った。未知の世界を探検している気分になっていた。
比嘉正一
sebg | 2008年10月10日 08:41
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真っ白の雌を羽化させるぞ!


ナガサキアゲハ Papilio memnon thunbergii
アゲハチョウ科
奄美大島,沖縄島,久米島,粟国島,宮古島,石垣島,竹富島,西表島,
波照間島,与那国島、本州,四国,九州,対島,種子島,屋久島に分布
とってもきれいなナガサキアゲハの雌にしばし、見とれていた。羽化したばかりらしく、翅は痛んでない。蜜を求めてテイキンザクラの花から花に飛び回っていて、少し落ち着かない。
虫仲間から、最近のナガサキアゲハの雌は白くなっているとの話を聞いていたし、何度も見ているのだが、出会うたびに感動してくる。
これは、飼育してよという、ことなのだろう。来年の初夏には、真っ白の雌を羽化させるぞ!
比嘉正一
sebg | 2008年10月 5日 15:59
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タテハモドキの産卵にであった
産卵する雌
休息する雌
タテハモドキJunonia almana
タテハチョウ科 奄美大島,沖縄島,久米島,宮古島,石垣島,竹富島,
小浜島,黒島,新城島,西表島,鳩間島,外離島,
波照間島,与那国島,南大東、東南アジアに分布する
目玉模様が特徴のタテハチョウ科、タテハモドキの産卵にであった。
産卵する雌は、クマツヅラ科イワダレソウの群落を低く飛び回り、1個ずつ産んでいた。産んだ後は、すぐ近くの草の上で休息し、再び産卵を繰り返した。久しぶりに見たので、しばらく見ていたら、炎天下であることを少し忘れていた。立ち上がるとき、クラっと来た。
産卵した雌は、翅の形から夏型で、産卵した幼虫が羽化する頃は気温も下がっていて、きれいな秋型が羽化してくるものだと思う。その頃に、この場所に行くことにしている。
比嘉正一
sebg | 2008年9月25日 08:41
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旅を調べる方法は

小さな緑の球が卵

コバノランタナの花に来たアカタテハ、2004年11月19日撮影
アカタテハ Vanessa indica indica
タテハチョウ科 沖縄島,久米島,宮古島,多良間,石垣島,
竹富島,小浜島,黒島,西表島,鳩間島,波照間島,
与那国,北大東島,南大東島,尖閣諸島などの島から記録されている。
12日、ポリネシアンレイクの辺に生えているカラムシの付近を飛ぶ、アカタテハが産卵をしている様子だったので、新芽付近を捜したら卵を数個見つけた。
私の恩師の先生によれば、アカタテハは旅をしているのだという。9月に吹き始める西北西から北西の風にのって中国大陸、本州などから成虫が飛来、産卵を行い発生し、世代交代を行う。4~5月には南~南東の風にのって再び大陸や、本州などに飛んでいくのだと言う。
沖縄にいる多くのチョウたちが旅をして移動をしているというのは、マダラチョウ科のアサギマダラのマーキング調査で照明されている。アカタテハの旅を調べる方法は思案中とのことだ。
比嘉正一
sebg | 2008年9月16日 08:55
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ハナショウガの花弁を食べるササキリ


ササキリConocephalus melas
キリギリス科 西表、石垣、沖縄、屋久島、九州、
本州(関東以南)、台湾、中国、東南アジアに分布
東南植物楽園の東側にある「花木園」でハナショウガの開花具合を見にいったら、花弁を食べるササキリを見つけた。
当初はなんのバッタの仲間なのか分からないので、画像を知人に送付し名前を調べてもらったらササキリ雌であることの返事だった。
ササキリは他のササキリ類が明るい草地にいるのに対し、薄暗い林縁部に生息するとの資料があり、探したら他にも数個見つかった。幼虫は鮮やかな赤色をしていて、よく目立つともあるので付近を捜したが残念、撮影できなかった。
「忍者昆虫特別展」の中に巨大なオオコノハギスが展示されている。餌のシマグワを取り替えるときに触れると、かなりうるさい音をだす。ササキリは同じキリギリス科なので、やはりうるさいなのだろうか、聞いてみたい。
比嘉正一
sebg | 2008年9月14日 08:04
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カメムシはたいへんだろうな

ナナホシキンカメムシ Calliphata nobilis
キンカメムシ科 沖縄、石垣、西表、南大東島、
台湾、東南アジアに分布
先日、風楽風遊の森の中に入って樹種の点検をしていたら、ナナホシキンカメムシを見つけた。
カメムシを1匹見つけ喜んでいたら、周囲にあっちにもこっちにも、どうやらカメムシお気に入りの場所のようだ。今年はいまだ台風の襲来がなく、樹木は育ちっぱなし。そのためなのか、樹木の下は薄暗く、低木はこころなしか元気がない。
台風13号が発生、13日頃には沖縄島にも影響が出そうだ。このところにわか雨はあるが、まとまった雨はない。恵みの台風になることを期待している。でも、カメムシはたいへんだろうな。
比嘉正一
sebg | 2008年9月10日 08:40
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真夏の昼食会


アオタテハモドキJunonia orithya
タテハチョウ科 沖縄,久米,宮古,石垣,竹富,小浜,
西表,波照間,与那国島、台湾,中国に分布
太陽が真上にある夏休みの炎天下、ランタナの花の蜜を吸いにやってきたアオタテハモドキに出会った。
ランタナは今と盛りに咲き誇り、チョウたちに蜜を与えているようで、アオスジアゲハ、ヤマトシジミ、ウスキシロチョウ、ウラナミシロチョウ、クロマダラソテツシジミなどが次々にやってきては昼食会をしていた。
次々とやってくるチョウたちを眺めていたら、時間を忘れ、私の昼食時間が残り少なくなっていた。
比嘉正一
sebg | 2008年8月28日 17:26
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見落としてしまうほど、蕾と周辺に溶け込んでいる

タイワンクロボシシジミ Megisba malaya sikkima
シジミチョウ科
奄美,沖縄,宮古,石垣,西表,鳩間,波照,北大,南大,尖閣;台湾,
フィリピン,スマトラ,マレ-半島に分布。
久しぶりにタイワンクロボシシジミの幼虫を見つけた。いわゆる「ワラジ虫」型で、体長5-7mmと小さい。
従業員駐車場の脇に生えているアカメガシワに花が咲いていたので、今の時期にしては珍しいと観察していると、蕾が食べられていたので、もしやと思いよく探してみると、幼虫が見つかった。幼虫は数匹いて、じっくり見ていないと見落としてしまうほど、蕾と周辺に溶け込んでいる。
幼虫は数日すると蛹になり、さらに数日すると羽化するのだろう。その頃を見計らって、無事羽化しているかどうか見届けたい。
比嘉正一
sebg | 2008年8月27日 16:07
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ツノクサネムに、キチョウの幼虫と蛹を見つけた

キチョウの終令幼虫

キチョウの蛹

高さ50cmほどのツノクサネム
キチョウEurema hecabe
シロチョウ科
奄美大島,沖縄島,伊是名島,宮古島,水納島,石垣島,
竹富島,小浜島,黒島,新城島,西表島,鳩間島,
与那国島,北大東島,南大東島、本州,東洋熱帯に広く分布
従業員駐車場の脇に生えていたツノクサネムに、キチョウの幼虫と蛹を見つけた。
このマメ科の植物は荒地や公園、畑の脇に群落を作り生えているのをよく見かけるが、園内では珍しかった。辺りを見渡しても他の株がある様子はない。そのため、小さな苗からどんなマメ科なのだろうと注目していた。ところが、どうも葉の様子かおかしいと近づいてみたら、葉の数匹のキチョウの幼虫と小枝に蛹1個、羽化した殻が1個見つかった。
ツノクサネムが成長し、増殖してキチョウがたくさん飛んでくれたらうれしい。雑草で刈られるまで、観察してみたいと思っている。
比嘉正一
sebg | 2008年8月25日 08:29
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大事な生息地、サンクチャリ
巣の中にいた終令幼虫
葉をつづり合わせた幼虫の巣
オオシロモンセセリ Udaspes folus
セセリチョウ科
奄美大島,加計呂島,請島,沖縄島,伊平屋島,古宇利島,
伊江島,久米島,粟国島,宮古島,伊良部島,石垣島,
西表島,波照間島,与那国島、東洋区に広く分布する。
ブーゲンビレアフィールドとバンカーの管理用道路の隙間にゲットウの小さな株が生えていて、その葉にオオシロモンセセリの幼虫を久しぶりに見た。
数年前までは毎年のようにバツクヤードのゲットウに幼虫はいたが、園内で見つけるのは初めて。そういえば、このひと月に成虫を3回ほど見ていたので、もしやと思い、園内のゲットウを見ていたのが正解だった。
このチョウの生息地はゲットウのよく育つ明るい場所で、里山的で民家が散在している場所。このような場所は、だいたい道路がアスファルトになり、壁面がコンクリートに覆われ、畑の周辺の雑草を除くために、除草剤が長きに渡って使われてきた。とうぜん、ゲットウは減り成虫の蜜を供給する花々は消えてしまっている。
ゲットウが多く花も多い園と周辺は、オオシロモンセセリにとって、大事な生息地、サンクチャリなのかも知れない。
比嘉正一
sebg | 2008年8月20日 07:49
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バナナの葉を巻いた巣の中に幼虫がいた


バナナセセリ Erionota torus
セセリチョウ科 中国南部,マレ-半島,インドシナ,インド北部に分布
園内に育つバナナの実のつき具合を調べに行ったら、の葉をくるくる巻いた巣を見つけ、開けたらバナナセセリの終令幼虫がいた。
このバナナセセリ1980年代に進入したことは以前にも載せた。いまでは沖縄島、与論島、古宇利島,浜比嘉、久米島、石垣島、与那国島で見つかっている。
日本にいるセセリチョウ科では最大で、翅の開いた大きさは7-9cmにも及ぶ。昼飛ぶチョウのイメージと程遠く、茶色の地色に太いからだ、どっちかというとスズメガに似ている。飛ぶのは夜明け前か日が落ちた夜で、ジェット機のよう、目で姿は追えない。街灯近くでとまっている姿は、やっぱり蛾だ。昼間はバナナの葉裏で休んでいる。
幼虫は葉をくるくる巻いて中に潜んでいて、這い出てきては葉を食べている。蛹化も葉の中で行い、蛹化するときには白い粉をふく。葉を巻いているので、少し遠めでも幼虫がいるのではと推察ができる。
比嘉正一
sebg | 2008年8月16日 13:55
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長生きしろよと

コノハムシPhyllium pulchrifolium
コノハムシ科 東南アジア
「1ぴき、2ひき・・・あ、もう1ぴき、見つけた」と、こどもたちが、コノハムシを探しては、声をだしていた。探せないでいる小さな子の目は真剣だ。でもすぐに見つけて、大騒ぎ。
特別展示会場は、毎日がこどもたちの歓声であふれ、にぎやかだ。夏休みのイベントはこれでなくちゃ。
コノハムシは熱帯雨林一番の忍者だって。声にだして解説を読んでいる子がいた。東南アジアの熱帯林にすんでいるコノハムシの仲間、グァバの葉をたべるんだって。他にどんな葉っぱをたべるんだろう。葉に似ていて何の得があるんだろう。葉に似ることによって、外的から身を守るのさ、とお父さんの声が混ざって聞こえてきた。
コノハムシは到着してそうそう、衰弱し死ぬのも多かった。これで夏休み期間中、大丈夫なのかと心配したが、新鮮なグワバの葉を毎日与えたら、食べて元気になってくれた。こんどは、寿命はどれくらいなのか不安だ。
長生きしろよと、霧吹きをかけると体をゆらすので、これが毎日の楽しみになってきた。
比嘉正一
sebg | 2008年8月 9日 07:56
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人の顔そっくりだ

ジンメンカメムシCatacanthus incarnatus
英名 Man-faced Stinkbug
カメムシ科 マレー半島、インド、ジャワ島等に分布
「思ったより小さいね」、「違う、大きいんだよ」、「ほんと、人の顔そっくりだ」と親子そろっての会話が聞こえてきた。
ジンメンカメムシの生体展示をショッピングパラダイス内の「特別展示室」で7月26日から行っている。
植物防疫事務所に輸入許可申請を行い、許可をもらってから生体が届いたのが6月30日。10頭いたはずの個体は、到着してすぐに5頭に減った。原因は、運ぶ途中のストレスだと思うのだが、とにかく夏休み期間中残りの5頭の生存を考えなければならない。幸い、園内にはジンメンカメムシの食べるたくさんのサンダンカが栽培されている。果実や葉からストローの口を差込み吸汁する。ところが、肝心の果実が実りはじめですくない。園内の果実のチェックをすると同時に、施設管理の各人にも「果実が見つかったら採取したほしい」と依頼した。少しずつなのだが、果実が見つかり、現在のところ、えさは間に合っている。8月中旬頃、2回目の個体がやってくるので、その頃には園内の実も育ってきていると思う。
ジンメンカメムシの飼育は、初回から少しつまずいたが、何とか元気に動き回り、子供たちだけでなく、大人にも喜んでもらっている。この機会にぜひ見に来てほしい。
比嘉正一
sebg | 2008年8月 4日 08:07
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縄張り内の雄


オオシオカラトンボOrthetrum triangulare
トンボ科 琉球列島、日本、朝鮮、中国、台湾、東南アジアに分布
りっぱなシオカラになったオオシオカラトンボが、風楽風遊の森のなかで、縄張りをはっていた。
近づくと飛び、しばらくするとまた同じ場所に止まる。他の雄やオオハラビロトンボが近くに飛んでくると、すぐに追い払う。木漏れ日のあたる、この場所がお気に入りなのだろう、翌日見に行ったら同じ個体なのかは不明だが、いた。
縄張り内に飛んでくる雌をまっているのだろう。蓮やスイレンの植えた鉢があって、水がたまっている。縄張りの雄は、ここに産卵させるつもりなのだ。
比嘉正一
sebg | 2008年8月 2日 08:29
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ハンティング
花の蜜を吸いにきたウラナミシロチョウ
捕まったウラナミシロチョウ
頭部はすっかり食べられた
チョウセンカマキリTenodera angustipennis
カマキリ科 日本、沖縄、朝鮮に分布
朝早く、チリメンナガボソウの花にチョウが蜜を吸いによくやってくるので、撮影に行ったら、ウラナミシロチョウがチョウセンカマキリに捕らえられ、食べられていた。
チョウが花の蜜を吸うのはほんの一瞬で、花にくる個体を追い掛け回していたら、偶然にもカマキリのハンティングに出くわした。当初、カマキリの存在はチョウも私も気づかず、チョウがへんなはばたきをしているので初めて知った。カマキリはすぐにチョウの頭から食べ始め、ものの10分もしないうちに胴体も食べてしまった。
カマキリの仲間は大きい昆虫でよく知られているのに名前の区別が難しい。そのため、知人に撮影した画像を送付したら、チョウセンカマキリでまだ幼虫だと教えてもらった。
忍者昆虫特別展でもマレーシアからやってきた生きたハナカマキリ、カレハカマキリを展示している。花になりきり、枯葉に化けてバッタ、チョウ捕らえる瞬間はじつに見事。見に来てください。
sebg | 2008年7月30日 10:09
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チョウはどんな花が好き、自由研究にいかがですか


ナガサキアゲハ Papilio memnon thunbergii
アゲハチョウ科
奄美大島,沖縄島,久米島,粟国島,宮古島,石垣島,竹富島,西表島,
波照間島,与那国島、本州,四国,九州,対島,種子島,屋久島に分布
先日、真っ赤なサンダンカ・スーパーキングにナガサキアゲハの雌が蜜を求めてやってきた。ハイビスカスも好きなので、赤い花が好きなようだ。
花の集団に止まって、口吻を伸ばし、蜜を吸うのはほんの一瞬。次から次へ花の集団にとまっては、飛び去り、またとまる。翅はつねにはばたいていて、すぐにでも飛べるような体勢だ。
ナガサキアゲハの雌は雄に比べてたいへんゆったりした飛び方をする。雄がほぼ黒なのに対し白色が多く、黒色は少ない。とんでいるときは、真っ白に見える。飛び方と色から、毒蝶として知られているオオゴマダラに擬態しているという意見もある。
「チョウはどんな花が好き」、たしか、小学生が自由研究の題目にしていたナー。
比嘉正一
sebg | 2008年7月28日 11:05
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チョウのようなトンボ

オキナワチョウトンボRhyothemis variegata imperatrix
別名 ベッコウチョウトンボ
トンボ科 琉球列島、台湾、東南アジアに分布
蓮祭り会場の周辺を飛び回るオキナワチョウトンボを撮影しようと、何度か挑戦したが、失敗。今日ようやくなんとか、できた。
名前の通り、チョウのようにひらひらとしたような飛び方で、かなり早く飛び回るトンボではない。一度飛ぶと、なかなか休まず、追いかけると、なかなか射程内に入らず、結局30分近くも、鬼ごっこをしていた。
大好きなトンボの一つ。追い掛けていたら、子供の頃は捕まえることが出来ず、年配者が捕まえた個体を飽きずに眺めていたことを思い出した。
比嘉正一
sebg | 2008年7月21日 15:02
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研究者からは注目されているチョウ

ツマグロヒョウモン Argyreus hyperbius
タテハチョウ科
沖縄島,久米島,渡名喜島,粟国島,宮古島,伊良部島,下地島,来間島,多良間島,石垣島,竹富島,小浜島,黒島,西表島,鳩間島,与那国,魚釣島に分布する
風楽風遊の森のハーブガーデンに各種植物の花の状態を見に行ったら、ツマグロヒョウモンの雄がローズマリーに止まっていた。
近づくと飛び立つが、しばらくするとまた同じ場所に戻ってきた。どうやらこの雄のテリトリーらしい。
そういえば知人からカバマダラに擬態した本種の雌との関係を調査したい方がいるので両種のいる場所を探してほしいとの依頼がきていた。両種がいる場所を数箇所教えたが、調査したのだろうか。確かに本種の雌は、毒蝶といわれているカバマダラに斑紋が似ていて、飛び方もゆったりとしている。
このチョウはほぼ1年中見ることができるが、数が一定ではなく、季節によってかなり数の増減がある。そのため、私の虫の先生は「種の維持のために遠距離を移動しているのでは」との、推察をしている。研究者からは注目されているチョウのようだ。
比嘉正一
sebg | 2008年7月14日 08:54
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今年は何匹羽化するのか楽しみだ


ミカドアゲハGraphium doson albidum
アゲハチョウ科 奄美、徳之、沖縄、本州、四国、九州、種子島、
対馬、屋久島、口永部島に分布
風楽風遊の森に、今年もミカドアゲハが産卵にやってきた。
飛来した雌は一見ナミアゲハのように黄色くなっていて、翅も痛んでいた。産卵したのはキンコウボクの新葉で、盛んに飛び回り、丁寧に産んでいた。よく探してみると、新葉に食べられた後があった。見上げるように見るといました、茶褐色の小さな幼虫がチョコンといった感じで静止していたのです。
ミカドアゲハはアゲハチョウの仲間で、普通に見ることの出来るアオスジアゲハによく似ている。沖縄島では北部地域に限定して生息し、中南部には稀に飛来する。西表、石垣島には個体が多く普通に見ることの出来る蝶である。幼虫の食べる植物はモクレン科のオガタマノキ、タイワンオガタマノキで導入種のトウオガタマ、ギョクランも食べる。
園に飛来するのは毎年4~6月で、今年は遅い。孵化した幼虫は葉を食べて成長し蛹に、羽化して成虫になり、飛翔する個体が見られることもある。孵化した幼虫がまあまあいる割に、成虫にまでなるのはわずかだ。原因は鳥やスズメバチの捕食で、カマキリ等も天敵だ。
果てして、今年は何匹羽化するのか楽しみだ。
比嘉正一
sebg | 2008年7月 3日 14:24
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いろんな植物の葉を食べるハスモンヨトウ

ハスモンヨトウSpodoptera litura
ヤガ科 琉球列島、本州、台湾、インド、太平洋諸島、
欧州、豪州、アフリカに分布する。
蓮の葉を食べる蛾の幼虫に手を焼いている。名前はハスモンヨトウ。とにかくすごい、葉に多量の卵を産み、一斉に孵化、葉一面に幼虫がそろい食べるので、いわゆる幼虫だらけだ。
素性は知人に聞いて分かったのだが、調べるとなんと野菜の大敵ということでブラックリストにあった。ギシギシ、トマト、ダイズ、サトイモ、ダイコン、ネギ類ササゲ、ハクサイ、ナス、タバコ、花壇に植えてある各植物など、およそ、どんな植物でも食べるとあった。
食害は浮葉がでる3月からあって、まだ幼虫の数は少なく被害はさほどでもないが、葉の成長する5月からは目立ってきた。担当者は懸命に防除に努めるのだが、虫の勢力には押され気味だ。
努力のかいあっての、花数の多い今年の蓮。台風が襲来するまで満開状態は続き、虫とのせめぎあいは続く。
比嘉正一
sebg | 2008年6月27日 08:54
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贅沢な悩みだ

ウラナミシロチョウ Catopsilia pyranthe
シロチョウ科 沖縄が分布の北限、東洋区に広く分布
ウラナミシロチョウがオオゴチョウの花の蜜を吸いにやってきた。
ここ数年、ほぼ1年中成虫が見られるので、定着したのだろう。園内の花の蜜を求めて飛び回っている姿を良く見かけるし、幼虫はマメ科のアメリカセンナでたまに観察できる。それに、同じマメ科のハネセンナ、ピンクシャワー、ナンバンサイカチもあるので定着が用意なのだろう。だが問題もある。ピンクシャワーが好きなのか、いつも幼虫がいるので、管理をしている職員がいつも文句を言っている。通り沿いに植えられていて、来園者が多いからだ。そろそろ、移動されるかも知れない。
幼虫はみせたくないし、蝶が飛び花に訪れる姿は見せたいし、贅沢な悩みだ。
比嘉正一
sebg | 2008年6月18日 08:44
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クロマダラソテツシジミがまたやってきた


クロマダラソテツシジミChilades pandava
シジミチョウ科 フィリピン原産
去年、東南植物楽園内のソテツの葉を食べ被害を与えた小さなシジミチョウの一種クロマダラソテツシジミがやってきた。
第一報は「中城村のソテツにいたよ」という知人からのメール。第二報は翌日の恩師の先生から「庭に成虫がやってきていて近くのソテツを調べたら幼虫がついていた」電話だった。
雨続きだったこともあって2日ほど調べていなかったが、去年発生したソテツを調べてみると、ものの5分もしないうちに成虫が4匹、幼虫が10匹見つかった。そういえば、テレビのニュースでは宮古島で大発生中、ソテツの葉が幼虫に食べられ棒状になり、成虫が乱舞する映像を流していた。
このシジミチョウが見つかったことは虫仲間たちに早速知らせた。近いうちにいろいろな情報が入るに違いない。
比嘉正一
sebg | 2008年6月10日 11:27
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甘い誘惑

ミツバチと蓮
早朝、ポリネシアンレイクに蓮の花を見に行ったらミツバチが蓮の花にもぐっては蜜や花粉を採取していた。
蓮の花を数えたら100輪余りも咲いていて、一つの花に1匹~数匹のミツバチがいた。
陽が上り始めるとスイレンの花が開いてくるので、さらにミツバチの数は増えていくのだろう。
ミツバチの巣はどこにあるのだろうと、昔食べた巣を思い出し甘い誘惑が頭の片隅にほんのちょっと浮かんだ。ミツバチを追いかける根気はないのですぐにあきらめた。
比嘉正一
sebg | 2008年5月30日 09:14
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ぜひ撮影に来てください

アオビタイトンボ Brachydiplax chalybea flavovittata
トンボ科 九州、南西諸島に分布
昨日の朝早く、蓮の開花状態を観察に行ったらアオビタイトンボが、あっちこっちに飛んでいた。
雄の成虫は蓮の蕾の先端に止まって、お尻をあげて縄張りだと主張している。近づくと、人気に気づきパッと飛んでいくが、しばらくすると元の位置に戻ってくる。何度か繰り返していると、慣れるのか、遠くまで飛ばなくなった。
一時期減少していた個体数が戻ってきた感じがする。蓮の葉や蕾に止まるトンボの姿は実に絵になる。トンボ好きのみなさん、ぜひ撮影に来てください。もうしばらくすると、タイワンウチワヤンマも増えてにぎやかになりますよ。
比嘉正一
sebg | 2008年5月29日 17:16
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スイゼンジナの花は魅力的


カバマダラAnosia chrysippus
マダラチョウ科
沖縄島,宮古島,石垣島,竹富島,黒島,小浜島,新城島,西表島,波照間島
,与那国島,北大東島,南大東島等から記録されている。
アグリファームに咲いていたスイゼンジナの花に、蜜を求めてカバマダラがやってきたので撮影した。
スイジンジナはレストラン、料理体験用にと栽培していて、新芽・新枝を出すために通常刈り取るのだが、残った株から開花した。栽培は畑ではなく、丈夫なことから盛土の斜面に植えられている。ホソバワダンと並んで生えているのは、野生種のような感じがする。
カバマダラは数匹が飛んできていて、数少ない花にとまっては蜜を吸っていた。そのまま飛び去ると思っていたが、なかなか離れないようで、1時間後に再び訪れたときも花に止まっていた。スイゼンジナの花はカバマダラにとって魅力的なようだ。
比嘉正一
sebg | 2008年5月19日 08:22
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ナスタチュームの葉でモンシロチョウの幼虫と卵を見つけた


モンシロチョウArtogeia rapae crucivora
シロチョウ科
琉球列島では奄美大島,沖縄島,久米島,宮古島,多良間島,
石垣島,竹富島,小浜島,黒島,西表島,鳩間島,西表島,
与那国島,北大東島,南大東島に分布する。
ナスタチュームの葉でモンシロチョウの幼虫と卵を見つけた。
幼虫は葉と同じ色なので見つけにくいかもしれないが、葉を食べるので、食べ痕をたどれば見つかる。卵は、成虫が盛んに産卵しているのを見ていたら、あっちこっちの葉に生んでいた。
ナスタチュームは、春から初夏にかけて園内を飾る草花として管理職員が10年ほど前に導入した。けっこう丈夫で、種子がよくでき、苗を作らなくても、気温の落ちる12月頃には発芽して自然に生えてくる。これだけでは足りないので、種子を採取し保存、植える苗を作っている。
モンシロチョウの幼虫は管理職員にとっては大敵。葉を食い荒らしボロボロにし、見栄えを悪くしてしまい、花も満足に咲かなくなる。以前は、目の敵にして殺虫剤で処理していたが、最近はモンシロチョウの被害がでるようになると、ナスタチュームの栽培も終わりで、ぬきとって次の植物に植え替えるようになった。
モンシロチョウの今後を見たいのだが、わがままかな。
比嘉正一
sebg | 2008年5月16日 08:19
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乱舞の季節

雨にぬれた蛹はいっそうきれいだ

前蛹
オオゴマダラ Idea leuconoe clara
マダラチョウ科 奄美以南の沖縄、東南アジアに分布
オオゴマダラの黄金色の蛹が増えてきた。
3月の終わりから4月はじめに、数匹の雌が幼虫の食べるホウライカガミに飛来しては葉に産卵を繰り返していた。敵がいないのか、幼虫の育つ確立は高く、真っ黒のボディーに赤の斑点のある独特の幼虫は、食欲旺盛で、次々と太り蛹になってきた。ただ、幼虫の食べる速度とホウライカガミの育つのに差があり、葉がだいぶ少なくなってしまった。夏休みの展示に多く使うので、今後の育ち具合が、ちょっと心配になってきた。気温が上がり、雑草の育ちも良いので頻繁な除草も必要だし、肥料も与えねばならない。
蛹は展示のために、「花と蝶の館」に持って行っては羽化にそなえるようにしている。白いオオゴマダラの乱舞の季節がやってくる。
比嘉正一
sebg | 2008年5月11日 08:28
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ツマベニチョウの春型がインパチェンス訪花

ツマベニチョウ Hebomoia glaucippe liukiuensis
シロチョウ科
奄美大島、沖縄島,久米島,宮古島,伊良部島,来間島,
多良間島,石垣島,竹富島,小浜島,黒島,西表島,波照間島,
与那国島,尖魚諸島;九州南部,種子島,屋久島に分布する。
ツマベニチョウ春型の雌が、インパチェンスの花の蜜を吸いにやってきた。他にもきてないか見渡すと、オスが飛んでいた。
ツマベニチョウの幼虫が食べるギョボクを栽培しているので、葉が大きく展開し始めると同時に、産卵にやってくるようだ。去年も数匹が飛来し、卵を産み、葉を食べて成虫になった。ギョボクは去年に比べて葉の数が多い。去年に比べて羽化する数が多いはずだ。
ツマベニチョウは日本に産するシロチョウでは最大で、園内を花の蜜を求めて飛び回る姿は、熱帯的な雰囲気がある。夏の個体が薄紫色になるに比べて、春型の雌は小型ながら、白の地色に前翅に紅色が入り、美しい。
比嘉正一
sebg | 2008年5月 9日 09:15
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ジャコウアゲハの幼虫がいた

ジャコウアゲハ奄美沖縄亜種 Atrophaneura alcinous loochooana
アゲハチョウ科 奄美,加計,徳之,沖永,与論,沖縄,伊平,伊是,
伊 江,古宇,伊計,沖水,浜比,津堅,久高,渡嘉,
座間,阿嘉,屋嘉,慶留,久場,久米,粟国に分布
オオゴマダラを飼育するためのホウライカガミを栽培しているネットハウスで、ジャコウアゲハの幼虫を初めて見つけた。
3年ほど前から、この幼虫の食べるウマノスズクサ科のリュウキュウウマノスズクサの苗を手に入れて栽培していたところ、自然に幼虫がついたのだ。そういえば2月中旬頃、成虫が周辺を飛んでいたので、産卵したのであろう。あたりを探すと、もう1匹見つかった。一人にやついたのは言うまでもない。
成虫がきて産卵することが分かったので、飼育試験のためにリュウキュウウマノスズクサの増殖を考えてみよう。
比嘉正一
sebg | 2008年5月 6日 08:07
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虫は続いてみることが多い


ウラナミシジミ Lampides boetieus
シジミチョウ科 奄美,沖縄,久米,宮古,多良,石垣,西表,
鳩間,波照間,与那国、日本、東南アジアに分布
花木園に育つアメリカセンナの蕾に、ウラナミシジミが産卵した。
この小さなシジミチョウ、マメ科植物の蕾、若莢を求めてさすらう蝶として知られている。春、エンドウ等のマメ類の栽培とともに北上し、夏には北陸まで達するらしい。だが、秋になり気温の低下とともに発生する場所が南下し、勢力を南の方で過ごす。
先日、実家を訪ねたら、採りたてのエンドウマメをいただいた。調べてみると、数匹のウラナミシジミの幼虫がマメの中に体を三分の二ほど食い入っていた。そのまま持ち帰り飼育してみたいと思ったが、家人が大騒ぎするのでやめた。
気がついた虫は続いてみることが多い。産卵を見たので、幼虫も観察できるに違いない、数日後再び見に行きたいと思う。
比嘉正一
sebg | 2008年4月24日 09:08
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触れるとかゆい

タイワンキドクガEuproctis taiwana (Shiraki)
ドグガ科 琉球列島、台湾
おっと、危ない。ホウライカガミの鉢植えの除草をしていたら、葉裏にタイワンキドクガの幼虫がついていた。
幼虫は毒毛を持ち、触れると発疹し、たいへんかゆい。毒毛は卵塊、蛹、マユにもついている。被害のあったときはガムテープ等で毒毛をとる。水道水で洗い流す。かゆみ止め軟膏、ステロイド含有軟膏をぬる。かゆみがひどい、皮膚の湿疹のひどいときには病院に行く、などの処置が必要。
初夏から夏にかけては、いろいろな植物の伸びる時期で、園内は除草・剪定の時期と重なり、かなりの頻度で管理している職員が被害にあう。発生の時期は3~12月で、オオバナソシンカ、フイリソシンカ、ヒカンザクラ、ベニバラボロギク、オニタビラコ、ホウライカガミ、ツルソバ等、かなりの数の植物の葉を幼虫は食べる。そのため、被害を防ぐのは不可能に近い。
虫の被害の多いシーズンに入る。少しでも被害を少なくするよう、職員にも注意を呼びかけている。
比嘉正一
sebg | 2008年4月23日 16:03
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サールグワーが目立ってきた


ハスオビコブゾウムシDesmidophorus crassus
方言名 サールグワー
ゾウムシ科 沖縄諸島、八重山諸島、台湾に分布
ハイビスカスの新芽・新葉が伸びる時期、決まって食害するゾウムシが今年も発生した。
名前はハスオビコブゾウムシ。ハイビスカスの葉がしおれたり、折れたりしているので、遠目からでも被害を受けたのが分かる。新芽一つに1匹、しがみついているので、1株に数匹から十数匹もいる。指で摘まんでいくと、十数分でかなりの数になる。捕まえられたショックでしばらく動かないので、手のひらから逃げない。集めた成虫は、池にいるコイの餌にと放り投げている。
サールグワーが目立ち、ゲットウの花が咲き、イジュが咲けば、もう夏だ。長い、夏がやってくる。
比嘉正一
sebg | 2008年4月16日 08:43
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近づいても驚かず、堂々としている


オオゴマダラ Idea leuconoe clara
マダラチョウ科 奄美以南の沖縄、東南アジアに分布
ポインセチアの小さな花にオオゴマダラが止まり、盛んに蜜を吸っていた。真っ赤な苞に白地に黒の斑点模様の翅は、とても目立っていて、近づいても驚かず、堂々としているように見えた。
風楽風遊の森の「花と蝶の館」には、現在20数匹のオオゴマダラがいて、来園者を楽しませている。展示してあるブーゲンビレアの花に蜜を求めて止まっていることが多く、カメラを翅すれすれに近づけても平気だ。こどもたちが翅に触れてもびっくりした様子もなく、ふわっと飛んで、すぐ近くの花に止まるのが面白いようだ。
このところ、夏を思わせるような陽気でオオゴマダラは活発、園内でも飛んでいる姿を良く見かける。
比嘉正一
sebg | 2008年1月12日 08:40
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あっさり「標本にしておいて」

話題のキンカメムシ
年末に虫仲間で話題になっていたキンカメムシを偶然園内で見つけた。クロトンを盛り花の材料にと、枝を採取していたら葉裏についていた。
去年の初め頃だったか、「普通にいるキンカメムシより細い美しいキンカメがいる、注意してほしい」との情報があった。その後、数名から、どこそこで見つけた、携帯のカメラで撮影したなどとの報告が入った。アカギの高い梢にいるから長い竿の捕虫網がいるとの、提言もあった。
気にはしていてアカギの大木を見つけては、見つからないなーとぼやいていたので、見つけ後、飼育観察をするのかと思いすぐさま連絡をいれたが、あっさり「標本にしておいて」と言われた。いま、冷凍庫に眠っている。
比嘉正一
sebg | 2008年1月 2日 08:09
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飼育初心者にはおすすめの蝶


アカタテハ Vanessa indica indica
タテハチョウ科 沖縄島,久米島,宮古島,多良間,石垣島,
竹富島,小浜島,黒島,西表島,鳩間島,波照間島,
与那国,北大東島,南大東島,尖閣諸島などの島から記録されている。
東南植物楽園内の語らい橋近くに生えているカラムシの葉をつづった、蝶の一種アカタテハの幼虫の巣を見つけた。
アカタテハの成虫は秋から初夏にかけて多く、通常春~秋にかけて多い蝶とは違う。夏は北で繁殖し、冬は暖かい南で過ごす渡り鳥に似た生活を過ごしているかのように見える。成虫は10月ミーニシとともに北からやってきて産卵、カラムシに巣が見つかり始める。園内で見つけた巣は、1回目の発生した成虫が再び産卵した2代目だと思う。
巣は見つけやすく、飼育も簡単で蛹が実にきれいだ。羽化した固体は赤色が鮮やかで美しい。飼育初心者にはおすすめの蝶だ。
比嘉正一
sebg | 2007年12月 5日 09:12
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翌年の春に新しい個体

ツマムラサキマダラ Euploea mulciber barsine
マダラチョウ科
沖縄島,石垣島,西表島,波照間島,与那国島、東南アジア
に分布する。
ホウライカガミの育ち具合を点検していたら、新しく伸びたツルにツマムラサキマダラの終令幼虫がついていた。まもなく蛹になる大きさだ。
周辺には成虫がいつも飛び回っているので幼虫がいるのは不思議ではないが、観察したのは数例しかない。たぶん、そんなに好きな植物ではないのだろう。
ツマムラサキマダラの幼虫が食べる植物は、東南植物楽園にクワ科のガジュマル、オウゴガジュマル、シダレガジュマル、オオイタビなど数種類ある。今度の冬も無事に乗り越えて、翌年の春に新しい個体が羽化するのを楽しみにしている。
比嘉正一
sebg | 2007年11月18日 08:12
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青い額


アオビタイトンボ Brachydiplax chalybea flavovittata
トンボ科 九州、南西諸島に分布
ハスの状態を見に行ったらアオビタイトンボが飛んでいた。ハスの開花中の夏にもいたが、11月に入ってもまだ生き残っていた。
体長20mm余り。オスは成熟すと腹部に青白い粉を帯びるシオカラ型でメスはトラ模様のムギワラ型。名前は額が青いのでつけられた。
20年余り前から園の池に棲んでいて、当時は個体数が多くトンボ愛好家に知られていた。ところが、5、6年前に姿を消し見えなくなった。戻ってきたのはここ2、3年で当時の個体数には届かないが、まあまあの数になった。ハスや睡蓮がだいぶ生えているので、これからの個体数増加が楽しみだ。
比嘉正一
sebg | 2007年11月12日 08:15
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バナナの果実に、オキナワヒラタクワガタのメス


オキナワヒラタクワガタ Dorcus titanus okinawanus
方言名 ウシバサナー
クワガタムシ科 沖縄本島、久米島、渡嘉敷島に分布
熟して腐敗しているバナナの原種ムサ・ウェルティナの果実に、オキナワヒラタクワガタのメスがもぐりこんでいるのを見つけた。
このバナナは熟すと果皮がめくれ、黒い種子だらけの果肉が現れる。果肉は甘酸っぱく食べられる。糖分があり発酵したのでクワガタがきたものと思う。
オキナワヒラタクワガタは通年、成虫が活動しているようで、園内でもこのように時々見かける。セミはオオシマゼミ、クロイワツクツクが最盛期で鳴いているし、クワガタもいるとなると、あまり真夏と変わらない。ここ数日、久しぶりの雨でむしばむ暑さが続いている。
比嘉正一
sebg | 2007年11月 9日 08:13
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小さなチョウの旅にロマンを見てしまった
幼虫のいる新葉
幼虫
新芽の止まる成虫
クロマダラソテツシジミChilades pandava
シジミチョウ科 フィリピン原産
クロマダラソテツシジミの大発生は、虫世界では大ニュースらしい。先週、昆虫とりわけ蝶の専門誌を発行している代表者が園に来た。
挨拶の後に、「比嘉さん、このチョウ九州、大阪、関東にもいるのですよ」と、ちょうど車を駐車した脇にソテツの新芽、展開した葉に幼虫や卵があったので、この話になった。
クロマダラソテツシジミは過去、沖縄で発生を繰り返したが、冬を越えられず姿を消した。寒さにも弱いことだけではなく、発生を繰り返すことのできるソテツの新芽がないことが弱点らしい。台湾までいるこのチョウは、しばしば隣の与那国島でちょくちょく発生していた。ところが、ソテツの新芽がちょうど各島々にあったせいか次々と南西諸島を北上、とうとう関東まで到達してしまった。
虫の好きな方と話しを始めると、時間があっというまに過ぎてしまう。クロマダラソテツシジミという小さなチョウの旅にロマンを見てしまった。
比嘉正一
sebg | 2007年11月 7日 08:24
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地道な仕事


タイワンカブトムシOryctes rhinoceros
コガネムシ科 沖縄の各島々、東洋熱帯に広く分布
最近、タイワンカブトムシが活発だ。被害を受けやすいヤシ類を回ってみると網にかかってもがいているのが多く、死んでいるのもいる。
成虫は夜、飛び回り被害をうけた場所に誘引されることが多く、中には数年も成長しないヤシまである。かつての被害はないが、まだまだ安心はできないのでヤシ類の網のメンテナンスは欠かせない。薬剤を使わないので、人にも植物にも良いので、長年継続されてきた。時々、被害に悩む方から相談があると、園に来ていただいて、実際に行われている防除を見せることにしている。だいたいは理解しているようだが、持ち帰ってやっているかは不明。
植物園は自然災害から病害虫までさまざまな障害がある。来園する方々に、美しい景観や花々を見ていただくために、今日も施設管理の地道な仕事が生きている。
比嘉正一
sebg | 2007年10月27日 13:51
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アオモンイトンボ
アオモンイトンボIschnura senegalensis
方言名 センスルー
イトトンボ科 日本全土、沖縄、東南アジア、アフリカに分布
園の大きな3つの池とデ・ウィスリ等の池にはたくさんのトンボがすんでいる。中でも小さなセンスルーと呼ばれるイトトンボの中でも代表的なのが本種。
体長22~25mm、小さな池や湿地でも発生する、止水性のトンボ。ほぼ1年中成虫が観察される。名前の由来は腹部の9節の側面が鮮やかな青色に染まることから。
職員の大半は、園内の生物に関する興味が高く、いろいろと聞いてくるので対応に困ることもある。幸いトンボの仲間は少しだけかじったので、なんとか質問に答えることができた。センスルーの仲間はどこにでもいたのに最近水溜りがなくなったのか、数も少ない。学校等で行っているビオトープに真っ先に棲みつくトンボがアオモンイトンボなので、庭のある家でもビオトープを作ったらよいのにと思っている。
比嘉正一
moblog | 2007年10月17日 08:45
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吸水
ナミエシロチョウ Appias paulina minato
シロチョウ科
奄美大島,喜界島,沖縄島,宮古島,石垣島,
竹富島,西表島,波照間島,与那国島,北大東島,
南大東島か記録がある。
受付近くの打ち水にナミエシロチョウの雄がやって
きて、盛んに吸水を始めた。来園者の行き来する通路
脇なので、人々が通るたびに飛び立っては止まりスト
ローの口を伸ばしては吸水する
本種は中型のシロチョウの仲間で、モンシロチョウ
よりやや大きく飛び方は早い。雄の翅の表は真っ白で、
裏面は新鮮な個体で薄黄色。雌は翅の表に茶褐色の斑
があり、裏面の黄色が美しい。
吸水する状態を撮影するために腹這いになった。受
付近くだったので、行き交う人々に好奇の目で見られ
てしまった。
比嘉正一
moblog | 2007年9月27日 10:45
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産卵にやってきた
ナミアゲハPapilio xuthus
アゲハチョウ科 奄美,沖縄,久米,宮古,石垣,
西表,波照,与那,南 大;北,本,四,九州、
台湾,中国,朝鮮半島,千島色丹,アムールに分布
ナミアゲハが園内に育つヒレザンショウの葉に産卵にやっ
てきた。この蝶は園内では年に数回見かけるだけで、この付
近では珍種に入る。たまたま通りかかったときだったのでラ
ッキー。急いで撮影したのが、掲載の画像。
蝶と言えばモンシロチョウ、アゲハチョウが代名詞。とこ
ろが、沖縄のモンシロチョウは1980年代後半の侵入、ナミア
ゲハは大変少なく、アゲハチョウの認識は黒いシロオビアゲ
ハが普通だ。少ない原因は、幼虫の育ついわゆる食草が少な
いこと。ミカン科の仲間を食べる記録があるが、主力はヒレ
ザンショウ。離島の海岸に細々と生えているだけで、各地で
野生の生育地が絶滅状態だ。
1株しかないヒレザンショウの葉を食べられるのは、ちょっ
ときつい。でも幼虫の育ち具合を観察したい。どっちがいい
かな。
比嘉正一
moblog | 2007年9月24日 08:39
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ぬけがら。
しばらく観察していたツマムラサキマダラは、9月21日(金)にチョウチョになりました。
明日会社に来たらもうチョウチョになっていて、ヒラヒラと飛んでいったそうです。
また 近くに卵産んでくれないかな。
こんどこそ最後まで観察したいです。

小嶋麻沙代
sebg | 2007年9月23日 12:36
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今日もさなぎ。
9月17日。
蛹になって5日。
もうそろそろだと思うんだけれど・・・。
今日も蛹です。
沖縄には台風12号が接近しているので、今日は孵らないほうがいいけれど。
台風が去ったら、チョウチョになるかな?

小嶋麻沙代
sebg | 2007年9月17日 12:17
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知人より報告
クロマダラソテツシジミChilades pandava
シジミチョウ科 フィリピン原産
15日にこの蝶を掲載したら、知人より報告が入った。
一人はソテツを収集し育てていて、事前にソテツの葉を食べる
蝶が沖縄本島で見つかったことを知らせていた。そのため、自分
のソテツの葉が食べられないかと心配していた。ただ、好奇心も
あり、どの仲間・種類を食べるのかと聞いていた。「小さな蝶が
庭にたくさん飛んでいる」、と興奮気味に知らせてきたのだ。私
は近々、どこ出身のどの種類が食べられたか調べに行きたいと思
っている。
二人目はブログを見てメールで知らせてきた。動画が添付され
ているが、私のパソコンでは見ることができない。彼は自然観察
のプロで見つけた時、名前を調べようと私に知らせてきたのだ。
園内のソテツの一つに食害があり、幼虫・蛹が見つかった。他
にはと探したがなく、唯一なのであろう。ソテツは雌株の種子が
成熟した後、新芽がでるという。はたしてこの蝶が生き残ってい
るのか興味深い。
比嘉正一

食害

日光浴する雄

幹の近くで見つかった蛹
sebg | 2007年9月17日 11:32
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南からの小さな訪問者
クロマダラソテツシジミChilades pandava
シジミチョウ科 フィリピン原産
南からの小さな訪問者を見つけた。名前はクロマダラソテツシ
ジミ。幼虫はソテツの葉を食べる。
初夏に石垣島でクロマダラソテツシジミが大発生しているとの
情報が入ってきた。数はものすごいらしく、知人が「標本にして」
と郵送してきた。宮古の知人からは「この蝶なに」と画像をメール
で送信してきた。クロマダラソテツシジミの変異個体らしく、ここ
も膨大な数がいるとのことだ。8月に入ると沖縄本島でも見つかっ
た、とい情報が入ってきた。9月に入ると幼虫もいるとのことだ。
早速出かけてみると、いました。ソテツの子株から出た新葉に沢山
ついている。持ち帰り飼育、無事羽化させることが出来た。
そして、とうとう園にもやってきたのだ。しかし、新芽・新葉は
ないので、ソテツの株のまわりを雌が飛んでいるだけだ。新芽・新
葉がなければ発生は続かない。この小さな南からの訪問者、いつま
で居続けるのか見守りたい。
比嘉正一


sebg | 2007年9月15日 08:15
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今日の幼虫。(オレンジdeオレンジ!)
9月12日。
昨日、さなぎになりました。
ほんのりオレンジ色で、中が透けて見えるような気がします。
大きさ約20mm。
いつごろ蝶になるんでしょうねー?

小嶋麻沙代
sebg | 2007年9月12日 09:07
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今日の幼虫。(カラフルに変身中!)
9月10日。
また色が変わった!!
角の色が 紫っぽいピンク色になりました。
雨の中でも、ひたすら食べています。
うんちの大きさも、ハンパないくらい。。。
体長45mm。
どこまで大きくなるのかな~

小嶋麻沙代
sebg | 2007年9月10日 09:28
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今日の幼虫。(とても派手ですね。)
9月8日。
今朝、脱皮して4齢虫になったようです。
角の根元が赤くなった!!
体長40mm。
どんどん派手になっていっています。

小嶋麻沙代
sebg | 2007年9月 8日 09:21
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今日の幼虫。(数日で・・・。)
9月7日(金)
本日のツマムラサキマダラ。
昨日「数日で4齢虫になる」と書いたのに、もう4齢になっているようです。
早いなぁ~。
体長37mm。
すごいスピードで大きくなっています。
もしかしたらあと数日で蛹になるかも・・・
見逃さないように 毎日チェックせねば!

シマシマ模様が、立派になっていきました。
ずっと食べています。

さかさになっても 食べています。
小嶋麻沙代
sebg | 2007年9月 7日 17:59
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今日の幼虫。(あなた、いつの間に・・・。)
9月6日(木)
本日のツマムラサキマダラ。
もう3齢虫らしいです。
いつの間にやら立派になって、超びっくりです。
体長20mm。
あと数日で4齢虫になるんだって。
したら蛹になるのもあと少しだー◎
楽しみです☆

小嶋麻沙代
sebg | 2007年9月 6日 17:14
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今日の幼虫。(つのが・・・。)
9月3日(月)
本日のツマムラサキマダラ。
角のようなものが生えてきました。
からだも 白と黒のしましま模様になってきています。
体長11mm。
ずっとずっとずーーっと食べていました。

小嶋麻沙代
sebg | 2007年9月 3日 09:51
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今日の幼虫。(体の色が・・・。)
9月2日(日)
本日のツマムラサキマダラの幼虫です。
体長7mm。
すこし大きくなりました。
色も濃くなったような・・・?

小嶋麻沙代
sebg | 2007年9月 2日 09:39
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幼虫みつけた。
風楽風遊の森入口 両替所にある黄金ガジュマルに、数日前チョウチョが卵を産んだらしい。そして昨日 孵化しました。
スタッフが「みてみて!チョウチョの卵が孵ったんだよ!」
と教えてくれたので 見てみると、
とてもちっちゃい2.3ミリの黄色い幼虫が黄金ガジュマルの葉っぱを食べていました。
調べてみると、この幼虫は「ツマムラサキマダラ」の幼虫らしい。
(比嘉学芸員(以下比嘉さん)に写真を見せたら、即答してくれました。 さすが!)
比嘉さん曰く、
「2週間ほどでチョウチョになるよ」
とのこと。
これは観察せねば!
というわけで、今日のツマムラサキマダラです。

黄色くてちっちゃくてかわいい☆
小嶋麻沙代
sebg | 2007年9月 1日 17:29
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なつかしい感じ
アオタテハモドキJunonia orithya
タテハチョウ科 沖縄,久米,宮古,石垣,竹富,小浜,
西表,波照間,与那国島、台湾,中国に分布
芝生の上を低く滑空しては止まる蝶を見つけた。名前はアオタテハ
モドキ。翅の表は美しい青紫、裏は蛇の目模様が入った薄茶褐色だ。
1960年代、日本で発行されていた昆虫図鑑には沖縄島に普通にいる
と書かれていた。実際には当時、八重山にいて、沖縄島にはいなかった。
恩師の先生に、図鑑に載っているので、ぜひ採集してみたい、と申し出
たら、万座毛が良いかも知れない、との返事をもらった。万座毛、喜屋
武、そのたいろいろの場所に出かけたが、ついに見つけることが出来な
かった。最初の出会いは1973年の夏、石垣島の川平の海沿いの草地だっ
た。余りにも美しさに、しばし眺めていた。それから、だいぶたったから
のこと、1990年代に入ると沖縄島に棲みついてしまった。
多い場所は荒れ地、学校・公園の芝地、畑の周辺など、オープンなとこ
ろ。こうした条件は園にぴったり。この前、学校の芝地に生えていたイワ
ダレソウに黒い幼虫が数匹落ちているようにいた。ここは成虫も飛び交い、
子どもたちが追いかけていた。なんか、なつかしい感じがした。
比嘉正一


sebg | 2007年8月30日 13:14
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虫の持つ縁
ウラナミシロチョウ Catopsilia pyranthe
シロチョウ科 沖縄が分布の北限、東洋区に広く分布
「あ、見つけた、小さい、これがちょうになるの」と子どもた
ちが聞いてきた。24日、金曜日に昆虫観察教室を開催したときの
ことだ。周りは成虫が飛び交っているので、説明はしやすい。
「卵は葉の表についている白い小さなとんがったやつ」というと、
お母さんが「へー」と言って、のぞき込んできた。
ウラナミシロチョウとのつきあいは長い。1973年、庭に幼虫の
食べるハブソウの種子を蒔いたのが始まり。毎年初夏に飛来する蝶
の動向を観察するためだ。N先生のすすめで始めたもので、観察記
録は同行誌に投稿し活字になった。この出来事は記録を活字にする
といことは大事と思うことと同時にとても嬉しくて、なお一層虫に
のめり込むことになった。
昨日の夜、大学の友人とその家族が来沖したというので、会いに
行った。何十年ぶりの再会。上手く言葉が出ない。子どもが持って
いる捕虫網と緑の三角管を見つけ、「まだチョウを追っかけている」
と言うと、堰を切ったように言葉が続いた。
この夏は虫の持つ縁が続いている。
比嘉正一

蛹

コバノランタナに訪花

翅の中央に銀紋のある秋型
sebg | 2007年8月27日 09:52
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飛び回る姿にただ見とれている
ウスキシロチョウ Catopsilia pomona
シロチョウ科 東南熱帯に広く分布
紫色の小さな花を咲かせるナガボソウに、ウスキシロチョウは
じめとする何種かの蝶が蜜を求めて集まっていた。花にきたとこ
ろを写真におさめようとするが、激しく動き回るのでピンボケが
多く、少しまともな2枚があった。
ウスキシロチョウはシロチョウ科の一種で、1960年代の図鑑に
は翅裏に銀の斑の入ったギンモンウスキシロチョウとないムモンウ
スキシロチョウに分けられていた。雌より採卵し、幼虫を飼育して
みると2つの系統が羽化したので同種と言うことが分かった。もと
もと、毎年のように南からやってくる迷蝶の一つで、冬にはいなか
った。ところが、1970年代から、幼虫の食べるナンバンサイカチ、
ハネセンナ、ジャワセンナ等の植物が花木として数多く植えられるよ
うになったことから、冬をこして春先にもみられるようになった。今
では、1年中飛んでいる蝶になってしまった。
園には何本ものナンバンサイカチが植えられていて、新芽のでるた
びに幼虫がついていた。どっちかというと管理には嫌われものだ。蝶
の大好きな私は、ウスキシロチョウが飛び回る姿にただ見とれている
だけだ。
比嘉正一


sebg | 2007年8月23日 16:54
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昆虫観察教室
昆虫観察教室
夏休みの期間中、毎週月、金曜日に昆虫観察を行っている。も
ちろん、子ども対象なのだが、だいたいは両親、兄弟、さらには
おじいさんまでが参加する。
園内を散策し、昆虫類やクモ、トカゲなどを見つけては追いか
けたり、おどしたりといった、ごく普通のワイワイとした観察教
室だ。気づいたことは本を読んだりして、知識はたいへん豊富な
ことが多い割に虫に触ってない子が多い。捕まえた子が、他の子
たちに見せてあげ、手渡しすると逃げられてしまう。触って感触
を確かめてほしいのに、ビックリするのだ。想像するに我先にと
思うのだが、ちょっとおとなしい。
毎回のように、昆虫博士の子がいて得意気に話をするのも楽し
みにしている。クワガタ、チョウ、バッタ、ハチ等あらゆる虫た
ちが、早口でしゃべり出すと止まらない。時々、話がワープもす
る。教室開催の日程がまだ残っているので、次はどんな話が聞け
るのか楽しみにしている。
比嘉正一

バッタを観察中の子どもたち
sebg | 2007年8月18日 08:32
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子ども目線
イシガケチョウCyrestis thyodamas mabella
タテハチョウ科
沖縄島,久米島,宮古島,石垣島,竹富島,黒島,
小浜島,新城島,西表島,鳩間島,波照間島,与那国島;
本州,淡路島,四国,九州,対馬,種子島に分布する。
イヌビワの葉裏にイシガケチョウの蛹を子どもが見つけた。6日の
月曜日、午前11時から約1時間、昆虫観察教室を開催中のことだ。
イヌビワは高さが1mほどの高さだったので、子どもの目線には入
りやすかったのだろう。事前にチョウの画像数種をカラー印刷したワ
ークシートを配布していて、ちょうどイシガケチョウの成虫がイヌビ
ワの葉裏に止まったこともあり特徴を説明したところだった。
オオジョロウグモの大きさに驚き、オオゴマダラ、ツマムラサキマ
ダラ、ウラナミシロチョウ、キチョウ、カバマダラの幼虫を観察、ま
たもや子どもの一人がカバマダラの蛹を見つけ歓声を上げた。大人よ
り子どもの目線の方が虫を見つけやすいのだと、改めて思った。
比嘉正一

sebg | 2007年8月11日 11:27
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夏休みの質問
オオフタマタクワガタHexarthrius mandibularis
クワガタムシ科 インドネシアに分布
フタマタクワガタでは最大、体長100mm余りに達し、とにかく
かっこいい。特にスマトラ島の南部に多く、現地の採集人はキバの
形から「水牛」と呼んでいると文献にあった。
人気の理由はもちろんキバが大きいことだが、飼育もやさしく、
価格もそれほど高くない。長生きさせるコツは単純事だが、毎日見
てあげることと食料切れがないことのようだ。
カブトムシ、クワガタムシの展示コーナーにいると、昆虫その他
生物に関するいろいろな質問がある。子ども達の質問はいつも新鮮
でハッとさせられることが多い。これから続く夏休み、どんな質問
が来るのか楽しみにしている。
比嘉正一


sebg | 2007年8月 4日 09:20
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大きな「カニ」のような大アゴ
ブケットフタマタクワガタHexarthrius buquettii
クワガタムシ科 西ジャワに分布
フタマタクワガタの仲間は、ずいぶん前から展示に使っていたが、
本種を導入したのは去年のこと。セアカ、オオフタマタのような大
きな特徴があるでもないが、大きな「カニ」のような大アゴが気に入
ったからだ。
体長は60〜85mm、体色が真っ黒で大アゴが発達し割に大きくて
少し迫力がある。
「あ、セアカだ、マンデブラリス(オオフタマタのこと)だ」と歓声
をあげてみるが、ブケットをみると「これ、なに」との質問がきた。
ブケットフタマタクワガタ、愛称がカニと言うんだと話すと、ふーん
と言い、もう次のクワカダを見ていた。虫好き子どものすごい集中力
に感心させられた。
比嘉正一

sebg | 2007年8月 1日 08:56
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人気の秘密
セアカフタマタクワガタHexarthrius deyrollei
クワガタムシ科 インドネシア、マレーシア
外国産クワガタで最も人気があると思われるのがこのセアカ
フタマタクワガタだ。人気の秘密は、大型のキバとキバの先が
二股に分かれていてかっこいい、飼いやすいし値段も他の外国
産クワガタに比べて安いなどがあげられる。
体長は雄で60〜85mm、後翅が半分茶褐色で個体により、多
少変異がある。
最初の導入は2001年7月。確認のために箱を開けたら、後翅
の半分が茶色のクワガタガが動く姿に少し違和感を覚えた記憶が
ある。
比嘉正一


sebg | 2007年7月29日 11:15
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ツヤがあり標本箱の中でちょっと目立つ
アルケスツヤクワガタOdontolabis alces
クワガタムシ科 ルソン、ミンドロ、マリンドック島に分布
かつて園には昆虫標本館があって、標本箱と標本を整理したこ
とがある。クワガタムシの仲間のコレクションの中に、黒いのだ
が光沢のあるやつがいた。それがアルケスツヤクワガタだった。
いつかは、生きたものを見たいと思っていたが、1999年6月に
実現した。その年の夏休み、イベントで生きた昆虫の展示計画が
あり、アルケスツヤクワガタがリストに載っていたので入れた。
体長は70〜100mm、体色が黒でツヤがあり、大あごもがっし
りして全体的にバランスがよく、見ていて飽きない。
展示していて寿命がつきた個体を標本にしたが、やはりツヤが
あり標本箱の中でちょっと目立ってみえた。現在、生きたアルケス
ツヤクワガタを展示中。
比嘉正一


sebg | 2007年7月28日 14:40
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トンボの観察時間帯
タイワンウチワヤンマIctinogomphus pertinax
サナエトンボ科 琉球列島、本州、台湾、中国に分布
ポリネシアンレイクはいまタイワンウチワヤンマが目立っている。
雄は縄張りの主張で、盛んに追尾、パトロールと賑やかだ。
体長50mm余りの大型のトンボ。腹端が「うちわ」状になること
から名前が付いた。しかし、ヤンマとあるがれっきとしたサナエト
ンボの仲間で、沖縄では最大の大きさだ。
観察は朝と夕方に限る。最近の昼間の暑さは異常。昼間、タイワ
ンウチワヤンマをしばらく観察していたら、池面の反射と風が凪と
なり、ちょっとした日射病になってしまった。夢中になりすぎは注
意。
比嘉正一

sebg | 2007年7月27日 17:15
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